ハロウィンとコスプレの違いはどこか?
1. かわいい女
という疑問はともかく、チームしゃちほこの赤が上京して、ニンニンジャーの白の家にお泊まりしたらしい。ちょっと前なら珍しくもないツーショットだが、ふたりとも超多忙な今、なかなかのレア感だ。
と、これは記事の内容とはまったく関係ない。ただもう可愛らしいので載せたくなった。
さて、沢井美優さんが前の前の木曜日(2015年10月22日)、篠原涼子主演のフジテレビのドラマ『オトナ女子』にご出演されたとのこと。私はすっかり忘れていて(「気がつかなくて」か)放送後一週間限定の無料見逃し配信もスルーしてしまった。
仕方がないので有料で視聴しようとしたら、フジテレビの有料配信は、月額ポイントコースしかない。もちろん、ドラマは1話300ポイント(300円)で観られるから、月額300ポイントコースに入会して、目当てのドラマを観て、すぐに退会すればいいんだけど、無精な私は面倒になってやめてしまった。観たいドラマだけ単品で視聴できる有料システムにはできないものか。それをやらないのなら、毎月300ポイントは当然のように使ってしまうくらい、面白いドラマをたくさん作ってください。
で、沢井さんの役ですが、どなたかがネットに上げてくれた画像(ありがとうございます)によれば、花屋の店員らしい。
番組ホームページを見ると、沢井さんがチラッと映っている。
「萠子(吉瀬美智子)は、フラワーショップに客としてやって来た栗田(谷原章介)から食事に誘われる」
そうですか。吉瀬美智子はメインキャストの一人のようなので、そこの店員となると、今後も出演する可能性があるってことかな。あと今シーズンのドラマでは、相武紗季が『エンジェル・ハート』に出ているので、そのよしみでなにか、依頼人の役とかで沢井さんを使ってやってくれないだろうか。相武さんよろしくお願いします。それと中山エミリさん、ご出産おめでとうございます。
……というふうに話題が蛇行するのは疲れている証拠である。今日も土・日と仕事があって、あまりブログに時間がとれないけど、できるところまでがんばります。来週末も法事で実家に帰省だなぁ。
2. ひどい男
いい感じになりかかった桜子(小松彩夏)と蓮司(本宮泰風)だが、そこに割って入ったのが蓮司の婚約者、マリ(上加あむ)。この人がなかなかどうして。
蓮 司「マリ!」マ リ「蓮司さん、ご無沙汰しております。最近電話もメールもいただけないので、心配してましたのよ」桜 子「あの」
マ リ「初めまして。私、渋沢マリと申します。いつも蓮司さんがお世話になっております」桜 子「……はい……」
マ リ「私、蓮司さんのフィアンセなんです」蓮 司「おい!」マ リ「この方が桜子さんですよね。お父様から聞いております。まあ!銀座のホステスともなると、やっぱりお綺麗ですよね」
蓮 司「やめろよ」マ リ「蓮司さんも大変ですよね。お仕事とはいえ、こんな夜遅くまで水商売女の相手をなさらなきゃいけないなんて」蓮 司「いい加減にしろよ!」
うーん、なかなかなフィアンセである。で、すでに気持ちは桜子に行っちゃっている蓮司は、ともかくマリをひっぺがして車に乗せる。
蓮 司「悪いな」桜 子「いえ、大丈夫です」
ガラが悪そうな蓮司だが、こんなお城様タイプのフィアンセがいるなんて。でも、そもそも保守党幹事長の息子である。親の決めた許嫁がいたとしてもおかしくはない。大物政治家の家って、やっぱりむずかしそうだね。
この二人はどの程度まで進んでいるんだろうか。いや、この二人って蓮司とメガネのフィアンセのことだよ。
蓮 司「フィアンセなんて嘘つくな」マ リ「あらどうして。私はそう思っていますわ」蓮 司「親同士が勝手に進めて見合いしただけだろ」
マ リ「ひどいこと言うのね。だったらなぜ抱いたの? 私、初めてだったんですよ」
う〜ん抱いちゃったのか、メガネっ子のお嬢さまを。しかも相手は初めてだった。これは責任おおきいよな。
蓮司に頭をあずけるマリ。もうこうなると仕方がない。
3. 悲しい女
一方、マンションに戻ってもモヤモヤが収まらない桜子。そこへ蓮司からメールが。
「さっきはすまん。今度詳しく話す」
すぐに返事する桜子。だがそのとき蓮司はフィアンセとベッドのなかであった。なのに、テーブルの上で鳴るメールの着信音のほうに反応してしまう蓮司。
