実写版『美少女戦士セーラームーン』ファンブログ


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【第92回】DVD第1巻:Act.2の巻(おまけ)


 『少林少女』というのはラクロスの映画なんだそうだが、「ラクロス」なんて急に言われても困る。いやそんなこと言われても、ラクロスの方も困るだろうが。
 もっとも、森田宏幸監督のスタジオジブリ作品『猫の恩返し』(2002年)のヒロインがラクロスをやっていて、私はこのアニメで、ラクロスというスポーツの存在を初めて知った。そのあと『ふたりはプリキュア』(2004年)が始まった。キュアブラックのなぎさも、ラクロス部のキャプテンだったね。なぎさの声を演じたのは本名陽子で、ジブリの『耳をすませば』『猫の恩返し』2部作とつながるのだけど、今は関係ないか。
 それと脚本:官藤官九郎、主演:田中麗奈の映画『ドラッグストア・ガール』(2004年)。これはいい歳したオジサンたちが、ミニスカートでとびきりキュートな田中麗奈と仲良くなりたい一心で、こぞってラクロスを始めるという、他人ごととは思えない話でした。監督は本木克英、本広克行ではなくて、『釣りバカ日誌』の人だ。
 とまあ、これだけご縁があったのに、いまだにラクロスがどういう競技かもきちんと把握できていないのは、私の怠慢と責められても仕方がない。お恥ずかしい。
 などと思いながらAct.2を観ていたら、十番中学校の昼休みのシーン、なるちゃんたちと騒ぎながらお弁当を食べていたうさぎが、コンビニの袋と数学の本を手に教室を出て行く亜美を認めて、ふとその姿を目で追う、という場面で、うさぎの背後で紺色のバッグの上に無造作に置かれているのは、これは明らかにラクロスのラケットではないか。「それがどうした」って言われても困るが、世の中いろいろなことが思わぬ所で結びついたりするものである。
 さて、今回の記事はAct.2DVDレビューの落ち穂拾いである。データ的な書き落としを中心にフォローするが、ほとんど残りカスみたいな感じで、観るべきものはない。前に腱鞘炎をやった手首の調子もあまり良くないので、分量も少ないが、久しぶりに週末の休みがきちんと取れてのんびり気分だし、雨は止まないし、たまにはこんなダラダラモードもいいんじゃないか、ってほとんど開き直ってます。

1. キャスト補遺


 まず配役。十番中学の名もないクラスメートたちとしては、前回Act.1では飯森麻衣、平山空、松宮裕、菊地佳代、後関行伸がクレジットされていた。しかしどれが誰かはさっぱり分からない。平山空(1988年1月26日生まれ、当時15歳)という子だけは、制服向上委員会のレッスン生だったという情報もあるが、そもそも私「制服向上委員会」っていうものを知らないのである。きっとファンからは「制向委」などというとんでもない略称で呼ばれているのだろうな、なんて愚かなダジャレしか思い浮かびません。
 今回のAct.2で、モモコ(清浦夏美)やカナミ(平井愛子)と並んで「女生徒」という名称で配役が出ている星野智美と金田莉奈についても同様である。おそらく、冒頭の中間考査結果発表のときに、亜美に話しかけている2人であろう。おそらく当時は劇団東俳の所属だったんだと思うが、いまは全然、名前も見あたらない。
 東俳というのは、養成所というか俳優の訓練校のようなものらしい。演技の勉強をさせて、定期的に舞台公演をやるのが主な業務内容で、だから外部の仕事を取ってきたりとか、新人を売り込んだりとか、そういうマネージャー的な仕事は積極的にやっていんでしょうね。一応、美山加恋とかの有望株は「T-Project」というプロダクション部門に所属させて管理してはいるが、それ以外については基本的にほったらかしというか、せいぜい「セーラームーンのクラスメート役」とか、エキストラ同然のまとめ買いの仕事を取ってくるくらいで、後は各自、個人の努力でオーディションでも何でも受けろよ、と、そういうシステムなんだろう。だから実写版で見かけた子たちも、だいたいが消息不明だ。きっと今ごろ、大学とか予備校に通っているのではないだろうか。そしてそのなかに、たぶん山本ひこえもんもいるのだ。
 セーラー戦士アクションのクレジットについては、Act.1のときの記事に書いた通りです。今回は小牧祥子さん、半澤友美さんの下に、妖魔アクション担当として藤榮史哉(とうえい・ふみや)氏のお名前も見える。1977年生まれ、JACに入られたのは1999年、宇宙刑事ギャバン/一条寺烈こと大葉健二氏に誘われたんだそうです。スーパー戦隊や仮面ライダーなどで活躍されるほか、昨年はマジレンジャーのマジシャイン/ヒカル先生こと市川洋介が主演した舞台『NiCE 〜ほんの大失敗を君の胸ぐらに捧げます〜』(2006年9月, 恵比寿エコー劇場/作:東野ひろあき/演出:小野真一)でも好評を博した。その他くわしくお知りになりたい方はこちらをご覧ください。

