実写版『美少女戦士セーラームーン』ファンブログ


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【第336回】DVD第2巻:Act. 8の巻(その11)



いよいよ発売になりましたね。各巻のパッケージのジャケット写真は、さすがに新デザインらしい。デジパックとかにしないのかな。ただしディスク自体はピクチャーディスクではないようです。(追記:沢井さんのブログに「まだDVD もってない!なんて方は是非この機会に。収納スッキリ!コンパクトサイズですよ」と紹介されているから、デジパック仕様かも。)
ともかく、私はいまいち食指を動かされない。こんなブログを読んでいるみなさんもそうじゃないですか?「安座間さんがズムサタ卒業」という突然のニュースに、それどころじゃないとか。
いやそれはアレとしても、コンテンツは、すべて過去にDVDでリリースされたものばかり。今回初お目見えとなるのは、白倉伸一郎・田崎竜太・小林靖子の鼎談をおさめた豪家8ページのライナーのみ。それで3万円はちょっとね。

やはりボーナス・ディスクの一枚もつけて欲しかったなあ。オールド・ファン向けの特典ディスクに、本放送に先立って放送されたプロモーション番組「メイクアップ! 少女がセーラー戦士に変わるまで」(2003年10月4日放送)と、小学館の雑誌の全員サービスという形でリリースされた約17分のミュージックビデオ「いっしょにおどろう! セーラームーン・スーパーダンスレッスン」(2004年7月)と、バンダイのビューティーシリーズとか、サンスター文具のらくがきんちょのCMとかを詰め合わせにしてくれたら、もっと前向きになれたのにね。それとTBSの特番「オールスター感謝祭’04 超豪華!クイズ決定版」(2004年4月3日)。これは5時間(!)のバラエティ番組だったけど、でもセーラー戦士が映っているところだけ編集したら3分もないと思う。出演したのは沢井さん、安座間さん、渋江君の三人で、もちろん変身後のコスチューム。どんな雰囲気だったか知りたい方は(前にもリンクを貼ったと思うけど)火星発動機さんのここをご参照ください。司会は、アニメやオタクやサブカルっぽいものが嫌いなことで有名な島田紳助。沢井さんたち、CMの合間とか、陰でいじめられなかったかな、なんていまさら心配しても意味ないか。


それとあれだ、いい歳したおじさんのくせにホスト部とかに入れ込んで書きそびれたけど、『仮面ライダーフォーゼ』始まりましたね(って、これもいい歳したおじさんの言うことではない)。



プロデューサーが『仮面ライダーW』の塚田英明、メイン脚本家が劇団新感線の中島かずき、そしてメイン監督が、2009年の『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』と2010年の『仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ』の2本で、もはや我が国のアクション・特撮の一翼を担う存在になっちゃった坂本浩一。この顔ぶれで面白くないわけがないよ、と思っていたら、期待を裏切らない快調なすべり出し。



塚田プロデューサーだけに「相棒もの」「お笑い芸人を起用」といったあたりは『W』の路線を引き継ぎつつ、設定は、アメリカでパワーレンジャーを撮ってた帰国子女の坂本監督だからなのか分からないが、アメリカンテイストの学園ドラマ、しかも端正な二枚目にリーゼントヘアーをさせ、学ランを着せるノリは、これは1980年代の東映青春映画を代表するヒットシリーズ、那須博之の『ビー・バップ・ハイスクール』のアダプテーションである。よくやるよ。
セーラームーンの場合、ロケ先の目白学園をそう長時間にわたって借りられなくて、回を重ねるほどに教室のシーンが減り、それが「学園もの」らしさを失ったひとつの原因であったと聞くが、この『フォーゼ』はそのあたりも頑張ってほしいものです。毎回必ず校舎でバトルをやる、とか。いいんじゃないの。『ビー・バップ・ハイスクール』なんか、特撮でもないのに建物とか破壊しまくっていたものな。



1. 未来戦隊タイムレンジャー


唐突ですが、うちの近所のTSUTAYAには実写版セーラームーンのDVDは置いていない。あったんだけど、アニメ版に較べて回転率が悪いなと思っていたら、いつの間にか消えた。アニメ版はまだあります。いまでは女優別の棚の北川景子コーナーに置けただろうに。
そしてスーパー戦隊ものは、『百獣戦隊ガオレンジャー』(2001年)、『忍風戦隊ハリケンジャー』(2002年)以降の作品しか置いていない。ガオレンジャーの前の年が『未来戦隊タイムレンジャー』(2000年)なのだけれど、これがない。いまなら俳優別の棚の永井大のコーナーに置けただろうに。……いや永井大のコーナーはなかったか。

