ただいまTVerでは「映画「からかい上手の高木さん」絶賛公開中‼ 前田旺志郎関連作品を期間限定配信」だそうで、私は12年前のドラマ「浪花少年探偵団」(TBS 2012年)を視聴しているんだが、6年2組のマドンナ浜辺美波と東京から来た転校生の濱田龍臣のカップルが可愛いすぎて可愛すぎて、おじさんたまんない。どちらも当時リアル小学6年生である。
ところで先日、偶然「安座間 miU」というタレントさんの名前を見つけて、これはなんの冗談かと思ったら、本当にそういうお名前の方でした。失礼いたしました。
安座間 miU(あざま・みゆ)、1999年8月17日沖縄生まれの24歳。ひょっとしてあれかな、安座間美優さんと似すぎているので、本名を捨てて苗字から別の芸名にするか、それとも……と本人やスタッフがみんなで知恵を絞った挙げ句の命名かな。小倉優香が小倉ゆうかに改名したみたいな。あれは違うか。まあ、妙な御縁で、これから見かけたら応援しよう。
さて『松本清張 眼の壁』第4話レビュー(2022年7月10日放送、原作:松本清張/脚本:深沢正樹/照明:宮脇正樹/撮影:金澤賢昌/監督:内片輝/チーフプロデューサー:青木泰憲・的場政行/制作:WOWOW・ファインエンターティメント)。
ついに姿を現した堀口(薮宏太)。一度は萩崎(小泉孝太郎)を刺そうとするが、結局、関野部長や田丸を殺したのは「俺じゃない」と釈明しながら逃げ出す。残った絵津子(泉里香)は、ただただ「ごめんなさい」と萩崎に謝る。何が何だか。
地元の「中屋旅館」にその日の宿をとった萩崎と絵津子。絵津子は救急箱を借りて、さりげなく外の様子をうかがう。
そう、実は逃げたはずの堀口が外に待っているのだった。それを確認してから、部屋に上がって萩崎の傷を手当てする。
萩 崎「あの男と君はどういう関係なんだ」
萩 崎「嘘や隠し事はもうしないでくれ」
萩 崎「黒池絵津子」
萩 崎「君の本当の名前だろ」
萩 崎「どうして偽名を使っているんだ?」
絵津子「仕事上、別の名前をつかっているだけです」
萩 崎「君を信じられない」
襖一枚隔てた隣に絵津子がいる。もっと話したいけど、嘘ばかりつくから信じられない。いろいろ悶々として眠れない萩崎だったが、けっこう疲れてもいるのでぐっすり寝てしまう。朝起きると、絵津子の姿はすでにない。フロント(藤沢美由紀)に聞くと、料金を払ってとっくにいなくなったようだ。
萩 崎「絵津子さん……絵津子さん」
╳ ╳ ╳
萩 崎「済みません、私の連れは」フロント「あら、お連れさん早くに出発されましたよ。お支払い済まされて」
そのころすでに、絵津子は萩崎を出し抜いて、ひとり堀口と会っていた。絵津子も、本当に堀口が関野と田丸を殺したのか、本人の口から確かめたかったのである。
堀 口「何であの男が一緒なんだ」
絵津子「仕方なかったの。あの人の力も必要だった」堀 口「あんな奴連れてきたら俺は殺すしかないだろ? そうしないとどうなるか、分かるだろう。逆らえないんだよ。絶対に」
絵津子「だから田丸さんと関野部長を殺したの?」堀 口「俺じゃない」
堀 口「俺は殺していない本当だ」
堀 口「田丸を殺したのは、水嶋だよ」
堀 口「田丸に呼び出されていたんだ」
田 丸「やっと分かったよ。あんたの正体が。それから、あんたを動かしている奴の正体もね」
田 丸「ウキシマ電機の関野はどうした、え? 殺したか?」
田 丸(気配を感じて咄嗟に振り向くが……)
堀 口「殺したのが俺だと萩崎が思いこんでもおかしくない状況だった」
堀 口「関野を殺したのも水嶋だ」
絵津子「やっぱり両方の罪を着せられているんだね。きっと殺されるよ」
堀 口「まさか……今から水嶋と会う。呼び出されたんだ」
絵津子「きっと口封じで殺される。だから逃げて」
堀 口「俺一人逃げ出すわけには行かないだろ」
(電話の呼び出し音)
堀 口「俺たちはどこにも逃げられないんだ」
堀 口「はい……分かりました。すぐそちらに」
絵津子「待って、待って!」
というわけで、ドラマ上ではまだ伏せられているが、絵津子と堀口が肉親であることはほぼ視聴者にも分かる。だから堀口は、絵津子にだけは嘘はつかない。彼は手形のパクリで関野を騙したが、殺してはいない。関野殺しも田丸殺しも、犯人は水嶋(忍成修吾 )である。とはいえ、この水嶋という男、クラブ月世界のビルの、関野が監禁されていた場所にいたり、雇われ殺し屋みたいな存在であることまでは分かるが、かれに殺人を命じている黒幕はまだ分からない。いまのところ怪しいのは岩尾代議士(金田明夫)ってことになるけどね。
というあたりで、今回も地味に時間切れである。盛り上がりに欠けてすみません。でも泉里香と日本旅館に泊まって、襖一枚隔てて夜を過ごすってけっこうドキドキですよね。ではまた。