実写版『美少女戦士セーラームーン』ファンブログ


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【第134回】やっぱ台本だよねの巻


いやあよく雪が降ったなあ昨日は。そんななか、Final Actレビューに入る前の話のマクラとして、かるぅ〜く『仮面ライダー電王』の総括をやっておこうと思って書いていたら、だんだん長くなっちゃったので、今日はその話だけにします。ごめんなさい。セーラームーンあんまりありません。

1. 最低の大ヒット


新番組『仮面ライダーキバ』について、東映公式ページのプレスリリースにはこう書かれている。

「昨年度の『仮面ライダー電王』の大ヒットを受け、新番組は更にその可能性を広げるサプライズな内容」

大ヒットか。
視聴率(関東地区調べ)に関して言えば、『仮面ライダー電王』は、『クウガ』以降のライダーのなかで最も悪かった。年間を通じて、一度も10%を超える回がなかったライダーは初めてである(最高視聴率9.4%)。また最低視聴率の方も、初めて5%を割った(4.9%)。当然、平均視聴率も、初めて7パーセントを割った(6.9%)。要するに「最低!」(マーキュリー@Act.16)ということだ。


(えーとあんまり書きたくはないが、実写版セーラームーンは、関東地区の最高視聴率がAct.23の5.1%、最低視聴率がAct.44の1.6%、平均視聴率は3.5%である。)  


話を『電王』に戻して、では東映の言う「大ヒット」が大ボラかというと、そうでもない。作夏公開された映画『劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生!』の興行収益は、最終的には13億8千万円に達している。厳密には『電影版 獣拳戦隊ゲキレンジャー ネイネイ!ホウホウ!香港大決戦 』と『モモタロスのなつやすみ』の三本立てですけど、ともかく、昨年の東映の劇場作品で10億の大台を突破したのは、あと『大奥』(22億円)と『俺は、君のためにこそ死ににいく』(10億8千万円)の2作のみである。しかも『大奥』の封切りは2006年12月23日だったので、純粋に2007年に封切られた作品のなかでは、『電王』(とゲキ)が東映の年間トップだったわけだ。また、歴代の劇場版ライダー&戦隊もの二本立てと比較しても、非常に優秀な成績であった。

2003年 『555』&『アバレンジャー』 15.0億円
2002年 『龍 騎』&『ハリケンジャー』 14.3億円
2007年 『電 王』&『ゲキレンジャー』 13.8億円
2001年 『アギト』&『ガオレンジャー』 12.5億円
2005年 『響 鬼』&『マジレンジャー』 11.0億円
2006年 『カブト』&『ボウケンジャー』 09.5億円
2004年 『 剣 』&『デカレンジャー』 09.2億円

加えて、DVD第1巻は3万5千本を出荷して、これは昨年の『カブト』第1巻の約2倍の数字だという。要するに制作した東映としては、別に強がりでも何でもなくて、本当に「電王は大ヒット」という認識なのだろう。
そうすると、本編が低視聴率だったテレビ朝日だけがワリを喰った、と考えるべきなのだろうか。いやそうでもなさそうだ。そもそもテレビ局が視聴率を気にするのは、視聴率が下がるとスポンサーが離れるからである。視聴率が低くてもスポンサーが満足すれば、別にどんな数字だって構わない。電王はまさにそういう特殊な例だった。
まずはメインスポンサーの「夢・クリエイション・バンダイ」。私も玩具業界のことにそう詳しいわけじゃないが、バンダイのホームページには「バンダイこどもアンケート」というコーナーがあって、毎年11月には「今年のクリスマスプレゼントの内容は?」というリサーチが行なわれている。調査対象は、0歳〜12歳のお子さんをお持ちの保護者2,000人(男子1,000人、女子1,000人)である。で、男子1,000人の保護者が、どう答えているか、過去5年間を一覧すると、こうだ。

