実写版『美少女戦士セーラームーン』ファンブログ


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【第445回】もうダメ。限界。それでも続く『天国の恋』の巻



なんだかんだと予告よりまるまる一年も遅れてしまったが、ユニヴァーサル映画『47RONIN』いよいよ公開。いろいろな意味で興味津々の内容である。



この作品の日本人キャスト公募があって、当ブログが「北川さんも受けたらどうだ」と提案したのが3年前の記事(これ)。結局みごとヒロインの座を射止めたのは柴咲コウだった。なるほど、この人がオーディション受けたのでは、北川さんはいくら出たくても自主規制だよな。いや別にぜんぜん出たくもなかったか。



それに赤西仁。3年前の10月といえば、赤西仁は正式にKAT-TUNを脱退して間もないころだった。もともと海外進出に意欲的だった彼だけに、このオーディションに受かったときは「よっしゃあ!」という感じだったろう。でもその後、黒木メイサとの出来ちゃった結婚でいろいろ言われて、役者として見たのは久しぶりな感じだが、たぐいまれなスターのオーラは健在のようだ。こう言っちゃなんだが、マスコミに叩かれても大丈夫そうなタイプの人だ。



それに較べると、同じジャニーズ事務所でも、内博貴ってちょっと心配だよね。この人は18の時に飲酒で補導され、事務所からしばらく謹慎処分あつかいを受けているが、これはけっこうひどい事件だった。当時30過ぎだったフジテレビのアナウンサーに呼び出され、なかば強制的に呑ませられ、泥酔して警察に保護された、というのが真相だって言うんだからね。あのころはアラサーが勢いがあった。あれから10年近くたった今ではアラフォーの天下だ。つまりこの世代がいつだって猛威をふるっているってことか?
ともかく、そんなふうにリアル生活でも、十代にして「年増に魅入られ芸能人のキャリアを棒にふりかけた」実績を持つ内博貴が、イメージそのままどおり、アラフォーに溺れて(このままでは)人生を棒にふる(としか思えない)二十代後半青年を演じているのが『天国の恋』である。



ところで、あいかわらず私事で恐縮だが、今週末も土・日ともに仕事に喰われてほとんど時間がない。さらに来週末は身内の一周忌で法事があって、実家に帰らなきゃいけない。しばらく小ネタでつないでおきたいところだが、『天国の恋』は怒濤の展開で、のんびり休んでいるわけにもいかない。
仕方がない、もうあらすじ紹介はあきらめて、今回はダークサイドに入って壊れていくプリンセスの様子を、ビジュアル中心でがんがん紹介していくよ。よろしくお願いします。




で、前回はどこまでいったっけ。床島佳子演じるアラフォーのヒロイン埴生斎(はにゅう・いつき)は、事故で死んだ初恋の高校教師に瓜二つの青年、薦田潮(こもた・うしお)に出会う。目がハートマークになっちゃってる斎だが、はたして潮はどう思っているのか?結論から言っちゃうと、潮(内博貴)も、一目会ったその日から斎にぞっこんだったのである。
二人の仲を知った斎の異母妹、朔子(川上麻衣子)は、潮の恋人で妹の梢(沢井美優)にその事実を告げる。でもセーラームーン時代に杉本彩を向こうにまわして圧勝をおさめた実績をもつ梢は、自分の若さがあれば四十女のお姉さまから彼を取り返すなんて造作もないこと、と余裕の構えである。



逆に「両手に花でアラフォー花盛りのお姉さまのこと、朔子お姉さま嫉妬しているんだわ」などとうそぶき、朔子を怒らせてしまう始末。



そんなわけで、ある日デートの帰りに、自宅まで送ってくれた潮にカマをかけてみる「上がっていらっしゃらないの?斎お姉さまも帰っていらっしゃると思うのよ。ここまで来たんだから会っていけば?」



が、梢の余裕綽々もここまでだった。玄関先で見つめ合うだけで、二人は二人の世界を作っちゃって、もう誰も入り込めない。



あまりの熱愛ぶりにショックを受けた梢は、これまでの寛容路線より一転し、全力をあげてアラフォー潰しにかかろうとする「朔子お姉さま、私、決めました。これからは私、斎お姉さまと対決していくわ」




でもこの時点で、梢は壊れ始めていたのかも知れない。何しろ、自ら誘った次のデートでは、全身ロリータファッションに身を包んでいたのだ。そうすれば男の心を射止められる、とでも思っていたようだが、潮はドン引きして、気味悪がって帰ってしまう。当たり前だよ。



プライドを傷つけられた梢は、家に帰ると、テーブルのアイスペールからアイスピックを取り出し、かかえていたクッションをグサグサのずたずたにするが、それでも気持ちはおさまらない。




翌日、梢は、本人は不在だったにもかかわらず、潮の両親に上手く取り入り、潮の部屋にまで入れさせてもらう。と、そこへ潮が帰宅してきた。問答無用で肉弾戦を挑む梢。



ことここに至って辛抱たまらず、思わずパンツを脱ぎ出す潮。両手をウェルカムのかたちに広げて歓迎モードの梢。すごいぞ!




が、あと一息というところで潮が我に返り、叩き出されてしまう「出て行けクソガール!」
……って、クソガールはないよな。


"


そしてとうとうヤケ酒(←今ここ)



次週はいよいよ結婚披露宴と初夜。展開が急すぎるよ。



あ〜もうマジで眠い。レビューにも何にもなってませんが、今回はこの程度でカンベンしてください。