実写版『美少女戦士セーラームーン』ファンブログ


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【第967回】迫る魔の手の巻(泉里香inドラマW『松本清張 眼の壁』18)


 ほんと、暑いっすね。小松彩夏さんは浴衣姿での撮影だそうで、一服の清涼剤。涼しげなビジュアルありがとう。


美少女戦士セーラームーンミュージアム名古屋展
2024年7月13日(土)〜9月1日(日)
金山南ビル美術館棟
一般 2,000円
中高生 1,200円
小学生 800円


 8月いっぱい、金山の旧ボストン美術館で開催中。名古屋店限定のアーモンドチョコは、百日紅さん情報によれば早々に売り切れ、毎朝並ぶういろうは争奪戦だそうである。ういろうねえ。



 実は私、本日は今月唯一のオフの日曜日なんだけど、こう暑いと、なかなか行く気になれんな。何か冷たいものでも飲んじゃおうかな。安座間さんも飲んでいるし。安座間インスタ6月22日より。


立ち飲み屋で
三冷ハイボールはじめました。
早い時間から幸せ♥︎


 「三冷ハイボール」って初めて聞いたが「グラス」「炭酸」「ウイスキー」の三つが「冷」という意味だそうだ。なるほど。ウイスキーは冷凍室で冷やしておく。アルコール度40%の普通のウイスキーの場合、融点はだいたい−25℃から−30℃、冷蔵庫の冷凍室がだいたい−20℃なので、ウイスキーは冷凍庫に入れても凍らない(少しとろみが出る)。私の場合、ハイボールにはジェムソンです。



 氷以下に冷やしたウイスキーを、冷蔵庫で冷やしたグラスに注ぎ、これも冷え冷えの炭酸水を勢いよく注ぎ、ステアせずにいただくのが三冷(もしくは神戸式)だそうである。氷を使わないからウイスキーはいつまでも水っぽくならない。私の場合(しつこい)グラスはサーモスのタンブラーにして、見た目より保冷を優先する。



 さあ、暑いけど本題だ。『松本清張 眼の壁』第5話(最終回)レビュー(2022年7月17日放送、原作:松本清張/脚本:深沢正樹/照明:宮脇正樹/撮影:金澤賢昌/監督:内片輝/チーフプロデューサー:青木泰憲・的場政行/制作:WOWOW・ファインエンターティメント)。



 歯型の照合によって、霧沢村の焼死体は弟の黒池健吉(薮宏太)に間違いないことが明らかになった。何もかも拒むように毛布をかぶって動かない姉の絵津子(泉里香)。萩崎(小泉孝太郎)は、次に命が狙われる絵津子を守るためにも、警察に全面的に情報提供して、山﨑の悪事を暴くこうとする。



村 木「山杉は自分の甥を焼き殺すような男だ。自分の悪事を知る彼女をこのままにしておくとは思えない」
萩 崎「分かっている。こっちだってこのままでいるつもりはない」



村 木「何をするつもりだ」


 その時、電話のベルが鳴る。村木(上地雄輔)が勤める毎朝新聞のデスクからの呼び出しだ。村木もまた危ない橋をわたっている。山杉がアコギな手段で手に入れた金が、岩尾代議士の政治資金に流れてゆくルートを暴いてやろうというのだ。


村 木(受話器を取って)「はい村木。ああどうも」



村 木「どうしてですか?」



村 木「はい。分かりました」



(受話器を叩きつける音)
萩 崎「どうした?」



村 木「支局長から呼び出しだ。おれが岩尾の周りを探っていたのがバレたのかもな」



萩 崎「岩尾の圧力か?」



村 木「向こうも必死のようだ」


 萩崎は警察に出かけている留守中、絵津子のことを村木に頼むつもりだったが、村木も出かけることになってしまった。仕方なく絵津子に、絶対外には出ないよう言い含める。



萩 崎「警察に相談する」



萩 崎「君は外に出ず、ここに居てくれ」



萩 崎「弟さんのためにも山杉の悪事をかならず暴く」


 がしかし、絵津子が一人きりになるチャンスを待って、村木のアパート前に張り込んでいた人影があった。この一連の事件の実行犯であける山杉子飼いの始末屋、水嶋(忍成修吾)である。



 アパートから出てゆく萩崎と村木の背後で姿を隠そうともしない。もちろん二人は水嶋と直接の面識ははないので、変に隠れるより堂々としていた方が正しいといえば正しいが。



 去りゆく二人を見届けた水嶋は、ただちに押し入るなどという無粋な真似はしない。さっそく村木の家の番号に電話をかける。




 水嶋は姉の絵津子も自殺に見せかけて殺すつもりなのだろうが、そんな絵津子が、死の直前にむりやり連れ出されたような痕跡を残しては得策ではない。だからしつこく電話して、耐えかねた絵津子が出てくるように仕向ける。



 呼び出し音は、数回続いては途絶え、またすぐになり始める。ひとり毛布をかぶったままうずくまる絵津子は、最初は何の反応も示さなかった。しかし電話は鳴り止まない。



 次第に受話器の方を見つめる絵津子。それが誰からの電話なのかは、おそらく見当がついているのだろう。



 一方、萩崎は警察で笹川刑事(飯田基祐)を相手に、次は絵津子の命が危ないことを訴えている。といっても、自分が絵津子を匿っていることは内処にしているはずだから、なかなかどーして。



笹 川「しかしあんたも上司のためとはいえ、よくやるな。その執念はどこから来るんだ?」



萩 崎「恩人なんです。関野部長がいなければ、今の自分はない。なのにおれは……今あきらめるわけにはいかないんです」



笹 川「そういえば、あんたと同じように山杉のことを調べている人間が他にもいたな」



 「あんたと同じように山杉のことを調べている人間」とは、失踪した関野部長を追って最初に真相に辿り着き、最初に殺された探偵の田丸(加藤雅也)のことだ。身寄りのない田丸の遺骨を引き取ったのは、田丸を雇ったウキシマ電業顧問弁護士の瀬沼俊三郎 (山崎銀之丞)だ。



  萩崎は瀬沼のもとを訪ねる。だが水嶋から脅された瀬沼は「私はもうこの件から降りた」と後ろ向きである。萩崎にも、これ以上かかわらないよう勧める。



瀬 沼「萩崎さん、悪いことは言わん。これ以上あの男に関わらない方が良い。前にも言ったが、素人の手におえる相手じゃない」



萩 崎「それは判っています。判っていますが、終わりにはできないんです」
瀬 沼「関野部長のためか?」
萩 崎「今となっては、それだけじゃ」



瀬 沼「ん?」



萩 崎「誰かが、誰かがやらないと。誰かが山杉を止めないと……。これ以上、山杉のせいで悲しむ人の姿は見たくない」



 萩崎の熱意に打たれた瀬沼は、田丸の形見の手帳を委ねる。そこには田丸が死の直前まで、関野の足跡を追いながら収集したすべての記録があった。



 一方、呼び出し電話に応じた絵津子は、それよりも少し前に、水嶋の指示に従って山杉との再会の場にやって来ていた。



山 杉「やっと会えたね。心配していたよ」



 絵津子の運命やいかに。ということで、そろそろ時間です。次回へ続く。