実写版『美少女戦士セーラームーン』ファンブログ


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【917回】オチ何なん?北川景子in『まつもtoなかい』の巻(その5)

にぎやかしの追加画像】本文と直接関係ありません



 ツイッターって、使ったことがないから詳しいところまでは分からないが、やっぱりうさん臭いよね(断言)。まあ昔は「実写版セーラームーンの制作以前に、劇場版セーラームーン(監督:那須博之/主演:後藤真希)の企画があった」という噂の真偽が、白倉伸一郎自身の証言によって確かめられた、とか、それ相応に情報源としての利点もあったと思う。




 こういうのは、ついポロリと余計な一言がもれるツイッターならではの利点だろう。しかし、夜中にもれる余計な一言というものは、えてして揚げ足とりみたいなつまらないコメントを招く。で批判する側される側、どっちもただうさん臭いだけの議論の応酬になる。って使ったことのない人間の偏見だが、私はやっぱりアカウントを取らない。
  すいません。今回はマクラにする話題も思いつかなくて、つまんないイントロになりました。といって「いつもはもっと面白いのか」と尋ねられるとますます困る。さっさと本題です。フジテレビ『まつもtoなかい』上沼恵美子と北川景子ゲスト回(2023年5月7日放送)レビューの第5回。前回は、北川さんの強い勧めで、DAIGOが『おしゃべりクッキング』の後番組『DAIGOも台所』(ABC/テレビ朝日系)をやることになった経緯から、DAIGOと北川さんの夫婦仲の話題に入っていったところまででしたね。上沼恵美子が、二人の会話の様子を聞いて、夫婦仲の良さを讃える。北川さんいわく「私が怒ることがあっても、喧嘩とかにはならない」とのことで、いかにもDAIGOらしい。



中 居「北川さん怒るの?」
北 川「怒ります」
中 居「怒ったら関西弁になるの?」



北 川「なりますね。怒ってる時はなりますね」



中 居「えーっ。想像がつかない」



松 本「『言うたやん!』みたいな感じで」



上 沼「『言うたやん!』『知らんけど!』」



北 川「『知らんけど』ってなります!」



 ちなみに私の妻は京都市伏見区の出身ですが「言うたやん」「知らんけど」よく言いますね。そういえば泉里香は最近のインタビューでも「家族と話すときは京都弁」と言っていたな。知らんけど。



松 本「いや関東の人、怖いやろね」
中 居「ドキッとします、やっぱり。聞き慣れてないから」



中 居「『えっどないしたん?』みたいなこと言われると、どうもしてない」



中 居「どないしたん?って言うでしょ」
北 川「言います。『どないしたん?』と」



北 川「ほんで『オチなんなん?』」



松 本「それはあかん、それはあかんで」



北 川「それは……けっこう」



中 居「オチなんなん?」



北 川「直しました。なんかずうっと長く聞いてたら、最後『オチがあんのかな』って思って聞いてしまうクセがあって、でも東京の人じゃないですか、夫は」



中 居「だって、だってDAIGOってオチのない日本代表でしょ?」



北 川「ええ、ええそうなんです」



松 本「ないからこそ、ウィッシュとか言い出すんやからね」



北 川「そうです」
中 居「そこが魅力で、良いところでね」



北 川「そう、もうそれは聞くのやめました。でもついついなんか、どこでオチるのかなって、探してしまう自分がいて」



上 沼「早くもう、東京にいらっしゃっているから、その名残りというのをちゃんと残して」



上 沼「私らずうっとおると分からへんもん。もうここまで大阪やもん」



 この上沼恵美子の解説によれば「ついついなんか、どこでオチるのかなって探してしまう」ことによって、北川景子は自分のなかの関西人を再確認しているらしい。と、ここらへんまでが、DAIGOと北川景子のプライベートに関するエピソード。いつもながら、こんなふうに自然体に家族を語れる芸能人って珍しいよね。どうかベストマザー賞だけは取りませんように。
 この後、話題は再び上沼恵美子に戻る。上沼恵美子は大阪ローカルのタレントということになっているが、その内実について。
 



