実写版『美少女戦士セーラームーン』ファンブログ


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【第340回】沢井美優需要拡張プロジェクト、再起動!の巻


舞台『ライトフライト』より、小松彩夏に睨まれるモグリ医師の戸次重幸さん
『謎解きはディナーのあとで』第1話より、北川景子と椎名桔平から事情聴取を受ける戸次重幸さん
『謎解きはディナーのあとで』第1話より、北川景子に勝手に自宅に踏み込まれる戸次重幸さん
『桜蘭高校ホスト部』最終話より、男装の川口春奈さん(娘)と女装の戸次重幸さん(父)


小松彩夏には「はっきりさせろや!」と怒鳴られ、北川景子には「だまらっしゃい!」(これがシリーズの決めセリフらしい)と怒鳴られる戸次重幸さん。7月の終わりに『ライトフライト』(脚本:戸次重幸)のレビューを書いたとき、戸次重幸は好きな役者だし、そのうち、またご登場ねがうことになるだろう、とか書いたが、名古屋支部的には早くもラッシュ状態である。

1. 優勝おめでとう


 
落合博満って10枚以上もシングル盤を出していて、しかも『落合博満ベストセレクション』なんてアルバムまであるのだ。でも、曲目を見る限り、「ベストセレクション」っていうより「全曲集」の気がするが。
ともかく、デュエット曲が多いとはいえ、シンガーとしての落合のキャリアは、河辺千恵子や清浦夏実以上である。しかもデビュー曲の「サムライ街道/そんなふたりのラブソング』は信子夫人とのデュエットで5万枚を越えるセールスを記録したという。つくづく変な人だ。
それにしても異常だ。中日ドラゴンズが球団史上初のリーグ二連覇を成し遂げたにもかかわらず『中日新聞』の紙面には妙にしらけた空気が漂っている。優勝の翌日の朝刊、胴上げ写真と一緒に載っていたのが、こんな署名記事だったりするのだ。


 連覇の根底にあるのは、長いシーズンを見据えた戦術眼に加え、選手の状態を見極める眼力と、コマとして使い分ける巧みさだった。
 元中日監督の中利夫さん(七十五)は「普通のチームの監督は、この選手をレギュラーにすると決めたら、ずっと使い続ける。そうしない落合監督は、それだけ厳しい基準を持っているともいえる」と分析する。
 若い選手の力は、ベテランのように計算できない。だから落合監督は不調に陥れば素早く見切りをつけ、リスクを負うことはしない。周囲からは若手起用を促す意見が出たが、聞く耳はなかった。「こんなことは落合監督にしかできない。だが若い選手は調子が悪くなっても使い続けないと、育たない」と中さんは惜しむ。
   (村井博美「落合流 貫いた8年間」『中日新聞』2011年10月19日朝刊)


 まあね、今シーズン限りで解任という発表はもう済んでいるので、中日新聞としては「優勝したのになぜクビ?」という世間の疑問に答えを用意しなくちゃいけなかったのは分かる。選手が世代交代の時期にさしかかって、後に不安が残ることも確かだ。でも「コマとして使い分ける巧みさ」「リスクを負うことをしない」などのイヤミな表現をちりばめつつ、最終的にはOBの口を借りて「目先の勝利に追われて若手を育てなかった」と言わんばかりの結論に落とす展開に、悪意を感じないでもない。最後くらいは気持ちよく送り出せばいいのに。
加えて例のガッツ・ポーズ報道。

 連覇の原動力となった事件がある。ナゴヤドームで行われた9月6日の巨人戦。3対5で敗れた試合後の関係者通路。坂井球団社長が、なんとガッツポーズを繰り出した。複数の球団関係者がその光景を目にし、すぐさまチーム内に広まった。
 「ウチがひとつにまとまったのは、あのガッツポーズからだよ」と落合監督。アンチ落合の急先鋒。敗北=落合の汚点。喜ぶ心情は理解できる。だが、球団社長という立場にあるまじき禁断のポーズは、フロント不信を招くと同時に、選手の反骨心を呼んだ。
 ある主力選手が言う。「あり得ないっす。監督のことを嫌いなのは構わない。人間ですから。ただ、試合をやってるのは、僕たち選手なんですよ。ガッツポーズなんて考えられない。選手をバカにしてるのと一緒ですよ」。荒ぶる心。ぶつける場所のない怒り。すべてを戦場でパワーに変えた。
  (『デイリースポーツオンライン』10月19日


確かにね。本人は「記憶にない」というが、だいぶ関係者に目撃されてしまっているらしい。球団社長が、自分のチームが負けて公然とガッツポーズを見せるのは、どうなのかね。
それから同日の『産経新聞』が、なぜか中日新聞社の立場を代弁して落合退団を肯定的に語っている。どうなっているんだか。しかもこれを読むと、クビの理由が理由になっていないのがちょっとおかしい。

