実写版『美少女戦士セーラームーン』ファンブログ


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【第796回】ドラマが多くてショートの巻(『ゲキカラドウ』第5話/『ナイルパーチの女子会』第1話)


『週刊ヤングサンデー』2006年1月15日号表紙。1月とは言っても表紙はあからさまにクリスマスだから、実際には年末に出回った号なのだろう。「Happy Merry Christmas!! ヤンサン最終兵器アイドル結集のマル秘パーティー」とある。「最終兵器アイドル」のなかでもセンターをつとめるくらいだから、当時の小松彩夏は水着グラビアクイーンだったのだ。


原幹恵・相澤仁美
水崎綾女・小松彩夏・西田奈津美


 小松彩夏が日テレジェニック2004、原幹恵と相澤仁美が日テレジェニック2006、西田奈津美が日テレジェニック2005なので、見方によっては先輩を立ててセンターにした感じもある。一方、このなかでただひとり日テレジェニックではないのが水崎綾女。この人はホリプロタレントスカウトキャラバン出身である。



 原幹恵と水崎綾女は『キューティーハニー THE LIVE』で共演している(2007年、テレビ東京、全25話、原作:永井豪/シリーズ構成:井上敏樹/総監督:横山誠)。これはテレビアニメ『キューティーハニー』(1973年、全25話、NET、東映)の前日譚というか、エピソード・ゼロにあたる話で、愛の戦士キューティーハニーの誕生までが描かれる。原幹恵が主人公の如月ハニーで、水崎綾女はそのプロトタイプとして人体実験の犠牲となった少女ミキを演じている。



 試作品のハニーシステム(空中元素固定装置)を体内に埋め込まれ、サイボーグ化されたミキは、ハニーフラッシュで青いキューティーハニーに変身して高い戦闘能力を発揮する。



 しかしシステムと人体が干渉し体内に絶えず異物が作り出されており、その負担で身体はだんだん衰弱している。いわば「失敗作」のハニーである。最終回の手前で、完全に機能停止したハニーを救うために、自分のシステムをハニーに移植して、自分は命を捨てる。それで原幹恵のハニーは、青いハニーに変身する能力を身につけて最終決戦に挑むのである。



ミ キ「わかるか? 私はハニーの中で生きるんだ」



ハニー「ミキちゃん……」



 最終回の前で命を落とすという流れがセーラーヴィーナスと一緒で、なんか水崎綾女と小松彩夏は重なるんだよね。グラビア時代もわりと仲が良いことで知られていて、五年ほど前に水崎綾女が結婚したときも、小松彩夏は披露宴に行っていたと思う。前回のコメント欄でお知らせいただいたところによると、いまだに親しいお付き合いがあるそうで、そういうのを聞くとちょっと嬉しいですね。



 2013年、小松彩夏主演は倉科遼の人気劇画を映像化した『ネオン蝶』4部作の主演をつとめた。第1部と第2部は都内で劇場公開されたが、基本的にはレンタル向けのオリジナルビデオである。同じ年に水崎綾女は歌舞伎町のレジェンドキャバ嬢、立花胡桃の自伝を映画化した話題作『ユダ』に主演した。



 一流ホステスを目指して岩手県から上京した小松彩夏がトッキュウジャーの闇の皇帝(大口謙悟)と寝ていたころ、ゴーバスターズのエスケイプは劇団EXILEの青柳翔に抱かれていた。



 相変わらず出し惜しみした小松彩夏に対して、大胆に見せた水崎綾女の勝ちだった。かなり濃厚な絡みで、勝負あったと思う。別に勝負ではなかったが。



 また『ユダ』ではお店のVIP客の板尾創路が、かなりヘンタイな嗜好で水崎綾女と絡んでいたが、『ネオン蝶』の小松彩夏は、モロボシ・ダン(森次晃嗣)を腹上死させていた。



 これも腹上死させたとはいえ、ベッドシーンはチラリとも映らなかった小松彩夏に対して、変態SMシーンをきっちり見せた水崎綾女の圧勝である。



 いや勝ち負けの話ではなくて、板尾創路だ。今回はその板尾創路が店長をやっているキャバクラのナンバーワン嬢が水崎綾女さんなのだ。『ゲキカラドウ』第5話「辛口キャバクラと激辛お好み焼き」の話です(2020年2月3日、テレビ東京・The icon、脚本:本田隆朗/照明:宗賢次郎・後関健太/撮影:大塚亮・古橋長良/監督:ヤングポール/チーフプロデューサー:山鹿達也)。


 



 『ゲキカラドウ』は物語がつながっていて、だんだん面白くなってきた。前々回は高校時代に猿川が振られた話。相手は純情そうに見えて、空手部男子と応援部の猿川を二股かけてるような子だった。前回は猿川が経理部の女の子に一方的に片思いをする話。でも相手は厳しい経理部長にあこがれていて、ハナから猿川のことなど眼中になかった。今回は営業のためにキャバクラに出入りする猿川に、そのお店のナンバーワンのアカリちゃんが、ちょっと魅かれてしまうという話だ。



 実はアカリも大阪出身(水崎綾女自身は兵庫県出身の被災経験者)。なので、なかなか相手にされない店長に取り入るヒントをくれという猿川の熱意にほだされ、情報を提供するが、その代償としてアフターに付きあうことを要求する。



 人気キャバクラのナンバーワン嬢に、どんな高いメシを奢らされるハメになるのか、戦々恐々の猿川だったが、アカリに案内されたのは、なんと懐かしいお好み焼き屋。



 アカリは大坂から上京して孤軍奮闘する猿川の姿に、昔の自分自身を重ねる。よく見りゃ男前だ。それはまあ、ジャニーズだし。



 もうこんな瞳で見つめられたら、妻子ある私でもダメそう。でも今回は猿川のほうが彼女の気持ちに気づかない。アカリお勧めの激辛お好み焼きを頬張っているうちに、仕事への意欲が湧いてきて、触れなば落ちんといった風情のナンバーワンキャバ嬢相手に、お礼を言ってさっさと帰ってしまうのである。



友 麻「まったく」



友 麻「男って生き物は、女心がわかんないのよねぇ」


 そういう大河内友麻(泉里香)の残業姿に一目ぼれしちゃったのが、これまでにもこの会社に激辛メニューを配達している「ヒーハーイーツ」の配達員(しずる村上)。





 という感じで、この辺の展開が気になるところなのだが、実は私、今週から来週にかけて、息子の大学受験のピークなんですよ。この週末も実は東京を往来していて、ゆっくりブログを作成している余裕がない。



 ほんとうは、新しく始まった土曜ドラマ9『ナイル・パーチの女子会』でも、小池里奈が、なにかと主人公の水川あさみに絡んできてウザイ(それでいて仲間とのランチタイムなど陰では悪口を言う)派遣社員の若い子を演じていて、かなり出番が多い。



 こっちも取り上げなきゃ行けないし、どうしようかと悩むところなのだが、悩んでいるうちに時間も遅くなったので、本日はこれにてエスケイプ。