山本美月のスペシウム光線。Google+のCMで、「+」(プラス)を表現したらしいけど、どう見てもウルトラマンでしょう。
というわけで、その山本美月や佐伯日菜子もゲスト出演すると噂されているのが、2015年7月から始まる『ウルトラマン烈伝』の新作シリーズ「ウルトラマンX」。監督の田口清隆、坂本浩一、シリーズ構成・脚本の小林雄次、中野貴雄はじめスタッフの大半は『ウルトラマンギンガS』からの続投組ということなので、『ギンガS』ファンとしては頑張ってもらいたいと思う。ただし、レギュラー陣キャストは高橋健介(主役のウルトラマン)、坂ノ上茜、細田善彦、松本享恭、月船さらら、神尾佑、原田隼人、百川晴香、それにウルトラソング専門ユニット「ボイジャー」の面々という感じで、小池里奈や最上もがは出ないみたいだけど(まあ無理だよね)。
さて『LOVE理論』第3話(2015年4月27日放送)なんだが、沢井美優は今回、エキストラ同然の開店休業状態。ぜんぶ杉原杏璃にもっていかれた。何もかも。
杉原杏璃は、主人公とヒロインがバイトしている六本木のキャバクラ『東京ピカレスク』(女の子のクオリティの高さで評判の店。もちろん沢井美優はそこのキャバ嬢のひとり)のナンバースリー。
彼女は飼っている犬を溺愛するあまり犬の所作が身に付いて、それで人気キャバ嬢になった。尻尾を振って甘えたり、あるいは媚びたりワガママを言ったり、お客さんをメロメロにしてしまうテクニックを、ぜんぶペットから無意識のうちに学んでしまったのである。
今回はそのモテテクニックを学ぶために、彼女の私生活を紹介する。という名目で、特に必然性もなくセクシーショットのつるべ打ち。だいたい、マンションに帰宅して着替えるところから紹介する必要がどこにあるか?
もう途中からは完全に「犬目線」の主観映像で、ドラマのストーリーなどどこかに行ってしまった感じだ。まあ、ストーリーがどこかへ行ってもさほど困らないドラマなんだけど。
といった具合で、ともかく沢井さんの出番はほぼなし。しかし杉原杏璃がNo.3って、あとこの店の人気1位と2位は誰なのか、って当然思うよね。そこで参考になるのが、数年前に同じテレ東で放送していたあの『撮らないで下さい!! グラビアアイドル裏物語』(2012年)。
「テレ東7ちゃんガールズ」に応募してきたグラビアアイドルたちの私生活を、1話につきひとりずつドキュメントする、という体裁の、一見ノンフィクション風、実は純然たるフィクションという、なんだかヌーヴェルバークの味わいがあるドラマだった。実際、このドラマのラインナップから、テレ東は人気投票を行ない、リアル「テレ東7ちゃんガールズ」を選抜した。選ばれたのは以下のメンバー。人気投票の結果順に挙げる。
小松 彩夏 8,841票杉原 杏璃 3,217票尾崎 ナナ 3,072票鎌田奈津美 3,019票川村ゆきえ 2,684票手島 優 2,684票和田 絵莉 2,303票仁藤みさき 2,281票丸高 愛実 2,281票
「テレ東7ちゃんガールズ」と言うから7人かと思えば9人いる。これはもともと、1位から7位までの7名を選出するはずだったが、川村ゆきえと手島優の得票数が同数でどちらも5位、最後の仁藤みさきと丸高愛美も同率7位という考え方で、9人になったという。
で、今回『LOVE理論』第3話に杉原杏璃がお店のNo.3として登場してきたということは、こりゃあNo.2とNo.1は、「テレ東7ちゃんガールズ」基準で言えば、間違いなく小松彩夏と尾崎ナナってことだよな、と色めき立ったわけですよ私は。おかしいですか?
