実写版『美少女戦士セーラームーン』ファンブログ


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【第413回】2013年 春の小ネタ集の巻


坂口良子が死んじゃった。じゃあ市川崑監督の横溝正史シリーズでコメディリリーフを誰が担当すればいいのか。いやそもそも市川崑が死んじゃってるか。だんだんつまんない世の中になっていくなぁ。



市川崑監督『犬神家の一族』より、ご存知うどん屋のシーン。上は1976年版の坂口さん、下は市川監督のセルフリメイク版(2006年)で同じ役を演じた深田恭子。がしかしこのドロンジョ様は、面白いことは面白かったけど、ややミスキャストであったと思う。こういう役をやるために沢井美優がいるというのに、ダメだな業界の人は。


さてAct.10レビューが終わり、すぐにAct.11に行くのも性急な感じもするが、といって大きなネタも無いや。
もちろん戦士のみなさんはそれぞれ映画に舞台にショーにテレビにグラビアにと、コツコツ頑張っていらっしゃる。訴求力もある。最近、書店の雑誌の棚で「戦闘態勢」(by浜千咲「恋するソルジャー」)のルナを見かけたけど、合っているんだかミスマッチなんだか、しばらく見入ってしまった。そういう人がいるだけで、雑誌的には小池里奈を起用した甲斐があったというものだろう。実際、買っちゃったしさ私。




ま、ともかく、今回は溜まった小ネタ集を消化しながら息抜きだ。

1. 景子の傾向


 「景子といえば竹下景子」(byカシオペアさん)の名古屋の繁華街、栄(さかえ)に巨大北川景子が殴り込みをかけてきたのは2008年の春。NTTドコモグループが前年から始めた「DoCoMo2.0」というキャンペーンの広告看板だった。



手がけたのは、電通から独立した広告クリエイター集団TAGBOATの面々。「ケータイが次のステージに進化する」というコンセプトを「2.0」なんてコトバで表現するあたり、時代ですなぁ。私なんか「Web 2.0」がどういうものか、分からず仕舞いだった。だからこの「DoCoMo2.0」がどういうものかも、結局いまだに分からない。



我が国には珍しく「さて、そろそろ反撃してもいいですか?」「他社さまはご覚悟ください」なんて挑戦的なキャッチで打って出たものの、結果的には惨敗だったらしい。あっちこっちでおちょくられていた。



このテレビコマーシャルも豪華だった。浅野忠信、長瀬智也、妻夫木聡、瑛太、吹石一恵、土屋アンナ、蒼井優、そして北川景子。2007年当時の北川景子といえば、この中ではまだまだこれから売り出し中みたいな感じだったね。なんか、お嬢様みたいな役どころだったか。



しかし、すでに述べたとおりこのCMは、残念ながらとても成功とはいえない結果に終わり、2008年5月にドコモは広告戦略を抜本的に方向転換、ゴールデンウィークまでは健在だったこの北川景子巨大看板も、5月の末には撤去されていたと思う。そしてこの場所には「やはり東海地区で景子といえば、まだまだアタシよ」とばかりに竹下景子が還ってきた。東海東京証券。
で、あれから5年たった2013年春現在、途中一、二度デザインを替えながらも、いまなお竹下景子は栄の交差点を睥睨しているのだ。すごいでしょ。




やっぱり地元は強いよ。まだまだ景子といえば竹下景子だ。北川さんも今のうちに、ドラマか映画で竹下さんの娘役をやって、ご本人から公認を得ておかないと、次に名古屋に進出したときも「誰の許しを得て景子の看板あげとるんだがや」なんて言われるかもしれないので、気をつけてね。うそだけど。
いやいや「北川さんの看板が撤去されて竹下さんになった」というネタで写真を撮っておこうと思いながら、結局5年も経ってしまった。そこまでかかった私も私だが、ずっと待ってくれていた竹下景子さんは偉大だ。ということで次のネタ。

2. ゴーリキショーライ


(画像は本文とは直接関係がありません)


実写版とはまったく関係ないんだが、ちょっと前に剛力彩芽さんとドラマ『ビブリア古書堂の事件手帖』について簡単に触れた。めったに本を読まないうちの息子にせがまれて買ってやったら、あっという間に3巻まで読破した。私も読んでみたら、予想していたよりも凝った作りのミステリなので驚いた。息子が好きなドラマ版の方も一緒に観たら、これもルックスが原作とはまったく違う剛力彩芽が、ちゃんと原作のヒロインの雰囲気を出していたので感心した。そんな話でした。