年 度   1位(%)    2位(%)    3位(%)    4 位(%)    5位(%)
2003 ゲームソフト(25.2%) アバレンジャー関連(8.4%) ゲーム機器(6.2%) ミニカー(5.8%) 仮面ライダー555関連(5.5%)
2004 ゲームソフト(26.7%) デカレンジャー関係(10.6%) ミニカー(8.2%) ゲーム機器(6.1%) アンパンマン関連(5.7%)
2005 ゲームソフト(30.5%) マジレンジャー関連(13.3%) アンパンマン関連(5.4%) 絵本・図鑑(4.4%) ウルトラマン関連(3.8%)
2006 ゲームソフト(33.3%) ボウケンジャー関連(8.9%) ゲーム機器(8.1%) アンパンマン関連(5.7%) 電車のおもちゃ(5.4%)
2007 ゲームソフト(28.9%) ゲキレンジャー関連(6.1%) 仮面ライダー電王関連(6.1%) アンパンマン関連(6.0%) ミニカー(5.3%)

1位は常にダントツでゲームソフト。あとは、まあドングリの背比べみたいなものながらも、常に戦隊ものが2位に来て、ライダーものは、2003年の『555』以来ずうっと圏外であった。ところが今年は、ゲキレンジャーと同率2位に『電王』がつけているのである。いつも以上に人気があるのだ。
そして音楽。avexは、ハタで見ている方が恥ずかしくなるくらい、商魂たくましく電王関連のCDを出しまくっている。出しまくっているということは、つまり売れまくっているのだ。オープニングテーマ曲であるAAAの『Climax Jump』は、2007年3月21日に発売されて、オリコン初登場5位をマークして2週連続ランクイン、またシリーズ後半の、番組に登場するイマジンたちが歌う別バージョン『Climax Jump DEN-LINER form』のシングルは、12月19日に発売されて初登場2位、年末から年始にかけて4週連続チャートインして、出荷枚数は10万枚を越え、すぎもとまさとの『吾亦紅』、SMAPのニューシングル『弾丸ファイター』、桑田佳祐の『ダーリン』と並んで、晴れてゴールドディスクに認定された。もちろんライダーの主題歌としては初めての快挙である。
でもこの『DEN-LINER form』(全8曲入り、30分)を「シングル」扱いされた日には、愛野美奈子の3rdアルバム『I'll Be Here』(全6曲入り、25分)の立場はどうなるのだ、という話は関係ないですね。
さらに書籍関連も売れ行きも好調で、モモタロスたちイマジンの写真集まで出ているのだが、もうだんだん部数まで調べるのが面倒になってきたよ。後は大塚製薬か。オロナミンCの売れ行きと電王の相関関係、これは分からないやね。ともかく、関連グッズもおおかた順調と考えて良さそうだ。これならたとえ視聴率が1%でも、スポンサーに不満はあるまい。テレビ朝日もやれやれである。

