実写版『美少女戦士セーラームーン』ファンブログ


最新記事〕 〔過去記事〕 〔サイト説明〕 〔管理人

【第566回】小ネタもここに極まるの巻(沢井美優・大久保聡美)



 加瀬亮と戸田恵梨香の共演作品『SPEC 〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜』は、2010年の10月から12月にかけて、TBSの金曜ナイトドラマ枠で放送された。同枠の後番組が『LADY 〜最後の犯罪プロファイル〜』(2010年12月〜2011年3月)で、その第1話で北川景子とDAIGOが初共演している。で、このあいだDAIGOさんと北川さんの披露宴が話題になったと思ったら、今度は加瀬亮と戸田恵梨香の交際報道が話題になっているね。それがどうしたと言われるとちょっと困るけど。
さて、疲れちゃったので今週末のブログはお休みをいただくつもりでいたんだけど、そういう予定を立てると時間ができちゃったりするんだよね。それで今回はちょっと使いそびれたネタをひとつ紹介します。



 今シーズンのフジテレビ月9ドラマは福山雅治主演の『ラヴソング』である。『ガリレオ』や『HERO』などのヒット作に関わったスタッフ(ただし『月の恋人 Moon Lovers』も手がけているところに一抹の不安が……)に、主演の福山雅治はじめ宇崎竜童、りりぃ、由紀さおりなど歌手・ミュージシャン系のキャストが目を惹くドラマだ。
 ヒロイン役の藤原さくらって子が、いちおうオーディションで選ばれたシンデレラガールって触れ込みだけど、実はアミューズ期待の新人シンガーソングライターなので、要するに福山雅治が事務所の後輩の売りだしに一肌脱いだような印象もある。
 その月9に大久保聡美がレギュラー出演している。いまのところ4話まで放送されているが、いちおう毎回出演しているらしい。まあ、ヒロインの職場の同僚の役でほんのちょこっとずつでしかないけど、でもそういうところからコツコツ頑張って欲しい。




 ということを、そのうちどこかでブログに書こうと思って下調べをしていたら、大久保聡美はなんと、すでにずっと昔に福山雅治の月9ドラマに出演していたことが判明した。2013年にセーラームーンミュージカルで主演のうさぎ役を射止める直前の話である。
 その作品とは『ガリレオ』の一篇「指標(しめ)す」。ガリレオの相手役が柴咲コウから吉高由里子に代わった第2シーズンの第2話である(脚本:福田靖/撮影:増井初明/演出:西坂瑞城、2013年4月22日)。この回のゲストは『探偵の探偵』でおなじみ川口春奈で、この子が事件の鍵を握る女子高生を演じる。
 川口春奈が学校の帰り道、友達に誘われてパン屋さんに立ち寄る。すると仲よさそうにしている同じ学校のカップルが。




 男子のほうは、川口春奈が中学の頃からひそかに片想いしていた先輩(奥村秀人)だった。



でも想いは通じず、先輩にはもうラブラブな彼女がいるのである。




 このあこがれのセンパイのカノジョが大久保聡美なわけね。



 しかし私は、ここでもうひとつの驚くべき偶然に気づいた。いや驚くのは私だけか。何かというと、もういちどパン屋の中に戻りますね。



 この人。パン屋のおばちゃん。南風佳子(みなみ・よしこ)さんである。と言っても分からないか。実はこの人である。



 と言っても分からないか。実写版セーラームーンAct.5。セーラー戦士になって、うさぎとレイという友人ができた亜美の「私は初めて友達って呼べる人たちといっしょにいるのかも知れません」というモノローグから始まるエピソード、なんてファンには説明するまでもない名作回だけどね。





 でも自分に自信のない亜美は、本当にうさぎちゃんが自分のことを友達って思ってくれているのか、次第に不安になって、疑心暗鬼に駆られている。そんな思いを抱えながら町を歩いていると、家電屋さんの前を通りがかったとき、サスペンスドラマのワンシーンの声が聞こえてきて、亜美は思わずその世界に引き込まれてしまう。



女 1「あんたとの友情は嘘だったんだよ」



女 2「いったいどういうことなの?」



女 1「ただ利用しただけだよ。友達のふりをすれば都合が良かったからね」




女 1「ほんと、お人好しだよあんたは。ハハハハ」



亜 美「月野さん!」




うさぎ「お別れだね」




亜 美「きゃあ!」




亜 美「……気にしすぎ……」



 ちなみにこのサスペンスドラマのシークエンスは、小林靖子のオリジナル台本(ここに全文掲載しました)にはない。おそらく舞原監督のアイデアで追加されたんだと思う。
 で、この時のサスペンスドラマの、友人を裏切った女の人(亜美の妄想のなかではうさぎになっちゃう人)が南風佳子、『ガリレオ』で大久保聡美がいたパン屋のおばちゃんなわけね。思わぬ人を介して大久保聡美と沢井美優という二人のセーラームーンがつながっていることに気づき、やや興奮気味の私だが、これを二人の「つながり」と考える人も、興奮する人も私ぐらいしかいないのでしょう。
 というわけで、ネタとしても使いようがなかったんだけど、なんとなく紹介する気になってしまいました。



 あと前回のブログを書いた後、ひろみんみんむしさんからメールをもらって、昨日(5月7日)に放送された土曜ドラマ「火の粉」第6話に渋江譲二が出演することとか、私がうっかりスルーしていたイーアイデムのCMドラマ「ロミ男とジュリエッ子」の完全版(昨年末ぐらいには公開されていたらしい。長尺で8分ぐらいあって、とにかくヒロインの沢井さんが良い)は観ましたか、とか、いろいろネタにできそうなことを話題に出していただいたので、追って取り上げていきたい。ありがとうございます。
 しかし8分の舞台ミュージカルとはいえCMドラマなのに、沢井さんオーラ出まくってるなあ。素晴らしい。








 まあまた改めて。んじゃ今回はこれにて解散。


追記】大久保聡美をはじめとする五人のメンバーと共に、セラミュ復活が発表されたのは2013年の6月。今年はまだなんの知らせも来ないが、新セーラー戦士によるミュージカル続編はあるのか?
 大和悠河のサイトを見ると、7月〜8月は宝塚OGによるブロードウェイミュージカル『シカゴ』の公演が入っているが、9月はまだいまのところ何の予定も発表されていない。動きがあるとすれば今月か来月だと思う。刮目して待て!