それで評判が気になっていたが、まあ色んなことをいう人がいたみたいだけど、視聴率的にまずまずであったのが何よりだ。今シーズンのドラマの目玉は、『JIN -仁-』のスタッフが佐藤健と内野聖陽を起用した話題作『とんび』で、これはさすがというか、初回17%、最終回20%、平均視聴率を15%を達成した。あと『信長のシェフ』も深夜枠なのに二ケタを割ったのが一回だけという快挙。Kis-My-Ft2の玉森裕太が頑張った。このふたつが目立つくらいで、参考までに平均視聴率順に1位から10位までをあげると、【1位】『とんび』(TBS、日曜9時)15.48%、【2位】『最高の離婚』(フジ、木曜10時)11.85%、【3位】『夜行観覧車』(TBS、金曜10時)11.55%、【4位】『おトメさん』(テレビ朝日、木曜9時)11.46%、 【5位】『ビブリア古書堂の事件手帖』(フジ、月曜9時、11.40%)、【6位】『ハンチョウ6』(TBS、月曜10時)10.85%、【7位】『信長のシェフ』(テレビ朝日、金曜11時)10.84%、【8位】『LAST HOPE』(フジ、火曜9時)10.64%、【9位】『泣くな、はらちゃん』(日本テレビ、土曜9時)10.24%、【10位】『サキ』(フジ、火曜10時)9.58%。この並びで、ゴールデンの連続ドラマ初主演、しかもフジの月9というプレッシャーの中、しっかり5位に入っているのだから、やはり剛力さんってタダ者ではない。



ただすごく不思議なことがあって、初回が14%、その後はずーっと11%あたりをキープしていたのに、最終回の第11話だけが3%ぐらい数字を落として8.1%なのだ。ここだけクローズアップすると、歴代の月9ドラマのなかでも最低の最終回視聴率だっていうんだから、ちょっと可哀想じゃありませんか。
べつに裏番組でWBC最終戦があったとか、日テレでジブリのアニメをやっていたとかいうのでもないらしい。ということは単純に「面白くなかった」のだろう。ドラマ版の最後の2話は、江戸川乱歩の古本を巡る前編・後編仕立てになっていたはずなので、その前編にあたる第10話がすっごくつまんなかったのだ。だから「もういいや」と多くの方が最終回をスルーした。そうとしか考えられない。でも曲がりなりにもミステリなのに、結末すら観たくないほどつまらないって、けっこう壮絶な話だ。
そんなことなら、私も無理しても第10話、第11話を観ておくべきだったな。江戸川乱歩の古本がネタということは、原作第4巻の長編の話をベースにしているんだろうなと想い、原作第4巻をまだ読んでいない私はドラマの方をパスしちゃったのである。どうなんだろう、ご覧になった方、おられたら感想をお聞かせください。
確かに、私が観たのは数話かぎりだが、剛力さんには感心したものの、推理ドラマとしての出来はイマイチだった。ドラマ向けに脚色した部分で、原作の緻密に張り巡らされた伏線が何本かこんがらがってしまっていたね。私は『謎解きはディナーのあとで』の原作をちょっとケナし過ぎたかな、と反省した。むしろあのくらいザックリしたプロットの方が、自由にドラマ化しやすくて良いのかも知れない。

3. レディ・ニンジャ2 夜霧の忍び凧



(実在する香港映画の邦題ですが、本文とは直接関係がありません)



次の話題は、田崎竜太監督の映画『忍たま乱太郎 夏休み宿題大作戦!の段』のニュース。昨年の年末に飛び込んできたんだけど、個人的にばたばたしていて、とてもこんな話にかまっている場合じゃなかった。



 人気子役の加藤清史郎くん主演で、尼子騒兵衛氏の人気ギャグ漫画を実写映画化した「忍たま乱太郎 夏休み宿題大作戦!の段」が、2013年7月に公開されることが決定した。
 今作は、前作「忍たま乱太郎」の三池崇史監督に代わり、平成「仮面ライダー」シリーズで知られる田崎竜太監督がメガホンをとった。田崎監督は、楽しさと爽快なアクションにこだわり「多くのファンの支持を得て歴史を重ねてきた原作なので、その世界観を壊さないようにしつつ、新たな実写版乱太郎を目指しました」。主人公・乱太郎役を演じた清史郎くんを「とってもかわいい子どもらしいところと、プロフェッショナルな部分をあわせ持つ役者」と分析している。
さらに、今作は10月31日から米ロサンゼルスで開催されたアメリカン・フィルム・マーケットで、本編完成前にもかかわらず、インドネシアでの公開が決定。香港、インド、タイなどからオファーを受けているほか、ハリウッドリメイクの問い合わせも届いているという。田崎監督は、忍者という文化について「日本映画のなかでもファンタジックで、アクション満載になる可能性を持っているジャンル」と持論を展開。そして、海外公開に向け「本作を通して、忍者というキャラクターの新たなる可能性を感じていただけたら」とアピールした。
  (「映画.com速報」2012年12月5日


うっかり取り上げるのを忘れていたんだが、しかしこれ、記事の雰囲気からすると、もう撮影は2012年のうちに終わっているな。このニュースの時点でまだ撮影中だったとしても、いま現在は間違いなく撮影が終わっている。
いや私が何にこだわっているかは、察しの良い方にはお分かりだろう。一昨年の沢井美優のブログにこんなことが書かれていた。



