実写版『美少女戦士セーラームーン』ファンブログ


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【第23回】えーっ2時40分なの?の巻(河辺千恵子)


 いや参ったな。今日はちょっと疲れ気味で、しかもつき合い酒まであった。でも実写版再放送も時間が早まったことだし、ほんの30分でもこういう時は助かるよなあ、と思ってけっこう明るい気分で帰宅したのだ。
 そういえば帰路の地下鉄東山線で面白いものを見た。もちろん死体ではない。来る7月25日、26日、27日と、中日ドラゴンズはナゴヤドームに阪神タイガースを迎えて三連戦を行う。首位争いだ。でその「熱い試合を浴衣で涼しく見よう」という「ゆかたデー」キャンペーンのポスターが車内に貼ってあった。三人娘の真ん中が、ドラゴンズのマスコットキャラクターのゆかたを着ている。これだ。ナゴヤドームに「ゆかたで来場すると、うれしいサービス盛りだくさん!」とあるわりに、特典は「タオルハンカチプレゼント」か。あと浴衣着て売店で500円以上買い物すると、味噌カツ一本とか、名古屋コーチンプリンとかが貰えるんだって。なんだそれだけか。名古屋だなあ。関西支部に笑われるぞ。
 いきなり脱線した。話を戻すと、そんなポスターを眺めながらぼんやり家に帰って新聞を見たら、なんと中央局のTBSが、夜11:50分から『明石家さんま特番〜白洲次郎に会いに行く』という1時間半の特番を組んでいて、こちら地方局CBCもそのあおりを食らって、以降の深夜番組が25分ずつ遅れるという。それで今夜の実写版の放送開始時間は2時40分なのです。以前とほとんど変わらない。来週からはまた2時15分に戻るはずだが、しかし野球中継の心配がなくなったとホッとしていたところへ思わぬ伏兵が。なんでこんな時間帯に特番を入れるかな。別に明石家さんまにも白州次郎にも、ついでに白州正子にも含むところはないのだが。
 それにしても、これは私一人の問題ではない(と思う)。先々週から時間帯が早くなったのがきっかけで見始めた、新しい視聴者のみなさんもいるかも知れない、先々週と言えばAct.14だ。四人の振り袖姿に「何なんだこの蒸し暑い夜に。でもみんな可愛いな。ちょっとこれ観てみよう」と思った方がいるかも知れない。そして「うさぎちゃんを、返して」で浜千咲の魅力を初めて知った方もいるかも知れないのである。そういう人のハートをがっちりとつかまえてひきずりこんでエナジーを吸い取るには絶好の「勝負回」Act.16なんですよ今夜は。まったく。だいたい、いくら深夜だからといって、放送時間をこんなにころころ変えていいのか?告知もなしに。
 そして私は眠い。ちょっと酒も入っているし、ここで寝たら、たぶん朝まで起きない。どうやってそれまでの時間を引っ張ろうか。書類仕事は残っているのだが、前にそれをやって途中で寝てしまい、Act.8を見逃した苦い想い出がある。いつものように『M14の追憶』でも見に行くか。でもあそこは昨日から飛行機の時刻表を使ったアリバイトリックやってるし(違うだろ)。とにかく時刻表を見ていても眠くなるんだ私は。今日は読みに行くのを止めておこう。と思ったが行ってしまった。というか書き込みまでしてしまった。ついでに過去ログへ飛んでAct.16の台本比較に目を通しておこうかとも思ったが、それは止めにした。事前にそういうことをすると、もう新しいレビューなんか書けなくなっちゃうのである。それでまた手持ちぶさたになった。
 そこで思いついた。そうだAct.16レビューのマクラにと思って調べておいた資料があった。あれをネタに短い日記を書いていればいいんだ。それだったら眠らないや。いやだいぶ長い前置きで申し訳ない。なにしろ今回は、完全に私の個人的な都合で書いているのだ。それも「眠らないため」という。そんな理由でブログ書く人なんているのだろうか。


