6年目の3.11の追悼集会が明けて、名古屋ウイメンズマラソンだ。ずーっとヘリコプターが飛んでいる。私は終日ゆっくりお休みをいただいています。
1. 今夜いよいよ大団円
『大貧乏』第9話「今夜すべてが明らかに!! 奪われた250億の真相」(2017年3月5日放送、フジテレビ・東映/脚本:安逹奈緒子/撮影:大石弘宜・篠田忠史/演出:三木茂)。
泉里香が出て来ないと教えていただいて気が緩み、私は結局、第8話をスルーしてしまった。その結果(でもなかろうが)視聴率は過去最低の4.0%に落ち込んでしまった。でも今回ちらっと泉里香を出したことで4.7%に回復した。次回が最終回。ちなみに、第1話(7%)に次いで高視聴率だったのは、沢井美優・泉里香がひさびさに共演した第5話(5%)である。
物語の展開は行ったり来たり。恋愛ドラマ的には、ゆず子(小雪)と柿原(伊東淳史)はもうかなり打ち解けている。一方、ゆず子が職を失うきっかけとなった会社の計画倒産を暴き、コツコツ貯めてきた社内預金を取り戻すための闘いは、さすがに大企業が相手だけあってそう簡単にはいかない。
あらためて、250億の損失補填の元凶となった、濱中電子の新型リチウムバッテリ「アウセル」初期設計ミスを証明する方策を考えるが、敵も設計データは徹底的に消去している。ただ、アウセルに一方ならぬ愛着を抱いている開発責任者の高野由鶴(奥貫薫)ならば、あるいは社の方針に背いてこっそり開発データを保存しているかも知れない。ゆず子と柿原は、高野由鶴の動向を探ろうとレイコ(泉里香)を呼び出し、話を聞き出す。泉里香としては、『仮面ライダー鎧武』以来のスイーツ女子っぷりである。
レイコ「高野さんですか?」
ゆず子「いや、レイコちゃんに聞くのはおかしいなと思ったんだけど……」
レイコ「え〜いいですよ〜」
レイコ「ゆず子さんに会えないの残念だなって思っていたし」
レイコ「柿原さんにも会えるし」
柿 原「え」
ゆず子「それで……」
レイコ「高野さんは、会社辞めたって聞いています」ゆず子「え? 辞めた?」
レイコ「はい」
ゆず子「再就職先とか……あれほどの人ならヘッドハンティングとか」
レイコ「ごめんなさい、私はちょっと……」
柿 原「ヘッドハンティング……そうか、他者の研究機関に行っている可能性もあるよね」
柿 原「もしかしたらアウセルのデータを持ち込んでいるかも知れない」
柿 原「うちで担当しているメーカーにも聞いてみるよ」
レイコ「あの……また会ってもらえますか」
レイコ「会えて嬉しかったぁ」
レイコ「またお誘いしますね」
次回、最終回。ゆず子と柿原が本格的に結ばれてしまうところまで行くかはともかく、少なくともレイコに対してそれなりにけじめをつけるのが男というものであろう。何らかのかたちで幸せにしてやりたいとも思うが、だからといって、これまで柿原ひと筋だったレイコが、土壇場で全然別の男にあっさり転がるのも、軽い女みたいでちょっとイヤだ。成田陵となんとかペアリングできないものだろうか。
2. 検 証
次は前回の続き。『科捜研の女』第16シーズン第15話「七枚の迷宮」(2017年2月23日放送、フジテレビ・東映/脚本:戸田山雅司/撮影:田中勇二/監督:西片友樹)である。
二度目の事情聴取を終え、傷心の枝織(小松彩夏)を励まして病室を出た科捜研のマリコ(沢口靖子)と土門刑事(内藤剛志)。マリコは、一命をとりとめたものの恋人を失った枝織に深く同情している。こういう無垢なところがいくつになっても東宝シンデレラ、とりあえず他人を疑うということができない。それに対して、海千山千の土門刑事は、あきらかに枝織を怪しんでいる。
