実写版『美少女戦士セーラームーン』ファンブログ


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【第117回】DVD第1巻:特典映像の巻


やれやれ、11月10日も過ぎてしまった。浜千咲さんにおかれましては、お誕生日おめでとうございます。もう19歳ですね。ついでに、と言っては何だが、万丈さんのお嬢さんにおかれましても、お誕生日おめでとうございます。名古屋市立大学とHIBIKI-ENをハシゴされたみなさまにおかれましては、お疲れさまでございました。
と、かような佳き日に、まあ私は色々あって、現在ちょっとぐったりで、ブログ用の準備もとくにない。仕方がない。ちょうどAct.4を終えたところなので、今回はDVD特典映像「スペシャル対談『セーラームーン』に おしおきよ」の採録だ。いやホントに、感想とか分析とかもほとんどなく、ただ本当に、しゃべっている内容を文章にしただけのものです。おそらくみなさん何度もご覧になった映像で、いまさらという気もする。が、文章化されたものを読むのも、意外とそれなりに味わいがあるかも知れない。いやきっとある(推定)。
トークのなかで沢井美優は「もう5ヶ月たってるんだよ。早いね」と言っているので、おそらく2006年1月あたりの収録ではないかと思う。DVD第1巻の発売は2006年の3月26日だった。ちなみにバンダイビジュアルからのプレスリリースはここ。そうかすごいな。アニメ版は「ピーク時の1994年には、キャラクター商品だけで年間260億円以上を売り上げた」のか。そりゃ何とかリメイクしたくもなるよね。

1. オープニング用映像

沢井「セーラームーン、月野うさぎ役の、沢井美優です」
 浜「セーラーマーキュリー、水野亜美役の、浜千咲です」
沢井「私たちのDVDを見てくれて」
二人「ありがとうございました」

最初は、主題歌のバックに流れる、くるくる回るお立ち台での映像だ。千咲さんと安座間さんの二人は、かなりはっきりと手を振ってリズムをとっている。北川さんはたぶんずっと腰に手を当てている。小松さんの動きは不自然で、CGかも知れない。沢井さんは最後に「ちょっとダメ」っぽい表情を見せる。とってもいいのにね。

2. お互いの呼び名について。

沢井「1、2話んときはまだ、そんな喋んなかったよね」
 浜「喋ってたよ」
沢井「千咲ちゃん、って言ってたよ、多分あたし」
 浜「うそ」
沢井「言ってたよ、いきなり千咲なんて言わないよ」
 浜「あたし何て言ってたろう?」
沢井「普通に美優ちゃんじゃない。うさこじゃないんじゃない」
 浜「あたし、うさこって言ったよね」
沢井「今はね」
 浜「うさぎちゃん」
沢井「うさぎちゃん、あはっ」
 浜「うふっ」
沢井「でもそうだね、千咲ちゃーんって言ってた」
 浜「うそー」
沢井「言ってたよ」
 浜「あぁ!」
沢井「浜さんって言っていた?」
 浜「あたし沢井様って言ってたでしょ」
沢井「はい。そうだよね、そうだよね。様つけるって、ちょっとね」

結局どう呼び合っているのか、もうひとつはっきりしないが、うさぎのことを「うさこ」と言ったり、後のほうでは衛のことを「まもちゃん」と呼んでいたり、やはりアニメを観て育った世代なので、現場ではけっこう原作漫画やアニメ版の呼称を使っていたのですね。それからAct.3で登場する北川さんについて。

沢井「最初の方はずっと、レイちゃんって言ってた、景ちゃんは」
 浜「景ちゃん、って言ってる?」
沢井「今は景ちゃんって言ってる」
 浜「景子ちゃん。あたし齢下だから」
沢井「?あんまり変わんないよね、景ちゃんも景子ちゃんも」

「沢井様」といい「齢下だから景子ちゃん」といい、千咲さんの言っていることは本当にわけが分からない。
続いては、やはりオープニングの未使用映像。ドラマの中では見ることのできない、電車の中で五人そろった様子だ。まことのカバンはすごくぺったんこで、美奈子はスポーツバッグである。色紙を持った子どもたちにサインしてあげる美奈子、荷物を持ったお年寄りに席を譲るレイ、お年寄りが降りるときに網棚の荷物を取ってあげるまこと、外人に道を尋ねられ、地図を広げて英会話で道を教える亜美。

