遅くなってしまいましたがおめでとう！お幸せにね。
それからえーと、前回コメント欄で万丈先生に教えてもらった沢井さんご出演のCM。
先日、家で疲れてボーッとしていたら、とつぜん子供が「うぉ父さん、いまのCMってセーラームーンだったんじゃない？」とか言ってきて、ハッとテレビに目を向けたけど時すでに遅し、まったく見過ごしていたアレはこのコマーシャルかなぁ。
これって「ワンダーコア」という健康器具の宣伝である。沢井美優が出ているのは宇梶剛士のやつだが、もうひとつ剛力彩芽版もあって、それぞれに複数のバージョンがあるみたい。基本的にはいろんなシチュエーションで宇梶剛士や剛力彩芽が腹筋の強さを示す、という内容なんだけど、万丈さんに教えてもらったYoutubeで観ていたら、剛力さんは最後になぜか相撲取りの襲撃を受けていた。
「倒れない！」
「きゃぁあああ」
「おおお、すご」
「ワンダーコア２も！」「ええっ？」
というわけで腹筋が鍛えられるらしい。で（前フリとしては長かったが、私ってば剛力彩芽さんけっこう好きなのですみません）いまのラストカットに出てきた宇梶剛士の「ワンダーコア２」のCMに行きます。こっちは最後に、相撲取りの代わりに沢井美優が登場して宇梶さんをひっぱたく。意味はよく分からないが、それから鉄球が飛んでくるくだりはさっきの剛力さんと同じ。どっちが先に作られたんだか分からないけど。
「ひどい！」
「剛士、ぜんぜん２（ツー）じゃない！」
「２（ツー）って何なんだよ！」
「これか！」
てなわけで進化した腹筋マシン「ワンダーコア2」でございました。「ワンダーコア･スマート」とどう違うのかは聞かないで欲しい。
宇梶剛士は『仮面ライダーOOO（オーズ）』（2010年）のレギュラーで、沢井美優とは小林靖子ファミリーというつながりがあることは、たぶんスタッフは誰も気づいちゃいないと思う。たぶん「剛力彩芽」「宇梶剛士」と「剛」つながりだけでキャスティングしている。
さて、というわけで『黒い樹海』レビューの続きをやりたいんだけど、勤め先がブラック企業だもんで（笑）週末も更新しそびれて、とうとう火曜日、いや水曜日か。ダメだ。連休中もつまんない用事がいろいろある。昨日もご挨拶回りであった。仕方がないので今回は「小松彩夏について最近思うこと」を二、三まとめてお茶を濁したい。
先日の小松彩夏ブログ「こまっちゃんに聞け」のコーナーで、ひどい質問があって非常に不愉快な思いをした。私だったら無視するが、正直に応えるところが小松彩夏の可愛さである。読んだ人の好感度も上がったと思うが、本人は内心傷ついてもいるだろう。がんばれ。
☆最近すっかり見かけなくなりましたが
全国公開される作品の出演予定はありますか？
★一応、ドラマや映画なども頑張っているので、是非ホームページやお知らせをチェックして頂きたいです！！笑
おいお前、最近の小松彩夏の活動をフォロー出来ていないのなら、コマブロを読んだり「こまっちゃんに聞け」のコーナーに質問を書いたりするな。もしくは、小松彩夏を最近すっかり見かけないのなら、このブログを読め。舞台はスルーしてるけど、『ネオン蝶』から最近のドラマ出演作『家族ノカタチ』第6話までいろいろ話題はあるぞ。
あと北川さんの披露宴についても、日を追うごとに記事やブログの更新が増えたが、披露宴当夜、いちはやく「とっても幸せな日でした♡」とツイートしたのは、私のチェックした範囲では小松彩夏だけであった。
今回の披露宴は、そもそも新郎新婦のご両人が、当初から派手に取り上げられることをあまり望んでいなかったし、そこへもってきて熊本地震である。メディアも、普通だったら自分が呼ばれたことを大々的にアピールするような芸能人も、バッシングを怖れて周囲の出方をうかがっていたフシさえありましたよね。めんどくさい世の中であるが、そんななか小松彩夏は、戦士からとりあえずその一言が欲しかった、という我々の気持ちにぴったりのツイートを、その日のうちに届けてくれた。これはある意味、勇気ある決断と言っても良い。幼いころ阪神淡路大震災に遭った北川景子も、大きくなって故郷が東日本大震災に見舞われた小松彩夏も、こんな時期に披露宴が重なったことについては、それぞれ思うところもあったろう。それを踏まえての「とっても幸せな日でした♡」というファンへのメッセージだ。
ついでに先日の「こまっちゃんに聞け」にはこんな質問もあった。なぜこまっちゃんにこんな質問を？と疑問に思う反面、ちょっと分かるような気もする。
☆イジメへの根本的な対処法を教えて下さい。
★『人にされて嫌な事をしない』ていうのは本当に大切な事だと思います。一人一人がこの気持ちを大切にしてほしいです。
