実写版『美少女戦士セーラームーン』ファンブログ


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【第862回】いつもの店が変わった!の巻(泉里香『正直不動産』第7話)


*前回ご報告もうしあげたとおり、6月中は仕事の都合で緊急時短モードでお送りしております。それでも関係ない呟きをちょっとだけ。無観客開催だったオリンピックの映画が、ただいま絶賛無観客上映中らしい。


  ウィークデイも劇場によっては大入りが続いている『トップガン マーヴェリック』とまったく逆の意味で、今週興行関連で話題を集めたのは、6月3日に公開された河瀬直美総監督による東京2020オリンピックの公式映画『東京2020オリンピック SIDE:A』の不入りに関する報道だ。オープニング3日間の動員は1万2208人、興収は1667万1600円、土日2日間の興収は約1200万円。同時期の『トップガン マーヴェリック』の約1.5%の数字である。(『Real Sound』「宇野維正の興行ランキング一刀両断」2022年6月10日


 『東京2020オリンピック SIDE:A』は全国200スクリーンでスタートをきった。全国200スクリーンで、3日間の動員が1万2208人ということは、1スクリーンあたりの1日の動員数が、なんと20人! いったい1日に何回上映してこの数字なのか、と名古屋の上映スケジュールを確認してみたら、すでに「109シネマズ名古屋」も「ミッドランドスクエアシネマ」も朝1回きりの上映となっている。





 オリンピック映画だからなにがしかの助成金も出るのだろうが(出るのか?)それにしても通常の映画だったら後編『SIDE:B』の公開を断念しても不思議ではない数字である。配信だけにすればいいのに。ていうか、オリンピックで二部作にするくらいなら、オリンピック篇とパラリンピック篇にすればいいのにね。



 さあそれではNHKドラマ10『正直不動産』第7話「過去の自分と今の自分」(2022年5月17日放送/原案:夏原武/原作:水野光博・大谷アキラ/脚本:根本ノンジ/照明:長谷川誠/撮影:金澤賢昌/プロデューサー:宇佐川隆史・清水すみれ/監督:川村泰祐/制作:NHK・テレパック)。完全に気の抜けたコーラだけれど、だらだら行きます。



 馬鹿正直の永瀬を利用して、顧客の藤崎夫妻(前田吟・中田喜子)に自宅の売却を諦めさせ、代わりにに自宅を担保に融資を受ける「リバースモーゲージ」を売り込もうとしていた美波(泉里香)だが、ウソの着けない永瀬はリバースモーゲージのデメリットまでべらべら喋り出し、計画は台無しに。怒り心頭の美波は妹分の(と言っていいのか)月下咲良(福原遥) に永瀬にコールをかける。



美 波(仕事終わったらいつもの店に永瀬連れてきて)



美 波(説教するから)



美 波(怒)


 いつもの店というのは、いつもの「しょうじきもん」かと思いきや、あら不思議。前回、大河部長(長谷川忍)が桐山(市原隼人)にガンガン飲ませてスパイ疑惑の真偽を確認しようとした居酒屋「漁火」であった。でも、今回も「しょうじきもん」の大将がヘルプで来ている。自分の店はいいのか? てか、前の店のロケ地が事情で使えなくなったのだろうか?



咲 良「本当に申し訳ありませんでした!」



咲 良「永瀬に代わってお詫び申し上げます」



美 波「あいつ、どうしたの?」


咲 良「なんか、仕事で抜けられないみたいで」



美 波「逃げたか」



美 波「全くあの人、何なの? 急に言わなくていいことペラペラ話しだして」



永 瀬「しかし、リバースモーゲージは逆に借金が増えていくからです」



咲 良「ははは……時々ああなるんですよね」



咲 良「芋焼酎、ロックで」
直 子「はいよ〜」



美 波「ワタシ的には、永瀬さん連れていけばバカ正直に『この家、簡単には売れません』って言ってくれると思ったのに……途中までうまくいったのに……突然うちの商品ディスり始めて」



美 波「もう、バカ正直っていうより正直なバカでしょ! バカなんじゃないの!」



咲 良「でも、昔は相当ウソつきだったみたいなんですよね」



美 波「ふうん」


 と、二人の会話に割って入ってきたのが、後輩の店にヘルプでやって来た「しょうじきもん」の大将、若松正(湯江タケユキ)と妻の直子(伊藤麻実子)。



 夫の名が「正」で妻が「直子」、二人合わせて「正直」。店の名前が「しょうじきもん」。永瀬は学生時代からこの店の常連なので、夫婦ともどもよく知っているのだ。にしても、なぜ自分の店ではない?(しつこい)



若 松「お待ち」
咲 良「どうも」
若 松「……俺はそんなこと、思ったことねえけど」



美 波「あ?」


咲 良「えっ?」



若 松「永瀬ちゃん、大学の頃からうちに通ってるけど、チャラいんだけど嘘はつかねえ、真面目なやつだったよ」



咲 良「永瀬先輩って、そんな前から常連なんですね」



直 子「うん。 不動産屋になるって決めた日も、うちに飲みに来てたのよ」
美 波「へえ~」
咲 良「ふうん」


咲 良「何で不動産屋さんになろうとしたのか、知ってますか?」


若 松「確か、おやじさんの家のことで登坂社長に助けてもらったって言ってたけど」



若 松「東中野の自宅が競売にかけられそうになって……」


 というわけで、永瀬が登坂不動産に入社することになったそもそもの話が明かされる。14年前、永瀬の父親が友達の連帯保証人になったのがきっかけで、家を手放さざるを得ないハメになった。



 で、悪い不動産さんの勧めで任意売却にして、あやうくカモにされかけていた。そのとき、たまたま同じ喫茶店で永瀬の会話を耳に挟んだ登坂社長が引き止めて、永瀬を救ってあげたのだ。



 感激した永瀬は、不動産屋になりたいので雇ってくれ、と頭を下げる。卒業までに宅地建物取引士の免許を取れたら考えても良いと社長が言ったので、永瀬はそれから頑張って宅建と、ファイナンシャルプランナー2級と、住宅ローンアドバイザーの資格も取って、登坂不動産に入社したのである。
 というところで、すみませんが時短営業のため本日はここまで。へば。