沢井「やっぱ最初の方が初々しい感じ、何事にも。撮影の現場でもちょっと初々しい感じがあったと思う」
 浜「ねー」

3.Act.2を観ながら


次は二人の出会いのエピソード、Act.2を観ながらのトークだ。

沢井「なんか、でもね、色々やってるよね」
 浜「うん」
沢井「ほんと、セーラームーンでいろんな経験させていただいてます。ほんとに」
 浜(変身バンクを見ながら)「髪長いよねー」
沢井「そういえば変身も、多分いちばん初っぱなだもん、私たちね」
 浜「うん。髪ながーい」
沢井「うん。ハートつくれちゃうからね」
 浜「ねー」
沢井(変身バンクを見ながら)「あと、これもすごいよねー。でも、もう5ヶ月たってるんだよ。早いね」
 浜「そっか」
 (落下して変身する亜美)
沢井「あー」
 浜「おかしい」
沢井「格好いいね。これどうやって撮ったの?横になっちゃってたの?」
 浜「どうやって撮ったっけ」

というわけで落っこちながら変身という特撮シーンのメーキング映像。そしてハニワ妖魔との戦闘シーンだ。

沢井「やばい、こっからおもしろい」
沢井「格好いいね」
 浜「格好いいね」
沢井「ここが面白いんだよね」
 浜「うん」

ハニワと犬の周りをくるくる回るセーラームーンとマーキュリーを見て笑い転げる二人。

沢井「これ面白くない。反対側にさあ、走ってるじゃん。ペンギン走り」
 浜「青だからさあ、ペンギンに見えるんだよ。錯覚錯覚、そうそう」
 (ムーンライトトワイライトフラッシュ!)
沢井「これもね……」
 浜「(セーラームーンの)髪、短い」
沢井「短い、これ。……でもさあ、これも変だね、攻撃も」
 浜「ねー」
沢井「声も幼いしさあ」
 浜「うーん」
沢井「なんかフラついてんだよ」
 浜「だってこの頃って、このブーツのままやってなかった?」
沢井「そうだったよね、そうだよそうだよ、だから」
 浜「うん、ぺったんこじゃなかった」

標準のコスチュームのブーツでは、アクションや技のポーズを決めるときに不安定なので、後には底が「ぺったんこ」のブーツが用意されたということらしい。うさぎと亜美はそれでいいけれど、レイはどうなのかな。やはりアクション用に低いヒールを準備したりしたのだろうか。
画面では敵を粉砕するセーラームーンとマーキュリー。

沢井「勝ち誇ってる!」
 浜「勝ったもん」
沢井「ホントね、亜美ちゃんて、戦うときに余裕ぶっこいてる。だってさあ、何だっけ、マーキュリー・アクア……ミスト?ん時もさあ、笑ってるし、変身のときも、戦うときも……」
 浜「笑ってないよ、必死だもん私」
沢井「妖魔を倒すのが好きなんだよね。だって、倒したわ、みたいな」
 浜「倒したもん」
沢井「あ、そうか」

すなおですね沢井さん。
続いて未使用シーンが流れる。テレティアで、講師のスーツ姿に変身してアルトゼミナールに潜入するうさぎ。しかし中では、受付嬢や生徒たちが、妖魔にエナジーを吸われて倒れている。うさぎは「亜美ちゃん…」と不安げにつぶやきながら奥へ進んでいく。
別に中学2年生なんだから、そのままの格好で学習塾に入っていっても何も問題ないわけなんだが、漫画やアニメ版のこのエピソードでも、うさぎは、倒れた生徒を介抱するという名目で、女医さんのコスプレに変身している。要するに変身アイテムを使うシーンを入れたかったということだろう。もしこのシーンが使われていたら、Act.1のお嬢様、Act.2の講師、Act.3の巫女さん、Act.4のドレスと、最初の4話にはすべてテレティアによる変身の場面があったことなる。この未使用シーンにはしっかりBGMまで入っているから、カットされることが決まったのは最終段階のことでしょうね。

