実写版『美少女戦士セーラームーン』ファンブログ


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【第571回】いろいろありますの巻


 浦井健治ファースト・アルバム『Wonderland』のビジュアルが公開された。収録曲目が気になるところですね。



 土曜日の遅くに出張から帰ったこともあって、今日は『黒い樹海』レビューは一休み。雑談でお茶を濁します。
 ところで、出張先のホテルでテレビをつけたら久しぶりにズムサタを目にした。望月理恵と岸本梓がなぜか女子高生のコスプレで、イベントとかをレポートしている。



 悪いけどモッチはすでにアラフォーと呼べるのもギリギリというあたり、アズーはご出産を経験されている。でもこれなら、私だったらぜんぜんいけるぞ(何を言っておるのか)。
 一昔前は、こういうズムサタのコスプレレポートには安座間美優も一枚噛んでいたものである。ウソだと思うならM14さんの当時の記事をお読みください(ここ)。ズムサタポリス、懐かしいね。

1. 事件のその後


 さて、直接セーラームーンに関わりのある役者さんではないが、こんなニュースが飛び込んだ。


D-BOYSの高橋龍輝が芸能界引退を発表 体の治療に専念


俳優集団「D-BOYS」の高橋龍輝(23)が8日、自身のブログを更新。体の治療に集中するため、芸能界を引退すると発表した。
 「みなさんへ」というエントリーで「この度、高橋龍輝は、体の治療に集中するため、俳優集団D-BOYSを卒業するとともに、芸能界を卒業します。突然のお知らせでびっくりされた方も多いかと思います。申し訳ございません」と報告。今月30日をもってオフィシャルブログを終了することも発表した。
 病名は明かしていないが「先月から少しずつ、体がおかしいと思っていて、病院にかかったところ、詳しい検査が必要だと言われました。その結果、長期の療養が必要であることが分かり、家族やスタッフさんと話し合いを重ねた結果、やはり体が一番大切ということで、こうした結論に至りました」と芸能界引退の理由を説明した。(「スポニチアネックス」2016年6月8日配信)


 病名がよく分からないところが、いまひとつ、どういうことなんだろう、という気にもさせられる。中村優一は腰痛だった、なんてこと考えても仕方ないか。とにかく高橋龍輝といえば、なんてったって『仮面ライダーフォーゼ』の歌星賢吾(読み方は「ウタホシ・ケンゴ」で、これを並べ替えると「ホンゴウ・タケシ」になるというアナグラム)役が代表作ということになるだろう。



 でも賢吾ってひ弱で、最終回とかでも姿が消えてしまいそうになったりしたので、そういうイメージが重なってしまう。なんて変なこと言うのはよくないか。若いので焦りもあるだろうけど、しっかり療養してください。



 というわけで、実写版セーラームーンと同じ学園青春変身特撮ドラマ(でもないか)『仮面ライダーフォーゼ』第1話「青・春・変・身」(2011年9月4日放送、脚本:中島かずき/撮影:倉田幸治/監督:坂本浩一)の冒頭シーン。ニヒルな賢吾と熱血、弦太朗(福士蒼汰)の出会い。



女生徒「賢吾先輩」



女生徒「これ、読んでください」






賢 吾「時間の無駄だ」






弦太朗「おい」



弦太朗「捨てる奴があるか!」



弦太朗「人から貰った手紙はちゃんと読め」



弦太朗「相手の想いはきちんと受けとめろ」



弦太朗「断るんなら拾ってから断れ。それが礼儀ってもんだ」



弦太朗「待ってろ」




弦太朗「痛ってえぇ!」



賢 吾「バカの極みだな」


 ここで「賢吾にラブレターを渡す女子高生」の役を演じていたのが冨田真由。




 最近とても恐ろしい目にあった人だけど、先日なんとか意識を回復されたようだ。


 東京都小金井市で、アイドル活動をしていた亜細亜大3年、冨田真由さん(20)が刺された事件で、重体だった冨田さんの意識が回復していたことが7日、複数の関係者への取材で分かった。警視庁は冨田さんの容体が安定し、医師らの許可が得られ次第、事件当時の状況などについて話を聴く方針。
 関係者によると、冨田さんは3日ごろに意識を取り戻した。事件発生以降、都内の病院の集中治療室(ICU)で治療を続けており、意識が回復するのは約2週間ぶり。
 冨田さんは首や胸など20カ所以上をナイフで刺されており、首付近の傷が特に深かったが、捜査関係者によると、心臓など内臓への損傷は免れていたという。(「産経ニュース」2016年6月7日)


 良かった、などと簡単にはまだ言えない状況ではあるが、それでもひとまず安堵の吐息が漏れる。
 彼女が刺された小金井市付近にはFM府中のスタジオがあって、そこで放送されていたラジオ番組「小川トモヨのRadio Drive」も再開されたようだ。kuuleiブログよりトモヨさんのメッセージ。


