実写版『美少女戦士セーラームーン』ファンブログ


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【第457回】実写版エピソード別使用楽曲リスト:Act.11の巻

ここのところ日曜の朝がホットでしたね。なんといっても『仮面ライダー鎧武』第17話(2014年2月9日放送)における泉里香の活躍。詳細は『M14の追憶』でレポ済みなので省略しますが、実写版セーラームーンのファンとしてはもうちょっと喜びを噛みしめたいだろう。ウチは週に一度の更新なので、まだしばらくケーキをほおばる泉里香を堪能したいという方のために画像を貼っておきましょう。






そしてめでたく大団円となった『獣電戦隊キョウリュウジャー』。ブルーの妹役だった木下あゆ美が最後に変身。いや坂本浩一監督だから、ひょっとしたらヤルんじゃないかと思ったら本当にやった。



スーパー戦隊の最終回といったら、アクションシーンの中の人や声優さんたちが、最後に顔出し出演するという趣向が恒例となっていたが、今回はいつにも増してたくさん出ていたように思う。


アクションシーンを支えた方々


着ぐるみキャラクターの声を担当された方々


コレオグラファーの方


とりわけ「喜びの戦騎キャンデリラ」の声を演じた戸松遥さんにいたっては、もともと坂本浩一監督のお気に入りらしく本編でも顔出し出演してたが、やはり最後にも、きちんと見せ場が用意されていた。



それにしても坂本浩一監督は、『次元警察 トラベラーズ』では長澤奈央に木下あゆ美、間もなく公開される『赤×ピンク』では芳賀優里亜、多田あさみ、水崎綾女、小池里奈といったキレイドコロを並べて格闘させて、あげくは芳賀優里亜を脱がせてしまったというのだから、いったいどういう手口で、こんなやりたい放題をやれているのか。たいした人である。


2014年2月22日(土)より全国順次公開


話を戻して、坂本監督と脚本の三条陸は、『仮面ライダーフォーゼ』でも息の合ったところを見せていたけど、今回の『キョウリュウジャー』も良かった。最後はレッド(今回の正しい呼び名は「キョウリュウキング」だけど)とピンクが相思相愛で結ばれるという、スーパー戦隊としては珍しい終わり方。戦隊内恋愛といっても、別にタイムレンジャーみたいな複雑なこともなくて爽やかでした。



そういえば、中盤からからキングにぞっこんなメガネっ娘(キョウリュウバイオレット)がレギュラー入りして、ピンクがなんかモヤモヤするって回があった。今まで嫉妬の感情を抱いたこともなければ、キングに対する恋愛感情もはっきりとは自覚していなかったので、本人もとまどった感じで、それ以上は発展せずに終わったけど、それがこういう、すっきりとしたエンディングにいたるとは、ちょっと想定外だった.これは一例に過ぎないが、全編にわたってちりばめられた、こういう伏線とも呼べないような細かい前フリが、終盤でことごとく回収されているのである。そのことに驚き、さらにその理由を知って二度ビックリ。
小林靖子が『侍戦隊シンケンジャー』(2009年〜2010年)で全49話のうち42本、『特命戦隊ゴーバスターズ』(2012年〜2013年)では全50話中36話と、スーパー戦隊としては破格の本数を手がけていることについては、このブログでも何度か話題にした。ふつうスーパー戦隊のストーリー構成とメインライターをやる人が自分で書く本数って、せいぜい25話くらいなのである。ところが今回の三条陸は、ずーっと自分で執筆している。私もワンクール終えたあたりで異変に気づいて、渋江譲二がゲスト出演した第15話をレビューしたとき、「ひょっとして小林靖子の記録を超えちゃうかも」と書いた(ここ)。終わってみればそれどころじゃない、全48話の台本すべてを三条陸が一人で書いてしまった。さっき言った、細かい前フリや伏線をことごとく畳む、すみずみまで配慮の行き届いた物語構成も、この完全単独執筆という偉業の副産物ですね。
全編終わってエンディングを観ていたら、みんなで踊っている中に一人だけ振り付けが左右反対の人がいて、それがほかならぬ三条陸その人だったのはご愛嬌(笑)。いやホントにお疲れさんでした。



あと今回はもうひとつ、北川さんの『抱きしめたい ―真実の物語―』が最初の週末で2億7,600万円を叩き出した話題も取り上げたいと思ったんだけど、だいぶ字数を使っちゃったんでやめておく。でも、これも嬉しい誤算だった。まずトータル20億円越えは間違いない。まさかこんなにヒットするとは。昨年の『謎解きはディナーのあとで』31億円に次いで、2年連続で国内興行収益ベストテン圏内に入る可能性も出てきた……っていうような話は次回の枕にしておきましょう。それではAct.11の落ち穂拾い。まずは次回予告から。



美奈子「敵はプリンセスを探しているんでしょ。行かなきゃ」


╳    ╳    ╳



美奈子「イチゴは最後でしょ」



うさぎ「最後だよね〜」



╳    ╳    ╳



斎藤社長「待てぇ〜」



うさぎ「きゃぁあああ」


╳    ╳    ╳



ゾイサイト「プリンセスはどこに隠れた?」



セーラームーン「知らない!」


╳    ╳    ╳



ゾイサイト「ベリル様のために」


╳    ╳    ╳



ヴィーナス「これ以上隠してるのは無理なようね」




(恥ずかしい前髪の小松彩夏!)