土 屋「榊、何か引っかからないか?」マリコ「えっ?」土 屋「木村と八代がいかにガンマニアで、改造拳銃を手に入れたとしても、いきなり人間を的にしようと思うか?」
マリコ「背景に何か別の動機があるとでも言うの?でも木村たちと枝織さんたちは初対面だったはずよ」土 屋「おれたちに見えていない人間関係があるのかもしれない」
マリコ「とにかく私たちは木村と八代の逃走先の手掛かりを見つけるわ」
普通は疑うよねえ。小松彩夏ほどのバラに棘がないわけがない。サバゲー好きが昂じて、実弾で人狩りを始めたなんて話も、まるでドラマみたいに(ドラマだが)現実味がないし。しかも事件の推移を紙芝居のように語る写真が7枚だけ現場に残されているところも、フィクションにしてもわざとらしい。ただ、この狙ったんだが狙ってないんだかよく分からないわざとらしいトリックが、小松彩夏の芝居と相俟って、けっこう妙な空気を醸しているあたりが、このエピソードの味でもある。
実際、科捜研の分析が進むうちに、矛盾や疑問は続々と出てくる。化学専門の宇佐見(風間トオル)は、サバゲーマニアの二人の自宅で押収したモデルガンや衣類や工具を調べるが、火薬の残渣はまったく発見されない。
その代わり、普段は文書鑑定を専門とする日野(斉藤曉)の射撃実験によって、エアガンの空気圧を基準よりも高める、海外製のガスが使用された可能性が明らかになった。当然、弾はより高速で射出されて威力は増すが、殺傷能力はない。
ただしこのガス、日本では違法とされている。どうやら二人が裏サイトで「本物ゲット」と言っていたのは、このガスボンベのことで、サバゲーで高速弾を試したかっただけのようである。一方では、現場にはない別の凶器が使われた可能性も出てきた。被害者、萩野優介(大迫一平)の遺体に、銃創とは別に高圧電流による電撃傷が見つかったのである。
おそらくスタンガンの電流によるものだ。そして、萩野の遺体が撮影された状況を再現し検証するために、改めて現場の山小屋に向かったマリコと呂太(渡部秀)は、写真の再現実験をしているうちに、重要な事実に気づく。
カーテンの外から入る光量の違いから考えて、屋内で撮られた2枚の写真は明らかに外が暗くなってからのものでなくてはならない。とすると、最初に想定した写真の順番は、時系列的に間違っている。
さらにもうひとつ、涌田(山本ひかる)の画像分析によると、インスタントカメラに使われる印画紙は、気温が5度以上ないところでは正しく現像できないのだが、事件当夜の現場が氷点下に近かったため、正しく発色していないのだという。そこで夜に屋外で撮った最後の画像を、デジタル補正で本来の色に復元してみる。
逃げている女のダウンジャケットの本当の色は、白ではなくピンクだった。ということは、逃げているのは枝織(小松彩夏)ではない。ピンクのダウンを来ていたのは、枝織の友人で行方不明の紗代子(内田慈)のほうだ。
3. 二度目の推理
三たび枝織の病室を訪れるマリコ。しかし今回の目的は見舞いでも事情聴取でもない。科学捜査によって明らかになった真相、写真を正しく並び替えることで浮かび上がった「もうひとつの物語」を枝織に突きつけるためだ。一気にいきましょう。
枝 織「紗代子は見つかったんですか?」
マリコ「あの山で何があったのかようやくわかりました」
マリコ「私たちは最初、あなたの言葉をヒントに、7枚の写真から、2人の男がサバイバルゲームのふりをして萩野さんとあなたをマンハントの標的にする、という恐ろしい物語を読み解きました」
マリコ「ですが……真実はこの順番ではなかった」
マリコ「違ったのは順番だけではありません」
マリコ「この逃げている人物はあなたではなく紗代子さんだった」
枝 織「何の話かよくわかりませんけど」
マリコ「何より一番不可解だったのはこれです」