2. 電車と怪人


なぜ『電王』は、本編の視聴率は最低、映画や関連商品のセールスは大成功、というおかしな結果になったのか。う〜ん。どうなんでしょうね。
まあ、玩具については分からないではない。そもそも仮面ライダーというのは、昔から玩具での商品展開がしにくい作品だったと思う。ウルトラマンだったら、ウルトラマンだけではなく、怪獣のソフビ人形もあるし、地球側の防衛チームの、基地や乗り物や兵器のオモチャがある。スーパー戦隊だったら、ヒーローは複数で、それぞれ武器をもっている。しかもそのひとりひとりが、巨大化した敵と戦うために、動物型巨大ロボットに乗る。さらにそれが様々な組み合わせで合体するので、巨大ロボットが何パターンも出てくる。それがぜんぶ玩具になるのだ。さっきのバンダイのアンケートで、スーパー戦隊が常に上位にいたのも当然である。
ライダーには、ヒーロー本人以外の、そういう付加価値的要素が少ないのだ。ライダーの敵である怪人は、ウルトラマンの怪獣のように単体では売れないし、ライダーは秘密基地も持っていない。乗り物はバイクに限られていて、巨大ロボットには乗らない。私が子供の頃だって、ライダーの主力キャラクター商品は、玩具ではなく、カルビーのお菓子「仮面ライダースナック」、というかその中に入っているライダーカードだった。ただオモチャ関連ではポピーの「光る回る変身ベルト」が大ヒットした。後タカラの「変身サイボーグ1号」のライダー着せ替えセットか。これは持っていたぞ、なんて、お若い方には何のことかさっぱりわからんでしょうな。
ともかく、商売のネタは、ライダー自身のフィギュアと変身アイテムと武器ぐらいしかない。だから近年は、一人のライダーがさらに様々なフォームに変わることにしたり、ライダーそのものの数をうんと増やしたり、変身アイテムとして、ベルトだけではなく携帯やカードが必要なことにしたり、いろいろ工夫しながら、さらに新しい商品展開の糸口を模索して、いろいろ試みていたわけだ。そして今回「電車」と「イマジン」に辿りついた。これが実にナイスアイデアだったわけですね。
プラレールや『きかんしゃトーマス』の息の長い人気を見るまでもなく、電車は未就学男児にとって不動の人気アイテムだ。断言しちゃったって良いが、男というのは、子供の頃はみんな鉄ちゃんである。それをライダーに結びつけるなんて、はっきり言ってあざといね。私はこのアイデア、おそらく白倉伸一郎から出たんじゃないかと思うが、それは偏見かも知れない。
しかしライダーが電車を操縦してしまえば、それは「仮面ライダー」ではなく「仮面車掌」である。そこで『電王』では、マジンガーZの頭部みたいに、バイクが電車の操縦席にドッキングして、ライダーはバイクにまたがったまま、電車を動かす。だから電車を運転しているんだけど、ちゃんとバイクに乗っていますよ、と、そういう言い訳である。しかもこれが昇り龍みたいに宙を舞って戦うのだ。
でもこれは「等身大の変身ヒーローと怪人の戦い」というライダーの基本コンセプトを揺るがす大問題だね。ライダーを身長40mに巨大化させちゃった1994年の劇場作品『仮面ライダーJ』(脚本:上原正三/監督:雨宮慶太)以来の問題作と言ってもいい。
『仮面ライダーJ』は、ライダーの巨大化に反対する石ノ森章太郎を、スタッフがえんえんと説得して制作にこぎつけたという。しかし、最終的には折れた石ノ森先生も、できあがった作品を観て「やっぱりライダーは等身大の戦いでなくては」とあらためて思い直したのではないか。それできっと回りの人々に「もう仮面ライダーは作らない。もしオレが死んだ後、ライダーの企画が出てきたら、頼むから等身大の変身ヒーローと怪人の戦い、という原則だけは壊さないでくれよ」と言ったのである。だから石ノ森先生が1998年にご逝去され、2000年に『クウガ』が始まって、それから毎年ライダーが制作されるようになっても、石森プロは故人の遺志を尊重し、ライダーの巨大化も、巨大ロボットに乗ってのバトルも認めないのである。
と、例によって以上はただの個人的な憶測だが(おいおい)、ともかくライダーでは、巨大ロボットバトルというのも禁じ手のひとつなのだろう。しかし『電王』では、デンライナーがうねるように宙を舞って、カタパルトから各種武器を飛ばして、空中戦を繰り広げるのである。はっきり言ってドラゴン型巨大ロボットにしか見えない。ほとんど反則なのだが、でもこれは電車だからロボットではありませんよ、しかもライダーがバイクで操縦しているから、立派な仮面ライダーです、と、無理なこじつけをしているわけだ。すごい。ともかく一発変形デンライナー、これは売れたね。
それからモモタロスたち「イマジン」だ。これは従来、仮面ライダーでは人気のなかった「怪人」側からヒットキャラクターを作り出した例として、特筆すべきことなのではないか。イマジンはライダーの敵なのだが、モモタロスたちはそれぞれ訳あってライダーの側につく。でも元々が「ワルモノ」なので、しばしば行動がやんちゃに過ぎて、トラブルの種となる。
私は、児童向けのお話の成否のカギは、この種の「悪党なんだけど魅力的で憎めない奴」というサブキャラクターを造形できるかどうかにかかっている、と思う。ばいきんまんとドキンちゃんとか、最近またリメイクされた『ゲゲゲの鬼太郎』が相変わらず好評なのも、ネズミ男の存在がけっこう大きいと考えている。そういう意味で、モモタロス・ウラタロス・リュウタロスという「やんちゃでワルだが根は良い奴」という個性的なキャラクターを3人も立たせることができた段階で、『電王』の成功は約束されたんじゃないだろうか。桃太郎とか浦島太郎とかのオトギ話をモチーフにするというアイデアも、ダサイようで、しかし未就学児にはなじみやすく、秀逸である。
そして彼らが主人公の良太郎に憑いた状態で変身すると、それぞれのイマジンの属性に対応したフォームのライダーになるので、けっこうな数のフィギュアができるのだ。加えて合体フォームとか、2号ライダーのゼロノスとデネブとか、映画だけの我王とか、ほかにも色々なフィギュアが、昨年末のトイざラスには並んだ。
というわけで「電車」と「イマジン」のふたつが、電王の玩具展開を成功させた、なんてくどくど書かなくてもみんな知ってるけど。

