映画『屍人荘の殺人』公式ツイッターによると、1月15日(金)に観客動員76万人、興行収入10億円を突破したそうだ。とりあえずノルマは果たしたって感じだな。やれやれ、宣伝スタッフの皆様もご苦労様でした。浜辺さんに花を持たせてくれてありがとう。
山田杏奈はフジテレビ系の『10の秘密』で向井理の娘役だそうである。頑張ってね。
さて、このシーズンになると時々引用するアレな。もう12年も前の記事になる。安座間美優ブログ2007年1月20日「みんな頑張れ♪」(ここ)より。
そうそう!!雪といえば、今日明日はセンター試験!!皆さん知ってますかー?ここ数年、センター試験の日は必ず東京で雪が降っているんですよ!今年は暖冬だからないか~と思っていたら降ってるじゃないか!!!ちなみに、明日も天気は雪だるまさんになってました。降るかどうかわかんないですがね。スゴイぞセンター試験!!!!!なんでだセンター試験!?!?
そんな昔の記事を何度も引用されて、安座間さんも恥ずかしいかな。すみません。でも現行センター試験も今年が最後という話なので、記念に引用してみた。今年の首都圏は冷え込みはするものの、雪の心配はそんなになさそうだ。受験生にはその方が良いに決まっているよね。うちも来年度は二人目が大学受験だなあ。
1. レイが絡むとシーンが伸びる
さて今回はDVDレビューAct.16に戻ります。亜美が私服で町を歩いていると、あちらから大阪なるがやって来る。
学校でケンカしちゃったことがしこりになっていて、どうしようと迷う亜美。このとき亜美はメガネをしていない。この時期あたりから、亜美は学校ではメガネをしているけど、プライベートで外出するときや、クラウンで戦士の仲間といるときには裸眼で過ごすようになっている。
それはともかく、それで、どうしようと迷っていたら、道のど真ん中にアリ地獄のような穴が開いた。クンツァイトが人々のエナジーを効率良く集めるために開発したエナジーファームである。迷っていたせいで、助けに行くのが完全に出遅れてしまった亜美。
亜 美「大阪さん!」
努力の甲斐もむなしく亜美の差し出した手は虚空をつかむ。台本ではこのあと、エナジーファームに放り込まれたなるが妖魔の力で意志を失う描写を挟んで、アリ地獄の消えた現場でぼうぜんとしていた亜美が、携帯で仲間を呼び出す場面が続くが、本編ではそこは省略してCMに入り、次はBパート。
うさぎ「亜美ちゃん!」
亜 美「うさぎちゃん」
レ イ「ここ?」亜 美(うなずく)「地面に穴が開いて、引き込まれちゃったの」
レ イ「まことを襲った妖魔と同じね」うさぎ「なるちゃん……」
一人だけ足を開いているレイ。はともかく、このあとの三人の目線について、小林靖子は台本のト書きでひとつひとつ指定していて、鈴村監督はそれをわりと忠実に映像化している。こんな感じ。
うさぎがしゃがんで地面に手を突くが、何もない。
亜美は苦しいような表情で地面を見詰めている。
そんな亜美を見るレイ。
そこへ携帯が鳴って、三人が出る。
ルナの声「みんな、人を集めてる場所がわかったわ!」
ルナの声「すぐに来て」
ルナがどうやって場所を探知したかはちょっと分からないが、とにかく戦士たちは、エナジー・ファームに改造された木更津市かずさアカデミアホールに直行する。
さあ、そしてここからがAct.16の白眉。台本のシーン20「エナジーファーム・エントランス内」である。私の動画ビューワーのカウンターで言うと、Act.16のランニングタイムは、アバンから始まって本編が終わるまでだいたい24分弱。うち3分の1近くにあたる7分30秒ほどが、ここから始まるエナジーファームの場面、亜美の葛藤をメインとする場面に費やされている。手許に十数冊ある小林靖子の『美少女戦士セーラームーン』撮影台本をざっと見ると、だいたいふつうは35~40シーンで構成されているのだが、今回Act.16はこのシーン20でほとんど終わり。あとは学校でのなると亜美の後日談、ダークキングダムでメタリアの胎動が起こりジェダイト復活、衛のマンションの前でうさぎと陽菜の邂逅、とあって、全26シーンで終了。かなり少ない。
思い出せる限りでいうと、同じくらい台本のシーン数が少なかったのがAct.40で、これは全編の3分の1ほどを、テレビ局スタジオの「美奈子VSマーズれい子新曲争奪ゲーム」に費やして、全部で27シーンであった。つまりレイはわりとしつこい性格なので、レイが誰かに絡むエピソードになると、クライマックスが長くなって全体のシーン数が減る、という理解でいいのかな。
2. 結界が張られてる!
