榊原郁恵さんが新型コロナに感染されたそうで、『機界戦隊ゼンカイジャー』は次回2022年2月6日放送分が第46話というかなりギリギリな感じ。出演シーンの撮影が全部終わっているとは思うのですが、まあ何ならリモートでも私はかまいません。
さて突然ですみませんが、次のはただのメモです。
春風亭一之輔独演会 vol. 22022年2月5日(金)熱田文化小劇場・春風亭いっ休「手紙無筆」・春風亭一之輔「子ほめ」「掘の内」(仲入り)・春風亭一之輔「井戸の茶碗」
昨日、ほんとうに何年ぶりかで落語に行って笑った。聞いた演目をどこかにメモしようと思ったけど、最近は日記をつけていない……と思ったら、ブログって日記だったんだよね(笑)。冒頭いきなり個人的なメモですみません。でもこれは私の日記でもあるのです、たぶん。ちなみに春風亭一之輔は沢井美優と同じ日舞の師匠のところで稽古していたことがあって、沢井さんの兄弟子にあたる。昔の沢井ブログにそう書いてあった(ここ)。
ところで、昨年『笑点』から林家三平が「卒業」して、先月末に桂宮治が登場した。で、ネットニュースでは交代の理由が「三平は面白くないから」と言われているのが不思議だと思いませんか? そもそも『笑点』の大喜利ってそんなに面白かったか? いや私も『笑点』を観るが、それはたぶん「面白いから」とは違う理由なわけで、『笑点』という番組の不思議さを実感した。
なんてヨタ話は置いといて本編。引き続きAct.18を観賞して参りましょう。教会の前でタクシーを降りようとした美奈子は、ドッグフードを抱えたレイとばったり出会い、もう一度タクシーに乗り込んで立ち去る。なんだありゃ、という表情のレイ、というところまででしたね。
レ イ「太郎、お腹すいた? もう食べれるか?」
神 父「ダイブ元気ニナリマシタ」
レ イ「よかった。ほら、もっと食べて」
美奈子「こんにちは」神 父「アァ、ドウモ」
美奈子「これ、リッキーに」
美奈子「ヘルシー・ドッグ。超高級なんだから」
神 父「Thank you very much」
神 父「助カリマス」
美奈子「元気になって良かったね、リッキー!」
神 父「後ハ飼イ主、探サナイト。明日ノミサハ、沢山ノ人ガ来マスカラ、話シテミヨウト思ッテイマスガ」
レ イ「あっ、じゃあ私ポスター作って貼っておきます」
神 父「アァ、ソレハ良イデスネ」
何を張りあっちゃっているんだか。
実写版のレイは、思慮ぶかく周囲を観察する子だ。Act.5やAct.16で、亜美の様子がおかしいと初めから気づいていたのは、戦士でただひとり、レイだった。
今回だって、美奈子が何かしら胸の内に抱いていることをうすうす察している。ヴィーナスが今のような別行動をとっているのは、何か理由があるのだろう。でもそれが何か、分からない。最初は、あっちはプリンセスなので、家来なんかと一緒にはいられない、という気位の高さみたいなものかと思っていた。でもそれなら、いざ妖魔に襲われたとき、身を挺してボディーガードに徹した自分を叱咤したりしないはずだ。プリンセスを放置してでも敵を追うよう命じたり、従わないと「なっかりだわ!」とか、とにかく言うことがおかしい。
もうひとつ、あざやかに登場して華麗にビームなんか放ったわりには、ヴィーナスって思ったほど強くない。体調も心配だ。それなのに、あるいはだからこそ、弱みを見せまいと意地を張っているようにも見える。金にまかせて大量のドッグフートを買い占めてくるような態度はそもそも気に入らないし、本人の性格でもあるのだろうが、その強がりの裏側にはやっぱり何かがありそうで、気がかりだ。……レイとしてはだいたいそんな心境かな。
そしてレイがこうやって美奈子のことに心を奪われ、クラウンの仲間との関係性をおろそかにしているあいだに、亜美がダーク・キングダム側に持っていかれる流れができてしまう。実はレイこそ戦士たちの心をまとめるリーダーであり、その不在がダーク・マーキュリーを生む引き金となったのだ。
一方、美奈子はこの時点でどんなふうに考えていたか。だんだん文章量が増えてきたので、こっちは箇条書きにしよう。
・本当のプリンセスはセーラームーン
・私はリーダーの責任で影武者を演じている
・その間はマーズにサブリーダーを任せたい
・だから私はいいからプリンセスを守って
・みんなが前世の記憶を取り戻したら合流する
・私に残された時間は少ないので急いで
「本当のプリンセスはセーラームーン」なんて、この時点で視聴者はだいたいみんな知っている。とはいえ、だいぶ前に書いたけれど、放送当時、小学校に入ったばかりだった娘は、実写版を観て「お父さんっ、今度のセーラームーンはヴィーナスがプリンセスなんだって!」と真剣に驚いていた。アニメ版のファンで、原作マンガを読んでいなくて、子供なら、まあそういうこともあるだろう。そういう意味では、ここまできめ細やかに心理的な伏線を張ってしまって、週末朝の子ども番組でよくこんなことをやっていたと改めて思う。
レ イ「プリンセスなのに、ずいぶん子供っぽい張り合い方をするのね」美奈子「負けず嫌いなの」レ イ「そう」
美奈子「妖魔は?」レ イ「分からない。見つからないの」美奈子「そう」
レ イ「どうして私たちと一緒に行動しないの?あなたが正体も明かさないから、私たちずっと探したのよ」
美奈子「そうすることが必要だから」
レ イ「だったら気まぐれに出てこないで。どこかに隠れててくれた方がいいわ。妖魔のことは私たちに任せて?」
美奈子「あなたに安心して任せられるようになればいいんだけど」
ほんとに素直じゃないな。にしても、よい台本である。でも、このときは小松彩夏も北川景子も17歳で、演技の面では発展途上どころかスタート地点。同じシーンを、今だったら、たとえば鈴木梨央16歳と芦田愛菜17歳ぐらいで観てみたい気もするし……いや、これはこの初々しさに代わるものはないなぁ。
なんて、途中雑務も入ってだらだらやっているうちに時間切れ。今回はここまで。なんか盛り上がらずに、済まないねえ。