ともかくそういうわけで、残念ながら私は現在、タイムレンジャー全話を、改めてじっくり鑑賞するという機会を得ていない。
タイムレンジャーは、小林靖子が全50話のうち37本まで自分で脚本を書いて、ディープな小林靖子色に染め上げたシリーズだ。ふつうスーパー戦隊って、メイン脚本家が担当する話数は全体の半分くらい(25本弱)なのだが、なぜか小林靖子だけは例外で、それ以前の『星獣戦隊ギンガマン』(1998年)だって全50話中38本、最近の『侍戦隊シンケンジャー』にいたっては、全49話中じつに42本もひとりで執筆してしまっている(シンケンジャーについてはここに書きました)。
だからタイムレンジャーの後、2003年にセーラームーンが始まったとき「あのタイムレンジャーの小林靖子がセーラームーンをどう料理するのか」という興味で観ていた方もいたと思う。本当はタイムレンジャーとセーラームーンの間に『仮面ライダー龍騎』(2002年)があるんだが、あれはわりと重要な場面で井上敏樹が登板していて、小林作品というよりも、井上敏樹との合作的な印象が強い(全50話中、小林靖子担当エピソードは34本。井上敏樹は14本。劇場版とテレビスペシャルも井上敏樹)。
『未来戦隊タイムレンジャー』ってどういう話かというと、20世紀末の現代の青年、浅見竜也(永井マサル/現:永井大)が、30世紀の未来からやってきた「時間保護局」の特殊部隊タイムレンジャーに加わり、一緒に変身して、未来から逃亡して来た犯罪者を逮捕するという物語である。まあ『スーパージェッター』みたいなものです。いやそれじゃよけい分からないか。



その第2話で、主人公の竜也は、タイムレンジャーの4人が30世紀からやってきた未来人であることを初めて知って、次のように問う。


竜 也「あのさ、30世紀なんてもんがあるってことは、そこまでの歴史ができあがってるってことか」
ユウリ「まあ、そういうことになるわね」
竜 也「じゃあ、その、俺の将来とかってどうなってるの?」
ドモン「そんな細かいことまで、歴史に残っているかよ」
竜 也「細かいこと、ね。まあ確かに細かいよな……そっか、未来ってもう決まってるのか」
シオン「いや、君が意識する必要はない。歴史が変わらないように守るのは我々の役目だ。レールを外れないようにな」
竜 也「悪いけど俺、未来を変えたいクチなんだ。決まってるって聞いたら余計にね」


未来から来た黄色の戦士、タイムイエローのシオンが「歴史が変わらないように守る」と言って、定められた運命を受け入れ、守る立場にたち、それに対して、まだタイムレッドにもなっていない竜也が、いらだったように「悪いけど俺、未来を変えたいクチなんだ。決まってるって聞いたら余計にね」と反論して、未来は自分で切り拓くものだと暗に訴える。このイエローとレッドのやりとりが、前世からの使命に殉ずる美奈子(セーラーヴィーナス)と、それに反撥して今を生きることを主張するマーズの関係に発展することは言うまでもない「私が前世を受け止めてないなら、あなたは今を受け止めてないんじゃない?」(Act.44)。



もっとも『タイムレンジャー』で浅見竜也が「未来を変えたい」というのは、かなり具体的な理由による。それは第2話の、上に引いたシーンに続く場面で、すぐに明らかにされる。彼は空手の達人として登場するのだが、実は政財界を牛耳る大企業「浅見グループ」会長(岡本富士太)の御曹司でもあるのだ。パパは彼に後を継がせ、立派な企業トップに育成したいと願っている。でも息子は、親の敷いたレールに乗ることに反撥していて、空手の全国大会に優勝したら、決められた大学に行かずに、自分で進路を決められるという約束をパパとしていたんだけど、決勝戦で負けたりして、なにかとコンプレックスを抱えている。それがさっきの「俺、未来を変えたい」発言になって、結局タイムレッドにまでなっちゃうわけだ。このへん、空手の達人が実はお坊ちゃん(神社の巫女が実はお嬢様)とか、父親との確執とか、戦士になることで父親へのコンプレックスを克服しようとしているあたりも、やはりセーラームーンの赤の戦士を連想します。



ただセーラームーンのほうが、タイムレンジャーよりも、ドラマや人間関係が明らかに複雑になっている。そのへんの進歩というか変化というかを検証したい、と思うようになったのは、黒猫亭さんが「失はれた週末」でそのことに触れておられたのを読んでからだから、だいぶ前の話だ。
でも最初に書いたように、私の自宅近くのレンタルビデオショップにはタイムレンジャーを置いていないし、ネットで閲覧できるビデオも画像が小さかったり粗かったり、まともに鑑賞する気にはなれない。そんなこんなで、本当はこのAct.8レビューあたりでやりたかった『タイムレンジャー』とセーラームーンの比較研究は、まあそのうちに、ってことだな。いまは黒猫亭さんの考察を引用するにとどめておきます。言っておくけどこれ、黒猫亭さんが、初回放送をリアルタイムで観て書いたレビューです。つまりまだAct.33がどうなるかも知らない状況で書かれたものですから。