というわけでエナジーファームのエントランス。出迎えるのは久々にCGで動くルナ。ま、すぐに人形に戻ってしまうけど。
うさぎ「ルナ!」
レ イ「これは……!」
ル ナ「わかる?」
レ イ「結界が張られている」うさぎ「けっかい?」
レ イ「邪魔者を寄せつけない、バリアみたいなものよ」
レイはもともと戦士の力に目覚めていて、でも自分だけがなぜそのような特殊能力をもっているのか、意味が分からなかった。だから、自分は不吉な力をもつ呪われた子どもで、父親から忌み嫌われて祖父の神社に預けられたのもそのせいだ、という疎外感にさいなまれていた。レイにとって戦士の自覚は孤独からの開放だった。
マーズ「やっと分かった。私に力があった理由。不吉な力なんかじゃなかった」(Act.4)
以前だったら、結界が張られているのが見えちゃうなんてヘンな力は隠していたし、決して人前では言えなかったんだけど、今はその能力を発揮して、危機をいち早く仲間に伝えるのが自分の使命であると自覚している。そんなふうに、戦士になって仲間ができて開放されたレイと、逆に戦士になって大好きな仲間ができたんだけど、仲間が好きすぎる自分の独占欲や嫉妬のせいで自己嫌悪に陥っている亜美。このふたりの明暗がこの場面の基調となってまいります。
うさぎ「なるちゃん!」
レ イ「危ない!」
うさぎ「いったぁい!」
亜 美「これが、結界……」
ル ナ「この向こうに捕まった人たちがいるわ」
ル ナ「みんなエナジーを少しずつ奪われてるの」
亜 美「そんな……ひどい……」
ル ナ「みんなの力を合わせれば、壁は破れるかも。やってみて」
うさぎ「わかった!」
うさぎ「ムーンプリズムパワー」
うさぎ「マーキュリーパワー」
うさぎ「マーズパワー」
三 人「メイクアーップ!」
セーラームーン、マーキュリー、マーズの三分割変身。すでに分析済みだが(ここ)、実写版セーラームーンで、二人の戦士が同時にメイクアップするときに、変身バンクを分割画面で表現したのは鈴村監督である(Act.9,Act.10)。このAct.16でも、冒頭でアリ地獄に呑み込まれそうになったまことを救うために、亜美とレイは分割画面で同時変身している。
そしてここで、実写版では初の試みとなる三分割による三人同時変身である。それがどうしたという話だが、アニメ版ではとにかく変身バンクというのが見せ場であって、こんなふうに分割画面を使うなんてまったくあり得ない話であることを踏まえるならば、実写版ならではの特徴として押さえておくべきであろうとは思う。特にこのAct.16では、続く三人同時攻撃へのつながりを考えても、同時変身にちゃんと必然性がある。
3. うさぎの善意が亜美を追いつめる
変身した三人は、自然とリーダーになっちゃってるマーズの仕切りで、いきなりビームを放つ。これっていままで見せたことのなかった芸当である。
マーズ「じゃあ、いくわよ」
マーズ「いち」
セーラームーン「に」
マーキュリー「さん!」
もっともト書きには「三人が一斉にエネルギーを放つ」とある。「エネルギーを放つ」というのは、「技」というのとは、ちょっとニュアンスが違うようにも思う。ともあれ、セーラー戦士たちはいつ自分たちが「エネルギーを放つ」ことが出来ると知ったのか。おそらくAct.12がきっかけだと思う。
Act.12で、初めて「プリンセス」としてセーラームーン、マーキュリー、マーズの前に姿をあらわしたセーラーヴィーナスは、そこに忽然とあらわれたゾイサイトにいきなり金色の光を放って倒してしまう。
これを見て三人は「私たちもそういうことができるらしい」という自覚をもったのである(推定)。それで、どうやってこの結界を破ろうかと考えたときに、あうんの呼吸で「ヴィーナスみたいにやる」という手段に訴えたわけですね。だがしかし、そう簡単に破れる結界ではなかった。
セーラー戦士たち「きゃぁ!」
マーキュリー「もう一回!」
マーキュリー「いち」
マーズ「に」
セーラームーン「さん!」
マーキュリー「もう一度!」
むきになるマーキュリー。結界は攻撃のエネルギーをそっくりそのままこちらに返してくるらしくて、マーキュリーは激しくビームを放てば放つほど、自分が傷ついてしまっている。
セーラームーン「亜美ちゃん」
マーキュリー「だいじょうぶ!」
マーズ「亜美ちゃん……」
マーキュリー「う……」
セーラームーン「亜美ちゃん、ちょっとストップ!」
マーズ「どうしたの、そんなむきになって」
マーキュリー「大阪さん、助けなきゃ……」
セーラームーン「亜美ちゃん……」
セーラームーン「亜美ちゃんってスゴイね」
セーラームーン「あんなケンカした後なのに、こんなに一生懸命でさ」
セーラームーン「私なら、どうかな」
セーラームーン「ね、ちょっと待ってて」
セーラームーンはいったんその場を離れて、まことを呼びに行く。待っているマーキュリーは、すでに良心の呵責に攻められても辛いのに、セーラームーンに「亜美ちゃんってスゴイね」とまで言われて、精神的にはぼろぼろである。さあこれからが今回のエピソードのクライマックスになるわけだが、すみません、そろそろ私の方のお時間がやってきた。この続きはまた次回。
















































































