実写版『美少女戦士セーラームーン』ファンブログ


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【第755回】DVD第4巻:特典映像の巻(後編)

 卒業式が出来なかった学校も多いなか、卒業シーズンも過ぎてしまい、NTTドコモの宣伝(なのかiPhoone11の宣伝なのかよく分かんないけど)の橋本環奈と浜辺美波のシリーズも大詰め。卒業アルバム編である。二人ともすごく可愛い。自分の子どもの卒業式に出るか、この二人の卒業式にするかどちらかひとつだけ叶えてやると言われたら、私はすごく真剣に迷いそう。

1. Act.15&Act.16を振り返って


 さて今回は、一回あいだが空いたけど前々回の続きで、実写版DVD第4巻に収められた特典映像「セーラームーンにおしおきよ」沢井美優&北川景子編の後編だ。これでひととおりDVD第4巻のレビューが終わることにもなる。調べてみたらAct.13のレビューを始めたのが2015年の11月23日。飛び飛びではあるが、DVD1枚のレビューになんと4年と4ヶ月の歳月を費やしたことになる。何やっているんだろうね。



 後半はまずアバン・タイトルのワイプの話。アバンで「前回までのあらすじ」が紹介されるとき、画面の隅にウサギとかニンジンとかハートの形をした窓がくりぬかれて、そこから戦士たち(あるいはルナ)が物語を語る。まあ前半2クールぐらいは、だいたいうさぎが案内役だけれどね。で、そのワイプの窓の形は、実は沢井美優自身が描いていたという話である。



沢 井「あれ鈴村(展弘)さんでしたっけ、鈴村さんが「『描いて』って言って、最初冗談かと思ったら本当に、もう、ちょっと「今日中に」みたいなことを言われて、描いて、そしたら本当に出来てた」



沢 井「すごい雑なんですけど、こんなふうに描いて渡したら、うまい具合に色づけしてもらい、ちゃんとニンジンに見えたと思います」



 アバンについては以前も当サイトで分析したことがありますが、今回もちょっと気になったことがあって、全エピソードのアバンを調べたりしました。その件については次回ご報告するつもりですので、この項目は今回はこれくらいで。

2. いないから言える? 他の仲間について


 次はここにいない戦士の仲間について語るコーナー。まずは小松彩夏について。小松彩夏と初めて本格的に絡んだのはAct.12の沢井美優だと思うんだが、ここでの話によれば、どうもAct.17の教会のシーンで北川景子と競演したのがきっかけで、戦士たちと打ち解けたみたいだ。どういうことなんだろうね。小松彩夏が極度な人見知りなせいで、そこまで時間がかかったのだろうか。



北 川「小松は大人しいと思ったんだよ。違ったね」
沢 井「だいぶ馴れてきたよね」
北 川「うん」



沢 井「最初のうちは撮影もこまごまで、みんなと別行動、夜だったり、いないときに撮影が多かったから話す機会もなかったけど、(小松と北川の)二人がくっついてから、この二人が最初どんどん話すようになっていって、だんだんみんなとも……」



北 川「そう」
沢 井「もとから喋ってたけど、もっと弾けたみたいな」



北 川「小松はやっと弾けてくれるようになって」



沢 井「そう。で景ちゃんと彩夏ちゃんが仲良いよね」
北 川「仲良い」


 マーズとヴィーナスはけっこういつも喋っていたみたいだ。で、沢井美優と浜千咲がけっこうよく話すので、安座間があぶれて寂しそうという話。安座間さん可哀そうに。



北 川「千咲はびっくりしたよね。第一印象と今が違いすぎて」
沢 井「第一印象とは違いすぎる」



北 川「(可愛く)『千咲でぇす』って言っていたのにね、最近ほんとアイツどうしたよ」



沢 井「あはは。すっごい……だから私と千咲がけっこう喋ってるよね」



北 川「うん。はっちゃけちゃったねえ、もう」



沢 井「うん、二人の声が、千咲と私が多いから、そう……美優ちゃんは寂しがっている(笑)」


 というわけで、安座間さんについては「千咲と私がよく喋るから美優ちゃんは寂しがっている」しか紹介されないという。まあそこが安座間さんらしいといえばらしいのではあるが。