4. Act.3について

沢井「レイちゃんがいちばん手こずったのか。レイちゃん反抗的だね。いま思うと、すごい」
 浜「ねー」
沢井「いま思うとすごい怖いね」
 浜「ねー」
沢井「よくうさぎちゃん、あんなアタックしてるね。あはは。仲間んなっちゃったね」
 浜「ねー。気が変わったんだろうね」
沢井「ねー」

ここで、レギュラー出演メンバーのうち、役柄と本人のキャラクターが近いのは誰で、そうでないのは誰か、という話に移る。

沢井「似てるっていうじゃん、うさぎと……美優が」
 浜「うん、そっくり」
沢井「まあ、亜美ちゃんは……」
 浜「似てる」
沢井「似てないよね」
 浜「あれー」
沢井「頭いいとこは……で、レイちゃんはほら、何となく雰囲気似てんじゃん」
 浜「うん、似てる」
沢井「まこちゃんもそう、なんかあれじゃん、美奈子ちゃんも」
 浜「似てるー」
沢井「まもちゃんさあ、本人とさ、衛んときとさ、違いが大きくない?」
 浜「うん。ね」

いろいろと語る沢井さんと、適当に相づちを打つ千咲さん。

5.ダーク・キングダムのみなさん


沢井さんと千咲さんのトークなので、レイちゃんメインのAct.3とAct.4については話題が少ない。Act.3からの映像は出てこなくて、次はAct.4、池袋西口公園に佇む赤毛のネフライトである。

 浜「怪しーい」
沢井「あはは。でもさあ、普通に赤髪、似合うよね」
 浜「似合う」

で、話はマスオさんに移る。映像はAct.1、ジュエリーショー会場のパシリスタッフを演ずる増尾君と、その後ダーク・キングダム四天王に変身したときのシーンだ。

沢井「増尾くんが、いいキャラですよ」
 浜「ねー。でもあたしあんまり話さない」
沢井「めちゃくちゃ、初っぱなから、もうみーんな、ちょっとね、もう、いいキャラって言っていた。楽しがってた。で、増尾さんが、男の子のいちばん齢下か」
 浜「うん」
沢井「だから、だって最初、松村さんさんざん怒ったりしてたのに、すごい、もうお気に入りなんだよね」
 浜「うん、お気に入りなんだよね」
沢井「もう千咲と同じか千咲の次くらいじゃない、ホントに。すごいお気に入りだよね」
 浜「だよね」
沢井「そんでさ、すんごい、増尾さん、頑張り屋さんで一所懸命だからさ、もうホント、すいません、がんばります!って、一所懸命だから、応援したくなっちゃうよね」
 浜「がんばれ!」
沢井「がんばれーって感じ」

6. 今後の見どころ

沢井「秘密だよ」
 浜「ねー、あはは」
沢井「まあでも、まあ……まあ、戦士が増えて」
 浜「ね。いろんなハプニングがあって」
沢井「ハプニングが起きて……なんか、色々あるね、後半とか」
 浜「ねー」
沢井「次が」
 浜「憶えてる。けっこう憶えているの、かな」
沢井「登場人物とか、何か、キャラが濃い、濃いって言うか…」
 浜「増えた増えた」
沢井「増えたよね……が、ある。あとみんなの関係性が、ほら」
 浜「……ねー、すごいこともある」
沢井「出されてくるじゃん。1、2、3、4は仲間集めだったけど、そのー、5、6、7、8はね、ちょっとこう(人物の)中をね、だんだん映してる感じです。あはは」
二人「せーの、これからも、お楽しみにー。イェーイ」

浜千咲が言う「すごいこともある」とは、やっぱりAct.5のことを指しているんだろうが、ひょっとしたらすでにダーキュリー編の準備が進んでいて、そのことなのかも知れない。相手が浜千咲だけに分からない。いずれにせよ「主役は一応うさぎちゃんだけど、実は私が物語を引っ張っているのよ、フフフ」的なニュアンスが感じられて、なかなかに浜千咲である。これで私も、DVDの続きを観るのが楽しみになってきた。イェーイ。って4年前の作品なんですが。


本日はこれまで、お粗末ですみません。それにしても梨華さんが、戦士のみなさまと19歳を祝われたということで、たいへん嬉しく思います。改めておめでとうございます。