実写版『美少女戦士セーラームーン』ファンブログ


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【第501回】あの娘が還ってきた!の巻(清浦夏実・森若香織)



 コメント欄でも20周年グッズの話題が出ていたけれど、これも20周年記念グッズになるのかな。ネットで拾った記事より。



 ボールペンだ。職場で使うわけにもいかないが、こっそり所持しておきたい気もする。で、箱の裏側にこういうことが書いてあるんだそうです。



 残念である。浄化した方が良いような人は世の中に沢山いるのにね。


 さて本日はひさびさに土曜・日曜と休日なんだけど、うちの息子がインフルエンザでさ。
 予防接種は毎年しているのに、なぜか2年に1回は罹ってしまうのだよ。昨年は元気だったから今年ひょっとして……と思っていたら、案の定だった。
 で、けっこう頭痛がひどいらしくて、いまも傍らでウンウン言っているので、あまりブログに集中する気になれない。さらっといきます。

1. あいにきてI・NEED・YOU!



最初のニュースは音楽ネタ。うさぎママが再起動したあのバンドについて。



 森若香織のソロユニットとして再始動したGO-BANG'Sが、Amazon MP3、iTunes Store限定のオリジナルアルバム「FAIRY BRAIN」を3月3日にリリースすることが決定した。
 デビュー25周年記念ベストアルバム「スペシャルGO-BANG'S」の発売をきっかけに、森若のソロユニットとして復活を果たしたGO-BANG'S。 1994年4月に発表された「BIONIC ROCK」以来のオリジナルフルアルバムとなる今作には、かつてのテイストを残しながらも最新のスタイルにアップデートされた、森若書き下ろしの新曲7曲 が収録されている。
 ジャケットデザインは新進気鋭のデザイナー新居拓朗が手がけているが、初期のGO-BANG'Sを彷彿とさせるタイポグラフィは当時と同じく、アートディレクター染谷淳一が担当した。


 同時期に活躍したプリンセス・プリンセスもそうだけど、GO-BANG'Sも、なにかマンガかドラマみたいなサクセスストーリーを歩んでいたっけね。
 札幌で結成、アマチュア時代の自主製作テープが大物ロッカー(忌野清志郎)の耳に留まり、全面的なバックアップを受けて東京進出。新宿ロフトでライブデビュー。デビューシングルが関西ローカル番組の主題歌で、アルバム3枚出したあたりで本格的に人気に火がつき、アルペンのCMソング「あいにきてI NEED YOU!」が大ヒット。渋谷公会堂、オリコンチャート制覇、テレビ出演、日本武道舘、ロンドン・レコーディング……いやホント、これドラマの話だったら陳腐かもしれないくらい、でき過ぎたサクセスストーリー。こういう中で、うさぎママこと森若香織のスーパーポジティブに明るいキャラクターが形成されたわけである。
 でもなんで解散しちゃったんだろう。このあたりは私も永らく事情を知らなかったが、数年前「OCNジャーナル」で、本人が興味深いことを語っていた。聞き手が森若さんとGO-BANG'Sにめちゃくちゃ思い入れが強い人みたいで、森若さんもかなり突っ込んだところまで話していて、とても良いインタビューだ。ちょっと長いが抜粋して採録する。



森 若「なんで解散になっちゃったかって、簡単に言ったらみんな辞めちゃったって言うしかないんですよね。私は『辞めないで』って全員に言ったんだけど……。説得シーンはそれはもう全部覚えてますよ。
 光子はですね『ゴーバンズを抜けてソロでやりたい』、と。それで、私は光子をうちに呼んでサシで話そうと思って、とりあえず鍋を作って。お味噌を入れた味噌鍋を作ってね『まあ話の前に食ってくれ』と鍋を振る舞ったんです。でね、ふたりで鍋をつつきながら自分の思いのたけをね、ゴーバンズへの思い、光子への思いを話したんです。で、光子は何て言うかなーと思ったら『鍋って味噌もあるんだ』って。あれは衝撃だったなぁ(笑)。口を開いたかと思ったら『ポン酢のお鍋しか食べたことない』とか、そんなんだったから『もう私と光子はダメかもしれない!』って思ったのをすごく覚えてる。



 ――美砂のときも、この話も結構すごい話なんだけど……。ケーブルテレビかなんかの占い番組にゴーバンズがゲストで出る仕事があって、そのときに、ありえないダブルブッキングを初めて食らったの。で、とりあえず、その番組には美砂だけが行くことになって。私は『いいなー、占い』みたいな感じだったんだけど。美砂が突然『ゴーバンズを辞める』って言いだして『なんでっ!?』って聞いたら、その占い番組で占い師に『ゴーバンズはもうやめたほうがいい』と言われた、って(笑)それがね、(スピリチャル・カウンセラーの)江原啓之さんだったんですよ。そのときはまだ全然、今みたいに有名じゃなかったんですけどね。
 ――今になって思うんだけど、ゴーバンズっていうこのバンドがね、始まりが忌野清志郎さんで、終わりが江原さんという(苦笑)。なんか、自分たちの意思っていうよりも大きい何かに動かされている。なんか、そんな感じがするなぁ」