そのとおりだ。いじめなんかする奴には、ローリングハートバイブレーションだ。
女優としての小松彩夏については、私は（唐突だが）前田敦子と似たような印象をもっている。
前田敦子の魅力は、基本どの役をやっても変わらないところにあるので、そういう自然体のまま芝居をさせると、この人は光る。でも意欲的な監督は、それでは将来の展望がないと思って「前田敦子の新境地を開拓しよう」とか「女優として一皮むけさせよう」とか考えちゃうわけね。それは違うと思う。この人は素材そのままがベストの、ミニマルなタイプの女優なのだ。それでいいじゃん。誰もが様々な役をこなせる大女優として大成しなくちゃいけないわけではない。
『苦役列車』、『もらとりあむタマ子』（富田靖子が良かった）で前田敦子と組んだ山下敦弘監督が以前、こんなふうなことを語っていた。前田敦子は決して「上手い」女優さんではないし、芝居の幅も狭いが、でも何かこの娘で撮ってみたいという気にさせる魅力をもっている、何より、カメラが回っていない状態と、回り出してからのテンションが全く変わらなくて、「スタート」と言うと、雑談とかしているふだんの状態から、そのまま地続きで芝居が始まってしまうところがすごい。
私は小松彩夏も同じような感じだと思うのだ。舞台挨拶とか人前に出るときの、なんかいつもモジモジしているような人見知り具合も、グラビアやDVDで、露出の多い格好をして平然とポーズをとる大胆さも同じテンションで、この「常に体温変わらず」みたいなところが最大の魅力なんだから、いじっちゃいけない。この人もかなりミニマルなタイプの女優に違いない。
てことで、ホント今回はちゃんとした記事が書けなくてごめん。最後に、ちょっと前にいただいた『岩手日報』のインタビューを採録します。ひろみんみんむしさんありがとね。
ひろみんみんむしさんといえば浦井くんとか中川くんだが（笑）最近、名古屋でも『ウレロ☆無限大少女』のオンエアが始まったんだけど、まいんちゃん（福原遥）の彼氏役をやってた浦井くんにかなり笑った（第4話「ヤバイ☆無限大少女」第5話「オトセ☆無限大少女」脚本：土屋亮一／演出：佐久間宣行）。浦井くんどうしたんだろう最近。
『想稿・銀河鉄道の夜』は、タイトルどおり北村想による『銀河鉄道の夜』の戯曲版である。完成稿では削られてしまった初期稿のセリフが復活していたり、賢治の他作品からキャラクターが登場したり、といったアレンジを施しつつ、宮澤賢治の世界を客席に分かりやすく、かつ上演する側にとっても演じやすく再構成するための工夫がこらされていて、非常に多くの劇団によって、繰り返し上演されている。作品全体に流れる死の匂いは、北村想の初期代表作『寿歌』などの終末観にも通じている。
『銀河鉄道の夜』って、我々が実は死者たちの想いにつつまれて現在を生きていることを気づかせてくれる童話ですよね。そういう話を、震災から五年後の今日、「東北を故郷に持つ俳優・スタッフ」から成る「TOHOKU Roots Project」が、音楽劇として上演したのである。東京公演からスタートして、いわき市、南相馬市、東松島、仙台、盛岡とサーキットしたので、私はちょっと鑑賞できなかったが、西日本も回ってくれないだろうか。
前置きが長くなりました。じゃ、こまっちゃんの記事で今回は終了。
やっと力になれる小松彩夏さん（一関出身）意欲来月、盛岡で舞台上演
4月3日に盛岡市で上演される舞台「想稿・銀河鉄道の夜」でジョバンニを演じる小松彩夏さん（29）＝一関市出身、が22日、盛岡市内の県庁で記者会見し、抱負を語った。
舞台は被災3県出身・ゆかりの俳優や舞台スタッフらによる「東北ルーツプロジェクト」の一環。発災時、東京にいたという小松さんは「地元が大変な時に何をしているんだろうと思うこともあった」と振り返った。
ブロジェクトに参加し、「岩手での公演自体が（自分にとって）初めて。やっと何か力になれることがあるかなと思う」と語り、地元公演に意欲を燃やす。
演じる役柄については「大切な人を失う役どころ。それでも真っすぐ前を見て歩いて行くという思いで演じている」と、被災地に生きる人の思いを重ね、「たくさんの人に見てもらいたい」と呼びかける。
公演は同市松尾町の盛岡劇場で午後1時半から。チケット一般3500円、高校生以下2千円。問い合わせは華のん企画。
「やっと何かができるという思いでいる」と地元公演への意気込みを語る小松彩夏さん。
本当なら公演前に紹介しなければいけなかったんだけど、こんな時期になっちゃってごめん。
以上。みなさんよい連休後半を。なお今週末の更新は難しい。ごめん。