3. やっぱ脚本だよね(と言いたかったのだが)


オモチャ関係の話題でだいぶ字数を使ってしまったので、後は省略するが、今回の『電王』の「低視聴率だけど商業的には大成功」という現象を、何というか「売るためのノウハウの蓄積が一人歩きしてしまった結果」と見なすことも、ある程度は出来ると思う。ライダーの複数化(変身パターンの多様化)とか、怪人側キャラクターの重視とか、CGの積極的導入による巨大バトルへの傾倒は、過去のシリーズで積み重ねられてきた要素だし、そういう、これまでの試行錯誤を踏まえて組まれた戦略がツボにはまって、今回の成功を導いたのかも知れない。写真集などのムックもそうだ。子どもたちはもちろん、大きいお友達やお母さんお父さんにアピールするには、どういうふうにイケメン俳優とグラビアアイドルを投入するか、というようなキャスティングの方法論も、何年にもわたって練り上げられているはずで、そういう努力の成果が書籍売り上げに反映されているのだろう。それから『龍騎』以降ずっと音楽CDを担当してきたavexにだって、それなりの宣伝戦略があるはずだし、『デカレンジャー』や『マジレンジャー』の主題歌の大ヒット(『マジレンジャー』は10万枚を超えてゴールドディスクを取った)という前例の分析もしているだろう。これら諸々の商業戦略的な努力がうまく連動して、いわば番組本体を置き去りに「大ヒット」を成立させてしまった、と言われれば、まあ、そういう側面もなくはないやね、とも思う。


えーと常連のみなさまは薄々お気づきと思いますが、私はそもそも今回『仮面ライダー電王』が大ヒットしたいちばんの原因は、小林靖子の脚本だ!」という景気のいい記事を書いて、『電王』を楽しんだ一年間の締めくくりをしたかったわけですね。つまり私、映画の興行収益からして、電王は、ここ数年で最も成功したライダーだと、勝手に思いこんでいたんです。
そしてそこに登場するイマジンたちと主人公の関係は、明らかに『セーラームーン』の後半、プリンセス・ムーンというもう一人の自分との「人格の不一致」に悩むうさぎの発展形であったし、またイマジンでありながら良太郎に味方するモモタロスたちのスタンスの書き分けは、「プリンセス」と「前世の使命」に対するセーラー戦士たちの態度を踏まえているように見えましたし、デンライナーの食堂車は、みんないずれ遠からずここを去らなきゃならない、でもここで何かを学ばない限り、次のステップには進めない、そういう思春期特有のモラトリアム空間で、つまりカラオケ「クラウン」の隠し部屋と同じ場所に思えたわけです。要するに私は『電王』を、小林靖子によるセーラームーンのリメイク的続編としてしか観ていなかったわけですが、それが「大ヒット」になったということで「やったー、これで小林靖子ファンとしては、もうセーラームーンの視聴率の低さを馬鹿にされずに済む。『電王』こそ、数字の上での実写版セーラームーンのリターン・マッチだったのだ」と締めくくるつもりだったんですね。
ところが調べてみたら、小林先生が実は『電王』でもさらに視聴率不振女王の座をゆるぎないものにしつつあることが明らかになりまして、頭かかえちゃったわけです。と同時に、なんでこんな現象が起こったのか、非常に関心をもちました。
で「視聴率不振」については、大方どういうことなのか、私なりに理解はしたつもりです。