マリコ「床に写り込んだ影から撮影者の身長が割り出せました」
マリコ「萩野さんを除く4人の中で、160センチはあなただけです」
マリコ「萩野さんのご遺体をなぜあなたが撮ったんです?」
マリコ「全ての疑問の答えは7枚の写真を正しく並び替えれば明らかになります」
マリコ「2番と5番は順番が逆で、なおかつ4番よりも後ろ」
マリコ「3番が撮られたのは夜なので、2番よりも遅い時刻」
マリコ「この順番だと、まるで別の物語が見えてきます」
マリコ「あなたと萩野さんは、紗代子さんに誘われ、木村武文と八代澄夫と一緒に鷹桐山に向かった」
木村・紗代子「よいしょ」
枝 織「優介さんこっち向いて」
マリコ「その際、木村と八代は、実は違法に威力を高めたエアソフトガンを所持し、その威力を確かめるために」
マリコ「あなたと萩野さんを標的にした狩りを始めた」
マリコ「しかしそれはマンハントなどではなく、言うならばおもちゃの銃を使った、たちの悪い悪ふざけに過ぎなかった」
紗代子「撮るよ〜、はい、チーズ!」
八代・木村「ウオー!」
荻 野「ちょっちょっ……」紗代子「もう止めなよ! それ、あたったらマジで痛いんだから」木 村「はいはい。けど見つけたんだから俺たちの勝ちだな!」
八 代「お二人さん出てきて!罰ゲーム罰ゲーム!」荻 野「ああ〜もう〜!」
八 代「イエーイ!」木 村「よっしゃ〜!」
荻 野「本当に痛いですよ」木 村「ごめんごめん」
木 村「はい〜罰ゲームの恥ずかしい写真完了!」
紗代子「もう、木村さん趣味最低」
そういえばあれだ、この紗代子を演じた内田慈(うちだちか)さんとえいば、NHKEテレの『みいつけた!』で、コッシーのイス仲間というか、ラテン系のキャラの籐椅子「デテコ」の声をやっている。
あと『みいつけた!』のエンディングテーマ「グローイング・アップ」を歌っているもこの人。グループ魂と星野源と、そして内田慈さんというコラボである(作詞:宮藤官九郎/作曲:星野源/歌:三宅弘城・内田慈)。なかなか泣かせる曲である。
4. 真 相
閑話休題。ここまでは、違法ガスを使って普通のエアガンより痛い高速弾を撃ったとはいえ、楽しいサバイバルゲームで、枝織と祐介が捕らわれて縛られた写真も、ただの遊びだったわけだ。問題はここからだ。
マリコ「午前11時頃にその写真を撮ってから、昼食を挟んだあと、午後1時ごろ改めて記念撮影をした」
マリコ「本当に恐ろしい事は、このあと起きました」
荻 野「なんだよこれ」
マリコ「拳銃を見つけたバッグはあなたのものだった」
荻 野「うっ!」
マリコ「気絶させた萩野さんをコテージに隠したあなたは…」
枝 織「優介さん戻ってきてませんか?」八 代「えっ何?戻ってきてないって、どっか行ったの?」枝 織「昼間、洞窟に隠れた時に、車の鍵を落としちゃったかもしれないから見てくるって、ずいぶん前に」木 村「こんな暗いのに一人で? やばくね?」
優介がいなくなったと聞き、木村(加治将樹)と八代(安村典久)はさっそく探しに行こうと立ち上がる。枝織は紗代子にその場に残って待つように告げ、善意のサバイバルゲーム愛好家二人を、昼間のゲームで逃げ込んだ廃坑跡の洞窟に誘い込む。実はあの洞窟の奥には(都合良く)落ちると自力では這い上がれないくらいの深い穴があいているのだった。枝織の狙いは邪魔な二人をそこに蹴り落としちゃうことであった。
木 村「おーい!」
八 代「萩野っち? ここすぐ穴になってて危ないんだよね」木 村「まさか落ちたりしてないよな?」(突然、後ろからドン)
木 村「うわあっ、あああっ」
八 代「うっ嘘!?何?」(再び後ろからドン)
八 代「うわあ!」