 というわけでようやく本題だ。原作でもアニメでも実写版でも、うさぎたちセーラー戦士は「14歳、中2」として登場するが、実写版で5人を演じた彼女たちの実年齢はどうだったのか。これはみなさんご存知だろうが、歳の順に一覧表にしておく。最後のカッコの中が、Act.16が最初に放送された2004年1月の時点の年齢である。

小松 彩夏 1986年 7月23日生まれ(17歳)
北川 景子 1986年 8月22日生まれ(17歳)
安座間美優 1986年12月26日生まれ(17歳)
沢井 美優 1987年10月23日生まれ(16歳)
浜  千咲 1988年11月10日生まれ(15歳)

 そうだ。この場を借りて、忘れないうちに書いておこう。ちょっと早いけど、ハッピーバースデー小松彩夏。もうすぐお誕生日。20代に一番乗りだ。これからも、袋とじの世界に行かない程度に、アダルトでセクシーな魅力に磨きをかけて欲しい。
 私は以前、だいぶ前の日記で、五人のなかであなたがいちばん危なっかしいと書いたことがある。それは、やたらとグラビア仕事が多くなっていくあなたを見ていて、なんだか人の良いあなたが、悪いカメラマンのおじさんたちに、好きなように言いくるめられて、どんどん脱がされて、気がついたら大変なことになってしまっていそうな不安があったからだ。
 でもあなたのブログを、タダで読めるところだけちょこちょこ読んでいるうちに、だいぶ考えを改めた。スタバの話題を書けば、ファンのみんなもスタバに行って、ああ小松彩夏と一緒のメニューだなんて気分を共有できる。東北なまりの話題は、そういうスキを自分から見せてファンに突っ込みどころを作ってあげているのだと思う。やってみたいコスプレはスチュワーデス、なんてファンのツボを直撃する答えは誰にでもできるものじゃない。北川さんや安座間さんの名前もちらちら入れて、セーラーヴィーナスのポーズをとった写真も貼り付けて、ちゃんと実写版のファンへの目配せも欠かさない。危なっかしそうに見えるところも、あなたがそう見せているのであって、要するにリアル・プロフェッショナルなのだ。
 いまさら気づくなよと熱心なファンの方々に叱られそうだが、いやとにかく私が悪かった。くれぐれも身体に気をつけてください。もうすぐ誕生日イベントのバスツアーですね。参加されるみなさんのご報告を楽しみにしております。
 そして来月は北川景子が20歳か。きっとD.Sさん周辺で盛大な祭りがあることだろう。ともかく、お二人が悔いのない20代を送って下さることを心より願っています。「なんて短いの わたしたちの現世(いま)は」って、私の大好きなセラミュの曲の歌詞を贈ります。なんて成人式のスピーチみたいなことを言っている私は何を書いていたんだったかな。そうだキャストの生年月日だ。
 まあセーラー戦士五人についての上のようなリストはみなさんご覧になったこともあるとは思うが、次のこれはどうかな。これはうさぎのクラスメートたちの一覧だ。つまりうさぎと亜美、それに大阪なる役の河辺千恵子、阿部香奈美役の平井愛子、木村桃子役の清浦夏実、ついでにまだ出てきてはいないが、黒木ミオ役の有紗である。

平井 愛子 1986年10月10日生まれ(17歳)
河辺千恵子 1987年 2月24日生まれ(16歳)
沢井 美優 1987年10月23日生まれ(16歳)
有   紗 1988年 4月16日生まれ(15歳)
浜  千咲 1988年11月10日生まれ(15歳)
清浦 夏実 1990年 7月 4日生まれ(13歳)

