実写版『美少女戦士セーラームーン』ファンブログ


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【第275回】DVD第2巻:Act. 7の巻(その11)


 

芳賀優里亜インタビューの載っているBUBKA10月号はただいま発売中(右はイメージ映像)。青いテープで封印されているので中身はフレッシュ!まだの方は今のうちに!今回もまた目次はスゴイ記事が目白押しなんだが、ちょっと笑ったのがこれ。

お気づきですか?No.4「綾瀬はるかの新たな悩み…巨乳化が泊まらない」泊まらないよ、巨乳化は(笑)。
ま、こんな誤植いちいち気にしているようじゃ毎月雑誌は作れないけどな。ていうか、このブログだって他人のこと言えたもんじゃないし。

1. 本日のオープニングは特別コンテンツ。


『野球狂の詩』(原作:水島新司/企画:佐々木志郎/制作:樋口弘美/脚本:大工原正泰・熊谷碌朗/撮影:前田米造/監督:加藤彰)は1977年に公開された日活映画。この当時、日活はロマンポルノ路線のまっただ中であったが、1976年の『嗚呼!!花の応援団』(脚本:田中陽三/監督:曽根中生)が一般映画でヒットして、1977年までに、同じ監督・脚本コンビで第3作まで制作された。その第3作目の併映作品が『野球狂の詩』であった。この二本立ては「実写版」映画史に残るインパクトをもっていたと思う。
プロ野球ドラフト会議も目前に迫ったある日、リーグ最下位チーム「東京メッツ」のスカウトマン、尻間専太郎(谷啓)は、球団オーナーから「まだ他球団から目をつけられていないスゴイ新人を見つけてこい」というむりやりなミッションを受ける。「そんなのいるわけないよ」と思った尻間だったが、偶然にも、無名でものすごい球を投げる高校生を発見する。だがそれは可憐な美少女であった。少女の名は水原勇気 (木之内みどり)。
ドラフトで東京メッツは水原を首位指名し、その正体が明らかになるとマスコミは大騒動、彼女はたちまち時の人となってしまう。
「娘をそっとしておいてやってくれ」と球団との交渉を渋る勇気の父、水原勝利(犬塚弘)であったが、スカウトマンの尻間(谷啓)は、父の将棋好きにつけ込んで水原家に上がり込む。この、谷啓と犬塚弘が将棋盤を挟むシーンが、前半のハイライトです。
最初は「帰って下さい、迷惑です」なんて言っていた水原勇気だったが、いろいろあってプロ入りを決意し、家を出てメッツの選手寮に入る。でも選手寮では「トレードで他球団に放出される先輩の背中を、最後に流してやれ」だとか「筋肉が柔らかくなる入浴中にボールを握ってグリップを鍛えろ」だとか、なにかと変わった命令を受ける。
「お風呂で男の人の背中を流したり、タマをふたつ握らされたり、これってひょっとして別の仕事につくための訓練?」と疑惑をいだいたかどうかは知らないが、そんな彼女にも、オープン戦から登板のチャンスが訪れた。プロのマウンドである。きりっとした表情で第一球のフォームに入る木之内みどりと、その晴れ姿を感慨ぶかげにこっそり見守る谷啓。
木之内みどりが美しすぎて話が脇にそれがちになってしまったが、ともかく、谷啓さんの訃報を耳にして、まず『野球狂の詩』で犬塚弘と将棋を指していたシーンを思い出したなんて奴も、そう多くはないだろうと思ったので、ちょっと紹介してみた。
ご冥福をお祈りします。

2. 次回いよいよ最終回(確定)


『夏の恋は虹色に輝く』第9話(2010年9月13日OA/脚本:大森美香/撮影:小松忠信・長谷川論/演出:小原一隆)は、世界柔道があって20分遅れの放送。
作文の課題が「将来の夢」っていうタイトルなんだけど、逆に児童たちから「先生の将来の夢って何だったの?」と訊かれた副担任の小松彩夏(スカートやや短め)は「あたしは、可愛いお嫁さん」と言ってから、児童たちに囃したてられ、大いに照れる。