ところがね、最後まで見ていたら、次回第4話の予告のところで、早くも「No.1のひとみとNo.2のあずさ」が出ているんですよ。どなたですかこの方々は。小松彩夏にも尾崎ナナにも見えませんけど。
以上、沢井美優と小松彩夏のドラマ共演か……という私のはかない夢が一瞬でついえたところで、前回に引き続き、実写版セーラームーンDVD第3巻の特典映像、沢井美優×北川景子トークの後編だ。
Act.11&12を振り返って
まずは有名な(有名だよね)「小松彩夏は生クリームが苦手」問題。このネタから、愛野美奈子の名曲「さよなら〜sweet days」の「少し苦手な生クリームも/君の笑顔で食べさせられたね」という歌詞が出てきたことはご案内のとおり。
「さよなら〜sweet days」の作詞は「shin」とクレジットされていて、同じ愛野美奈子の「I’m here」と、それから黒木ミオの「Change of Pace」も同じ人の作詞ということになっている。丸山眞哉プロデューサーの変名ではないかなと思っているんだけど、どうでしょうか。
沢 井「雨のなか観覧車乗ったの」北 川「あぁなんか、すごい時間かかったんだよね」
沢 井「そしたらさ、カメラが、カメラ側がね、こう撮ってたの」北 川「うん」沢 井「で私たち二人座ってたんだ」北 川「うん」
沢 井「こっち(反対側)濡れてても別に映んないじゃん、窓って。なのにみんな観覧車が(回って地上に)来るとこっちも拭くの」
沢 井「仕事している風を見せなきゃいけないんだって。『仕事しているふうに見せなきゃ』とか言って両方拭いてんの」
沢 井「でほら、こまっちゃんは生クリーム嫌いなのに食べさせられて……ケーキ」北 川「あ、嫌いだったっけあの子」沢 井「一番最初にアンケートみたいの書いたじゃん、何が好きか嫌いか。そこにちゃんと『生クリーム』って書いてあるはずなのに」
北 川「出てきたんだ」沢 井「ショートケーキ食べるはめになった」北 川「びっくりするね」
╳ ╳ ╳
(秘蔵オフショット)
小 松「おいしい?」沢 井「うん」
たぶん現在の小松彩夏なら、女優としての自覚に目覚めているので、嫌いだろうが何だろうが、OKがとれるまでショートケーキを食べる根性があるだろう(推定)。
Act.11 未使用シーン
続いてAct.11の未使用シーンが挿入される。イケメン狙いの方にはもったいないショットかもしれないけど、美少女狙いのオジサンの目からすると、どちらの場面も切られて仕方がないかなと。
ピアノを弾き終えるゾイサイト
ゾイサイト「『プリンセスへのレクイエム』、fine、終わりだ」
╳ ╳ ╳
衛 「セーラームーンたちと、Vは……セーラーVか……」
アクションシーンについて
続いてはアクションについて。
ご存知のように実写版セーラームーンには「アクション監督」というクレジットはない。初期のひらひらアクション以来「ヴィジュアルコレオグラファー」の彩木映利(現「彩木エリ」さん)が試行錯誤を重ねつつ、2クール目(Act.17)からは「スタントコーディネーター」として玉寄兼一郎を迎えている。ここで仮面ライダーとかのアクションの人ではなく、なぜ玉寄兼一郎が登場するかということなんだが、私はここに、彩木さんの旦那さんのラッキィ池田さんが関わっているんじゃないかと思う。
なぜかというと、ラッキィ池田と玉寄兼一郎はとともに、関根勤の「カンコンキンシアター」の創立以来のメンバーなのである。つまり、彩木エリ→ラッキィ池田→関根勤(カンコンキンシアター)→玉寄兼一郎という人脈で、玉寄氏がセーラームーンに参加したのではないかと、名古屋支部は勝手に推測している。
その関根勤も、昨年の『烈車戦隊トッキュウジャー』で立派に小林靖子ファミリー入りを果たした。
余談であった。以下の対話のなかで、北川景子はキックなどのアクションが苦手で「先生」に指導を受けたと告白しているけど、この「先生」が彩木エリのことなのか玉寄兼一郎のことなのかは分からない。まあたぶん彩木さんだろう。
沢 井「この前やったの」北 川「何を?」沢 井「トランポリン。やったの、乗ったの。怖いねあれ」北 川「怖い。なんか穴が大きくない?」
沢 井「うん。しかもナナメってんのに、跳ぶ方向が下がってるんじゃなくて跳ぶ方向が上がってるからさ……」北 川「そうそうそう」沢 井「跳べないね、あれね」北 川「穴と同じぐらいしか布がないよね」