 中日は親会社である中日新聞の販売戦略で、浜松、豊橋、岐阜など、東海地区の地方都市で試合が開催される。地元企業などが中心となり、入場券などを購入する代わりに、激励会などのイベントへの出席要請があるという。球団が、野球という興行を行う上では監督の「顔」も必要。現楽天の星野仙一氏ら歴代監督は、そうした役割もきっちりと果たしてきた。
 しかし、落合監督は「勝つことが一番のファンサービス」と公言。シーズン中、政財界や有力スポンサーとの会合や宴席に出席することは皆無に近い。その一貫した態度は、ある意味で称賛されるべきだが、地元からは「冷たい」「愛想がない」という不満が高まったのも事実だった。
 ここ数年、来季への準備を進める夏過ぎになると、球団側には「落合監督が続投するなら、ナゴヤドームの年間予約席を買わない」という声が届いたという。不人気ぶりは、観客動員数に如実に表れている。落合政権下では2008年、主催の1試合平均で約3万3720人集めたが、これをピークに減少し、今季は連覇にもかかわらず、ついに3万人を切った。
  (「連覇の功労者、落合監督はなぜ辞めるのか」『産経ニュース』10月19日


うわぁ、なんか、すごく名古屋っぽい話だな。とにかくクライマックス・シリーズと日本シリーズ制覇、頑張ってください。応援してます。

2. ナゴヤはアナタを待っている


思えば落合博満が中日ドラゴンズの監督に就任したのは2004年、まだ実写版セーラームーンは放送中だった。あれから8年、北川景子はトントン拍子でトップ女優になって、芝居も少しだけ上達した。浜千咲は梨華になって泉里果になって泉里香になって『Ray』モデルになってすっかりケバくなった。小松彩夏は水着の布地面積がどんどん減っていって、このままいけばAV出演も時間の問題と思われたが、なんとか踏みとどまった。安座間美優はノンノモデルになってCanCamモデルになってズムサタのお天気お姉さんになって、某アナとの熱愛をスクープされて降板した。小池里奈は雰囲気は変わらないまま大人になってなんだか変。小枝はMioになって、弓原七海になって、社会人野球チームNAGOYA23のマスコットガールになって、自分の生き方を求めて名古屋を離れてTOMOYOになった。



そうかマスコットガール。これ、どうかな。
来年はドラゴンズOB会会長の高木守道が監督になるそうだ。ひょっとするとそれでタニマチみたいな有力スポンサーが戻ってきて年間シートを買ってくれるとか、そういう経済効果はあるかもしれない。でもこんな騒動があれば、やはり選手たちの気持ちがすんなり一つにまとまるとはとても思えない。さっき触れたベテラン選手たちがそろそろ引き際に入る、という問題もあるし、来年は成績的にはちょっとショボそう。下手をすればさらに動員数を減らすのではないか。
そういう事態に備えて手を打たなければならない。とりあえずナゴヤドームといえば「食い物が高くてまずい」ことで有名なので、こういうところからイメージを変えなきゃね。業者を入れ替えて、もうちょっとマシなものを安く食わせる。それからスタンド席に「ここで試合を見ながら告白すると100%カップルが成立する」みたいな場所を演出して、新手のデートスポットとして売り出すとか。あとパワースポットも。赤ひげ薬局ご推奨の、もうビンビン力が湧いてくる不思議なゾーンとか。
そしてマスコットガール。ドラゴンズにはドアラというキャラクターがいて、地元ではけっこう評判がいいのだが、結局ここ数年続いている観客動員数の低下に歯止めをかけることはできなかったようだ。だったら新たにマスコットガールを投入して、この子を宣伝の軸としてナゴヤドームのイメージを変えるのだ。
それで沢井美優。そんなにギャラはかからないし、名古屋に通うヒマも今ならけっこうある。キッズ・ウォーもセーラームーンもCBC制作で、名古屋には縁がある。ていうか、実写版セーラームーンなんか、名古屋地区では視聴率が10%を越えたこともあるくらいで、よそとは知名度も違う(と思う)。それに名古屋が世界に誇るプリンセス浅田真央とCMで共演したことだってある。



そしてなによりも、沢井美優にはスポーツのマスコットガールがよく似合う。始球式でも、かなりしっかりしたフォームで投げられると思う。さらにデンジャラスな想像をすれば、あの頭のてっぺんから出るような声で、試合前に「君が代」を斉唱してもらったっていい。


 


私は口惜しいのである。私が勝手に沢井美優の好敵手として位置づけていた井上真央は、なんだか知らないがどんどん遠くの方へ行ってしまって、私が沢井さんにやらせたかった『あんみつ姫』のリメイクをなぜかやって、今年もまた、本来なら沢井さんがやるはずだった(と私が思っているだけだが)NHKの朝ドラの主人公の座をゲットして紅白歌合戦の司会に決まってしまった。
で、うかうかしていると今度は北川景子がNHKドラマの世界に進出する。これは前にも書いたが、北川景子はずっとNHKバージンのまま、あと一、二年を過ごした後、いきなり大河ドラマ『邪馬台国』で、主人公の卑弥呼の役に抜擢される。それで国政を占うために鬼道の呪術を行うシーンで、物の怪にとりつかれて口からアワを吹く芝居で真骨頂を発揮し、国民のみなさまの間で賛否両論を呼ぶはずである。
と、以上はいつもの通り、私がかってに妄想をふくらませているだけの話なので、ゆめゆめ本気になられぬようご忠告申し上げるが、しかし北川景子のNHK進出は時間の問題で、来るときには大河の主役くらいのインパクトのあるところでドーンと来ることは必至と思われる。そうなる前に、せめてNHKの帯ドラマの主役の座くらいは、先に沢井さんに手をつけさせてあげたい、とせつに願うのである。それなくして、何のためのフランス語講座、何のための『キャットストリート』チョイ役出演であろうか。