 しょうがない奴だな江原は。
 で、本人はわりとバンド志向だったにもかかわらず、1994年の解散を機にソロで活動を続けることになって、以降はソングライター、DJ、女優とマルチに活躍しているわけだが、テレビのドラマで本格的にレギュラーをやったのって、実写版セーラームーンぐらいじゃないだろうか。少なくとも女優のキャリアのなかでは代表作に違いない。
 で、当時のスタッフから打診があったことがきっかけで、2013年、森若香織選曲・監修のメジャーデビュー25周年記念ベストアルバム『スペシャルGO-BANG’S』をリリース。同時にブログで「一人ゴーバンズ宣言」。



「スペシャル・ゴーバンズ」発売を機に、
本日より、わたくし森若香織は、
「GO-BANG’S」として活動いたします!!

メンバー集合の再結成ではなく、
あくまで、わたくしのみでの「GO-BANG’S」再出発です。

GO-BANG’S解散後、ソロ活動をして参りましたが、
何かと「元GO-BANG’Sの森若香織」とか「森若香織(ex GO-BANG’S)」
などと、つねに一抹の「説明っぽさ」や「気配り感」があり、
わたくし自信も、
「森若香織」と「GO-BANG’S」を、
区別したほうが良いのではないか?と思っておりました故、
何気に「ややこしさ」や「仕分け感」がありました。

が、
今回「スペシャル・ゴーバンス」を制作するにあたり、
デビューから解散までの作品をすべて聴き、
ついでに「森若香織ソロ」作品も聴き返してみたところ、
その世界観は「同じ」で、
なおかつ「つながって」いました。
特に「デンジャラス・チャームス」あたりからは如実に。
今となっては「LOVE OR DIE」以降の「森若香織名義」作品も、
すべて「GO-BANG’S名義」で良かったのではないか?
とさえ思うほどです。


 そういうことですか。Yesとかハウンド・ドッグみたいに、バンド名使用にあたって確執が起こったという話ないみたいだし、存分にやっていただきたい。私は森若さんと同い年なので、ベイ・シティ・ローラーズもキッスもレッド・ツェッペリンもセックス・ピストルズも同時代の音楽として聴いてきた、みたいな彼女の話はよく分かるし、バックグラウンドが共通するせいか、基本的に身体が受け入れるタイプの音楽である。ニューアルバムが配信されたら聴かせていただきます。


2. アニソン歌手の苦悩


 もうひとつ音楽ネタ。桃子こと清浦夏実が謎の歌手活動休止宣言をしてから、もう3年が経つ。



 現在は千葉のbayfmでパーソナリティを中心に活動を続けるかたわら、数ヶ月に一度くらいはブログを更新している。ものすごいスローペースだが、一昨年から、自分の歌手活動を振り返りつつ自作解説を綴っていて、これが興味深い。彼女が「さあこれから」というところでなぜ突然、歌手活動をやめてしまったのか、その理由が少しずつ分かってきた。たとえば、2011年にリリースされた、シングルとしては最後の作品「ホログラム」について。



音楽に対する自我が芽生えてまもなく、
「ファイ・ブレイン 神のパズル」の主題歌のお話をいただきました。
佐藤順一監督がエンディングテーマを私でとおっしゃってくださり、
シングルをリリース出来ることになりました。

しかし、このシングルからはレーベルの制作スタッフ陣が一新されました。
誰ひとり今までの私を知らない、まっさらな環境で、
限られた時間の中、ゼロから自分のことを説明をして、
やりたいことを伝えるのはとても難しかったです。

目の前にいて話をしていても、うまくイメージを伝えられない。
意識の歯車を合わせる作業がこんなに難しいとは思いませんでした。
伝えることの難しさをこのシングルでは本当に痛感しました。


 ファースト・アルバム『十九色』はオリコン週間88位。当ブログはこの作品を大絶賛して、私なんか「これだけ内容が良ければチャートなんてどうでもいいや」と思っていたんだが、デビューシングルがオリコン週間61位、2作目が31位、以後は100位前後をうろうろという数字は、周囲の期待値よりだいぶ低かったようだ。いろいろとプレッシャーもあったのだろう。
 2015年1月20日づけのブログでは、現時点で最後のソロ作品となった「花火」という曲(この曲は「たまゆら」というテレビアニメのボーカルアルバムのなかに収録されている。2011年12月リリース)についての自作解説で、こんなふうに書いている。


