実写版『美少女戦士セーラームーン』ファンブログ


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【第781回】安座間美優 in「庶務行員・多加賀主水5」の巻.rtf


 プリキュアを観ている最中に流れてきたので、こういう画面に流すニュースとしては、ちょっとどうかとも思った。私がプリキュア観ているのもちょっとどうかという気もするが。
 どっちかというと観ている子どもたちより、「ママぁ、なんかニュース」とか言われて画面に目をとめたお母さん世代への影響が気になるね。


いま、女性の自殺が増えています。特に30代以下の女性の自殺は去年に比べて74%増加し、専門家は「新型コロナウイルスのさまざまな影響もあると考えられるが、女性は子育てや家事などでストレスがあっても周りに相談しにくいことが多いのではないか」と指摘しています。
警察庁によりますと、ことし8月の1か月間に自殺した人は全国で1854人で去年の同じ時期に比べて251人、16%増加しました。
男女別では男性は去年より6%増ですが女性は40%も増えています。
特に30代以下の比較的若い世代の女性の自殺は去年より74%増加し、1か月間に193人が亡くなっています。
  (「NHKウェブニュース」2020年10月2日


 う〜ん。ここんとこ俳優さんの自殺が目立ったが、そもそも日本人全体の自殺件数がコロナ感染死亡者以上に増加中である。「30代以下の女性の自殺は去年に比べて74%増」って、言い換えれば「セーラームーン世代の女子を直撃」ということで、ちょっとすごい。願わくばふと魔がさしかかっている30代セーラームーン世代の女性の方々、こんなブログでも読んでみてください。こんな変態エロ親父でも、のうのうと生きているんだから、そんなに思い詰めずに、身近な方といろいろ話されてみてはどうでしょう。



 さて、横浜流星と浜辺美波という、今きわめつけに美しい二人を主演に据えた水曜ドラマ『私たちはどうかしている』(2020年8月~9月、日本テレビ)が無事、最終回を迎えた。



 豪華キャストの大映ドラマというノリは前シーズンの土曜ナイトドラマ『M 愛すべき人がいて』(2020年4月~6月、テレビ朝日)に近くて、まあとにかく浜辺美波さんが観月ありさに池に突き落とされたり下着姿になったり、横浜流星とキスしたり、横浜流星とキスしたり、横浜流星とキスしたり、和室で壁ドンされたり、果ては妊娠したり、もうてんこ盛り。
 でも、このドラマで一番印象に残ったのは観月ありさでも浜辺美波でも横浜流星でもなかった。



 陰気で地味なコンプレックスのカタマリながらも、ひそかに横浜流星を慕い浜辺美波に嫉妬する岸井ゆきの。第1話を観れば誰もが、そりゃ岸井ゆきのと浜辺美波だったら50対100で浜辺美波だよな、と思う。それでも横浜流星に付きまとう彼女の歪んだ心を癒やすのが高杉真宙。本当は浜辺美波が好きだった高杉真宙が「あの人を手に入れようなんて、無理だと思うけど」とか言いながら、傷ついた岸井ゆきのに優しく寄り添う。二人がいい雰囲気になるにつれて、岸井ゆきのがどんどん可愛くなる。これが前田建設ファンタジー営業部の実力である。



 そして最終話になると、基礎点に技術点と芸術点を加味すれば、浜辺美波はもちろん綺麗だけど、この子もかなりいいじゃん、ていうくらいのところまでもってくる。まあちょっと静止画では伝わらないかも知れないけど。



 M14さんが「ブサ寄りのブサかわ」という大変失礼な言い方で誉めていた女優さんだが、私も今回あらためてその魅力を思い知った。現在、手のつけようがないほど美少女の浜辺美波を相手に、ここまでの仕事ができる人は、そんなにいない。