それからコテージに戻って、スタンガンで気絶させた優介の胸元を拳銃で撃ち抜き、記念撮影。マリコの解説は続く。
マリコ「木村さんと八代さんを洞窟に突き落としたあと……」
(銃 声)
紗代子「何してるの?」
紗代子「何で!」
枝 織「逃げたら撃つわよ」
(逃げようとする紗代子)
マリコ「そして木村さんたちのマンハントの一環に見せかけて最後の1枚を撮り……」
紗代子「ああっ」
(切り株につまづいて転ぶ紗代子)
(スタンガンのスパーク音)
枝 織「これ……私に見える」
マリコ「実際はピンク色だった紗代子さんの服が、低温のせいで白く現像されていた」
マリコ「これを見たあなたは、写っているのが自分だと、私たちに思い込ませる事を思いついた」
念入りな計画犯罪かと思いきや、最後の写真は発色が悪かったものをその場の思いつきで使ったり、意外と行き当たりばったり。しかも男二人を洞窟の奥の穴に落としておいて放置というやり方も大胆というか無謀で、ひょっとするとすぐに真相が発覚するのは覚悟の上で、犯行に及んだようにも見える。でも追求されるとシラを切る。この犯人、ちょっとおかしい人かもしれない。
マリコ「何枚も撮った写真の中から、自分の物語に必要な写真だけを選び」
マリコ「私たち警察をその物語に誘導するために、自分が持ち帰るリュックに2枚、コテージに5枚を残し」
マリコ「必要ない写真を全て燃やした」
マリコ「あなたは目を覚ました紗代子さんを拳銃で脅し」
マリコ「木村さんや八代さんと同じ洞窟に連れて行き」
紗代子「うわああっ」
(銃 声)
マリコ「そして一晩かけて山を下り」
マリコ「あたかも自分が被害者だったように装い、保護された」
マリコ「これがあの山で起きた事の全てです」
枝 織「こんな写真だけでどうして、まるで見てきたみたいなことが言えるんです?」
土 屋「山崎紗代子さんたち3人なら、2時間前に保護した」
枝 織「えっ…?」
前回書いたとおり、枝織は警察の事情調査に、彼らが「確か、夏目峠から下りれば、滋賀の方へ脱けられるみたいなこと、言っていたような気がする」と答えてみせ、わざと洞窟とは遠い方向を暗示した。そうすれば警察は見当違いの方角を探索し、その間にサバゲー愛好家と紗代子は、高桐山の廃港跡の穴ぼこで、殺人鬼の汚名をかぶったまま、寒さと脱水症状で衰弱死する。だいたいそんな計画だったようです。ズサンですね。
しかし科捜研の呂太(渡部秀)は、枝織のトレッキングシューズに付着していた特殊なコケが、発生場所の限定に役立つことに気づき、廃坑跡という場所を割り出した。そのおかげでサバゲーマニアの木村と八代、そして脱水症状や低体温症でかなり衰弱していた紗代子も救出されたのである。
この三人が救出されてしまったのでは、いくらなんでも言い逃れはできないよね。
5. アヤカの貧乏ゆすり
それにしても、なんの面識もないサバイバルゲーム愛好家二人の命まで巻き込むような、こんな恐ろしいことを企てた理由は何なのか。といえば、実に単純というか、男に裏切られた怨みだというのだから怖いっす。
マリコ「どうしてです? あなたは萩野さんと、その瞬間のたった1枚だけの思い出の写真をたくさん撮るために、山に行ったんじゃなかったんですか?」
枝 織「そんな瞬間、最初からなかったのよ」
荻 野「ご両家にメッセージもらってくる」枝 織「うん」
枝 織「優介さんこれ……」
ブライダルサロンでの仕事中、優介が忘れていった手帳を届けてやろうと思ったら、その手帳から滑り落ちてきた、優介と紗代子のベッドでのツーショットチェキを見てしまったのが全ての始まりである。チェキ写真から起こった殺意なのでチェキ写真で落とし前つけてやる、といったところか。
枝 織「萩野は紗代子とデキてたの」
枝 織「それも私と付き合うずっと前から…」