正直に申し上げますと、
こんなにたくさんの応援がありながらも、
私は怖くて仕方がありませんでした。
もしかしたらもう二度と呼ばれないかもしれない
貴重な歌の仕事でした。
歌いたい気持ちは音楽活動をしている中で一番あった時期なのに、
ホログラムの制作に続き
私は絶対に失敗はできないプレッシャーや、
結果というものに押しつぶされて、
心底疲れていました。



誰のために私は歌っているんだろう、と。
私の人生は誰かの為のものではなかったはずなのに、
どうしてこんなことになってしまったんだろう。

耐えきれずに私は歌入れの際に泣いてしまいました。
とてもじゃないけれど、
前向きな感情を乗せて歌うことができませんでした。
こんなことはプロとして失格です。
その日のうちになんとか歌は録り終えましたが、
推薦してくださったアニメの制作チームのみなさんにも
恩返しをしたいと思っていた北川さんたちにも
そして応援してくださっているお客さまにも、
申し訳ない気持ちや悔しさでいっぱいでした。
なにより私自身が歌いたかったはずなのにろくに歌えなかった。
大失敗で、決定的な挫折でした。
すべてを投げ出してもうやめたいと思いました。

なので私はこの曲を聴くと非常に複雑な気持ちになります。

しかし、活動休止を宣言した2012年4月4日の最後のライブの時だけ、
不思議と納得のいく歌が歌えました。


 活動休止の背景はだいたい分かった。
 そして3年。20代前半の3年って長いと思うけど、いよいよ、ついに、清浦さん再起動である。
 昨夏(2014年6月)竹達彩奈のシングル『わんだふるワールド』のカップリング曲『サーフでゴゴゴ』に、清浦夏実が参加していると聞いて、私としては竹達さんって専門外なんだけど購入してしまいました。ビーチボーイズのパロディみたいなサーフ・サウンドのコーラスに清浦夏実が加わっていて、作詞・作曲そしてベースは沖井礼二。これが伏線だったとは気付きませんでした。


TWEEDEES


清浦夏実と沖井礼二による新バンド、TWEEDEES(トゥイーディーズ)が始動。3月18日の1stアルバム(タイトル未定)発売に先駆け、本日1月21日より先行シングル「KLING! KLANG!!」が配信開始となった。



ボーカルを務める清浦は2003年に12歳で女優としての活動を始め、2007年10月にシングル「風さがし」で歌手デビュー。2010年2月に は、菅野よう子、つじあやの、吉良知彦(ZABADAK)、窪田ミナ、島田昌典といった豪華クリエイターが集結したフルアルバム「十九色」を発表した。沖 井は2003年のCymbals解散後もソロプロジェクトFROGやバンドSCOTT GOES FORで精力的に活動を続けながら、竹達彩奈、花澤香菜、さくら学院ほかさまざまなアーティストへの楽曲提供、サウンドプロデュースでも手腕を発揮してい る。


 すでにYoutubeで新曲プロモーションビデオの公開も始まっている。ここに貼り付けたいところだが、それに関しては最近わたくし、諸般の事情でYoutube方面へのリンクは自粛しておる。各自検索してくれい。
 まあ、正直言ってこのユニット、まだどんな展開になるのか、音そのものは沖井礼二クォリティーだが、トータルなイメージはこのビデオだけからではつかみきれない。でも、清浦夏実の七変化とあの笑顔が久しぶりに堪能できるだけで、おじさんは心からウレシイ。がんばれ。











 すでにファースト・ライブも決定しているみたいだ。


TWEEDEES Premium Show


24歳の新進気鋭のシンガー清浦夏実と沖井礼二によるニュー・バンド。
Cymbalsをはじめとする沖井の過去作品群。菅野よう子による名曲「アノネデモネ」「旅の途中」を含む清浦のソロ作品群。面識の無いうちにお互いの作品へのリスペクトを既にもっていた両者は、それらとは関係ない仕事をきっかけに遂に知り合うことになる。
そしてそれぞれ自らのソロ次回作への構想等を語り合ううちに互いの世界観の類似(および利害の一致)に気付き、バンド結成を決意する。



コメディ。ミュージカル。ファンタジー。ドキュメンタリー。SF。ロマンス。ファミリー&キッズ。
映画のように紡がれる総天然極彩色の音楽たちの行方は!
全米は泣くか!巴里は燃えているか!羅馬を見てから死ね!楽曲制作の会議は踊る!
そこはレッドカーペットの地雷原。封切り間近。お見逃しなく

■場所 Future SEVEN
 東京都港区南青山6丁目10−12 フェイス南青山1F

■日時 2/27(金)
 18:30開場 / 19:30開演

■チケット代
 4000円 (別途1ドリンク500円)


てことなんだけど、チケットはすでに売り切れ御礼だ! 残念だがめでたい出発だ。歌手キヨウラ第二章、名古屋支部はしかと見届ける(チケットは買いそびれたが)。




 てことで、また次回。