3. Act.15未使用カット


 次はAct.15からの未使用カット。といっても、ダークキングダムのシーンの最後の方の、ほとんど取るに足らない場面である。放送された本編と併せて観てみよう。まず、ネフライトがクンツァイトへの対抗心をむき出しにするが、軽くいなされてしまう。



ネフライト「ふん、何がいずれだ。あれだけ大口を叩いておいて、よく手ぶらで戻れたな。お前はしょせん復活しそこなった失敗作。おとなしく元の巣に帰ってろ!」



クンツァイト「ネフライト! 失敗作、失敗作とうるさいが、つまり私を作られたベリル様が間抜けだと言っているわけだな」



ネフライト「なっ……そうではないっ、私はお前が……」
ベリル「もうよい!」
ネフライト「はっ」


 で、クンツァイトはこの後、美奈子が泥棒にジュエリーを盗まれた話題に触れ、幻の銀水晶かも知れないと匂わせて「コソ泥に先を越されるとは、お前もよくよくツイていない」と嘲笑しながら去っていく。余裕である。逆にネフライトは「バカな、妖魔をつけておいたのに」とすっかり焦り気味。そんなネフライトにベリル様が声をかける。ここからが本編で削られた場面。



ベリル「ネフライト」
ネフライト「はっ」



ベリル「クンツァイトを斥けたくば、幻の銀水晶を早く手に入れよ」



ベリル「間抜けなわらわに代わってな」



ネフライト「ベリル様、申し訳ありません」



ネフライト「クンツァイトめが!」


 Act.15では、もうひとつ、うさぎが久々にクラウンで、なるや香奈美や桃子とカラオケで盛り上がるシーンが台本には書かれていて、本編には出てこなかった(Act.15の撮影台本は【第431回】参照)。どうせならその場面を観たかった。でもそっちはそもそも撮影されなかったのかも知れませんね。


4. レイという役について


 次は北川景子が語る火野レイ。といってもまあ真剣なインタビューでもないので半分おふざけである。ただ、気持ちを入れて役になりきるタイプの沢井美優に対して、役と自分とのあいだの距離を見定めてからアプローチをかける北川さんの芸風の違いというのは分かるんじゃないかな。



北 川「かなり自分とかけ離れています」



北 川「なんていうか、ねえ、かけ離れているよね」
沢 井「ううん(笑)」
北 川「そう。でも一所懸命やっています。本当に。本当に毎日一所懸命にやってる」
沢 井「ふふふ」



北 川「やってます」



沢 井「言い過ぎると嘘っぽいから」
北 川「ふふふふ」



沢 井「なんか、レイちゃんは尊敬に価する感じが、今うさぎのなかにはまだあるから、この先を含めてどんどん、仲間としてね、打ち解けたら」
北 川「打ち解けたいね」



沢 井「物語の中でですよ」
北 川「中で」



沢 井「いいなあと」
北 川「演技の上で、仮に。役の中だけで……ふふふ」



沢 井「おいおい、おいおい、なんでそんな『中で』を強調すんの? ダメでしょ」
北 川「いや仲良いからこそ言えることもあるから」



沢 井「そうだよね」
北 川「そういうことで」
沢 井「はい」


 わりと沢井さんが何か言うと、そこに北川さんが乗っかって発言する、というパターンが多いね。さあそして次は最後のコーナー。

5. 今後(Act.17~)の見どころ


さあ、そして最後は次のDVD第5巻の宣伝である。第1巻と第2巻のパートナーが浜千咲、第3巻と第4巻が北川さんだったので、次の第5巻と第6巻は安座間美優である。でもまあ特に安座間さんの話題は出ない(笑)。



沢 井「次(Act.17)からですよね。レイちゃんと美奈子ちゃんが……」
北 川「もちろん」



沢 井「だから、どうぞ」



北 川「何だろう、何を言ったら良いんだろう」
沢 井「見どころを」



北 川「見どころは、ええと、かわいい美奈子ちゃん……です」



沢 井「あれ、自分のこと言っとかなくていいの」



北 川「自分は……『自分は』って言っちゃった、もうヤダ」



北 川「私は、ええと、巫女さんなのに教会に行きます」



沢 井「大注目って感じですね。はい。どうぞご覧ください」



北 川「ご覧ください」


 ていう感じで、ちょっとあっさり目ですが今回はこんなところで。
 以上をもちまして、DVD第4巻レビュー、全編終了でございます。