そういうわけで、まず来年の「プリンセスの目標・その1」はナゴヤドームのマスコットガール。私にとってはすごく都合のいい話だ。地元にSKEというけっこう強力な連中がいるから、これが動き出さないうちに、署名運動でもはじめようかな。

3. 謎解きは第2話の後で


以上、M14さんの「2013年沢井美優ブレイク説」を信じて、そのための準備を着々と進めたいわけであるが、もはやそういう次元をはるか超越した世界に行っちゃって心配のしようもないはずなのに、どこか危なっかしくて、やっぱり目が離せないのがこの人。



みなさんもご覧になりましたか? M14さんもおっしゃっているように(「ある種の変身ヒロイン物」)第1話だけでは判断が難しいが、ちょっとだけ書いておきたい。
ドラマは冒頭から、原作にはない場面で始まる(と思う。原作は最初の2話くらいを立ち読みしただけなんですよ、実は)。先代の宝生家執事(伊東四朗)が、若い影山(櫻井翔)に「後は頼みましたよ」と、お嬢様(北川景子)のお世話を託して去っていく。つまり原作では一ヶ月くらい前から麗子の執事だった影山が、ドラマ版では「この日から伊東四朗の後任として、新しく執事になった」という設定に変更されている。



なんかこれだけだと意味のない特別出演なので、最終回に向けての伏線だろう。原作が全7話しかないし、たぶん最終話は前後編でテレビ版のオリジナル・ストーリーになる。伊東四朗はそこで再登場し、初めて深刻なピンチにおちいる櫻井翔を助けるんだね。
この伊東四朗がらみのパートを除けば、第1話の前半は、例の「クビクビクビ」というセリフも含め、ほとんど原作どおりに進む。ただ、原作は地の文が三人称なのに、ドラマのナレーションが麗子の一人称になっているのはどうかと思う。おかげで北川さんは自分で自分のことを「私はお嬢様。お嬢ちゃんでもキャバ嬢でもない」などと紹介するハメになった。でも「私はお嬢様」と自己紹介すること自体、お嬢様らしくないよね。ここはリムジーンに優雅に乗るなり疲れてバッタリ倒れる北川景子の寝顔にかぶせて、中村正の声(『奥様は魔女』のナレーター、もしくは『チャーリーズ・エンジェル』のチャーリーの声)で「そう、宝生麗子は実はお嬢様。世界有数の財閥、宝生グループの総帥、宝生清太郎の一人娘だったのでございます」というナレーションが入るのが正しい。



で、後半の解決編に入ると、もともと原作が、せいぜい30分ドラマくらいの分量しかないので、脚本・演出ともども、あれこれ趣向を凝らしてボリュームアップをはかっている。安楽椅子探偵ものの短編推理小説は、推理で犯人が特定された段階で話はお終いで、その後の逮捕のシーンとかは描かれないのが普通だが、このドラマ版では、それから実際に北川さんと櫻井君が犯人のところへ乗り込んで行く。で、ラストに「助さん」役の櫻井翔がちょっとした活躍ぶりを見せて、「黄門様」役の北川景子が「だまらっしゃい!」と相手を叱りつける、というのを、どうも毎回の決めパターンにするようだ。



しかし、今後もこのパターンで行くとするとですね、北川さんのヒロインは毎回、(1)前半(捜査編)では眼鏡にスーツ姿の新米刑事で、椎名桔平が演じるお坊ちゃん刑事に対するツッコミ役、(2)後半(ディナーの後の謎解き編)はお嬢様として、実は毒舌の執事、櫻井翔の鋭い推理に突っ込まれるボケ役、(3)そしてラスト(解決編)は「お嬢様+姐さん」キャラで、性根の腐った犯人(もしくは関係者)を「だまらっしゃい」と一喝する「黄門様」役、と、おおざっぱにいえば「隠れS」→「実はM」→「全開S」と立ち位置が替わるわけで、三つも盛り込むと、ちょっとキャラクターがまとまらないのではないだろうか。脚本の人、もう少しヒロインの人物像を絞り込めなかったかな、と思わないではない。



まあしかし、第1話のラストでは、椎名桔平のお坊ちゃん刑事が、お嬢様に変身した状態の北川景子を見てしまうというカットがあって(原作の風祭は、麗子が宝生グループの令嬢であることは知らない設定になっていたと思う)、それが麗子であると気づいたのか気づかなかったのか、ひょっとするとこれも第2話以降の展開の伏線かも知れない。そういうこともありまして、とりあえずは今後に注目であります。
じゃ、そういうことで。






沢井美優さん、お誕生日おめでとうございます。