2001年 アギト 11.7%
2000年 クウガ 09.7%
2002年 龍 騎 09.4%
2003年 555 09.3%
2005年 響 鬼 08.2%
2004年  剣  07.9%
2006年 カブト 07.7%
2007年 電 王 06.9%

これが『クウガ』以降のシリーズを、平均視聴率(関東地区調べ)順位で並べたものです。これ見りゃ一目瞭然。2000年のクウガの好評が翌年への期待感となり、アギトの視聴率を押し上げた。でもそれ以降は毎年少しずつ右肩下がり。ただし2004年の剣(ブレイド)だけはガクンと落ちすぎ。それだけですね。要するに、少しずつ下がっているので、新しい作品が最低になるのは、まあ当然な成り行きなのです。そしてこの年々の数字の低下というのは、たとえばハードディスク録画の普及や、デジタル多チャンネル化による、視聴率そのもののさらなる分散化というような全体状況を踏まえなきゃ、実質的な「低下」と言えるかどうか、よく分からないと思います。
一方で、劇場版とDVDの売れ行きの良さは、やはりこの作品がドラマとして面白かったことを証明していると思う。もちろん、佐藤健くんとか白鳥百合子さんとか秋山莉奈さんとか松本若菜さんとか、白鳥さんの後を継いだ水野亜美(少女時代)さんの個人的な魅力だ、という意見も成り立つとは思う。けれども彼らがあれほど輝けたのも、演じた役柄という触媒があってのことであり、そこを計算してキャラクターを書き込み、それぞれのキャストの持ち味を引き出したのは、やはり脚本の力だ。それからタロスさんたちイマジンだって、やはりドラマのなかのキャラクターとして魅力がなければ、ここまでのセールスにはつながらなかったに違いない。電車(デンライナー)の設定も、いかにもあざといが、タイムトラベルのための乗り物ということで、なんとなく強引に納得させられちゃったのも凄い。だんだん説得力がなくなってきた気がするが、もうとにかく小林靖子ばんざい。
というような話をまとめようと思ったのである。今回は。そしてこれは無理矢理な理屈ではなく、私なりには間違っていないと思う。ただ、前半でいろいろな数字を整理するのに手間取って、肝心の後半に委曲を尽くすヒマがなくなってしまいました。よくあることですが。それに「視聴率最低の大ヒット」というのは、やはりちょっとした謎である。
昨年末に「視聴率」をテーマにした際(第123回)、私は、視聴率なんて、本当の意味での番組の人気をはかるバロメーターにはなりえない、ということを書いた。それはまあ、観る側がそういうデータに振り回されず、自分の評価する番組を観ればいい、という程度のつもりだったのだが、ひょっとすると作る側にとっても、すでに視聴率という数字がほとんど意味をなさない時代が来つつあるのかも知れない。


ということで、どうも最近、だらだら続けているDVDレビュー以外の記事は尻切れトンボが多いような気がするが、本日は時間と肩こりの都合で、ここまで。


最後にオマケとして、今回使おうと思っていたけど、話がそこまで行かなかった、2004年バンダイ子供アンケート女子の部(0歳〜12歳の女の子を持つ保護者1,000人)のデータを並べて終わります。解説はなし。
まず2004年、お子さまの好きなキャラクターは何ですか?(調査対象1000人)

1位 アンパンマン      20.3%
2位 くまのプーさん     12.5%
3位 ハローキティ      11.3%
4位 セーラームーン     07.8%
5位 プリキュア       05.8%
6位 ポケモン        05.4%
7位 ハム太郎        05.2%
8位 ドラえもん       04.9%
9位 ウサハナ        03.6%
10位 ディズニー・プリンセス 03.6%

うち、3歳から5歳までの女子246人に対する「今年のクリスマスプレゼントの内容は?」

1位 パソコン玩具      2.4%
2位 自転車         2.4%
3位 セーラームーン関係   2.0%
4位 人形          1.7%
5位 知育玩具        1.3%     

んじゃそういうことで。ゲキレンジャー最終回始まるよ。