おはようございます。
報道で御存知の方も多くいらっしゃると思いますが、、
ラジオをやらせていただいているFM府中のスタジオの入口付近で女性が襲われるという事件が起きてしまいました。
色々な想いはありますが、今はただただ被害に遭われた方の回復を祈るばかりです。
誠に勝手ではありますが、放送はしばらくおやすみをさせていただきます。
ご理解の程、よろしくお願い致します。(2016年5月23日)


╳    ╳    ╳


すっかりご無沙汰してしまいました。
お元気ですかー?
私はぼちぼちです。笑
さて、先月FM府中のスタジオ付近で起きた事件をうけ番組をおやすみしていましたが来週から再開させていただくことになりました。
これからもよろしくお願いします!(2016年6月8日)


  実際、彼女は地下アイドルとか呼ばれていた時代があった。もうずっと以前、名古屋を拠点に「弓原七海」を名乗っていたころの話だ。中京テレビの『ウキ→ビジュ』という番組の「今週の地下アイドル」のコーナーで、ライブの模様がさわり程度にチラッと流れた(2008年5月29日オンエア)。そのとき歌っていたのが「あなたの声」とそれから「キラリ☆セーラードリーム!」だった。テロップに「あの大人気美少女アニメの主題歌も担当したことがある」と出ていたが、それアニメじゃないから、なんて、このブログでもコメント欄で番組レポートしました。
 あれからもう8年経った。その間、彼女は事務所を辞めて名古屋を離れ(別に住んでいたわけでもないが)それからほどなくして、kuuleiのトモヨとしてライブを中心に活動を再開した。



 いまではインディーズのシンガーソングライターで、誰もアイドル扱いなんかしないだろうけど、でも被害者の人も、かつてはアイドル活動していて特撮番組にもかかわりがあって、今はシンガーソングライターと、見方によっては近いフィールドにいたと言えなくもない。私自身も、事件を聞いて最初に思い浮かべたのは小枝さん、いやトモヨさんのことだったし、このラジオ番組見合わせを聞いて、ちょっとホッとしたのは事実だった。ともあれ、復活「小川トモヨのRadio Drive」頑張ってください。
 いまだにライブを聴く機会がなくて残念なんですが(3年ほど前、ひさびさに名古屋に来られて、友利花さんとカフェライブされた時には、のんびり構えていたらチケットがアッと言う間にソールド・アウトになっちまったという初歩的ミスを犯しました)いずれはきっと、こちらの東京行きとライブスケジュールを合わせます。
 というわけで、この項、題材が題材だけに、書くか書くまいか迷っていたんだけど、これだけ長くブログを綴っていると、だいぶ後になって過去ログを読み返して「ああこのころこんな事件があったな」と思い返す、備忘録的な意味合いも強くなってきたので、ちょっと記録しておいた。

2. 「この泥棒猫!」


 次の話題は、毎週木曜日の午後10時よりフジテレビ系で放送されているドラマ『早子先生、結婚するって本当ですか?』の第7話(2016年6月2日放送、脚本:水橋文美江・阿相クミコ/撮影:星谷健司/演出:山内太典)より、沢井美優さんご出演の場面です。



 このドラマも、前回の『仮面ライダーアマゾンズ』と同様、第1話からこの第7話まで、ほぼ観ていないのですが(なので間違いがあったらぜひ御指摘ください)小学校の先生をやっているヒロインの早子先生(松下奈緒)や同僚の先生たちが、仕事と恋愛・家族と結婚といった板ばさみに悩みながらもベストパートナーを探す恋愛ドラマみたいだ(いい加減なまとめ)。
 で、この第7話には、ゲストとして平岡祐太が出てくる。平岡祐太は、早子先生の同僚のミカ先生(貫地谷しほり)の大学時代の同じサークルの先輩で、今は大手の銀行員である。ドラマは、貫地谷しほりがヒロイン松下奈緒の家を訪ねていたら、ちょうどそこに元カレ(?)平岡祐太がひょっこり登場し、て運命の再会をはたす……というところから始まる。平岡祐太は商店街のフィナンシャルプランナーとして、豆腐屋をやっている松下奈緒の父親を訪問したところだった。
 それで、貫地谷さんと平岡祐太は昔話に花を咲かせたりデートしたりするんだけど、そのへんは省略。




 後半、地元の祭りに、営業マンの平岡祐太も、率先してお手伝いで参加。



早 子「あ、香川さん?」
香 川「ああどうも」
早 子「どうも……あれ、ミカ先生は一緒じゃないんですか?」
香 川「ああ、もうすぐ来ると思いますけど、あ、持ちましょうか」



早 子「あ、すみません、助かります」



香 川「あの、お父様とお母さまには先ほどお会いして」





早 子「いきってたでしょう。もうお祭り大好きで」


 何となくソワソワ気味の平岡祐太。実は本社から移動を命じられたので、今回のお祭りのお手伝いが、この地区担当としての最後のご奉仕になりそうなのだ。その話を切り出そうとしているんだが、見ようによってはカップルが仲むつまじく会話しているようでもある二人を、遠方からじっと見つめる怪しい人影。



