とうとう日曜日に更新できなかった。別に中日ドラゴンズが19年ぶりに最下位に沈んだせいではないよ。
このブログは基本、毎週末(土曜日)深夜までの更新を理想としていて、でも実際には日曜の朝まで持ち越すことが多くて、それが最近、日曜の晩までズレ込むようになって、ついに月曜日だ。10月に入るとこのパターンがさらに増える。もし日曜日に新記事がアップされなくても、みなさん大目にみてください。
さて、意外と尾を引く『家売るオンナ』ロス。なんと北川景子さんご本人もそうみたいですね。ブログより。
昨夜、無事に家売るオンナの放送を終えました。
たくさんの方にご覧いただき、応援していただき、幸せでした。ありがとうございました。
全くブレることのない、万智らしいラスト、湿っぽくない、家売るオンナらしいラストでよかったです。
テーコー不動産を去っても、これからも三軒家万智は家を売って売って売りまくることでしょう。
屋代課長、布施さん、足立、庭野、白洲美加、八戸さん、室田、宅間さん、こころさん。みんなありがとう。
GOGO言うワンクールは、とても目が乾いて、とても楽しい夏でした。
最近よく目にする「〜ロス」ってなんやねん、と思っておりましたが
なんと自分でサンチーロスになりました。
もう咆哮できないなんて。
こんなにも名残惜しい作品に出会えたことに感謝でいっぱいです。
ご覧いただいた皆様、一緒に作品を作ってきた皆様、本当にありがとうございました。
というわけで、私ももう少し、名残を惜しませてもらおう。第1話と最終話のレスポンス。でも、以下の記事はだいたい、M14さんのところの本文やコメント欄で話題になったトピックの焼き直しなので、お断りしておきますね。
まず第1話のラスト、りょうの演じる女医さんとのやりとり。職業に貴賎なし、とはいうものの、やっぱり医者や弁護士なんかの「先生」って呼ばれる仕事に較べれば、それこそ不動産屋なんてねえ……という世間のつまらん常識をひっくりかえすセリフ。
弥 生「私も主人も毎日センセイ、センセイって呼ばれているけど、あなたの方が先生だなって思ったわ」
万 智「は?」
弥 生「だって医者や弁護士と同じように、他人の人生を背負ってるじゃない?」
万 智「そのような偉そうなものではございません」
万 智「お金のために家を売っているだけです」
弥 生「そうなの?」
万 智「そうです」
以降、最終話にいたるまで万智が、自分の仕事にプライドを持って「不動産屋です」と堂々と名乗る根拠みたいなものが示されている。ここではそれをゲストの産婦人科医に言わせておいて、三軒屋万智自身が同じ内容のセリフを激白する機会は、最終回まで引っ張る。これが仲間由紀恵だと、第1話で主人公から「私たちはただ家を売っているだけではありません。お客様の人生を背負っているんです」とタンカを切って、第2話以降もぐいぐい押していく熱血な構成になる。というのは冗談だが。
で最終話。バー「ちちんぷいぷい」の立ち退きをなんとか食い止めようとしていた屋代たちだが、店の入っているビルは再開発の対象区域で、そのプロジェクトにはテイコー不動産も絡んでいる。だから手を引け、という上層部からの命令に、さすがに従わざるを得ない屋代。しかし万智は「あのビルは自分が売ってみせる」と屋代に噛みつく。
万 智「これまで私は、いろいろな不動産屋で家を売ってきました。テイコー不動産に特別守ってもらったり、お世話になった憶えはありません」
万 智「だから、会社に義理立てするつもりもさらさらありません」
万 智「大切なのは、私が預かったお客様の人生です」
屋 代「まあ君はそういう考え方かも知れないけれど……」
万 智「課長は、こころさんの人生を背負ったのではないのですか?こころさんのことは、こうなったらもうどうでもいいのですか??」
屋 代「どうでもいいわけないだろう」
万 智「でも、見放すのですね」
万 智「だから会社の犬なのです」
万 智「私はクビになっても構いません。これから斎藤ビルを売りに行ってきます」
この後の展開は、第1話で女医が言っていた「あなたの方が先生だな」というセリフに対応していて、大学病院のお医者さんでも治せなかった少女の足の怪我を、万智が「家を売る」という行為を通して歩かせてしまう。もっとも若いころアキレス腱切断の負傷をされたM14さんによると、ここで女の子が歩き出す場面にはいろいろ問題もあるらしいんだが(ここ)まあいいや。そういうネタで追加記事を書きたくなるほど面白いドラマだったという話ですね。
以上。次回は実写版セーラームーンレビューAct.13の締めくくりと、恒例の使用サントラ音源リストの予定。