実写版『美少女戦士セーラームーン』ファンブログ


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【第1029回】美海ちゃん危機一髪の巻(北川景子『あなたを奪ったその日から』レビューその23)


 先日、東京女子流のインターネットラジオを聞いていてびっくりした。沖縄の新しいローカルアイドル・グループとしてB.B.WAVESが紹介されたのである。いや新しいどころか、結成は今から30年近く前になるのだが。でもかかった局はパリパリの新曲であった。一昨年、新メンバーで再結成されていたのだ。知らなかった。



 このブログでも一度は試みて挫折したように、B.B.WAVESの歴史はめちゃくちゃに複雑である。なにせ結成時点で正確に何人のメンバーがいたかすら分からない。ともかく、分かる限りの来歴をたどってみよう。



 いまから30年前、1995年1月、安室奈美恵 with SUPER MONKEYSがセカンドシングル「Try Me 〜私を信じて〜」でブレイクしたころ、沖縄アクターズスクールは、彼女たちに続く次世代スターの育成プロジェクトを開始した。



 1995年11月にはローティーンの少女ユニット「BRAND-NEW KIDS」から、島袋寛子・今井絵理子・上原多香子・新垣仁絵の4人を選抜してメジャーデビューをめざす(上京するまでSPEEDというグループ名はついていなかった)。



 そして1996年、当時沖縄アクターズスクールに在籍していた生徒約450名の中からざっくり120名くらいを選抜した大所帯のデビュー予備軍グループ「B.B.WAVES」を結成。沖縄テレビの番組『BOOM BOOM』(1996年〜2001年)を主戦場に活躍した。



 そして翌1997年になるとここからFolder(1997年)がデビュー。センターは三浦大知。レコード会社はAvex。平均年齢12歳。すごいっすね。


安座間美優・喜友名星・又吉舞


 安座間美優がB.B.WAVESのメンバーになった正確な日付はわからないが、インタビューで「小学校4年で芸能活動を始めた」と言っていたからおそらく1996年、初期メンバーである。で、1999年にB.B.WAVES内で又吉舞・喜友名星と「舞・美優・ティアラ」の3人組ユニットを結成、2001年の春に沖縄アクターズスクールを離れるまで活動していたようだ。



 アクターズを辞めた後は、ちょっとグラビア系の仕事にも行きかけたものの、秋にミス・セブンティーンに選出され、翌2003年に実写版セーラームーンに御出演、という流れになる。



 一方、沖縄アクターズスクールはこの頃生徒数が急激に落ち込み、「才能を見出す天才」創設者のマキノ正幸と、その娘の「育てる天才」チーフインストラクターの牧野アンナの仲がこじれてくる。結局アンナは父と決裂して自分のダンス教室を初め、スクールの活動は停滞する。



 2009年には大阪の芸能プロダクション「創叡」がアクターズと業務提携して「OSAKA B.B. WAVE」を結成。「道頓堀と九条を中心に活動するダンス&ボーカルアイドルユニット」として活動を開始して、マニアから「実力派」として注目された。



 だが集客に苦戦し、メンバーも徐々に脱退して、2016年1月に解散、翌2月には事務所も営業を終了したという。(このグループについてはほぼ知らないので、ネットで集めた資料をまとめております。間違っていたら申し訳ありません。)


2022年「大復活祭」又吉舞と安座間美優


 2021年の初め、新型コロナ流行の渦中にあって、ながらく絶縁状態だったマキノ正幸と娘のアンナが和解。これをきっかけにアンナは、沖縄アクターズスクールの卒業生たちが一同に会する「大復活祭」を企画、2022年に沖縄本土復帰50周年記念イベントとして実現する。





 ステージに立った元Folderの三浦大知やDA PUMPのISSA、それにMAXといった面々は終演後、牧野アンナに向かって異口同音にアクターズスクールの復活を熱く訴え、協力を申し出た。その後押しもあって、牧野は病気療養中の父の思いを継いでアクターズスクールの再興を決意する。(マキノ正幸はその後2024年、83歳で御逝去。)


牧野アンナと安座間美優


 こうして2023年、沖縄アクターズスクールと次世代スター養成ユニットB. B. WAVESは復活をとげた。



 新生B.B.WAVESは、2023年には沖縄市民会館(1500席)、2024年には沖縄コンベンションセンター(1700席)でのワンマンライブを成功させて、明日2025年10月13日は同じく沖縄コンベンションセンターで、27年ぶりに凱旋をはたすMAXとジョイントである。



 実は、安座間美優が2022年の大復活祭に出演した話については、このブログもどこかで詳しく触れたつもりでいた。ところが今回、思いもよらないきっかけでB.B. WAVESの復活を耳にして、改めて大復活祭の自分の記事を振り返ってみようと思ったんだけど、何も書いてなかった。あれぇ?おっかしいなあ……ということも、歳を取ると増えてくるのでもう気にしないことにした。



 いろいろ遠回りしてごめんなさい。本題に取り組む時間がまたしても少なくなってしまった『あなたを奪ったその日から』第6話レビューの続きです(2025年5月26日放送、脚本:池田奈津子/撮影:白石利彦/照明:磯辺大和/演出:松木創/企画:水野綾子/プロデュース:三方祐人/制作:カンテレ・共同テレビ)。



 目当ての「ロイヤルブルー帯2059F特別団体専用車両」が来ないので夕方まで撮影待機していた美海(一色香澄)は、ちょっと気になるイケメンの駅員、柊大地(小林虎之介)に、お目当ての列車が来るのは今日ではなく、一週間後であると聞かされて愕然。時計を見ればもう午後5時半をまわっている。このままだと帰宅が予定を大幅に遅れる。