枝 織「だから最後の一枚は私が撮ってあげた」
恋人を失った薄倖の美女、改め綿密な計画のもとに殺人を実行する頭脳型犯罪者、改めサイコパスである。裏切った恋人と浮気相手への意趣返しに関係ない人の命を、それも二人も巻き込むなんて、やはりちょっとおかしいですよね。そういう意味では、前回コメント欄にyamabosiさんがそういう趣旨のことを書いておられたんだけど、枝織のちょっと現実味に乏しい雰囲気とかセリフ回がそこはかとない人格破綻ぶりを感じさせて、これは小松彩夏的にはけっこうラッキーな役ではなかったかと思いますね。
最後、警察で土屋(内藤剛志)と蒲原(石井一彰)に取り調べを受ける間も、ただ退屈そうな表情で、美女にそぐわない貧乏ゆすりというアクセントがついています。
土 屋「萩野優介さんは山崎紗代子さんと豪遊を繰り返し、かなりの借金を作り、それをあんたが肩代わりしていたと勤務先の同僚が供述した」
蒲 原「恋人と信じていた男に、金づる扱いされたのが許せなかったのか?」
土 屋「どうやって木村や八代のサバイバルゲームを利用しようと思いついた?」
(貧乏ゆすり)
枝 織「紗代子から聞いたのよ。クラブの常連からサバゲーに誘われてるって」
枝 織「私も興味あるふりしたら、あいつサイトに裏掲示板がある事まで教えてくれて」
枝 織「この2人を利用すれば犯人に仕立て上げられる。そう思いついたから」
枝 織「改造拳銃は別の裏サイトを調べて購入したの」
土 屋「木村と八代が、紗代子さんを連れて逃げてる最中に洞窟に落ちて死亡した。 そういうシナリオだったんだな?」
蒲 原「萩野さんだけじゃなく紗代子さんや他の2人まで殺そうとしたっていうのか?」
枝 織「だって紗代子はいつだって私から何もかも奪っていくのよ。一度くらい私の思うとおりにしたかった」
土 屋「それでお前は何を手に入れた?」
土 屋「教えようか? 自ら犯した罪を一生かけて償う人生だ」
だんだんカメラが引いていって、最後、切り返しでもう一回、小松彩夏のバストショットくらいを見せて終わると思ったが、べつだん反省も悔悟の情も見せず、ただふてくされて貧乏ゆすりしている足元のアップで終わってしまった。
以上、長くなったけど、どうでしょう。ドラマ的には、同じ写真を並べ替えるだけで異なるストーリー、異なる犯人像が浮かび上がるという着想は面白いけれど、これをもっと活かせるプロットをじっくり煮詰める時間が足りなかったですね。まあテレビだから仕方がないけど。
小松さんについては、結婚詐欺師なんかと同じキャラクターで、この方向性に安定感が出てきたことは確かだ。ただ女優としての小松彩夏本人はたぶん、もうちょっと違う役とかに挑戦してみたい気持ちもあると思う。どっちみちオファーがなきゃどうしようもない話だが、おなじみの美貌の悪女役として推理ドラマやサスペンスドラマに地歩を固めつつ『馬子先輩の言う通り』みたいなちょっとした冒険もやっていただけると、私としては理想なんだけど。ひとまず2017年の小松彩夏、初旬は好調な滑り出しである。
もう小松彩夏さんの出番はないですが、最後の〆をちょっと観て見ましょうか。沢口靖子と内藤剛志。
土 屋「浮かない顔だな」マリコ「私、彼女に言ったの」
マリコ「科学で紗代子さんを救ってみせる。あなたのためにも」
マリコ「騙されている事も気づかずに、あんな約束までしてしまった」
土 屋「お前は約束を果たした」
マリコ「え…?」
土 屋「野宮枝織がさらなる殺人を犯すのを、お前が食い止めた。それだって彼女を救った事になる」
土 屋「違うか?」
次回はまたまた小松彩夏『三匹のおっさん』をやろうかとは思いますが、まだ見逃し配信を鑑賞していないのでなんとも。ではまた。