斉藤りえさんが東京の区議会議員に立候補するんですと。第一報が『東スポ』だったのに真実だった(笑)。
“筆談ホステス”政界進出決意「聞こえないことは必ず乗り越えられる」
“筆談ホステス”こと斉藤里恵さん(31歳)が2月25日、政界進出を目指すことを公式ブログで発表した。
25日付けのエントリー「北区政へ挑戦することを決意いたしました。」では、まず、「正式な記者会見は明日になりますが一部マスコミ(東スポ)ですでに報道されましたので、発表させて頂きます」とした上で、日本を元気にする会の公認候補として、「今度四月の統一地方選、北区政へ挑戦することを決意いたしました」と政界挑戦を表明した。
「主に『バリアフリー社会』『女性の社会進出』『少子化、育児』に対する政策に取り組みたいと考えております」とのこと。……(中略)……「これだけ技術などが進歩した現代において、“聞こえないこと”は必ず乗り越えられると思っております」「受け入れる議会側に現在、聴覚障害者を前提とした仕組みはありませんので、その変革に最初はご迷惑をおかけしてしまうかもしれませんが、議会からまず本当の『障がい者へのバリアフリー』が起こること自体にも、大きな意義があるのではないでしょうか」とつづっている。
斉藤さんは1984年生まれ、青森県出身。1歳10か月のときに聴力を失った。2007年に上京し、銀座の高級クラブでホステスとして働き始め、筆談での接客が話題に。同店ナンバーワンの座に上り詰めた経験など、自身の半生をつづった書籍「筆談ホステス」(2009年)はベストセラーとなっている。なお、「筆談ホステス」は2010年に北川景子主演でドラマ化(TBS系)もされた。
ドラマの制作は大阪の毎日放送(MBS)だったけどね。「TBS」じゃなく「TBS系」と書いてあるから間違いではないか。
というわけで、「竹下元首相の孫との交際報道」に続いては「筆談ホステスの出馬」である。スポーツ新聞各紙は、これをネタに「北川景子の政界進出に向けて、外堀はじわじわ固められつつある」ぐらいのことは書かなくちゃ。あ、そういうことを暗示する伏線として、さっきの記事も、わざわざ最後に北川さんの名前を出したのかな。
1. ダーク・キングダムの縁の下
さて実写版DVDのレビューだ。観覧車の場面が終わって、次がシーン24、ダーク・キングダムだったので、イマイチやる気が起こらず(笑)、だいぶながいこと中断してしまいました。
ベリル「ゾイサイトの様子はまだ変わらぬか」
ネフライト「はい、何かを思い出そうとしているような……」
ベリル「思い出す? 何をだ」ネフライト「わかりません」ベリル「……ネフライト、お前はゾイサイトに近寄るな。たわごとを聞いてはならん」
ネフライト「は?」
ベリル「よいからゆけ」ネフライト「……は」
ベリル「ゾイサイトが……」
今までのエピソードだったら、これだけのセリフのやりとりがあれば、ダーク・キングダムのシーンとしては、けっこう長い方だった。でもこのAct.12あたりから、こっちにもこっちで、前世がらみの複雑な事情が明らかになってきていて、このあともさらに2シーンが続く。ちょっと、前のエピソードをいちいち振り返っているヒマがないんだけど、ダーク・キングダムのくだりがこれだけ長い回は、これまでなかったんじゃないだろうか。
というわけで、ゾイサイトの指が鍵盤の上を滑り出すアップから次のシーン。曲は例によってショパンの幻想即興曲。
ゾイサイトのピアノの曲は、おそらく前世の記憶を呼びさますキューなんだろう。前にも書いたかも知れないが、ショパンやベートヴェンは前世、超古代でもこの曲を作っていた。ゾイサイトもそれを聴いていて、あるいは直接、前世のショパンやベートーヴェンと知り合いだったのかもしれない。そしてそのメロディはゾイサイトの記憶のなかで、月と地球の悲劇と結びついて眠っている。だから繰り返し奏で、何かを思い出そうとしているのだ。
ゾイサイト「そうだ……遠い昔、あれは……」ベリルの声「ゾイサイト!過去を見るな、わらわを見よ……」
ゾイサイト「う……」ベリルの声「わらわへの愛と忠誠だけを示せ……」
次は洞窟。っていうか台本には「通路」とある。とにかくご立腹の単細胞ネフ吉。
ネフライト「なぜゾイサイトの事などお気になさるのだ。早くプリンセスを仕留めてベリル様のお心を私に向けていただかなくては……」
「ベリル様の心」のことしか考えていない。考えてみればゾイサイトって、次回から登場するクンツァイトと違って、このあたりでもう、前世の因縁からはすっぱり解放されちゃっている。これから最終回まで、ほかの四天王やセーラー戦士たちを呪縛する苦悩とはいっさい関係なしに自分の道を歩むのである。立派な人なのかも知れない。
2. 話はようやく怒濤の後半へ
というわけで「早くプリンセスをしとめて、ベリル様のお心を私に向けていただかなくては」と思い立ったネフライトは、美奈子の事務所の社長(に憑依した妖魔)にゲキを飛ばす。なんか計画性がないなぁ。
ネフライトの声「妖魔よ、何をしている! 暴れろ。片っ端からエナジーを吸い取ってやれ。セーラーVを、プリンセスを引きずり出せ!」
台本のト書きには「齋藤は歩きながら蜘蛛の糸を飛ばす」とある。蜘蛛の糸なんですね。それを使って手当たり次第にエナジーを集め始める妖魔。これまで、たとえばジェダイトやゾイサイトもこういうエナジーのかき集め作業をやったことはあるが、ジュエリーショー会場(Act.1)とか遊園地(Act.7)とか、ナコナココンテスト会場(Act.8)とか、それなりに限定された空間でやっていた。今回はもう身もフタもないというか、白昼堂々、往来でこんなことをやっていていいのかという気もする。まあネフライトの思慮のなさが際立つわけですが。
そこへ駆けつけたレイと亜美。齋藤社長の顔を知っているまことがいないところがミソで、もしいたら、まことは(論理的な思考力はないが直感は鋭いので)齋藤社長→愛野美奈子という連想から、プリンセス(セーラーV)の正体に、ここで気づいちゃったかも知れない。
齋 藤「プリンセスを……」
レ イ「妖魔!」
一方、妖魔が暴れ出した知らせはもちろん、観覧車でくつろいでいたうさぎのもとにも届く。どんどん行きますね。
うさぎ「美奈子ちゃん、ごめんなさい。私、どうしてもいかなきゃいけない用事が出来ちゃって。一人で大丈夫?」
美奈子「……ありがとう」
うさぎ「こっちこそ。それじゃ」美奈子「それじゃ……」
美奈子「アルテミス……」
アルテミスの声「美奈子??」
美奈子「私、ちょっと疲れてただけみたい」
美奈子「敵はプリンセスを探してるんでしょ。行かなきゃ!」
吹っ切れた美奈子。なんかこう、さわやかですね。さわやかなパンチラ。いやレオチラ。
といったあたりで今回はこれまで.
【おまけ】
『仮面ライダーキバ』第3話(2008年2月10日放送)より。「ダルダルイングリッシュ」のダル先生(デイヴィッド・リッジス)に竹刀一本で拉致されかかる小池里奈。