しかし沢村一樹セクスィー担任はそこで真顔になって「そんなことを考えていたんだ君は」と立ち上がる。なんか良い感じじゃない…ってことで、これは当然、最終回に向けて打った伏線と考えていいんじゃないですかね。あと一回なのでこの調子でがんばりましょう。


3. 渋江君もジェットコースターは好き(推定)


さて、Act.7DVDレビューの方だが、うさぎ&元基、まこと&衛のカップル二組が、東京ドームシティ(しつこいようだがドラマ内設定ではANGEL PARK)の一番人気、ジェットコースター「サンダードルフィン」に載って、80度の傾斜を真っ逆さまに堕ちていったところまでだった。

こういうシーンの楽しみ方は、わりと俳優の素が出やすいというところなんだろうけど、さすがスポーツ少女というか、けっこう楽しそうな沢井美優。
これは「ラクーア」という温泉、いや温泉ではなくてスパだそうである。いやそうではなくて、スパと遊園地と、あと、お店とかレストランのエリアをひっくるめた、東京ドームシティ内のアトラクション区域全体の総称が「ラクーア」で、そのなかのスパ施設を「Spa LaQua」と呼ぶのだ。で、このコースターが、スパの建物のてっぺんに開いた円い穴のなかを通り抜けていくわけね。こんな感じ。
狭い空間を利用したスリリングなコース設定である。っていうことは以前もう書いたか。
ところで、うさぎや元基やまことがはしゃいでいるのは、ぱっと観ただけでも分かるんだけど、衛の表情だけは、DVDなどで細かくチェックしてもイマイチ判然としない。地場衛のクールなイメージを崩さないよう、渋江君の顔が映っている画は編集で切ったのか、それとも、ジェットコースターに乗っている間はなるべく顔を伏せておけ、という演出上の指示があったのかな、と思う。どっちにしろ、渋江譲二がサンダードルフィンでどんな顔をしているのか、ちょっと観てみたくないですか。で改めて探したんだけど、何とか映っていると言えるのは到着近くのこのカットかな。ちょっとサイズを大きくしてみましょう。後方に注意。
ブレブレですが笑っていますね。渋江君もコースター好きなんだ。ひょっとして怯えた表情だったら面白いと思ったんですが。

4. しゃっくりは信じれば止まる(これも推定)


続いてはこれも人気のアトラクション「タワーハッカー」。100mのタワーを、地上80mの高さまで上った後、時速98kmで落ちるんですと。我が国最初のタワー型フリーフォールアトラクションとして1996年にオープン。当然その時には日本一だったんだけど、1998年に横浜の八景島シーパラダイスに100m級の「ブルーフォール」が誕生して抜かれた。私は付き合いで大阪府枚方市ひらかたパークのやつに乗ったことがあるが、もうこりごりである。調べてみると、ひらパーの「ジャイアントドロップメテオ」(と言うのかい)は高さ50m級で、東武動物公園のG-maxと同じくらいの高さだという。あれで50mかよ。80mだの100mだなんてゴメンです。しかし実写版の中の人たちはけっこう楽しそう。みんな笑顔だもんな。
補遺:コメント欄にこっちょ!さんからいただいた未確認情報によると、安座間さんはこのフリーフォールで涙目だったそうです。私も、沢井さんがDVDの特典映像で「二度と乗りたくない」と言っていたのを思い出しました。少なくとも女の子二人は、ぜんぜん楽しくなかったようなんですが、それでも「レイちゃ〜ん」と手を振るうさぎが、いかにも楽しそうに見えたのは、沢井さんの女優根性によるものなのですね。訂正して補足します。)
一方、まだしゃっくりが停まらない高井君とレイ。でもこれはこれで良いよね。レイに背中を叩いてもらって。でもやはり、これでは男としていかん、と思った高井君は、リュックの中からこういう時のために持参しておいたタッパーを取り出す。

