*「はてなブログ」に新機能「AIタイトルアシスト」が加わった、と大家さんに教えていただいたので、今回のタイトルはこれを利用してAIにつけてもらいました。三つくらい出てきたので、ぜんぶつなげたんだけど、いかかでしょう。
あのさ、しばらく前に「ワードサラダ」ってあったけど、Googleに排除されて、最近は見かけなくなったよね。
ワードサラダを含め、自動生成コンテンツを使って検索順位の操作を行うことは、Googleのガイドライン違反となります。 コンテンツに用いると検索結果から削除され、サイトの評価を落とす恐れがあるため使ってはいけません。
それでこの、はてなブログの「AIタイトルアシスト」は何かというと「記事本文の内容をもとに、SNSや検索エンジン向けに最適化したタイトルをAIが提案します」ということなんだが、AIを使って「SNSや検索エンジン向けに最適化した」ブログのタイトルを自動生成する行為は「自動生成コンテンツを使って検索順位の操作を行う」と見なされて、Googleから排除されることにならないか、って思ったんだけど、どうですかGoogle?
さてどうでも良い話題はおいといて(どうでもよかったんかい)『セーラー戦士 20年目の同窓会』(CBC 東海ローカル 2023年12月25日月曜、午後11時10分~11時40分)、もうすぐですね。CBCには特設サイトができているし、東海地方に住んでいれば普通に地上波でテレビスポットを視聴できる。
「セーラー戦士、20年目の同窓会」
「実写版セーラームーン放送から20年」
「5人の戦士がカメラの前に再び集結」
「25日夜11時10分」
教室の背景に戦士のブロマイドが貼ってあって、ルナとアルテミスもいて(ナコナコはいないかな)、棚に台本が並んでいて、しかもなんと、手前の机を見るとちゃんとピンクになっているとか、実に配慮の行き届いています。これって撮影で使用した目白学園の教室でロケしたんだろうか。
セーラームーンが中心、左右がマーズとマーキュリー、で外堀がヴィーナスとジュピターという、戦士のキャラクター的に順当な並びにした結果、左から身長が高い順になった。設定的に亜美はもう少し背が低くても良いのだが、泉里香さんは、成長したからな。
身長以外にもあちこち成長した泉里香さんの魅力を堪能できるドラマ『松本清張 眼の壁』第2話レビューの続きである(2022年6月26日放送、原作:松本清張/脚本:深沢正樹/照明:宮脇正樹/撮影:金澤賢昌/監督:内片輝/チーフプロデューサー:青木泰憲・的場政行/制作:WOWOW・ファインエンターティメント)。
朋友の新聞記者、村木(上地雄輔)の協力を得てクラブ「月世界」に乗り込み、ママのパーティーに出席しようとした岩尾代議士(金田明夫)に揺さぶりをかけ、やはりここが怪しい、何かあるという手応えを得たウキシマ電業経理課長の萩崎(小泉孝太郎)だったが、翌日、出社して山岡常務(おかやまはじめ)に詳細を報告しようとしたのだが。
萩 崎「昨夜、例のクラブに行ったんですが……」
山 岡「手形詐欺の調査は終わりにしてくれ。これは会社からの正式な命令だ。従ってくれ」萩 崎「しかし……」
山 岡「株主から二億円の増資を受ける話がまとまった。手形が戻らなくても倒産の危機だけはまぬがれたということだ」
萩 崎「でも、関野部長のことはどうするんですか?」
萩 崎「まさか、見捨てると言うんですか?」
山 岡「今の私にはどうすることもできないんだ」
山 岡「九州の工場に行くことになった」萩 崎「九州?」
山 岡「会社に大きな損害を被らせた以上、誰かが責任をとらなければならない」萩 崎「だとしても、関野部長は……」
山 岡「萩崎君……会社員だからね、私も、君だってそうだ。これ以上、詮索しない方が良い。分かったな」
ということで、手形の交換を提案した関野部長は見捨てられ、関野の提案を「進めるべきではないでしょうか」と推した山岡常務は九州に左遷、自分の意見表明を避けて「山岡常務、どう思われます?」と「社長、いかがでしょう」しか言わなかった篠田常務(俵木藤汰)はお咎めなし。まあ世の中そんなもんである。もちろん萩崎は納得するわけもなく、その夜も単身、クラブ「月世界」に乗り込む。ちなみにこの「月世界」というクラブは、神戸市三宮の歓楽街に実在する店を、名称もそのまま使っているそうだ。
1990年代風のレトロな雰囲気が残っているという理由で、このドラマでは神戸ロケがちょいちょい入っているらしい。さあ、そしてここからの萩崎と絵津子(泉里香)のやり取りが、個人的には『眼の壁』全五話のなかで最大の見せ場だ。
萩 崎「今晩は」
絵津子「萩崎さん」
絵津子「いらっしゃいませ」
ボーイ「どうぞ」
╳ ╳ ╳
絵津子「また来てくれるなんて嬉しい」萩 崎「……迷惑なはずだ……」
絵津子「まさか」
絵津子「会えるのを楽しみにしていたんですよ」
萩 崎「無理しなくていいよ。ただ聞いて欲しい」
萩 崎「上司が詐欺にひっかかり、行方が分からなくなっています」
萩 崎「無事でいるのかどうか、不安でなりません。なのに会社は全てを終わらせようとしている」
萩 崎「君は何かを知っているんじゃないのか」
絵津子「……どうぞ」
萩 崎「……もう分からないことばかりだ……」
萩 崎「山杉商事に勤めているあなたが、ここで働いていて、政治家の岩尾輝輔とも親しくて」