セーラームーン「プリンセス……セーラーヴィーナス」


いや〜美奈子まつり。触手もあります。楽しみですね。じゃ今回の残りは、BGMインデックスです。


実写版Act.11使用楽曲リスト


【凡例】

  • 「No.」の最初の2桁は話数(Act)、後半3桁は整理番号を示す。たとえば[11001]ならば「Act.11で001番目に流れた曲」という意味です。
  • 「シチュエーション」はビデオ見ながら適当につけました。
  • 「M番号」は、BGM収録時につけられた録音番号。「イメージ」は、作曲の大島ミチルさんがどのようなシチュエーションをイメージしてその曲を作ったかを示しており、必ずしもドラマ内での使われ方と合致するわけではない。なおBGM全曲インデックスは当ブログの【第168回】にあります(ここ)。
  • 「DJM1」はアルバム『DJMoon1』(2004年2月18日発売)[CD12]の略(CD略号、収録曲目の詳細はこちら)。なお『DJMoon』シリーズは、しばしば短いBGMを、何曲かまとめて1曲扱いする。そのような場合の混乱を防ぐために、このリストではトラックタイトルの後に(1)(2)(3)をつけておく。たとえば[11001]の曲は<DJM1-12「悲劇の主人公(3)」>である。これは「Act.11で001番目に流れた曲は、『DJMoon1』のトラック12「悲劇の主人公」の3番目に収録されている曲です」という意味。
  • 「RTC」は3枚組メモリアルCDボックス『MOONLIGHT REAL GIRL』(2004年9月22日発売)のDisc 1.『Rare Track Collection』[CD15]を指す。これは『DJMoon』シリーズに未収録のBGMを集成したアルバムである。


 Act.11 劇伴リスト
No.シチュエーションM番号・イメージCD番号・トラック名
 アバン・タイトル
11001前回のあらすじ(ベリル登場)M49「危機」DJM1-12「悲劇の主人公(3)」
11002前回のあらすじ(がんばるしかない)M5「遊び」DJM1-7「お買い物に大忙し(1)」
 Aパート
11003亀と元基M8B「ボケ(B)」DJM1-6「のんびりうさぎの一日(1)」の別バージョン(CD未収録)
11004ルナが前世を語るM27「ルナ」DJM1-15「おしゃべりルナ(1)」
11005「美奈子が事故だって!」M7「コミック」DJM1-7「お買い物に大忙し(2)」
11006(回想)襲われる美奈子M38「危機」DJM1-24「ウワー妖魔だー(1)」
11007社長のオネエ喋りM5「遊び」DJM1-7「お買い物に大忙し(1)」
11008セーラーVM24「セーラーV」DJM1-27「セーラーV」
11009これからが本当の戦いM23B「セーラーヴィーナス(B)」DJM1-34「さて、次回は(1)」のリズムなし(CD未収録)
11010ゾイサイト幻想即興曲(ゾイサイトの演奏)
11011ベリル様M30「ダーク・キングダム」DJM1-30「クイン・ベリル様」
11012プリンセスの夢M43「絶望」DJM1-12「悲劇の主人公(1)」
11013「あれは誰なんだ?」M43「絶望」DJM1-12「悲劇の主人公(1)」
11014月野家ダイニングM44「期待」RTC-8「楽しい一日でした」
11015十番病院へ行っちゃえM5「遊び」DJM1-7「お買い物に大忙し(1)」
11016病院の中へ入っちゃえM5「遊び」DJM1-7「お買い物に大忙し(1)」
 Bパート
11017謎のイベント「星のまつり」M38「危機」DJM1-24「ウワー妖魔だー(1)」
11018会場に潜入M46「潜入」RTC-10「抜き足差し足忍び足、ソロリソロリ」
11019社長を妖魔と勘違いM39「これから」DJM1-24「ウワー妖魔だー(3)」
11020病院は大騒ぎM7「コミック」DJM1-7「お買い物に大忙し(2)」
11021(どうしてこんな時に)M43「絶望」DJM1-12「悲劇の主人公(1)」
11022「さっサインお願いします!」M44「期待」RTC-8「楽しい一日でした」
11023「愛野美奈子が一番です!(バカ)」M9「ダイエット」DJM1-6「のんびりうさぎの一日(2)」
11024鞄からいろいろ落っこちるM7「コミック」DJM1-7「お買い物に大忙し(2)」
11025「あんな子が…セーラームーン…」M4「恋心」DJM1-8「心細い一人のお留守番(1)」
11026「何するんだ亜美ちゃんレイちゃん」M38「危機」DJM1-24「ウワー妖魔だー(1)」
 Cパート
11027「ちょっと待てって!」M38「危機」DJM1-24「ウワー妖魔だー(1)」
11028変身M13「セーラームーンのメイクアップ」DJM1-18「セーラームーンにメイクアップ」
11029セーラー戦士VSセーラー戦士M33「妖魔の攻撃」RTC-6「ズンズン進む悪の行進」
11030ピアノを弾くゾイサイト幻想即興曲(ゾイサイトの演奏)
11031ゾイサイト出現M29「クイン・ベリル」DJM1-31「ダークキングダム四天王(1)」
11032セーラームーンのピンチM32B「妖魔の出現(B)」RTC-5「お化けだゾー」の別バージョン?(後半が違う)
11033敵も味方も惑うM49「危機」DJM1-12「悲劇の主人公(3)」
11034妖魔になった社長M39「これから」DJM1-24「ウワー妖魔だー(3)」



高丸監督はBGMの使い方がわりと小刻みかな、という以外に、正直これといって特徴がない。よく言えばオーソドックス。というわけで今回もそれほどコメントすべきこともありません。ではまた。