実写版『美少女戦士セーラームーン』ファンブログ


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【第270回】すまんなお盆も小ネタ集の巻



残難ながら参加できませんが、告知だけ。清浦夏実、20歳の夏のライブが8月18日(水)13時30分よりあるそうです。場所は日テレRESORT@seazoo(神奈川県逗子海岸東側)。なんか夏って感じだね。
清浦さんはアルバムデビューしたばかりなのでタマ数はやや少ないが、楽曲のタイプはバラエティに富んで粒ぞろいだ。そのなかから夏の海に似合うカラフルポップなナンバーでミニライブを構成しろと言われたら、そうですね、オープニングが「夏の記憶」で、あと「アノネデモネ」「銀色の悲しみ」「風さがし」と来て、最後は「僕らの合言葉」か「七色」かな。誰も私に選曲しろなどとは言っていないが。

 

さて私、ただいま実家に帰省中です。私の実家はダーク・キングダムの本拠地とご近所で、というような話は前にも書いたような気がする。沢井美優主演『白雪姫』の志木公演が一週間ほど遅ければ、家から一時間足らずで観に行けたのに、なんて思うと悔しく感じられる場所にあります。
ただアレなんですよね、一昨年の年末、母がちょっとした大病(←撞着語)に倒れたあたりがきっかけで、なにせ高齢者ばかりの所帯ですから、色々ありましてね。ふだんは東京の姉に面倒をみてもらっているんだけど、私も、たまに実家に帰る時ぐらいはと、この親不孝者がと罵られながら、親孝行のまねごとをさせていただいているわけです。そんなこんなで、せっかく関東地方に来ているのに、朝も早くから洗濯と食事の支度で「ズムサタ」のみゅうみゅうの浴衣姿も十分に堪能できませんでした。
というわけで、BUBKAの中の人にまでお越しいただいて盛り上がっているこのブログなんですが、DVDレビューとかやっているヒマがなくて、先週に引き続き小ネタ集をお届けします。ごめんなさい。

1. ポップでビューティー


「夏の恋は虹色に輝く」第4話(8月9日放送/脚本:大森美香/演出:小原一隆)。ひとことで言えばThis is 小松彩夏という感じのエピソードであった。まずは水泳教室の準備に遅刻。しかも先生にしてはちょっと軽装すぎというか、格好がチャラチャラしている。「しっかりしてくれよ」と注意するセクスィー担任の沢村一樹だけど、視線はカラフルなミニスカートからその下へと移ったところで止まってしまいます。

そしてくだんの親子水泳教室。前回、桐谷美玲がビキニになった件をご報告したが、小松彩夏はやはり、グラビアアイドルとして正々堂々とこの勝負を受けて立った(推定)。前から見ると、べつに変哲のない普通の水泳教室の先生みたいな水着である。でも後ろから見るとこれがね。

しかも沢村一樹の弟で、手伝いに呼び寄せられたマツジュンが「手伝いましょうか」と声をかけると、いきなり背中を向けて「じゃ、後ろがねじれているみたいなんで直してもらってもいいですか」とストラップを直せさせるのである。ま、ベッドシーンも演じた仲だし、息は合っているというか。で、父兄席の竹内結子(シングルマザー)は、娘の泳ぐ姿を見に来たのに、そんな二人の姿が、どうしても気になってしまう。

これで小松さんも、メイン二人の恋物語に絡むきっかけがつかめた。今回の小松彩夏は実に小松彩夏らしい仕事をした。
それにしてもやっぱりこの髪型でも小松彩夏は可愛いね。こっちよ!さんの指摘によると、新人教員がこんな髪の毛の色をしているのは非常識だとおっしゃる。が、これは小松彩夏が実はフランス人であるという裏設定の伏線だ。たぶんそうだよ。本名はクリステルとか何とか。

 

2. クールでビューティー


次は原史奈さん。原史奈さんって、名古屋支部ではあまり積極的に取り上げていない。以前、触手がどうのこうのという話題でアクセス数を無駄に増やしちまった時に、『鉄甲機ミカヅキ』第4話(2001年/脚本:井上敏樹/監督:雨宮慶太)の冒頭で、原さんが触手に攻められる話をした程度か。(しかし昔からロクな話をしていないなこのブログは。)