萩 崎「あなたは何者なんだ?」
絵津子「……」
萩 崎「……その人は私の父のような存在なんです」
絵津子「……お父さん……」
(バンドが「ムーンライト・セレナーデ」を奏で始める)
萩 崎「警察にすべて話すべきか」
(チークタイム。フロアに出て踊り始める人々)
絵津子「踊りませんか?」
絵津子「行きましょう」
松本清張の長編、特にドラマ化作品には「謎の女」がつきものだが、前にも書いたとおり、泉里香ってそういうのにぴったりなのではないだろうか。参考までに、ここで少しばかり原作から引用しておきたい。
さまざまな照明が、彼女の横顔を浮き出たせていた。光の暗い部分もあるから、複雑な立体感となって美しく見せた。上背のある、細い身体は均斉がとれていた。きれいな女だな、と竜雄ははじめて発見したように思った。今の感情とはちぐはぐであった。(松本清張『眼の壁』新潮文庫)
もっとも原作の『眼の壁』では、この店は「レッドムーン」という名前のバーで、ホステスはいるが、絵津子はここで働いているわけではない。時々出入りして、大物政治家などと親しげに話している客の一人である。まあ昼間は事務員で夜はホステスというのは、ドラマとしても冷静に考えればちょっと無理があるような。
絵津子「嫌ですか? 私と踊るの」萩 崎「そんなことは」絵津子「私、誰とでも踊るわけじゃないんですよ」
絵津子「あなたが心配なんです」
絵津子「だから、これ以上騒ぎを大きくしないで」萩 崎「騒ぎって……でも、人がひとり」
絵津子「警察には行かないで」
絵津子「嫌な予感がします」
絵津子「あなたも危険に巻き込まれる」
絵津子「お願い」
萩 崎「君は、僕の味方なのか? それとも……」絵津子「私は誰のものでもありません」
絵津子「私のことも、これ以上詮索しないで」
萩 崎「そんなこと」
絵津子「……お願い……」
萩 崎「分かりました。あなたのことは聞きません」
絵津子「嬉しい。警察には?」
萩 崎「警察にも行かない」
萩 崎「でも、僕はあの人を助けなきゃならない」
絵津子「……どうしても?」
萩 崎「そう」
萩 崎「きっと僕の助けを待っているから」
美しい絵津子を最後はふりきったけど「警察には行かない」「絵津子の正体を詮索しない」という約束をしてしまった萩崎。気持ちは分かる。泉里香のお願いだもんね。おまけに会社には秘密という孤立無援状態。たったひとりで関野部長探しを続行するにも、どうすればいいのか。
翌日。「品川区豊金町」という表示のあるドヤ街。日雇い労働者っぽい人たちが行き交い、仕事のない人々は昼間から屋外で酒を飲んだり麻雀を打ったりしているなかを、ちょっと異彩を放つベレー帽の男が進んで行く。会社の顧問弁護士、瀬沼に雇われて秘かに捜査を継続中の田丸(加藤雅也)だ。
田丸が路地の奥に姿を消すと、さらにもうひとり、明らかにこの場の雰囲気にそぐわない男が跡をつけて行く。萩崎である。どうにかして田丸の行動をつかみ、尾行しているのだ。
とはいえ、スーツにネクタイという、それだけでもこの場では目立ちまくる格好で、素人が尾行しているのだから、田丸に気づかれていないわけがない。先回りされて待ち伏せされて、先日の「月世界」の夜と同様、腹に重たいパンチを一発、食らってしまう。
萩 崎「うぁっ!」
田 丸「何度言えば分かるんだお前。邪魔なんだよ」
萩 崎「あなたも瀬沼弁護士も信用できない」
田 丸「やっと分かったんだよ。関野部長を嵌めた奴の正体が!」(さらに一発殴る)
田 丸「寝てろ」
田 丸「もうすぐ片が付く」
萩 崎「待て!」
苦しげな表情でしつこく立ち上がり、見えなくなった田丸の姿を求めて歩き出す萩崎。長く暗いビルの通路を抜け出ようとするところで、向こうからやって来た、同じくこの辺では珍しいぴしっとしたスーツ姿の若者と形がぶつかってしまう。
萩 崎「すいません」
╳ ╳ ╳
萩 崎「おい!」
萩 崎「しっかりしろ!」
萩 崎「救急車を呼ぶ」
萩 崎「救急車を……警察も呼んでください」
萩 崎「……おい……」
田 丸「ほ……り……ぐ……ち」
萩 崎「堀口? 堀口に刺されたのか?」
田 丸(さらに何かを言おうとするが、力尽きる)
萩 崎「おい、しっかりしろ」
萩 崎「……『月世界』のマネージャーが堀口なのか」
ようやく気づいた萩崎は、引き返して、さっきすれ違ったばかりの「堀口」(薮宏太)を追おうとしたが、相手はもうとっくにどこかに姿をくらましていた。
しかたなく殺害現場に引き返すと、すでに警察が来ていて、居合わせた見知らぬ男が、戻ってきた萩崎を「あいつだよ、あいつ」と指さす。
萩崎の手は、先ほど握った凶器で血に濡れている。これでは犯人と思われても仕方がない。
こうして、萩崎は犯人を追うどころか、警察に追われる立場になってしまう。一方、「堀口」はクラブ月世界に戻っている。
堀 口「萩崎が田丸を殺した」
堀 口「萩崎が殺したんだ」絵津子「どうしてそんなこと知っているの?」
絵津子「ねえどうして?」
堀 口「そんなことどうだっていいだろう。萩崎は人殺しだ」
いったい「堀口」と絵津子はどういう関係なのか。そして萩崎の運命は?……というところで全5話中、第2話の修了でございます。今回はこれまで。年末年始の更新予定は、まだちょっとわからないけど、やっぱり同窓会だよね。とにかく寒いのでみなさんお身体にお気をつけくだされ。