美 海「やっばい! 帰んなきゃ」



 とにかくお母さんはむちゃくちゃ心配性、一刻も早く帰らなければ。美海は焦ったあまりホームのベンチに携帯を落としていったことにも気づかない。



 大慌てで走っていても、あたりは次第に暗くなる。時計をみれば6時40分を回っている。



 これはまずい。ひとまずお母さんに電話しなくちゃ……と、ここで美海は初めて、自分が携帯を持っていないことに気づいた。リュックの中を探しても出てこない。





 思い返してみて、駅に忘れてきた可能性に思い当たり、急いで取り戻しに引き返そうとするのだが……。



 府中街道と新小金井街道が交差する地下路(是政交番前交差点)で、暗がりの中に怪しげな人影が見える。



 普段だったらこんな時間でなくても通らないのだが、駅まで戻る近道なのだ。美海はおそるおそる歩き出す。



 が、向こうからやってきたチンピラに、すれちがいざま突き飛ばされ、手を着いたところに砕けたビンの破片があって、手のひらを傷つけてしまう。



 そこへ近寄ってきたのが、何を考えているのかわからない不気味な男。演じているのは、何を考えているのかわからない不気味な男の役が多い比佐仁。



何を考えているのかわからない不気味な男「大丈夫?」



美 海「……」



何を考えているのかわからない不気味な男「……いくつ?……」



 一方、美海が電話に応答しないので、すでに半分パニック状態の紘海(北川景子)は、ガールズバーで仕事中の初芽ちゃん(小川李奈)や「はちどり保育園」の雪子先生(原日出子)など、心当たりのあるところに片っ端から電話をかけていく。



初 芽「え? 美海ちゃん?」



紘 海「うん。まだうちに帰っていないんだけど、初芽ちゃん知らない?」



初 芽「いや……知りませんけど」



紘 海「そう……ごめんね、仕事中に」



初 芽「えっ大丈夫ですか?」



紘 海「あぁ、大丈夫大丈夫。あの子ったらどこをほっつき歩いているんだか」



(電話を切る)



╳    ╳    ╳



紘 海「雪子先生、美海がそちらに行っていませんか?」



雪 子「美海ちゃん? 来てないわよ」



紘 海「……そうですか……すみません」



雪 子「紘海先生どうしたの?」



紘 海「いえ、大丈夫です。どこかで遊んでいるんだと思います。失礼します」



 と、口では言いながら、内心では胸が張り裂けそうなくらい心配な紘海は、美海を探して街をさまよい歩く。



 道行く人に美海の画像を見せて、見かけなかったか尋ねていると、ふと、美海とそれほど歳の変わらなそうな男子が、焼き芋を買い食いしている姿が目に留まる。



 焼き芋はスーパーの名前が印刷された紙袋に入っている。そうだ、暗くなったが、まだスーパーはぜんぜん開いている時間なのだ。



 それを見た紘海は、前日に美海が「お母さんの働いているスーパー見てみたかったんだよね。なんかかっこいい名前のスーパーだし」と言っていていたことを思い出した。



もしかして……。紘海はただちにスイッチバック碑文谷店に向かう。




 店内を廻っても美海は見つからない。次第に平常心を失って、ついついそこに居たスタッフ(久保山知洋)を問い詰めてしまう。するとそこに、店の様子を見に来ていたらしい結城旭(大森南朋)が。

 



紘 海「あの私、本社の中越です。中学生の女の子を探しているんですけど」
スタッフ「え?」



紘 海「娘なんです、見かけませんでしたか?」



 旭 「中越さん?」



 旭 「娘さん、どうかしたんですか?」



紘 海「むむすむす、むすめが、むすめが、娘がぁっ」



 旭 「中越さん、落ち着いてください」



 旭 「何があったか最初から話してください」



紘 海「娘が、家に帰ったら居なくて、とっくに帰っている時間なんですけど、電話もつながらなくて」



 旭 「何時に帰るはずだったんですか?」



紘 海「うっ…うっ…6時です……」
 旭 「2時間か……」



 旭 「警察には?」



紘 海(首を横に振る)



 旭 「行きましょう、僕も一緒に行きます」



 旭 「迷っている場合じゃないでしょ!」



スタッフ「私、タクシー呼んできます」
 旭 「お願いします!」



スタッフ「はい!」



 旭 「行きましょう」


 警察に、しかも結城旭と一緒に行く。思いも寄らぬ展開になり、思考停止してしまう紘海。でも客観的に見れば、何も事情を知らない旭の叱咤のほうが断然正しいのだ。しかも事態は、さらにのっぴきならない状況へ。



 旭 「遅いなぁ」
紘 海「……」



 旭 「お嬢さん、名前は?」
紘 海「美海です」
 旭 「写真はありますか?」



紘 海「……えっ?……」



 旭 「警察に見せるための」



紘 海「……はっ……はい……」



 旭 「できるだけ、顔がはっきり分かる方が良い」



紘 海(……この人は……)



紘 海(娘の顔を分かるだろうか?)



紘 海(三歳の時に別れた娘顔を……)



 旭 「中越さん?」



 笑顔の美海の画像を出して、恐る恐る旭に差し出す紘海。さあどうなる?





 というところで本日はこれくらいにさせていただきます。そろそろ秋らしくなってきましたね。なんとか年内に『あなたを奪ったその日から』レビューを終えたいのですがね。
 でわ。明日も休日出勤だなぁ。