 Act.16で本格的デビューを飾る山本ひこえもん君の情報がなくて、このリストに加えられないことが残念で仕方ないが、ともかくこうなる。香奈美を演じた平井愛子の実年齢がうさぎやなるよりも上で、小松・北川・安座間と同い年だったというのがちょっと驚きである。そうかカナミ、クラスでは一番お姉さんだったんだね。身長150というのにごまかされていたな。逆にモモコの清浦夏美は13歳か。背が高いので逆だと思っていたぞ。有紗もなんかすごい。あんた沢井美優より年下か。浜千咲と同い年か。しかし有紗と浜千咲が同年というのは、それはそれで説得力があるような気もする。二人ともある意味、魔性の女だ。
 で、大阪なる。実はなるちゃんが本題だったのだ。河辺千恵子って、みなさんもっともっとお姉さんっぽく感じていませんでしたか?
 Act.1で初めて見たとき、セーラームーンミュージカルで亜美を演じた彼女のファンだった私は、あの可憐な亜美ちゃんが、だいぶ成長したなあ。実写版にも出てきてくれたのは嬉しいが、これでうさぎと同い年というのは、ちょっと苦しくないか、と感じた。だいぶ歳の差があるような印象を受けたのだ。背が高かったせいと、目鼻立ちがいっそうくっきりしてきたせいと、それから河辺千恵子流の「大阪なる」という役へのアプローチがあったからだろう。
 ミュージカルの亜美=マーキュリーのときも、河辺千恵子は、はっきり自己主張していた。ただ、そこが才能なのだが、明るくて芯のある「河辺千恵子」という個性を存分に発揮しながらも、戦士たちのなかではいちばん控え目で、優しそうで、可憐な亜美ちゃんという役柄の、大事な勘所は決して外さず、しっかり押さえていた。
 で、今回もそうだ。原作のなるは、活発ではあるが純情で、感傷的で、いかにもお金持ちのお嬢さん、といったタイプだ。これに対して河辺千恵子のなるは元気娘で、芯がある。それでいて、どんなミーハーなことをやっても、それなりに育ちの良いお嬢様ふうの「品」を感じさせるし、無邪気なうさぎを包み込むような温もりを感じさせる点も、どこか原作のなるに相通ずるものがある。だからちゃんと「大阪なる」になっている。そういうふうに、自分の個性と役のキャラクターを上手にまとめあげる力が、河辺千恵子にはあるのだ。
 そんな河辺千恵子の達者なキャラクターの造形力に、Act.1の沢井美優はまだまだ負けている。そのへんも、何かかなりの年の差を感じさせ、なるちゃんを「お姉さん」に見せた原因なのではないかと思う。
ところが実際のところ河辺千恵子は、学年は違うが生年は沢井美優と一緒だ。「学年は違うが」っていうのも、分かったような分からないような話だが。
 で、なにが言いたいかというと、だからみなさんも、今度Act.16をご覧になるときは、そういう目で観て欲しいということなのだ。河辺千恵子と浜千咲が対立すると、どうしても、なんかコワイお姉さんにガン飛ばされる気弱な少女、という構図になって、ますますなるちゃんがワルく見えてしまう。そのへんをですね、そうは言ってもなるちゃん、本当は美奈子やレイやまことよりも年下なんだよ、という温かい目で、ひとつ見守っていただきたい。ということです。

 えーとただいま2時30分を過ぎました。そういうわけで、私の勝手な事情で始めた今回の日記、これで終わりです。これからAct.16本編を観て、2、3日後に更新しますので、そちらもひとつよろしく。


 明日は(もう今日だが)幼稚園と小学校の終業式だなあ。私も夏休み欲しい。


 P.S. いまAct.16を観終わったところなのだが、どうしても書き足さなければならない衝撃の結末が待っていた。クッキーを渡しに地場衛のマンションを訪ねたうさぎが、衛と親しげに腕を組む陽菜を目撃する、そのエンディング場面で画面の上に「次回は3:10分から放送します」のテロップが。これはCBCからの挑戦状なのか?どうして私をそこまで苦しめる?