小松彩夏、セーラー戦士集合ショットで安座間美優の出産&泉里香の結婚を祝福!「みんなの幸せは私の幸せ」
俳優・モデルの小松彩夏が26日、自身のインスタグラムを更新。実写ドラマ「美少女戦士セーラームーン」で共演した北川景子、沢井美優、泉里香、安座間美優らとのセーラー戦士ショットを公開した。
小松は「安座間の出産 里香の結婚 おめでたいことが続いていて幸せすぎる みんなの幸せは私の幸せです」と記し、写真を投稿。24日に第1子となる男児を出産したモデルの安座間美優、25日にサッカー日本代表DF谷口彰悟との結婚を発表したモデルの泉里香を祝福し、「載せていなかった集合写真 早くみんなに会いたいな」とつづった。
(「YESNEWS」2025年06月26日)
びっくりした。戦士会があったのか、と思ったら「載せていなかった集合写真」ということで、これは過去の戦士会の写真である。で、結構いろんなネットニュースに載った。なかなか話題作りのうまい小松彩夏である。まあともかく、この一週間は実写版ファンにとってめでたい話題が続いた。
『失踪人捜索班 消えた真実』最終回(2025年6月6日、テレビ東京)のエンディング、城崎(町田啓太)と腕を組む恵子(泉里香)の表情がやけに幸せそうに見えたのも、結局そういうことだったのか。なんてね。とにかくおめでとうございます。
一方でドラマの世界では不幸のどん底に突き落とされているのがこっちの人。
あっすいません。わざとらしく間違えてしまいました。こっち。
というわけで、リアルタイムの放送はいよいよ最終回目前となった『あなたを奪ったその日から』ですが、このレビューはまだ第4話であります(2025年5月12日放送、脚本:池田奈津子/撮影:白石利彦/照明:磯辺大和/演出:淵上正人/企画:水野綾子/プロデュース:三方祐人/制作:カンテレ・共同テレビ)。
勤め先「はちどり保育園」の自販機に飲料を補充するベンディングサービス作業員、玖村(阿部亮平)と知り合いになった紘海(北川景子)は、玖村がかつて、長女梨々子(平祐奈)の家庭教師として結城旭の家に出入りしていた事実を知る。
玖 村「おれ昔家庭教師のバイトしてたんっすけど、その女子生徒のせいでひどい目にあって」紘 海「ひどい目?」
玖 村「セクハラされたって嘘をSNSで拡散されたんです。そのせいで就職先まで内定取り消しになって」
紘 海「たいへんでしたね」玖 村「でもその家、娘も娘なら、親も相当やばかったなあ」
紘 海「え?」
玖 村「実はその家の親、世間を騒がせた総菜屋の社長で」
玖 村「知ってますか、あの、死亡事故を起した」
玖 村「結城デリ」
紘 海「あっ、あの、ニュースでチラッと」玖 村「ああ、その社長いま、何していると思います?」
玖 村「今は、もと奥さんの父親が経営する大手スーパーで常務に就任、しかもその会社に、元結城デリの子飼いの社員、根こそぎ引き連れていったとかで」
玖 村「つまり、結城デリ潰れても無傷だったっていうこと」
玖 村「狂ってますよね。人殺しが出世するなんて」
紘 海「人殺し?……それって」
玖 村「やべ、すいません、じゃ失礼します」
なんとなく紘海の反応を伺いながら話しているような節もうかがえる玖村は、佳境に入ったところでいきなり話を打ち切り、去って行く。美海のため、忘れられない悲しみと憎しみを封印してひっそり生きる決意をしたばかりなのに、運命はそれを許さない。かつて美海を実子認定するために、本当の母親である江身子(鶴田真由)に接近した夜もそんな話がこぼれ出た。
江身子「あの時だってそう。会社の商品で三歳の子どもを死なせたときも」
江身子「うやむやに事故でおわったけど、実際なにがあったか分かりゃしないわ」
結城旭に関わりある人物に接近するたび、彼に対する疑惑は深まる。去って行く玖村を尻目に、紘海は自販機のシールに記載されている「(有)大崎ベンディングサービス」の所在を確認する。
練馬区上練馬3丁目9-6。終業時間を狙ってこのアドレスを訪問。仕事を終えて本社ビルから出てくる従業員たちのなかに、玖村の姿を探す。
でも、女一人こんなところに突っ立っているのが珍しいのか、逆に好奇の目でじろじろ見返されてしまう。