それとあれだ、『モップガール』第8話(2007年/脚本:荒井修子/演出:池辺安智)で加勢大周の恋人を演じた時ぐらいだ。これはなかなか鬼気迫る演技で迫力があった。

そういえば先回の記事で紹介した『BUBKA』の記事には(ひょっとして今回も脱北太郎さんに読まれているかと思うとちょっと緊張しますね)『モップガール』DVD未発売の謎について「その1番の理由は、第8話に覚せい剤取締法で逮捕された加勢大周が出演しているから、というのが真相らしい」と書かれていた。確かにそういう説もネットには出回っているが、私それはちょっと違うと思います。
『モップガール』最終話(第10話/脚本:荒井修子/演出:阿部力)のオンエアは2007年12月14日。視聴率は良かったし、放送終了直後からDVD化を希望する声も少なくなかったはずだ。一方、加勢大周が薬物関係の違反で逮捕されたのは1年近くも後の2008年10月である。10ヶ月のブランク。その間、ソフト化を希望するファンがテレビ局に問い合わせて「当面の予定はない」という回答を聞き出した話も、ネット上に流れていたはずで、要するに加勢大周がDVD化を止めた原因であった可能性はきわめて低い。まあしかし、以前、地方局などで再放送されたときも、この第8話だけが飛ばされて、幻の作品になってしまったのは事実である。それはやはり、加勢さんの逮捕が理由だ。
さて話を原史奈さんに戻すが、今回ご紹介するのは『うぬぼれ刑事』第5話(8月6日放送/脚本:宮藤官九郎/監督:金子文紀)である。この『うぬぼれ刑事』については、前々回あたりのコメント欄で、最近は「パロディだから」ってミステリ的興味をないがしろにした怠惰なミステリ物ドラマが多くないか、ってイヤミを書いた。でもすみません観ているとけっこう面白いです。
原史奈の役どころは、夫が不審死を遂げた美しい未亡人の奥さん。葬儀を終えたその足で、黒いドレス姿で合コンしたりして、アホなケーキ教室の講師(要潤)をたらしこむ悪女である。まあちょっとした事情があって画像を載せます(笑)。

これがまたなかなかの悪女で。『モップガール』の時とちょっと似た感じ。原さんみたいなクールビューティーにはそういう役がお似合いなんですかね。
ついでなので、前にコメント欄で話題になった、この番組に出てくる森下愛子の筆談ホステス。

(↓資料映像↓)

 

3. エロスでビューティー



今回の帰省には息子も連れて来ているもんだから、こっちの相手もしてやらなくちゃね、というわけで、スキを狙って杉本彩様がご出演された劇場版『仮面ライダーW FOREVER AtoZ 運命のガイアメモリ』(脚本:三条陸/監督:坂本浩一)それに『天装戦隊ゴセイジャー エピックON THEムービー』(脚本:大和屋曉/監督:渡辺勝也)の二本立てに行ってきた。どちらも3D。昨夏は『侍戦隊シンケンジャー銀幕版』(2009年/脚本:小林靖子/監督:中澤祥次郎)だけ試験的に3Dバージョンが制作されたが、お盆休みに同じ映画館(シネプレックスわかば)で観たときには2D上映だった。それが今年は、ふつうに3D上映されていたわけで、地方都市郊外のシネコンにおける3D上映システムのすみやかな普及ぶりを実感いたしました。もっとも、映像自体はパートカラーならぬパート3Dという感じで、オープニングやアクションシーンの一部が飛び出して見える、というくらいのもので、いろんな意味でまだまだこれからの表現である。ちなみに杉本彩様が脚を組む場面で一部3D映像があります。私が身を乗り出したのはそのくらいかな。
いや冗談冗談。3Dに関してはその程度という意味であって、映画自体の出来はなかなか良いよ。監督の坂本浩一は昨年冬に『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』を監督した人。1年足らずの間に劇場版ウルトラマンと劇場版ライダーの監督をたてつづけに努めて、しかもどちらも完成度が高い。すごい人がいるもんだ。アメリカでパワーレンジャーを撮っていた方だそうだが、やはり、というか、アクションとドラマが一体化して疾走するビート感覚には、どこか日本人離れしたセンスが伺える。横山誠や谷垣健治なんかと並んで、これからの日本のアクション映画を、新たなステージに導いてくれる才能だろう。
坂本浩一監督は、かつては谷垣健治と同じ倉田アクションクラブの出身だそうで、1980年代末期には仮面ノリダーの「ジョッカーのみなさん」をやったりしていたんだけど、自分の本当にやりたいことを追い求め、単身海外に飛び出していった。この辺は谷垣健治と似たようなキャリアである。ついでに、倉田アクションクラブつながりということで、このライダー映画には、敵側の組織『NEVER』の重鎮として倉田プロの中村浩二が出ている。