 今回の話では、レイちゃんとまこちゃんが対等の扱いで描かれる対立話である一方、設定面の課題を抱えているのはレイちゃんで、まこちゃんはその救出者の役割を演じている。物語の中心はうさぎではなく、あくまでこの二人にある。

 さらに、話の落とし所としては、レイちゃんとまこちゃんが対等に互いを理解したうえで和解するという話になっているが、レイちゃんの理に落ちすぎる言動の根幹に、父親との確執に基づく欠落があるという形になっているのが、いっそう事情を複雑にしている。
 だれもが想起するとおり、この話はタイムレンジャーの竜也と岡本富士太演ずる父親の確執の物語のヴァリエーションであり、父親との和解が実現されない限り、本当の意味では着地しない物語だ。芯の芯の部分では今回の物語の主役はレイちゃんだという言い方もできる。まこちゃんは単に、レイちゃん個人の事情に対して善意の傍観者的な立場で介入しているにすぎないからだ。
つまり、この話には、うさぎ・レイ・まこの三者関係の側面と、レイ・まこの二者関係の側面と、レイちゃん個人の事情という三重の中心がある。レイちゃん個人の事情については、今回の話に関しては未だに関係性の物語としては生起していないので、「家庭事情」という概念的な課題にまつわる物語の性格になる。
 小林靖子のこれまでの行き方を考えると、「固有の事情」という概念的課題のままにレイちゃんの物語が完結することはあり得ない。いずれ必ず父親である火野が登場し、再度娘と対決する成り行きになるだろう。そうでない限り、レイちゃんの父親は冷血な偽善者のままで、そういう父親を持つ欠落を、この先もレイちゃんは抱え続けることになってしまうからだ。
   (『失はれた週末』Act.8レビュー「三重の物語」)


まあ、そういうことですね。じゃ、レビューを先に進めましょう。

2. 人間消失トリック

  


「逃げちゃおうよ。何か、もういいじゃん」というまことの言葉に背中を押されるように、脱いだ靴を放り出すレイ。というわけで、まことがルームサービスに扮してレイの脱走を手伝うシークエンスになるわけだが、ここがミステリーなんだよね。まずは撮影台本を観てみましょう。シーン29、ホテル・廊下。ほぼ台本どおりに映像化されている。

  


   ドアに寄りかかっている男達の前に、ルームサービスのワゴンを押したベルガールが来てノックする。
ベルガール「ルームサービスです」


       ╳    ╳    ╳


   ベルガールがワゴンを押して部屋から出て来る。


  


   何となく見詰める男達。
   ベルガールは実はまことが変装した姿。


  


   ワゴン上の料理カバーが持ち上がり、ワゴンの中に潜んだレイが顔を覗かせる。
まこと「大成功」


  


レ イ「(まことを見て)家族は仲良くするべきとか言うと思った」


  


まこと「言おうと思ったけど……考えたら、私も家族いないからさ、そんなのわかんないよっ」
   と勢いつけて走り出すまこと。


  


   ワゴンが崩れ、台車に乗っているレイだけになる。


  
  


   風を切って走るワゴンにレイが面白そうな悲鳴を上げ、まことも笑顔でさらにスピードを出す。


  


   驚く客達を後目に台車は走り続け――


  


いろいろ疑問点の多いシーンだが、そのあたりについても黒猫亭さんがまとめてくださっているので、ちょっともう一回『失はれた週末』を読んでみましょう。【解釈A】【解釈B】というのは便宜上、私が補いました。

【解釈A】最初オレは、二人が室内からルームサービスを呼んで、まこちゃんがテレティアSでルームサービスのヒトに変身して入れ替わったのかと思ったんだが、だったら二人が脱出したあと、本物のルームサービスのヒトがどうなったのか、いっさい説明がないのはおかしい。
【解釈B】そこで、ルームサービスの職員は最初からまこちゃんの変装だったと解釈して、それならワゴン車が最初から台車にガワ附けただけの贋物だったのも理解できると思ったんだが、そうなると今度は、いつまこちゃんが見張りに気附かれずに部屋を脱出したのかがわからない。


 よくよく録画を見返すと、どうも最初に入ってきたルームサービスのヒトはまこちゃんではないようなので、最初の解釈のほうが正解だったらしい。だとしたら、二人が脱出に成功したタイミングで、当て身を喰らわすなり縛り上げるなりして身体の自由を奪った本物の職員のヒトを、ワンカットでもインサートしないと説明が成立しない。
   (『失はれた週末』Act.8レビュー「三重の物語」)