 さて今回のお題は、高橋克典主演の『庶務行員・多加賀主水5』である(原作:江上剛/脚本/安井国穂/照明:白石雄二/撮影:朝香昌男/監督:今井和久/チーフプロデューサー/黒田徹也)。安座間美優が出ているからという理由で、このシリーズを全作取り上げているサイトもウチくらいかもしれない(2017年10月25日に放送された第1作目のレビューはこちら、2019年2月10日に放送された第2作目のレビューはこちら、2019年11月17日に放送された第3作目のレビューはこちら、2020年2月16日に放送された第4作目のレビューはこちらをどうぞ)。日曜昼のスペシャル枠から日曜夜、そして今回の第5作目で木曜夜へのお引っ越しになった。



  このドラマは銀行側のレギュラーメンバーがほとんど入れ替わらないところが良い。第七明和銀行高田通り支店の事務課三人娘、香織(夏菜)と美由紀(水沢エレナ)と鮎子(安座間美優)はみんな健在。



主 水「いらっしゃいませ」



主 水「第七明和銀行へようこそ。本日のご用件は?」



香 織「こちら、おつりとお控えになります。いつもご利用ありがとうございます」



美由紀「お待たせ致しました、22番の番号札のお客様」



鮎 子「ただいまお手続きをいたしますので、そちらの椅子でお待ちください」



 上司のと事務課長、難波(風見しんご)と、三人娘の友だちで、第1作目のヒロインだった営業課の杏子(仲村美海)も当然続投。その杏子に悪質なセクハラをはたらいた大門(コトブキツカサ)さえ、2作目で庶務課に異動、3作目で課長から係長へ降格しながらも登場し続けるんだから恐れ入る。



難 波「これを営業部長に届けてください」
杏 子「はい」



大 門「これも頼むよ、これも」



大 門「おい、これも」


 が、セクハラ大門には今回また異動辞令が出た。これがなんと本店の人事部。でもみんなからはほぼ無視。



大 門「本店の人事部かぁ」



大 門「銀行員にとってのエリートコースといえば人事部だからなあ」



主 水「また辞令ですか。大門さんは忙しいですね」



大 門「ちょちょちょちょ、ちょい!あっさりしてんな!おめでとうございますの一言ぐらい、ねえのかよ?」
主 水「あっ……」



主 水「ああ! ハッハッハッハッ。おめでとうございます!」
大 門「君も本店に顔出した時には、僕のとこ訪ねてきなさいよ。ま、庶務行員さんが本店に用なんかないか」



二 人「ハッハッハッハッ」



香 織「主水さん ランチ行きましょう」
主 水「ああ行きましょう」



大 門「本店の人事部にね……」
美由紀「主水さん 調べてきました」
主 水「ああ」



鮎 子「北島千恵子さん、高田通り2丁目の団地に住んでるみたいです」



香 織「あっ 詐欺師が来る直前に退院して助かった人?」



美由紀「でも主水さん、この方の住所なんて聞いてどうするんですか?」



主 水「詐欺師ってのは、我慢がきかない奴らなんですよ」



主 水「金の匂いがしたらすぐに飛びつくんです」




 主水が美由紀と鮎子に頼んでいたのは、高田通り病院で、高齢の入院患者を相手に第七明和銀行の行員をかたり、口座預金をだまし取った特殊詐欺事件の犯人を捕まえるためだ。主水は、詐欺師のカモになりかけたけど退院した北島千恵子さん(曽我久子)に連絡をとり、おとり捜査のカモを演じてもらって犯人(芹沢尚哉)を罠にはめ、旧知の梅沢刑事(加藤雅也)に引き渡す。






 ただ自白によれば、この犯人は闇サイトで教わった手口通りにやっただけという。かなり精巧なニセ行員証の作り方や、カモの口座番号もそこから入手したそうだ。だからお年寄りも信頼して暗証番号とか教えてしまったのだ。





 銀行内部から情報をリークしてネットに流している悪人がいる。病院び入院患者情報も把握しているから、病院側にも協力者がいなければならない。そう考えた多加賀主水は病院に潜入して捜査を始める。