まずっ、と裏路地に撤退した紘海は偶然、その先にある定食屋の店先でメニューを見ている玖村を発見するのだった。
玖村が「三宝食堂」に入ると紘海もチャンスとばかり後に続く。
壁の黒板に書かれた「本日のおすすめ」は親子丼とカキフライ定食。650円。2025年4月という設定なのだが、安い。
ついでに4月にカキフライ定食はちょっとどうかと思うが、まあ最近は出している店もあるっちゃある。しかし玖村は親子丼である。紘海もそれに倣う。
玖 村「親子丼大盛りで」
紘 海「親子丼大盛りで」
何も「大盛り」まで玖村に合わせる必要もないとは思うが、この手の大衆食堂に入るのは久しぶりなので、つい嬉しくなっちゃったのかな。大盛りが似合う美人女優第1位(当社調べ)。
脱線しました。ともかく女の人の声で「親子丼大盛り」というのが気になったのか、うまい具合に玖村の視線を惹きつけることができた。
玖 村「あれっ……あなた……」
玖 村「あっ『黒蜜きなこソーダ』」紘 海「そうです」玖 村「あ、どうしたんです」
紘 海「あ、ちょっと近くで用事があって。そちらは?」
玖 村「ああ、仕事の帰りです」
紘 海「わぁ偶然」
無邪気に喜んでいるふうの紘海の表情とは対照的に、玖村はなんかちょっと怪しく感じているふしもある。がやがて、玖村は事件前夜に結城家を訪ねていて、そこで結城(大森南朋)と、当時のYukiデリ調理責任者、鷲尾(水澤紳吾)との言い争いを目撃したことを語った。
紘 海「へぇ、じゃあ今の仕事は三っつ目なんですか?」玖 村「デジタルタトゥーって聞いたことありませんか?」
玖 村「やっぱどっかでSNSの書き込み見つけて、またウワサ流す奴、いるんすよ」紘 海「ひどい」玖 村「全部あのクソ親子のせいです。まぁその親子にはめられた俺もクソってことですけど」
紘 海「……そういえば、父親は人殺しって行ってましたよね……」
玖 村「ああ」紘 海「あれってどういう意味なんですか?」
玖 村「ふとそう思ったことがあって」
玖 村「あの事件が世間で報道される前の夜だったかな」
玖 村「いつも通り家庭教師に行ったんです」
玖 村「おじゃましま……」
鷲 尾「いや、ちょっと待って下さいよ」
鷲 尾「納得できないです、いくら社長の頼みでも」
鷲 尾「こんなのって隠蔽と同じじゃないですか!」
(物音)
玖 村「え、あ、すいませんあの、インターフォン押したんですけれども」
旭 「申し訳ないが今日は帰ってくれませんか?」
玖 村「え?」
旭 「授業料はお支払いしますので」
玖 村「……分かりました……」
玖 村「あの時はなんとも思わなかったんです。まあ、なんか内輪揉めだろうなって、そんだけ」
玖 村「でもそのすぐ後で例のピザ事件の報道があって」
玖 村「今にして思えば社員ぐるみで隠蔽してたんじゃないかって」
紘 海「赦せない」
玖 村「あの……」
紘 海「なぁんて、なんか熱くなっちゃいました」
その夜、紘海はパソコンに向かって調べ始める。確かに結城旭は、元妻の父親が経営する「タイナス」という食品会社のスーパー「スイッチバック」の事業部で常務に就任していた。
「スイッチバック」は「ヘルシーでサステナブル」を標榜するスーパーマーケットだ。もっともらしい惹句が、灯を失った紘海の神経を逆なでにする。
こだわりの食材をお客さまの元へ食べることは、生きることお客さまの生命と建康を守るそれがスイッチバックの願いです
中途採用の正社員を募集中だという。それを見つめる紘海の中で、とんでもない計画というか妄想が膨らんでゆくのだった。そこへ寝ていたはずの美海(一色香澄)が姿を見せる。
美 海「……お母さん……」
美 海「何しているの?」
紘 海「なんでもない、もう寝よっかなぁ」
美 海「うん」
╳ ╳ ╳
美 海「行ってきます」紘 海「行ってらっしゃい。気をつけてね」
紘 海(私は今日も罪を重ねている)
紘 海(あの子を騙し続ける私は、犯した罪を見つめるべきなんだろう)
紘 海(ずっと握りしめてきた憎しみを、いつか手放さなきゃいけないんだろう)
紘 海(だけど……)
それから紘海は、スイッチバックの偵察に行く。そして特選お総菜のなかに、トウモロコシのピザを見つけてしまうのだった。
やはりこのままでは終わりそうにない。真実を暴いてやりたい。……というところで、以下次回。