実写版『美少女戦士セーラームーン』ファンブログ


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【第668回】梅雨手前の小物詰め合わせの巻



 乃木坂セーラームーンもいよいよ初日が近づいてきた。クイーン・セレニティの白石麻衣さん。そのほかビジュアルがさらに拡大公開だ。



 美絵子さんのタキシード仮面を挟んでベリルと四天王、そしてなるちゃんと海野ぐりおがいる(笑)。



「あなたがもし 天国ばかり目をすえて 地上をけっしてみないなら あなたはきっと地獄行き」(“If you keep your eyes so fixed on Heaven that you never look at the Earth, you will stumble into Hell,” Austin O’Malley “Keystones of Thought” The Devin-Adair Company, New York, 1914, p.70)
 『週刊少年チャンピオン』の昭和51年(1976年)3月増刊号「ブラックジャック特集号」に掲載された新作書き下ろし「U-18は知っていた」は、アメリカの医学博士、ラテン語文学教授、著述家のオースティン・オマリー(手塚治虫は「オースチマン・オマリー」と誤記している)が1914年に出した『思索の要石』というアフォリズム(警句)集からのこんな引用で始まる。いまからざっと40年前の漫画だ。
 アメリカ、サウスダコタ州のサイバネティクス医療センター。ここは病院全体が人工知能のU-18、通称「ブレイン」によって管理されている。900人あまりの入院患者はみなブレインが診察し、投薬し、手術する。合間には患者たちと会話もできる。






 
 多くの患者が、これまで出会ったなかで一番の名医はブラック・ジャックだったという。U-18はその名前を記憶する。



 ある日、U-18は稼働を停止し、センターのスタッフたちに、自分は「病気」であり、自分の治療のために名医ブラック・ジャックを呼んで欲しいと要求する。開発者のワットマン博士は、回路の一部に異常が起こったので修理したいと申し出るが、U-18は、自分は機械ではなく医者であり、必要なのは修理ではなく治療だと言い張る。



 スタッフの一人がブラック・ジャックになりすましてメインコンピューター室に侵入し、システムを切ろうとするが、あっさり見破られて電気ショックの餌食となる。



 睡眠薬を投与され、閉鎖された病室でこんこんと眠り続ける人質の入院患者たち。48時間以内にブラック・ジャックを呼ばなければ、患者たちの生命はない。



 呼び出されてやってきたブラック・ジャックが治療代として要求した額は日本円にして約10億円。ワイズマン博士は仕方なく条件を呑む。



 100の質問と嘘発見器で本人確認を済ませてメインルームに入ると、U-18は素直に電源を切る。「なんのことはない。脳の血管をいじるみたいなもんだ」とか言いながら「手術」を始めるブラック・ジャック。ショートした回路を見つけて配線する。




 するとワットマン博士たちが入ってきて、もう「手術」は不要だ、U-18は撤収して、予備のシステムに入れ換えるという。





 だがブラック・ジャックは一歩も退かない。「U-18は機械かも知れない。だが私を信頼して私にからだをまかせた。だから私は最後までやるのだ。それが誠意ってもんです」




 オペ終了。ユニットのドアを閉めると自動的に電源が入る。



めざめたU-18は、モニタを確認して、自分の手術中に起こった出来事を知り、ブラックジャックに感謝の気持ちを表す。そして「引退」を決意する。




 「あなたの心を知ったとき、人間の医師の気持ちが、わたしは持てないことがわかりました。人間を治すのはやっぱり人間にしかできないと。わたしはただ、機械のように患者を診察し、治すだけだったのです」



 「私は引退します。人間の医師でも病気なら引退するでしょう。ワットマン博士にそう伝えてください。さようなら、あなたはりっぱな医師です」



 報酬を受け取ってヘリで去って行くブラック・ジャック。「あばよU-18。おまえさんもりっぱな医者だったぜ」



 以上、ブラック・ジャックの……いやちがった、紹介しなければいけなかったのはブラック・ジャックではなくて『ブラック・ペアン』の第5話だった(あまりにも長すぎるボケ)。



 えーとですね、物語の舞台となる東城大学医学部付属病院に、ライバルの帝華大学病院から、3D内視鏡を備えた超精密な手術支援ロボット「ダーウィン」が持ち込まれる。
 東城大学病院には「僧帽弁閉鎖不全」という複雑な病気の手術をしたところ、心臓の中隔に感染が発症してしまった島野小春ちゃん(稲垣来泉)という少女が入院している。血液が固まりづらい特殊な体質で、出血が多い長時間の手術には耐えられない彼女のために、胸を切開せずに手術ができる「ダーウィン」を、ライバルの帝華大学病院から借りたのである。




