実写版『美少女戦士セーラームーン』ファンブログ


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【第433回】戒厳令下のギブアップの巻


前売りが始まった。行きたいんだけど。


小学生の一時期、やたらとクジ運が強かったことがあった。歳末大売り出しの福引きなどで、たいてい何かしら当てたものである。食用油の詰め合わせとか、お米とか、ラジカセとか、自転車を一台持ち帰ったこともある。で、だんだん家族も期待するようになって、本人もその気になっちゃったりするのだが、そうなると逆にツキのほうは逃げてしまう。結局、六年生くらいから後は、ポケットティッシュしか貰えない平凡な少年に戻った。あのころ宝くじとか買っておけばなぁ。
それでいつだったか、福引きの特賞で、地元の映画館で開催された、歌謡ショーのペア招待券を手に入れたのである。祖母と二人で行った。前座が誰だったかは、もう忘れてしまったんだけど、メインアクトは藤圭子。初めて間近にみた芸能人だったと思う。白くて小柄で、息を呑むほどきれいで、その歌声には、田舎の映画館をまるごとひとつの情感で包み込む、圧倒的な表現力があった。
適当なサイズの公民館のたぐいがなくて、それで場所が映画館になったんだろうけど、ちゃんと生バンドが入って行われる歌謡ショーにはスペースが狭すぎた。指揮棒を振っているバンマスと、客席を向いて歌っている藤圭子のお尻が、ときどきぶつかっちゃうんである。そんなときだけ藤圭子は、頬をゆるめて苦笑いした。ふだんは何かの業を背負ったように冷たく孤独な美貌を崩さないだけに、とても印象的だった。その映画館は今はもうない。祖母もとうに死んで、藤圭子も死んでしまった。



本日は仕事を終えたあと、祖母の十三回忌があるので、新幹線に乗って実家に舞い戻ってきた。独居老人の父のために晩飯を作って、それから何か少しブログを書くつもりだったんだけど、『27』北川景子握手会を翌日にひかえて戒厳令下の東京を通り抜けてきたせいで、緊張のあまり疲れちゃったよ。約束していたAct.16の台本も、うちでもやろうと思っていた北川さんのお誕生企画も、ぜんぜん準備が出来ていない。
ちなみに今年のお誕生日企画っていうのは、実写版セーラームーンAct.45最後の、ソフト化されていないDVDプレゼント告知の画像と、『太陽と海の教室』第3話のエンディングを並べて、「ほっぺたが汚れた北川景子さんの笑顔がまた見たい!」みたいなテーマで書くつもりだったんだけど。



『太陽と海の教室』第3話のラストの笑顔が、私は大好きで、いつかそのことを書いたら『Keiko缶』のcypさんに激しく同意してもらえて嬉しかったんですよね。それに私は、袋小路青年からいただいた『太陽と海の教室』の海賊版DVDも持っているし。



このDVDは、1枚につき2話ずつ収録されているにも関わらず、メニュー画面からの操作で再生できるのは1話目(奇数話)だけで、2話目(偶数話)を再生するためには、隠しコマンドみたいな特殊な操作をしないといけないのです。
で、来週末はこれまた仕事の都合で島根県に行く予定が前から入っているんですが、御存知のようにあちらは山口県ともども、いま豪雨で大変な被害状況である。
そんなわけで、短くもとりとめのない中身でしたが、本日はこれにてごめんなさい。今年は北川さんにも、小松彩夏さんにも、ロクなお誕生日のお祝い企画ができなかった。すみません、小松さん、頑張って走ってください。



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まさかこんなふうに走るのではないと思うけど。では。