2. いつものやつ


ルナのCGカット一覧は以下の通り。

【Aパート】
   クラウン 戦士の使命をうさぎに話して聞かせる(でもうさぎは聞いていない)。
        「あ〜!(明日テストあるの忘れてた!)」と叫ぶうさぎに驚く。
  学校の屋上 サンドイッチを食べる亜美を影から見守る「もしかして……」
   CD店前 亜美と別れた後「見つけたわ!二人目」(街のど真ん中で歩いている)
 うさぎの部屋 夜「今日はもう寝ようっと」といううさぎの枕に押しつぶそうになる。
【Bパート】 
 うさぎの部屋 「私が説得するわ。亜美ちゃんには戦士になってもらわなくちゃ」
       亜美にブレスレットを投げる「亜美ちゃん、受け取って!」

それから、今回の「待ちなさい」はBパート(7時49分)、もちろんセーラームーンだ。

3. あと、まあ適当に


 えーと6月10日(日)の未明からダラダラと書き始めたのですが、ゲキレンジャーが始まって、相変わらずクラゲ女は「溢れちゃう」だし、私だってメレ様のことは気になるし、次は小林靖子脚本・舞原賢三監督の『電王』だし、舞原監督なら、恋愛感情があるんだかないんだか分かんない良太郎とハナの関係を、もう一歩突っ込んで描いてくれるだろうし、愛知県の一部には大雨洪水警報が出ておりますので、後は、気がついた点や疑問点を箇条書きで適当にまとめて、今回は終わりにします(なんというやる気のなさだ)。

  • 亜美がルナを拾い、うさぎと初めて会話を交わす場面は、曇り空で風はやや強め。次に夜のシーン、月野家を外から捉えたショットでも、アルトゼミナールから生徒たちが出ていくショットでも、雨は降っていないが、翌朝の登校シーンでは、学校の正門前のペイブメントも、亜美が一人でおにぎりを食べる屋上も、地面はだいぶ雨に濡れている。深夜過ぎから明け方にかけて雨が降ったのだろう。
  • Bパート、学校から帰ってうさぎの部屋のシーン。うさぎが「あ〜あ、がっかり、亜美ちゃんと一緒に戦えると思ったのにな」としょげていると、ルナが「私が説得するわ。亜美ちゃんには戦士になってもらわなくちゃ」と言う。このときCGルナが、洋服ダンスからひょいっと、跳び箱みたいなモノの上に飛び降りる。本当に体育で使う跳び箱みたいに見えるのだが、これはいったい何であろうか?どなたかご教示ください。
  • 続いてママが入ってくる。開かれた廊下の向かいにはドアが見えるが、これは進悟の部屋だろうか。ママがうさぎに手渡す地図はこんな感じ。かなり適当なドローイングですまん。

  

  • アルトゼミナールの実際のロケ地は品川インターシティー・セントラルガーデンであるが、この地図は何かお手本があるのだろうか。それとも演出部の創作か。にしては、カフェや銀行の指示が妙にリアルだ。私は基本的に方向音痴で、加えて東京方面に詳しくないでよく分からない。これもご教示お願いします。
  • うさぎちゃんのパジャマはAct.1の赤に続いて今回はピンク。塾に出かけて衛とぶつかったときの服はデイジー・ラバーズ。
  • Act.2最大の疑問。ラストで地場衛はなんのためにタキシード仮面に扮していたのか?これまで何度考えたか分からない謎だ。今回も分からなかったが、私が盲点に陥っているだけで、他の方からみたら実に何でもない、意外とあっさり解ける問題なのかも知れない。どなたか教えてください。


 今回はいつもより短いですが以上、Act.2はこれでいったん終了。
 あ、今週末はアレか!みなさんまた集結されるのだろうな。となると、名古屋在住の身としては「沢井党のみなさん(もしくは「しまにてぃ」ナントカカントカのみなさん)名古屋へお帰りなさい」って出迎えて敬意を表するのが義務であろう。新曲もナマで聴きたいしね。それに「キラリ☆」も、前回のライブの時なんか「次の曲は、つい先月までこの名古屋で再放送されていたセーラームーンの主題歌です」なんてMCだったもんな。その再放送を欠かさず観ていたのは私だー、と叫んだりはしなかったけど。
 でも、ここんとこずーっと帰りが遅くて、家庭にヒビが入りかけていますので、ダーツ大会まで居られそうにはありません。せめてライブには顔を出したいと思います。それから前日のナナちゃん人形前か。これはちょっと無理かなあ。努力だけはしてみます、万丈。