実写版『美少女戦士セーラームーン』ファンブログ


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【第341回】本編はレビューのあとで、の巻(ネタバレ注意)



すみません。今回からDVDレビューを再開させるつもりでいたんですが、いろいろな意味で絶不調でして。まあ、デスクワークのやり過ぎ、というだいたいの理由はハッキリしているんですが、腱鞘炎がひさしぶりに復活したり、肩から首、後頭部にかけて、頸椎のトラブルによる痛みが走ったり。
そんなわけで、今回はマクラのために用意したお話だけして、早々に切り上げます。済みませんでした。



『富豪刑事デラックス』第7話(2006年)より、お嬢様の晩餐




『謎解きはディナーのあとで』第2話(2011年)より、お嬢様の晩餐。


とにかく画面が安い。富豪刑事と較べると、もうぜんぜんお金持ちのお嬢様に見えない。深夜番組クオリティである。どうしたフジテレビ。
まあしかし、こういう時こそ、ファンならば各自の努力でそれぞれの「私の見所」を開発することだ。皆さんはもう見つけましたか?
私のスイートスポットはエンディングだ。第1話、第2話ともに北川さんの表情は、エンドタイトルが流れるあたりの、リムジーンでの櫻井君との二人芝居のときが、いちばん良かったと思う。殺人事件の捜査を通し、人間の暗い面ばかり見せつけられて、物思いに沈んでいるナイーブなお嬢様が、執事の気遣いで癒され、笑顔を取り戻す。
今後、私はこのチャーミングなエンディングだけに集中して、後はNG集だと思って観ることにする。
……それは言い過ぎですが、せっかくだからちょっと観てみようね。第1話。



麗 子「やっぱりあなたの言うとおりだったわね」



麗 子「どうせまた私のこと、アホだと思ってるんでしょ」



影 山「いいえ、ただ、お嬢様のように純粋なまま大人になっている人間は、ごく希でございます」



影 山「多くの人間は、多かれ少なかれ悪意を隠し持っているということを、お忘れなきよう」


以下、もう少しやりとりは続くんだけど省略して、第2話のエンディングも観てみよう。この回は、ほぼ原作どおり話を進めながら、解決編で原作にもうひとひねり加えていて、それがこのエンディングの会話に繋げてある。だからここを紹介するとネタバレになっちゃうんだけど、まあいいや。



麗 子「分かってたの?家族全員が犯人だって」



影 山「はい。家族の証言では、昨夜、辰夫氏は結婚を反対され肩を落として出て行った、とありました」



影 山「しかし、スナックのママは、辰夫氏は陽気だったと言っておりました」



影 山「つまり、家族全員が口裏を合わせてたということ。ほんとうは家族会議で、結婚に賛成するフリをしていたのでしょう」



麗 子「家族全員のおめでとうメッセージ……そのワインに毒が入っていたと知ったとき、辰夫さん、どいういう気分だったかしらね」



車を止める影山



影 山「お嬢様、旦那様と奥様から絵はがきが届いておりました」


「いつまでも新婚旅行継続中」


どーか最終回に出てくる麗子のパパが升毅でありますように。



ということで次回こそはDVDレビューを再開します。愛野美奈子、初登場です。いやホント、セーラーVでもなく、ポスターやテレビの画面のなかでもなく、愛野美奈子がナマの愛野美奈子の状態のままドラマに登場するのは、これが初めてなんだって。乞うご期待!今回はごめんなさい。


それにしても、『妖怪人間ベム』って変だよね。ビジュアル的には、主演の亀梨くんは明らかに「自分は妖怪人間ベムだと思い込んでいる普通の人間」で、第1話の最後とかにちょろっと出てきた柄本明こそ、本物のベムである。本物のベムの狙いとはなんなのか。なぜ亀梨は自分をベムだと思い込んだのか。この謎についても、そのうちに触れたいと思います。