同じ事務所の南羽翔平くん出演のミュージカル
『忍たま乱太郎』を観にシアターGロッソに行きました。
初舞台だけどすごくがんばっててかっこ良かったです。
がんばっている姿をみて良い刺激になりました!
私もがんばらなきゃ(-`ω´-)
…くのいち役やりたいな(笑)
  (沢井美優オフィシャルブログ「MY HEART」2011年1月21日「質問と沢井 〜その壱〜」)


「くのいち役やりたいな」ですよ。沢井さんが「くのいち役やりたいな」とおっしゃられている。田崎竜太が『忍たま乱太郎』の監督をやるって、千載一遇のチャンスではないですか。
ただ問題がある。『忍たま乱太郎』は子供が主演のお話なので、沢井さんの出る役がないのだ。もちろん、くの一学級担任の山本シナ先生という道はあるんだが、これは三池崇史監督の劇場版第一作で杏がやっていてどんぴしゃりだったので、二作目で沢井美優がやるのは明らかに不利である。



しかし杏って『妖怪人間ベム』のベラといい、この山本先生といい、こういう役が似合うってすごいなぁ。
それに、この手の企画って、監督の意向でキャスティングがどうにかなるというものではない。というよりも、そもそも一作目が三池崇史、二作目が田崎竜太であるからして、この映画に求められているのは、ワガママを言わず、与えられた状況の中できっちりベストな仕事のできる職人監督である。たとえ監督が、沢井を使ってやりたいな、と思ったとしても、ライダーとは違って(推定)、それでどうにかできるような状況にはないのだ、この映画は。
そうすると、沢井美優のくのいち役を無理やり作ってもらうには、どういう方法があるだろうか、とラチもないことを考えていたんだが、もう完全に手遅れなことに気づいた。もうちょっと早いうちに手を打てば……って、どんな手の打ちようがあるのか知らないけど。
こうなったらあれだ、昔、原作:石森章太郎(だけど話はぜんぜん違う)主演:西野バレエ団(金井克子・由美かおる・奈美悦子などなど)の『フラワーアクション 009ノ1』というドラマがあったけど、あれのリメイクをやってもらうなんてどうだ。



すみません発想が貧困で。何にせよ、沢井さんのくのいちが観られる絶好の機会を逃して悔しい、という話でした。


4. 仕事も恋も順調……ならいいけど



モデル業が順調なようで、なによりの安座間さん。この人については、そんなに書くこともないのだが、ただ先日のブログの内容がちょっと気になったもんで。



なんだかこの4日間は、いろんな人と話をしたんですが、みんなすごく私のためになることを話してくれて、とても有難く、そしてものすごく考えさせられました。
しかも、私から切り出したわけではないのに、みんな共通点のある話だったからビックリ!
最近はまた悩み出したり、イライラすることが多かったり、自分が嫌になっていましたが、また新たな目標ができて、今は前向きな気がします!笑
また後向きにならないように、この状態を保たなくちゃ‼‼‼
  (「安座間美優オフィシャルブログMew 〜みゅう〜」2013年3月16日「4日間」)


なんだろう。周りの人たちから「共通点のある話」を切り出されて、いろいろ聞くうちに、最近イライラしがちだった自分がちょっと前向きになれたんだって。プライベートなら、やはり恋愛の話だろうし、仕事のことなら、どんどん薄くなっていくCanCamへの不安か。それともセブンティーンモデル坂田梨香子の、CanCamへの電撃移籍にまつわる不安か?
 確かにセブンティーンモデルとしても別格的存在の人だったようだし、脅威だよな。でも坂田梨香子さんといえば『仮面ライダーフォーゼ』の仮面ライダー部部長である。前にこのブログで取り上げたように、フォーゼ第3話では「アダルトビデオのあのプール」として有名なプールサイドでビキニを披露する、というお父さん向けのサービスをしてくださった立派な方である。



ここはひとつ東映特撮育ちとして、ぜひみゅうみゅうには、同じ月生まれで19歳になりたての坂田さんを可愛がってもらいたい。それにしても安座間さんも、もう26歳か。ひょっとするとやはり、結婚に向けてのアドバイスをもらったってことなのかも知れない。う〜ん。
いずれにせよ、女性としての美しさにますます磨きがかかってきたけど、もっぱら女性向けのメディア露出が多い安座間さん。女性誌のしかも袋入りなんて、おじさんにはちょっと敷居が高過ぎる。またズムサタみたいな開かれた場所に戻って来てくれないだろうか。



本日の記事はこれくらいにしておきます。次回から実写版DVD、Act.11レビューを開始したいと思う。Act.11といえば、いよいよ実写版オリジナル展開が本格的になる回で、美奈子がおおきくフィーチャーされて、うさぎとまことのナース姿が見られる。



ついでに言っておくと、北川景子のナース姿は映画『Dear Friends』のラストで、小松彩夏のナース姿は映画『感染列島』でじっくり鑑賞できる。



いまだにナース服ヴァージンなのは泉里香だけである。もし泉さんのナース姿を見かけられた方がいらっしゃいましたら、ぜひご一報を。
というあたりで、今回はこれまで。長いわりにホンットに内容がなくてゴメンね。