香 川「その際にお伝えしたんですが、実は急な異動で……」



香 川「あ!」



早 子「どうしました?」


ちょうどその時、やや遅れて追いついた貫地谷しほりも二人に声を掛け、近くに行こうとしたのだが……。



 しかしそれより早く、Pムーンの怒りのナパームが爆発する。体育会系の身のこなしである。






遥 香「この泥棒猫!」







香 川「遥香、何をやってるんだよ」



香 川「大丈夫ですか?」
遥 香「離して!」



遥 香「私、納得してないから」
香 川「だからそれは何度も話し合ったろう、おれはもう」



遥 香「私別れたくない。お願い、もう一度」
香 川「おれはもう……」



遥 香「やだぁ……」



 いやあ、沢井美優自身ブログで書いていたが「この泥棒猫!」そしてビンタなんて芝居、いまどきゴールデンのドラマで体験するとは。でも沢井さんの演技は、「この泥棒猫」だろうが「このカピバラ女」だろうが「くそガール」だろうが(それは内博貴だよ)セリフがどんなのでも迷いがありません。
 いずれにせよ、沢井さん演じる遥香は、松下奈緒を平岡祐太の新しい彼女だと思って逆上中。でも平岡祐太は、ちゃんと別れ話はすませている感じ。しかも、貫地谷しほりもちょうどやってきて、遠方からこの修羅場を見守っているという、けっこう面倒くさい三つドモエの関係。
 でもここで松下奈緒が予想外の行動に出る。「いやいやいや私関係ありません」とかじゃなくて、たぶん、奥手な貫地谷しほりになり代わったんだろうけど、彼女の気持ちを二人の前で吐露するのである。



早 子「私だって別れるの嫌です!」



ミ カ「え?」



香 川「は?」



早 子「香川先輩とはもう別れられない」



遥 香「先輩?」


 で、ここから先は松下奈緒の長ゼリフの一人芝居なので、巻いていきます。いや厳密に言うと、それを影からじっと見て聞いている貫地谷しほりの芝居も絡む。沢井美優が語られている相手なのに、ほとんど芝居からは置いてけぼりで、平岡祐太も同様だ。



早 子「あ、え〜と、私の方が先輩に見えるかも知れないけど、あの、浪人したんで先輩なんです。同じサークルの。ねえ先輩。ほんとほんと。一緒に余興で漫才やったんですよ。ぜんぜん受けなかったけど」



早 子「先輩はどうだったか分かりませんけど、すっごく楽しかったんです。久しぶりに無邪気に笑いました」



早 子「会えて良かった。好きだったんです。学生のころは28万円の方に目がくらんじゃったけど、100円ショップの口紅のこと、とってもきれいな色だなあって」



早 子「今でもときどき想い出してたんです。気づかなくてバカだったなあって。後悔してたんです。せっかく再会したのに、せっかく始まりかけたのに……」



早 子「お願いします。気が済むまで私のことを殴ってください。それで気が済むんだったら、私平気ですから。私のことボコボコに殴ってください。そして、そしてどうかこの恋を、ようやく始まりかけたこの恋を……お願い、お願いします、壊さないで……」



早 子「不器用なんです。ホントはすごく。何でもできて、おしゃれで、すいすい生きているように見えるけど、でもホントはすごく不器用なんです。泥棒猫だなんて、そんなその、そんな……あの、お願い、お願いします」


 そしてここで貫地谷しほりも登場。






 この人はほんとうに、セリフ一個もなくても、ただ画面に出てくるだけで小憎らしいくらい女優のオーラがあって、場面をかっさらっていく。



ミ カ「アホ!」



ミ カ「アホだなぁ」



ミ カ「でも、ありがとう」


 最後はオチ。実は平岡祐太は異動で転勤を命じられていて、でもまだ貫地谷しほりに「オレに付いてきてくれ」というほど気持ちも固まっていないので、やはり別れを告げるつもりでいたのである。



香 川「どうも、すみません。実はそれが……」



 というわけで、主演の松下奈緒の一人芝居のための完全なる引き立て役、しかも脇も貫地谷しほりに押さえられるという、沢井さんにとってはあまり割の良い仕事ではなかったが、ひとつだけ大きなポイントがある。



 このドラマの編成企画は、フジテレビの小原一隆というプロデューサーだが、この人は今年の正月に、やはり松下奈緒をヒロインに、嵐の二宮和也が主演で『坊ちゃん』を制作している。そこにも沢井美優をちょこっと起用しているのである。



つまり『坊ちゃん』の沢井美優の女給さんがプロデューサーの好印象に残って、今回の起用につながったと考えられるのだ。小原プロデューサー、『夏の恋は虹色に輝く』(演出)や『鍵のかかった部屋』(プロデュース)で小松彩夏を使った人だが、ここはひとつ、沢井さんもよろしくお願いします。もう少し目立つ役で。
 あともうひとつ「こまっちゃん、またも結婚詐欺」(『グッドパートナー』第7話)というネタもやろうと思ったが、疲れてきたので、これはまたの機会とする。






最後におまけ、『M14の追憶』に出ていた『美人百花』(2016年7月号)表紙を観てすごくショックを受け、泉里香のマシュマロボディにもっと癒されたいと思ったおじさんのために(私だが)追加の画像を貼って今回はおしまいだ。またね。