 看護師の塔子(三吉彩花)に詐欺師と間違えられて取り押さえられたりもするが、逆にそれが縁となって、塔子も捜査の協力を申し出る。その結果、わざと赤字まみれの経営計画を提出しては銀行の心象を悪くしている病院事務長の田沼(小野寺丈)に疑惑が集中する。




 そしてその赤字経営を理由に、病院への融資打ち切りを強く訴える営業課の三浦(栗山航)も、銀行側の共犯者である可能性が濃厚になる。二人は共謀して、高田通り病院を潰しにかかっている。いったい何のために。二人の容疑者を問い詰めて真相を明らかにしようとした矢先、二人がビルから転落するという事件が起こった。第3話からレギュラー入りした山内貴恵支店長(高島礼子)の朝礼中に、梅沢刑事以下、警察の面々が銀行に入って来る。




貴 恵「以上が本日の伝達事項です。では本日も一日、よろしくお願い致します」



一 同「よろしくお願いします」



貴 恵「ねえ 三浦くんは?」
杏 子「それが まだ見てなくて……連絡もとれないんです」



貴 恵「心配ね。無断欠勤するような人じゃないんだけど」



主 水「よう 梅ちゃん。 どうしたの?」



梅 沢「警察です。 三浦雄太さんの私物を押収させて頂きます」



貴 恵「押収?」



梅 沢「ええ。三浦さんは昨夜、高田通り3丁目の雑居ビルから転落しました」



梅 沢「高田通り病院の田沼事務長と一緒にです」



梅 沢「田沼さんは亡くなりましたが、三浦さんは現在、意識不明の重体で高田通り病院に運ばれています」



梅 沢「まあ事件と事故、両方の可能性がありますんで、少し調べさせて頂きます」


 仲間割れでもみ合っているうちに、二人とも屋上から転落したように装ってはいるが、まあ、ありえない話である。この二人を操っていたさらなる黒幕がいるのだ。そいつはどうしても高田通り病院を潰したいらしい。でも、地域を支える総合病院として、特に保険点数が低いにもかかわらず、小児科医療に特別に力を入れて「子供たちを救えない世の中に明日はない」と言い切る院長の加藤(柴俊夫)に共感した多加賀主水は、病院を守るためにひと肌脱ぐ心を決めたのであります。



 というあたりで、あらすじのほんの一部だが、安座間美優が画面に出てくるシーンは全部拾ったし、全編Tverで2020年10月8日(木)まで配信予定とのことなので、よかったらご覧ください。ラストはお約束の大団円。今回は小児科病棟に入院中の子どもたちを集めて紙芝居大会である。



主水「紙芝居、始まるよ! さあおいで」



香 織「はい、どうぞ」



女の子「ありがとう」



 ちなみに、今回の夏菜のコスプレは、本店の審査部副部長、里村(吉家章人)の身辺を捜査する場面。中華料理店で密談しているところを、なぜか看護師の三吉彩花と一緒にチャイナドレスで乱入。夏菜がお色気サービスしている隙に、三吉彩花が密談相手の身元情報をカメラに収める。






 あと本店人事部に栄転したつもりのコトブキツカサは「社史編纂室」に回されてくさっているが、主水はうまく言い含めて、ここから銀行の過去の事件など、解決のヒントとなるデータをいくつも引き出した。



 今後もこのかたちでシリーズにかかわるのだろうか。
 最後に、ちょっと気になるのは、毎回、物語とは関係なく冒頭やラストに出てくる謎の老人(笹野高史)が今回は姿を見せなかったこと。笹野さん、体調でもお悪いのか、それともスタッフが年齢を考え、コロナのリスクを避けて今回は出演を見送ったのか。いずれにせよ次作にまた出ていただいて欲しいものである。
 それでは。私はこの週末はオンラインでTOKYO IDOL FESTIVALを愉しみたいと思います。