松 本「でもねえ、最近はもうちょこちょこ東京に来られて」
中 居「東京に来たときはホテルに泊まる?」



上 沼「何を言ってんの、日帰りです」
北 川「へ?」
中 居「あ、泊まんないんですか?」
上 沼「はい、泊まんない」
松 本「それは泊まりたくない……」



上 沼「ないです。やっぱり家がいいです。そこはもう、田舎者なんですね」



中 居「ちょっとだから、ねえ、頻繁に来るんだったら、じゃ賃貸でもこっちに借りておこうか、とか」



上 沼「いえいえ、それで失敗した大阪のタレント、ぎょうさん知ってますから」



北 川(笑)



松 本「ははは」
上 沼「東京でレギュラーひとつ獲って、もう賃貸借りて……」
中 居「でも、もう心配しなくてもいいですよね」



上 沼「いやでも、もうこの歳ですもん」



松 本「えっもし東京でのレギュラーの話がもし来たら」



上 沼「やります!」



北 川(爆笑)



上 沼「もうわけ分からんでしょ」



松 本「わけ分からん」



北 川「めちゃくちゃおもしろい」


 私の感覚から言うと、1970年代は海原千里・万里で一世を風靡して、1980年代に入ると毎週土曜日の昼に仁鶴の『バラエティー生活笑百科』に長らく顔を出していた上沼恵美子って、そんなにローカルな印象ではないのだ。大阪制作の番組でも、NHK総合で全国放送されていたからね。そういう意味で、やしきたかじんとはちょっと違う。私はたかじんの存在をガンダムで初めて知った、そのカリスマ性みたいなものは、妻から聞かされるまでよく分からなかった。なんて書いたら怒られそうだが。
 一方上沼恵美子の場合、東京を拒否するとか、大阪的すぎて通用しそうもないから諦めた、とかいうわけではなく、単純に家庭を優先していた、という理由であった。



上 沼「だからね、東京では通用しないって言われたこともあるんですよね。ちょっとやっぱり大阪っぽすぎる、と」



上 沼「分かってます。そんなこと言われんでも分かってるんですけどね、うん」



上 沼「でもそれは、夫が関西の人だったので、子どもも大阪の学校に行っていて、なんで私が東京に出向かないかんのかなって。おかしいじゃないですか」



上 沼「大河なんかも来たんです私みたいなものに」
松 本「え?」
中 居「いやいや紅白ももちろんそうですし」



上 沼「紅白の後に来たんです。紅白の後、東京のレギュラー11本来た!」
松 本「えっ」
上 沼「すごいなぁあの番組は。で全部お断りしました」



上 沼「だって子どもがまだ小さかったんですから。弁当詰めなあかんし。ほんまの話ですよ、ええかっこじゃなくて」



松 本「女優さんのお仕事が来たってことですか?」



上 沼「そうなの。大河」



松 本「へええ」



松 本「大河断る人、いるんですね」



上 沼「だって行けないもん、一週間、五日は拘束。『五日拘束でいいんですよ』って平気で言いよんねん」



松 本「言いよんねんって(笑)」



上 沼「あなた一週間七日で五日拘束って」
松 本「女優さんにしたらね。五日で済むなら」



北 川「そうですねもう。『五日間で済む』もう飛びつく仕事です」
中 居「ねえ」



上 沼「時代がね。やっぱり夫が、もう八つも九つも上の人で、団塊の世代の人ですから」



上 沼「大阪の、職場の人と結婚して、大阪で学校に子ども行かして、なんでお母ちゃんだけ東京って、おかしいじゃないですか。そんなような、始めっからね」


  どの大河ドラマかな。上沼恵美子と古舘伊知郎が紅白歌合戦の司会をしたのは1994年の第45回と1995年の第46回だから、どうだろう、1996年の『功名が辻』ではちょっと早すぎるか、1997年の『毛利元就』へのオファーか。ちょっと前に『どうする家康』に出ていた柴田理恵さんが「大河への出演は『毛利元就』で大塚寧々さんの乳母の役をやって以来」とか言っていたけど、そのへんか。いやただの当て推量です。
 ともかく、ここで「お母さん」という単語が出てきたことで、またまた新米お母さんの北川さんを巻き込んでのトークという流れになるわけだが、今回はこのへんで。