中村浩二って誰かというと、谷垣健治監督『マスター・オブ・サンダー 決戦!!封魔龍虎伝』(2006年)のオープニングで、たった一人で桔梗院の僧侶たちをちぎっては投げちぎっては投げ、5分近くノーカットの長回しを演じきったあの中村浩二です(あの場面はコマ落としなので、撮影自体はもっと時間がかかったそうだ)。あと同じく敵側の組織『NEVER』の紅一点でめちゃくちゃ強い美女に『片腕マシンガール』の八代みなせが出てキックを決めている。このあたりはまるでStreamKatoさんを意識したかのような人選である。
そして格闘技界からは須藤元気も参加している。この人の芝居が驚くほど良くて、船木誠勝どころの話ではなかった。さすが「初恋の女性は?」と訊ねられて「ナウシカ、魔女の宅急便のキキ、そしてセーラームーンの水野亜美」と答えるだけのことはある、筋の通った人だ。
ま、ともかく、なかなかの力作なので、ぜひ皆さんもご覧ください。ついでに、パンフレットに載っていた杉本彩インタビューからもちょっと引いておきます。もちろん記事にまとめたのはライターさんの力量であろうが、押さえるべきポイントはしっかり押さえ、しかも温かみというか、スタッフ・キャストに対する心配りも感じさせる、杉本彩がどれだけ知的な女性であるかということが分かるコメントだと思う。


「私は東映さんでいえば実写版の『美少女戦士セーラームーン』(03年)とか、その前は円谷プロさんの『ウルトラマン』シリーズとか、こういった特撮作品にはよく出演させていただいているんです。自分でも、どちらかといえば非現実的な世界観の方が合うタイプだと思っているので(笑)、今回も個性を活かせるんじゃないかと思っていました。でも、正直言って、ここまで『仮面ライダー』が進化しているとは思っていなくて。わたしの中で、昔のイメージのままストップしていたというのもあるんですけど、こんなにスタイリッシュな映像作品になっていることに驚いて、印象が全く変わりました。映像自体にリズム感があるし、CGやアクションの見せ方もすごい。それに、いろいろとディティールにもこだわっているんです。これはもう、子ども向けという枠にとどまらず、普通に一般向けの映画として楽しめるエンターティメントだと感じました」

あと、この9月から開始される『仮面ライダーオーズ』(脚本:小林靖子)が初顔見せに出演したんだけど、その時のBGMが、なんか異様にノリの良いスカ・ビートだったとか、ほかにも色々あるんだけど、そろそろ限度かな。じゃ、次回こそはAct.7レビューを再開したいです。



最後に前回のコメント欄よりホットな情報。今度発売される『BUBKA』10月号(8月31日発売)には芳賀優里亜インタビューが載るぞ!というわけで、エンディングは『sh15uya』から芳賀優里亜三態。

(1)ラブゲンのアサギ
(↑道玄坂界隈を縄張りとする少女ギャング団のボス。胸のウサギが目印↑)
(2)ゴスロリ少女ミウ
(3)アキシマヒトミ(秋ひとみではない)

安座間美優の名前の由来が、小泉今日子の「夜明けのMew」だというのもすごいが、芳賀優里亜の名前の由来が『北斗の拳』だというのは最強というか、鉄板だ。ではまた。