沢 井「でも最近キック得意だよ」
北 川「……ああ……」沢 井「すごいでしょ」
北 川「……ちょっとダメかも……」沢 井「練習しなきゃ。しなさいよ」
北 川「……大っ嫌い……」
二 人(笑)北 川「頑張んなきゃほんとに。キックできなくてさぁ」沢 井「そうそうそう」北 川「かなり言われたもん『足上げる練習して』って、先生に」
沢 井(笑)北 川「なってないんですよ。このへんでこうやっちゃう」
すでにみなさまご存知のように、北川景子は次の7月シーズンに、フジテレビで木曜10時のドラマ『探偵の探偵』に主演するという。ポーカーフェイスとアクションが売りとのことだが、ポーカーフェイスは別に心配しなくても大丈夫で、問題はアクションだよな。『M14の追憶』にも書いてあったけど、こんなふうに昔の発言をチェックしていると、ますます不安になってくる。
でもデビュー作で東映の特撮番組でそれなりに鍛えられたんだからな、いいところを魅せてやって欲しい。
ついでに、フジの木曜10時の連ドラ枠(木曜劇場)というと、北川さんは以前、草磲剛主演の『独身貴族』というのに出ていたが、すみませんこれは私、観ていないんです。
でも今回は、昨年12月に同枠の連ドラ『ディア・シスター』第1話冒頭に沢井美優がちょろっと出て、現在放送中の『医師たちの恋愛事情』第2話にも小松彩夏が斎藤工の元カノ役で顔を出して、そして北川さん主演ということで、われわれ実写版セーラームーンファンにしっかり仁義を切っている点で高く評価できる(あと泉里香も出していれば完璧だった)。
あと、ついでにもうひとつ、『探偵の探偵』は松岡圭祐の原作だそうである。
私このあいだ海外出張に出たおり、この人の『万能鑑定士Qの事件簿』全12巻が電子書籍でセット価格で売っていたのでダウンロードして、1週間たらずの出張の合間にぜんぶ読み終えた。各巻が独立したライトミステリで、それも私の好みとはちょっと(だいぶか)違う話なのに、第1巻が終われば第2巻へ、第2巻が終われば第3巻へと読者を手放さない「引き」があって、それにのせられてスイスイと最終巻まで読んでしまったのである。だいたい出張中の読書って、飛行機が飛んでいるとき以外は、アポとか移動時間とか、いろいろ気になって集中できないものなのだけれど、そういうなかでのこの読みやすさは、やはり特筆すべきだと思う。
で、この軽さとキャラクターの分かりやすさはテレビの連ドラ向きだなとか、各巻に登場するゲストキャラクターが、後半になって再登場するオールスター的趣向はテレビスペシャル、もしくは「劇場版」向きだなと思った。実際『万能鑑定士Q』は昨年、なかなかのキャスティングで映画になったんだけど(『万能鑑定士Q モナ・リザの瞳』2014年東宝、監督:佐藤信介/出演:綾瀬はるか、松坂桃李)、テレビシリーズの前置き抜きでいきなりの劇場版は、さすがに失敗であった。
ま、そういうわけで、『探偵の探偵』は読んでないんだけど、もし『万能鑑定士Q』のような話だとしたら、全10話ぐらいの連ドラとして制作してから、来春あたりに「劇場版」を公開していただけるとバッチリだと私は思う。それがかなうかどうか、脚本はじめスタッフワーク、そしてキャスティングに期待したい。
じゃ本題に戻ります。ラストのテーマは「今後のみどころ」
今後(Act.13〜)の見どころ
というわけで、盛り上がらないまま来たが(笑)そろそろ締めである。いよいようさぎと衛がぐっと近づくAct.13を、ネタバレにならない程度に紹介。
沢 井「こんな話です。お楽しみに〜」北 川「そんな感じ」沢 井「締まった?」北 川「……もうちょっと、衛の『ま』の字くらいは……」
沢 井「ま!」北 川「衛と……近づく……」
沢 井「そうそう、キュン!ていう話です。ね、みんなも胸キュンしてくださ〜い」
北 川「……うさぎでは出来ないかな……」
沢 井「あれ、自分ないもんね」北 川「ないよ。不得意だから」沢 井「ジェダイトと(笑)」
北 川「イタタタ」
沢 井「お願いしま〜す」
沢 井「あ、でもけっこうまとまってましたよね」
いや、それほどまとまった対談にはなっていなかったけどな。ま、そんなところで。前回のコメント欄にもあったけれど、悪く言えばグダグダな、良く言えば飾りのないトークで、10年以上過ぎた今となってはそれなりの価値もあると思う。価値がなくても紹介するけど。
じゃまた。