しかし桜子にメールをして、桜子のことを思いながらも身体はフィアンセの上に乗っているって、かなりひどい奴だと思うが。
「お気になさらず。フィアンセさんを大切に」
すかさず返信する蓮司。だから別の女性とホテルにいるのに、そういうことやっちゃ駄目だろう。
「あの女はフィアンセじゃねえ!そっちこそ嫉妬すんなバカ!」
子供みたいだな。
さすがに「あーもう!」みたいに自分のほっぺたを叩いて、蓮司のことを頭から振り払う桜子。
私はここで、この蓮司という男にちょっと引いてしまった。
ともかく、この件では小松彩夏も可哀想だが、やはりフィアンセがあまりにもみじめだよね。さすがに最後には意地を見せたけど、もう可哀想で可哀想で。
マ リ「ねえ蓮司さん。女にとっていちばん悲しいこと、何だか分かります? 目の前にいるのに見てもらえないことです」
マ リ「もういいです。大丈夫ですから」
というわけで早々にフィアンセ撤退。
ビデオで計測してみたら、登場シーンから、シーツで顔を覆うこのラストカットまで5分。わずか5分の間に、ヒロインにめちゃくちゃイヤミを言って、いい雰囲気だった主人公カップルに一波乱を起して、絶対脱がない小松彩夏に代わり、メガネをしたまま胸もあらわに激しいベッドシーンやって(激しいです)涙とともに別れを告げた。コストパフォーマンス高すぎ。上加あむさんという女優さん、小松彩夏と同じくらいのギャラをもらってもいいと思う。
4. シュールな男
ちなみに実写版セーラームーンの松下萌子の場合はどうだったかというと(何が「ちなみに」だよ)前回ご紹介したように、地場衛のフィアンセとして初めてうさぎの前に姿を現すのがAct.16の終わりごろ。
衛がもう自分を見ていてないこと、もう衛の心を取り戻せないことを自覚したのがAct.25でした。
うさぎ「早く……逃げて……」
衛 「……うさぎ……」
うさぎ「早く逃げて!」
うさぎ(バカだな。ちょっとでも期待するなんて。また自分のことばっかりで、陽菜さんが辛い思いするの、忘れてた)
うさぎ「ムーンプリズムパワーメイクアップ!」
╳ ╳ ╳
衛 「戻って来る」
陽 菜「うさぎちゃん……だったんだ……」
╳ ╳ ╳
衛 「これが、最後だ」
うさぎの独白はよくできている。(バカだな。ちょっとでも期待するなんて)と思いながらも(また自分のことばっかりで、陽菜さんが辛い思いするの、忘れてた)と、せいいっぱい相手を気づかう。こういう繊細なセリフは、残念ながら『ネオン蝶』の誰も口にしないし、最近のゴールデン・タイムのドラマを観ていても、なかなか出会えない。
やはりドラマとしての風格が違うね。較べちゃいけない。
こうして陽菜が衛に別れを告げるのがAct.26。ここは何度見ても泣ける。
衛 「おまえ、スーツケースは?」
(チケットを破る)
衛 「おい!」
陽 菜「衛、昔からずっと一緒にいるのに、私がけっこうプライド高いって知らないんだ」
衛 「え?!」
陽 菜「好きでもないのに大事にされるだけなんて、自分がみじめだって気づいたの」
陽 菜「留学もやめた」
陽 菜「でも衛の留学は心配しないで。パパは衛個人を見込んでるんだから。私と結婚するかどうかは別」
衛 「ちょっと待て、だったらおれも行くわけにいかない」
陽 菜「行ってほしいの。……日本にいないで」
衛 「陽菜……」
陽 菜「私が嫌になるまで一緒にいるって言ったでしょ?」
陽 菜「……嫌になったの」
陽 菜「じゃあね」
陽 菜「またいつか、一緒に育った家族として会えるといいな」
衛 「陽菜!」
衛 「おれは本当にお前を大切だと思ってる」
陽 菜「わかってる」
というわけで、陽菜の登場回がAct.16で退場回がAct.26。二ヶ月半ほどの出演期間だったわけだが、渋江譲二も良いけれど松下萌子も良い!Act.25とあわせて高丸雅隆の演出だけど、悪くないじゃないか。まあちょっとアップが多めだが、映画じゃなくてテレビだからそれで正しいんじゃないか!久しぶりに観たけどやっぱり泣けた。つまんない新作ドラマ観るくらいならこっちの方がよほど精神衛生に良い。
もう今日は『ネオン蝶』を続ける気がなくなっちゃった(笑)。ということでここまで。
渋江君の新作、観たいなぁ。