実写版『美少女戦士セーラームーン』ファンブログ


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【第350回】安座間美優生誕25周年記念『ガチバカ!』雑記の巻

やはり12月26日はみゅうみゅうの25歳の誕生日だし、来年は「安座間」じゃなくなっている可能性もあるし、下手すりゃ芸能人ではなくなっている可能性すらあるので、来年悔いることの無いよう、中一日で老骨に鞭打って更新するよ。短い記事だけれどね(補記:結局、中二日かかってしまった)。しかしこういうイレギュラーなことをやるたびに、大家さんはよくあんなペースでブログを更新できるな、と感心する。
で、何をネタにするかというと、ドラマ『ガチバカ!』のレビューを書こうと思ったわけだよ。本当は。



ご存じない方のためにザッと書いておくと、この作品は、高橋克典主演の、絵に描いたような王道学園ドラマで「型破りな新人教師が落ちこぼれクラスに赴任し、体当たりで生徒たちの心を開いていく」話である。要するに『ごくせん!』とか『GTO』とか、後の『美咲ナンバーワン!』とかと同じような話ね。全10話。2006年の1月〜3月まで、木曜夜10時〜11時という時間帯に、TBS系列で放送されていた。元ボクサーの熱血教師が高橋克典、偶然に彼の存在を知り、採用を決めた学園の元理事長が北村総一朗、その娘で、何かと高橋克典と衝突しながら次第に心惹かれていく現理事長に井上和香、学園の世間体ばかり気にする校長に沢村一樹。書いていて恥ずかしくなるほどベタだな。メインライターは『特命係長 只野仁』の旺季志ずかで「教師による生徒へのセクハラ」「未成年への覚せい剤の浸透」といったテーマも臆せず取り上げている。……って、何だか夜10時からオンエアというのも早すぎるくらいの深夜テイスト。


さて、この手の学園ドラマを後々になってから取り上げる面白さのひとつに、『ごくせん!』に松山ケンイチが出ていたとか、『GTO』に小栗旬が出ていたというような、「今をときめくあの人が、ここに生徒役で出ていたのか」的な興味というものがある。『ガチバカ!』の3年E組の生徒役は、テゴマスことNEWSの手越裕也と増田貴久というジャニーズ事務所の2人を中心に構成されているんだが、そういう観点から見ていちばんの出世頭は、やはり渡辺夏菜(現:夏菜)ではなかろうか。



渡辺夏菜っていうと、この『ガチバカ!』(2006年)で安座間美優と同じ3年E組の生徒を演じたのを皮切りに、北川景子主演の『モップガール』(2007年)では、北川さんの勤務先、葬儀会社リトル・エンジェルスの女子高生バイト、鈴村展弘が全26話中8本の演出を担当した『大魔神カノン』(2010年)では、知らず知らずにヒロインの「歌」を奪ってしまうロックシンガー(「夏菜」に改名後の初レギュラー)と、なぜか実写版セーラームーン関係者と絡む仕事の多い女優さんだ。



今年も、年末のシメとなるスペシャルドラマ『らんま1/2』では、早乙女乱馬(女性態)として、悪役の渋江譲二ひきいるハードゲイ軍団と戦ったりして、やっぱり実写版びいきなところを見せてくれた。



それにしても今年はバラエティ『ピカルの定理』、映画『GANTZ』と大活躍の年でした。
でまあ、今回は夏菜と抱き合わせの紹介で、安座間さんのメジャー感も一割増しくらいアップしようと思い、先週あたりからずーっと『ガチバカ!』を観ていたんだけど、結局2人が絡んでいる場面なんてほとんどないなあ。そもそも教室の座席が、安座間さんの演じる牛島理恵(ウッシー)は教壇から向かって左手前、夏菜は右後方なので、カメラがこう、右から左にパンして初めてワンショットで収まるような位置関係である。


それに所属も違っていて、夏菜は、公式ホームページでは「エロカワ系」の女子グループに属するということだが、基本的には一匹狼的要素が強い。整形手術をして自分を振った男を見返すために、学校には内緒で(当然だ)夜はキャバクラ嬢をやってお金を貯めているという設定である。一方のウッシーははダンス系。休み時間は(というか授業が始まっても)隣の席の植原卓也たちといつも踊っている。



植原卓也は、5年経った今年も高校3年生をやって、小松彩夏と共演したらしいね。毎日放送の深夜ドラマ『サイン』(2011年1月〜3月)で、聴覚障害を越えてダンスの世界に目覚めていく主役の高校生を演じたのだそうだが、これも観ていない。名古屋では放送していたのかな。
このダンス仲間がいつも持っているアイテムが、ピコピコハンマーなんだ。



まあそんなわけで、安座間さんと夏菜のツーショットといったら、最終回くらいか。かつて教え子にセクハラしていた市の教育長をぶん殴り、責任をとって学校に辞表を出した高橋克典。その家に生徒たちが「辞めないで」と押し寄せてくるという、これもまあ、実によくあるっぽい展開ですが、その時、「お金もないのにキャバクラ通って、私のこと心配してくれる教師なんてほかにいないんだよ」と熱弁をふるう夏菜の後ろにみゅうみゅうがいる。これが唯一のツーショットかなぁ。



結局、私は、モデルとかバラエティタレントとかのことは本当は分からなくて、でも女優だったら何とか自分なりの判断基準でレビューできるから、女優・安座間美優で記事を書きたいわけですよ。でも実写版セーラームーン以外にほとんどそれらしい仕事がないし、そもそも本人が女優を目指していない(笑)。それで「そういや『ガチバカ』どうだったかなぁ、今だったら、あの夏菜と共演してる!とかレビューが書けるじゃないか」と古い仕事を再チェックしてみたんですが、これもイマイチ。扱いは「そのほか3年E組のクラスメイト」の域を出ていないし、そもそも安座間さんの安座間さんらしい表情のショットがあまりない。困ったなと、そういうことで申し訳ありません。でもまあともかく、今年もクリスマスには戦士の皆さん(一名を除く)にお祝いしてもらったみたいだし、こっちも出来損ないの記事をさっさとアップしておこうと。



そのわりに2日も遅れてしまいましたが、安座間美優さん、25歳の誕生日おめでとうございます



実写版の戦士が5人揃うのはいつの日か。それとも、もうそんな日は永久に来ないのか。