 貸し出しにあたって帝華大学の出した条件は、ダーウィンの操作はオペレーターの松岡(音尾琢真)はじめ帝華大のスタッフがあたること。



 手術当日、帝華大の西崎教授(市川猿之助)が東城大の佐伯教授(内野聖陽)のもとを訪れる。



 日本外科学会理事長の座をめぐって火花を散らす二人の熱い視線を浴びながら手術が始まる。その背後にいるモブのなかに助手の篠原(丸一太)福本(渋江譲二)もいる。



黒 崎「それでは始めてください」



松 岡「はい」



篠 原「いよいよだな」



福 本「東城大、初のロボット手術か」


╳    ╳    ╳




助 手「鉗子、挿入します」
速 見「あんな小さな穴でいいのかよ」



田 口「出血もほとんどない」
北 島「外科技術なんていらない時代が来るんじゃないか」


╳    ╳    ╳




松 岡「心膜切開スタート」



西 崎「ダーウィンは これまで どんなに優れた外科医でも不可能だった手術を可能にするんです」




松 岡「右心房、開いたぞ。視野とれ」
助 手「はい」





高 階「間もなく感染巣に到達」



高 階「問題は ここからだ」



松 岡「問題? そんなものなんてない」



松 岡「続いて 感染巣の切除に移る」




福 本「何て細かい作業だ」
篠 原「これがダーウィンの力か」



黒 崎「あとは切るだけか」



西 崎「どうやら成功したようですね」


 手術成功。あとは切るだけ、となったところで鉗子が動かないという非常事態が起こる。少女の身体の小ささを想定していなかったために、ロボットのアーム同士がぶつかりあって動きがとれなくなってしまったのである。出血が始まり、想定外の自体にただ狼狽する松岡。



 そこへ入ってきたのがブラック・ジャックの二宮和也で、人間を治すのは究極的にはロボットではなく、やっぱり人間にしかできないというような話になるんだが、渋江譲二の出番はおわったのでレビューはこれまでとする。前フリのボケの長さに較べて本編が短いが、すまんな。



 この『ブラック・ペアン』、地上波放送ではどうなのか知らないけど、TVerの見逃し配信を観ていると、CMタイムに何度もDHCのコマーシャルが入る。で、これが沢井美優なのである。






 沢井美優もチラッと、渋江譲二もチラッと。うっかり見過ごしても、実写版セーラームーンのファンには確実にサブリミナル効果がたまってきそうなドラマである。たまってもあまり使い道がないが。



 渋江譲二のまとまった仕事としてはもうひとつ、私は最近まで知らなかったけど、彼はしばらく前から「AVソムリエ」としてDMMのサイトで含蓄あるアダルトビデオ関係のコラムや女優さん(場合によっては男優さん)へのインタビューを書いている。



 そしてそういう努力が実ってこのたび「DMM.R18アダルトアワード2018授賞式」(2018年5月19日、ディファ有明)の実況レポート記事を書いている。これがけっこうすごい。一部紹介するとこんな感じ。


お次は話題賞の発表です。
この賞の受賞者、僕はなんとなく予想しておりますよ・・・・!?
やっぱり!戸田真琴さんです!



昨年のミスiDの受賞や、クラウドファンディングでの写真集制作など、AV界を飛び越えた活動で話題だった戸田さん。受賞は当然だと思いました。
プレゼンターは「大のAVファン」を公言するVJ Booさん。「戸田さんと紗倉まなさんのレズものが最高でした」と一声。
私もよくわかります(笑)。
ちなみに去年のアワードでもお見かけした戸田真琴さん。
僕、再確認しました。
ちっちゃくて小動物のような可愛い戸田さん、
すみません!本気でめっちゃタイプです!!(遠くから告白!)


 (遠くから告白!)って……。熱い、熱すぎるぞマスター。ちなみに最優秀女優賞は橋本ありなさんだそうです。



 渋江君は仮面ライダー俳優というブランドもあるし、本当はMCとかプレゼンターをやってもいいと思うんだが客席からのレポートに徹している。事務所から止められているのかなあ。

 


 さて続いては、雑誌のカタログみたいな結婚式の光景。チャペルでフラワーシャワー。



 でも途中で花嫁がふらっと倒れかかって手にしたブーケを落としてしまう。それを拾う謎の男。






 
 疲れが出た、という体で控え室に引き上げて休憩をとる花嫁。指輪を見つめて何か考え詰めたような表情。





 そろそろ披露宴の時間が来た。花嫁を迎えに、控え室への階段を昇っていく新郎。






 ところが花嫁がいたはずの控え室はもぬけの殻。




 いったいなぜ、そしてどのように密室から消失したのか?
 という、ここらあたりまでは、アーサー・コナン・ドイル『シャーロック・ホームズの冒険』収録の一篇「独身の貴族(花嫁失踪事件)」を現代風にアレンジした出だしである。HuluとHBOが共同制作したドラマ『ミス・シャーロック/Miss Sherlock』のEpisode 5「消えた新婦」。タイトル通り消えてしまった新婦を探す話なので、泉里香の出番は時間的には少ない。でも物語のキーパーソンでもあるわけで、これは次回に改めてレビューしよう。



 この『ミス・シャーロック/Miss Sherlock』って、何を狙ったのかイマイチわからないドラマなんだけど、とにかく画面がキレイ。女優さんもキレイ。



 竹内結子の女性シャーロック・ホームズはめっちゃくちゃ美人でどの場面もマニッシュなファッションで格好良いし、相方のワトソンは貫地谷しほりだし、二人が住んでいる下宿のハドソン夫人は伊藤蘭だ。



 あと斉藤由貴とか木南晴夏とかすごく豪華。で照明も撮影もお金と手間をかけている感じで、画面に華があるので、このレビューでそのあたりを少しじっくりお伝えしたいと思う。お待ちください。



 『ブラック・ペアン』のファニーフェイスの趣里も可愛いが、齢とっても年齢なりに可愛い伊藤蘭はいいなあ。