実写版『美少女戦士セーラームーン』ファンブログ


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【第961回】漆黒の闇に再会する姉弟の巻(泉里香inドラマW『松本清張 眼の壁』12)


 昨年6月にWEBメディア「BIJIN+(美人プラス)」に掲載された『安座間美優の美書道』より。6月の書は「潦(にわたずみ)」、雨が降って地上にたまった水や溢れ流れる水、水たまりの意味。安座間さんいわく「水たまりのパシャと跳ねる感じや水滴、そして雨のしっとり感を表現したくて、躍動感と流れる感じを意識して書きました」だそうです。名古屋は今日も雨が降っています。



 ひょっとしたらSNSをやっていない私だけが知らないのかもしれないが、ここんとこ戦士についての目ぼしい情報がない。『安座間美優の美書道』は、『M14の追憶』が何度か取り上げておられたので(こことかこことかここ)、ウチのブログでは、まあそのうちに、と思っていたら、たぶん一度も取り上げないうち、一年間の連載を終えて今年の三月に終了してしまっていたことに、最近気づいた。仕方ない。



 でも検索したら、戦士に関する話題がひとつ出てきた。確か昨年もあったTGCの岩手版、『TGC teen ICHINOSEKI 2024』が、2024年6月1日(土)・2日(日)に一関ヒロセユードームで開催される。



 一関でやるとなったら、小松彩夏はゲストというよりは、若いみなさんをお迎えする郷土代表のホストみたいなものである。オープニング等々、あちこちに顔みせするらしい。


 
 こまっちゃんは、小学館の雑誌『美的』の「読者のキレイを牽引する」選ばれし12名「美的リーダーズ」の一員としても活動中。これも『M14の追憶』に既出(ここ)なので、うちではあまりきちんと紹介していなかったと思うけど、『美的』を探すとどっかに出てくるらしい。TGCも『美的』も、私のような、いただき女子にひっかかりそうなおぢには縁遠いので、ご覧になったという方、よければコメントください。


「お風呂大好きな小松彩夏さんが愛用する入浴剤3選♡」より
『美的.com』2024年5月31日

 
 そうだ、あとこんな記事もあった。「オトナの教養エンタメバラエティー オトナンサー」というサイトより。


 インターネットリサーチなどを行っているNEXERと、宅地建物取引士の資格取得向け通信講座の運営などを行っている宅建学院が共同で、「不動産・住宅」がテーマになったドラマに関するアンケートを実施。


 そもそも「不動産がテーマのドラマ」が、ベストテンを選べるほどあるのか。5月2~10日にかけて、全国の男女1000人を対象にインターネットで行われたというが、結果は案の定というか、ベストテンに至らず9本。うちシーズン1とシーズン2の両方がベストテン入りしている作品がふたつあったので、実質7作品という結果になった。そりゃそうだよね。



 それではそろそろお題に入ります。WOWOWで一昨年放送された『松本清張 眼の壁』(全5話)レビューも、今回で第3話が終って、第4話に入る(第3話2022年7月3日放送、第4話7月10日放送、原作:松本清張/脚本:深沢正樹/照明:宮脇正樹/撮影:金澤賢昌/監督:内片輝/チーフプロデューサー:青木泰憲・的場政行/制作:WOWOW・ファインエンターティメント)。
 代議士の岩尾に匿われて地元の長野県に潜入中らしい堀口を捜索中の萩崎(小泉孝太郎)と絵津子(泉里香)は、運悪く深夜の飲酒検問に出くわす。



 ちなみにこのドラマの時代設定は1990年で、当時は呼気中アルコール濃度0.25 mg以上で違反点数6点(30日間の免許停止)だった。現在では呼気中アルコール濃度0.15 mg以上で違反点数13点(90日間の免許停止)、0.25 mg以上で違反点数25点(免許取り消し)なんだって。ま、みんな知っているか。私は免許ないもんだから知らなくて。



 それはともかく、検問は無事通過したものの、このとき萩崎は、絵津子の免許証に書かれている氏名が「上崎絵津子」ではなく「黒池絵津子」となっていることを盗み見る。



 いったいなぜ、絵津子は名字を偽ったのか? なぜ絵津子は堀口が長野に潜伏中の確信しているのか? そしてなぜ、彼の無実を信じているのか? なぜ




 深夜、二人はまた新しい建設現場に辿り着く。「聞いてきます」と車を降りた絵津子は、岩尾建設の作業員らしき男たちのもとに足早に駆け寄る。車から降りてその様子をみまもる萩崎。