 
高井「ちょっと待っててください…(容器からレモンを出して)しゃっくりには、レモンがいちばん効くんです」

相変わらずレイのポーズの取り方は微妙に不思議。

ところで、しゃっくりを止める方法には民間療法的なものがいろいろとある。高井君の場合、この「スライスレモンをしゃぶる」っていうのと、あともう少し後に「鼻孔を指でふさいで唾を呑む」というのも出てくるが、どちらも「唾液を呑む」というところがポイントで、レモンの代わりに梅干しという方法もあるそうだ。
私はうちの子供たちのしゃっくりを止めるのが上手だ。何回か深呼吸させた後、肋骨の下のあたりを抱え込むようにぐっと押さえて息を止めさせ、そのまま五つ数えてから、ゆっくり息を吐かせる。このやり方の成功率は9割は行っていると思う。その経験を踏まえて言わせていただければ、しゃっくりの止め方は、暗示効果によるところが大きいと思う。それっぽい言い方をすればプラシーボ効果、早い話がおまじないだ。だから高井君のやり方も、唾液が出れば何でも良いというわけではない。梅干しではなくレモンでなくてはならないし、鼻の穴を塞ぐときも、ただ鼻をつまむだけではだめで、両方の親指でふさがないと効果がないのだと思う。たぶんおばあちゃんあたりに教わったんだろうな。
しかしいつもの民間療法が、今日はなぜか一向に効かない。これはレイみたいなきりっとした美人がいるせいだと考えて間違いないだろう。高井君、レイにときめいているのである。私はわりとお似合いだと思うんだけど、レイにはぜんぜんそういう気がないみたいだね。ちょっと可愛そうだ。

5. ボート代は30分1,000円(これも推定)


今日はこのくらいで終わりにしようかなと思うが、あとボートのシーンだけさっくり済ませてしまいましょうか。

  
 衛 「代わろうか?」
まこと「平気平気」

この二人も、ベタベタしたところがなくていい感じですよね。衛はぐいぐいボートを漕ぐ腕力に感心しているが、やがてこの腕力がどれほどのものかを身をもって知ることになる。Act.20のラストでタキシード仮面の正体をまことに知られ、Act.21では思い切り殴り倒されてしまうのである「うさぎには黙っとくけど、二度とあの子に近づくな!」

というわけで、このシーンはそのAct.21のために貼られた小林靖子らしい伏線でもある。演出もその辺をフォローしていて、Act.7もAct.21もまことは帽子をかぶっている。ただしこのAct.7ではキャスケットで、殴り倒すときはハンチングですけどね(笑)。
他方、のんびりムードのうさぎと元基。最近では悪役を演じている姿なども目につく黄川田君だが、このころは本当にバカいやすみません善良で純朴な青年に見える。常識的に考えたら、高校3年と中学2年のデートで「ほらほら、カメ」なんて言うのは、ちょっとイケナイんじゃないかと、オジサン的には思うのだが、それはこっちの心が汚れているせいだろう。

  
古 幡「うさぎちゃん、ほらほら、カメ。可愛いねぇ」
うさぎ「うん」
  
うさぎ(…うさぎとカメ、やっぱ運命かも…)
古 幡「うさぎちゃんはさ、何か好きなものとかないの?」
うさぎ「う〜ん、タキシード……かなぁ」
古 幡「え?」
うさぎ「なんて!」
  
うさぎ(だめじゃん私、秘密なんだから)
古 幡「あとでアイスおごるよ。ここのはおいしいんだ」
うさぎ「ホント?嬉し〜い」
うさぎ(…なんでだろう…タキシード仮面と一緒なのに、ちっともドキドキしない)
  
うさぎ(いや、そんなはずないって。盛り上がっていかなきゃ!)

うさぎちゃんの恋する少女の表情が良いですね。沢井さんの女優の仕事がもっともっと増えればいいのに。
ところで、このボートの場面を観ていると、レイちゃんが衛と初デートをしたアニメ無印第15話を思い出したりしませんか?


今回はこんなところで。ではまた。