実写版『美少女戦士セーラームーン』ファンブログ


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【第221回】再び月9ファイナル、ごくろうさまの巻


放送開始日、2009年7月13日の中日新聞。「恋は人を強くする」「ヨク効く精力剤」。


実は私、最終回を観ていない。月曜の夜って、うちの娘(山Pファン)が、塾だ何だと忙しいので、これまでの放送を録りだめしてあるのだ。それが溜まっていて、まだ第8話あたりまでしか観ていない。いきなり間を飛ばして最終回っていうわけにもいかない。娘に内緒でこっそり父親だけが先を観てしまうのも忍びない(でもホントはちょっとカンニングして、後の方の画像をキャプチャした。このブログのためだ。通しては観てないから堪忍してくれ娘よ)。というわけで、まだしばらくおあずけだ。山Pのファンのみなさんは、24時間テレビの膨大な録画素材もあるし、今年はいろいろ、大変だね。

今回のドラマ、二度目の月9ヒロインである。と言うと、去年の『太陽と海の教室』の、アレのどこがヒロインだ、と思われる方がいらっしゃるかも知れない。しかしみなさん思い出してください。『太陽と海の教室』第1話の時、どんな気分でしたか?私は『モップガール』第1話の時と変わらないくらい緊張した。ゴールデンタイムである。土曜の朝7時半とか金曜の夜11時とは違うのだ。そんな時間帯に北川さん、本当にうまくやってくれるのか、と、固唾を呑んで見守っていた。彼女自身もブログで、オファーが来てからパニックになったり、自信喪失で凹んだりしたことを告白していた。
しかし今回はどうですか。私はそんな緊張感は、なかったなあ。北川ブログも、昨年に較べればわりと平静だったじゃないですか。こういうのはやはり経験値あればこそだと思う。やはり二度目は二度目なのだ。

それ以外の点については、まあ、だいたい予想の範囲内でしたね。演技についていえば、ヴァイオリンが良かったね。よかったって言っても、上手かったって意味ではない。
コメント欄で、こっちよ!さんが「まぁ良いんではないでしょうか。プロの弾き方ではなくて、アマチュアの弾き方ですけどね」とおっしゃっていたが、だいたい素人目にもそんな感じだった。天才的にできちゃうわけでもなければ、適当にごまかすこともしない。一所懸命に努力して、ここまで出来るようになりました、というところを掛け値なしに見せる、というのは、セーラームーン以来の北川さんの持ち味だ。

いや本当は「努力してここまで出来るようになったんだな」と、一般の客が観ていても分かるような芝居をする、というのは、あまり誉められたことじゃないけどね。でも「不器用ですが真面目にやってます」という高倉健的な誠実さが、この人の一番、我々を引きつけるところなのだから、やっぱり売りでもあると思う。それに、泣き顔なんかも、以前に較べればだいぶ上達したというか、テレビドラマ向けのきれいな泣き顔ができるようになったと思うよ(当人比)。

その一方で、北川景子イズムにあふれる芝居もあった。このブログでここしばらく紹介していた、変顔みたいなカットもそうだし、山Pと相思相愛になって、うれしさのあまりベッドから転げ落ちるシーンも、あまりにも無防備に落ちるので、ちょっと後頭部が心配になった。プロレスラーじゃあるまいし、何もそんなデンジャラスな落ち方をしなくてもいいのに。こういうところの無駄さ加減も北川流だ。

 

まあそんなこんなで、いろいろ感想はあるが、なにはともあれ、北川景子さん、おつかれさまでした。昨日の最終回ではDVDリリースの告知もあったようですね。もちろん日本版(笑)。ついにセーラームーン以来、テレビ出演作がソフト化されます。これも朗報だ。

そして地震のさなかも表情ひとつに変えず芝居に徹した小松さんも、ありがとう。チアになったり水着になったり嫌な女を演じたり、持ち味を活かしてがんばってくださいました。

最後にパパ。パパが出てきてくれて、レイをきちっと叱って指導してくれて、ほんとうに嬉しかったです。5年前は去っていく娘の背中を見つめていましたが、今回は娘に、去っていく男の背中を見せつけてやりましたね。

 

というわけで、最後は2009年9月22日の中日新聞。

げっ、隣では『おくりびと』をやっていたのか。青春ドラマの裏でヒロスエのパンツ見せをやっていたとは知りませんでした。

 

おまけ】視聴率でましたので補足しておきますぞ。

2009年夏シーズン 関東地区ドラマ視聴率トップ3
  『救命病棟24時』(火曜9時) 『任侠ヘルパー』(木曜10時) 『ブザー・ビート』(月曜9時)
第1話 20.3% 17.5% 15.5%
第2話 18.3% 13.8% 13.5%
第3話 19.3% 14.2% 14.0%
第4話 19.0% 17.8% 14.1%
第5話 18.8% 13.2% 13.5%
第6話 18.9% 12.2% 13.8%
第7話 19.3% 15.7% 13.5%
第8話 (全7話) 15.7% 17.5%
第9話 ―― 15.7% 15.0%
第10話 ―― 13.0% 13.7%
第11話 ―― 15.6% 13.8%
平 均 19.20% 15.01% 14.37%

ぜんぶフジテレビ作品である。すごいなあ。
『ブザー・ビート』に関しては、強いて言えば、最終回の追い上げで15%の大台に乗せたかったところではあります。が、昨今のテレビドラマとしては、まずまずと言ったところですよね。改めてお疲れ様でした。