で、私は最初、放送で観て録画で見返したりしていた時は、黒猫亭さんとは逆に【解釈B】が正解だとばかり思い込んでいたのだ。こういうこと。

(1)まことがジュピターに変身して、レイの部屋の窓からジャンプして外へ出る。Act.3でセーラーVがビルとビルの谷間を飛び越えたり、Act.7冒頭の東京ドームで、セーラームーンがタキシード仮面を追いかけてジャンプするシーンを見れば、戦士に変身さえすれば、ホテルの窓から近くの非常階段なり、屋上なりにひとっ飛びするのはさほど困難でないことが分かる。また、シリーズ後半の戦士たちは、なんか腕を交差して高くジャンプするという技を使っている。



(2)まことが、どこかで台車とかシーツとかの道具を調達して適当にワゴンをこしらえ(まこちゃんは器用)こっそりルームサービスの人をテレティアで盗撮して、自分がルームサービスに扮する。
(3)ルームサービス(まこと)は何食わぬ顔でレイのいる部屋に入り、ワゴンのなかにレイを押し込んで部屋を出て行く。
(4)倉田さんが「もうそろそろいいかしら」とのぞくと、部屋はもぬけのカラ。


無理やり感はあるけど、いちおうこれで合理的に説明できるでしょ。逆にもし【解釈A】を採用すると、大きく3つの問題が生じる。

(1)やって来たルームサービスがベルガールだったから良かったものの、ボーイだったらどうするつもりだったのか。
(2)入ってきたルームサービスの人はどこへ行ってしまったのか。
(3)ホテルの客室にあらかじめ台車があったとも思えないし、どうやってレイを潜らせるニセのワゴンを作る材料を調達したのか。


まあ(1)は、ルームサービスを頼むとき、女の子に来てくれるようお願いしておけば大丈夫か。もっとも、まことの性格を考えると、そこまで熟慮せずにルームサービスを頼んで、たまたま女の子が来てラッキーなだけだったかも知れない。
でもあとの(2)と(3)は難しいね。百歩ゆずって(3)は目をつぶろう。やはり(2)が問題です。
可能性としては、ベルガールに事情を説明して身代わりに協力してもらうか、もしくは力ずくで縛り上げるなり、当て身で気絶させるなりしておくかのどっちかだ。でも事情を説明っていったって、なにをどう説明すればいいのか。これがうさぎだったら、意味分かんなくても勢いで相手を説得してしまいそうな気もするが、まこととレイじゃ、どちらもちょっと。

やはり、入ってきた女の子のみぞおちに、まことがすかさず当て身を加えて気絶させ、ワゴンにレイを押し込もうと思ったらスペースがない。しょうがない、なにか代用品はないか、とあたりを見回したところ、倉田さんが、ひょっとして必要があるかと気を利かせて置いておいた台車が目に入り……というぐらいが、いちばん納得できる説明かと思う。でもその場合、黒猫亭さんが言うように、二人がまんまと逃げおおせた後、ほんの一瞬で良いので「部屋には気絶したルームサービスの女の子がいる」あるいは「しばられた女の子がいる」というカットがあるべきなんですよね。
そのカットがない以上、やはりレイとまことが出た後の部屋には誰も残っていなかった、と考えざるを得ない。つまりこれはミステリーでいう人間消失トリックである。ホテルの部屋に二人の女の子がいました。ルームサービスが入って、しばらくして出て行きました。すると部屋には誰も残っていませんでした。どうやったか分かりますか?――とすると、やっぱりまことが窓から外へ出て、もう一度入り直したというのが正解だと思う。

でも脚本も演出も絶対そう考えていないことは確実なのだ。どうしてかというと、そもそも台本の最初のキャスト表のところに、このAct.8だけに出演するキャストとして、倉田さんや男たちと一緒に、堂々と「ベルガール/ルームサービス」と載っているのだから、これは明らかにまことと別のキャストである。



加えて(黒猫亭さんも指摘ずみだが)実際の映像を観ていると、やっぱり安座間さんではない人物がキャスティングされている。



そのわりに演出が、このルームサービスの女の子の顔を極力映さないようにしているのが思わせぶりなんだ。まことと別人物なら、なぜ顔を隠す?



だからやっぱり、この人をなんらかのかたちで部屋に残したまま、二人は脱出したのだろう。非常に不本意だが、頭が疲れてきたので今回はこれくらいで終わる。なにかもうちょっと気の利いた解釈ができる方、コメント欄にご指摘お願いします。
あるいは、「ルームサービスの謎」で視聴者の頭を混乱させておいて、それを吹っ飛ばすような、台車で疾走するまこととレイのさわやかさをより印象づけようとした演出家のプランだったりして。




それにしても安座間美優のズムサタ終了。嗚呼。