 だが気がつけば、探していた堀口(薮宏太)は萩崎の背後に。もちろん、現場作業員たちに聞き込みをしている絵津子には知る由もない。



萩 崎「堀口……」



堀 口「来い」




 と、ここまでが第3話。お話はそのまま第4話へ突入します。堀口に背後から刃物を突きつけられた萩崎は、近くの雑木林のなかへと誘導されてゆく



萩 崎「おれも殺すのか?」



萩 崎「お前なのか? 田丸だけじゃなく、関野部長まで殺したのは」



堀 口「おれじゃない」



萩 崎「お前じゃなければ誰が?」



堀 口「……言ったら殺される……」



堀 口「お前を殺すしかないんだ……もうそれしかないんだ」

 
 だいぶ懊悩して、萩崎を殺すこともためらっている。本人の言う通り、既に二人を殺した犯人にはとても見えない。



 一方、聞き込みを終えて車に戻った絵津子は萩崎の不在に気づき、その姿を探し求める。



絵津子「萩崎さん?」



堀 口「どうしてあの女まで連れて来たんだ?」



萩 崎「上崎絵津子か。どういう関係なんだ?」



絵津子「萩崎さん!」


 不意に響いた絵津子の声。振り返った堀口の一瞬の隙をついて萩崎は堀口を突き飛ばす。その拍子に堀口は、手にしていたナイフを、雑木林の分厚く積もった落葉の中に取り落としてしまう。



 その様子を見てとった萩崎は堀口に逆襲する。形勢逆転して馬乗りになった萩崎が、堀口に詰問する。



萩 崎「答えろ。誰が関野部長を殺した」



萩 崎「堀口。誰が関野部長を殺したんだぁ!」



 ところがそのとき、絵津子が突然、萩崎に体当たりする。そして突き飛ばされて茫然とする萩崎を尻目に、堀口を逃そうとするのだった。





絵津子「逃げて!」



 だが、逃れた堀口が立ち上がろうとすると、その手に偶然、落として落葉に埋もれていたナイフが触れる。思わずナイフを構えて萩崎に対峙する堀口。





萩 崎「絵津子さん離れて」



萩 崎「離れて!」



 このときの絵津子の表情が、実は『仮面ライダー鎧武』の最後のほうで、最終決戦に臨む紘汰(佐野岳)を見送る姉ちゃんの表情とほとんど一緒に見える。



 なので熱心な泉里香ファンは、このシーンを観ただけで「あ、この二人は姉弟なんだな」って分かるようになっている。かどうかは分からないが、今度は弟を遮ろうとする絵津子。




絵津子「もう止めて」





 二人の関係性が見えていない萩崎にはもう何が何だか。そりゃそうだよね。なんでここで堀口が、被害者みたいなっているのか。頭に来た萩崎は、泣き顔の堀口ににじり寄ってゆく。



萩 崎「いったい何なんだ!」





 それでもう、アドレナリンが出ているから、ナイフを素手でつかんじゃう。だんだん堀口が劣勢で、萩崎に圧倒されて、ただおろおろする姉ちゃん。







 ナイフをつかむ萩崎の手からは、当然だらだらと血が滴る。それでもたじろがない萩崎に、とうとう先に緊張の糸が途切れた堀口は、そのまま後じさりして走り出す。






萩 崎「堀口!」



絵津子「萩崎さん」



絵津子「ごめんなさい」



萩 崎「どうして謝るんだ」



萩 崎「どうして君が謝らなきゃいけないんだ」



 いやあ画面が真っ暗ですまんかったです。
 一方、警視庁捜査一課では、笹川刑事(飯田基祐)が部下の倉岡刑事(足立尭之)から報告を受けている。萩崎が出頭しようとしたときの画像が出てきたのだ。



倉 岡「萩崎、パトカーに向おうとしています」



倉 岡「何をしようとしていたんでしょうか?」



笹 川「この女」



倉 岡「あ、はい」



倉 岡「車を調べたんですが、所有者は黒池絵津子となっておりますが」



 こうしていよいよ絵津子の存在も捜査圏内に入ってきた。警察が動けば、絵津子の正体も明らかになるだろう。ということで今回はこのくらいで。以下次回。



 502Easy新作(予約販売終了)はバスケットバールのゴールをデザインしたロングTシャツ。「実は私バスケ経験者」という小松彩夏。卓球のイメージが強いけど、Wikipediaによれば「一関市立南小学校時代はスポーツ少年団でバスケットボール部と陸上部に所属。中学・高校時代は卓球部に所属」だそうである。だから沢井美優と合うのか。でわ。