実写版『美少女戦士セーラームーン』ファンブログ


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【第378回】ついにやってきた二度目のアニメ化の巻

やまださん、これやっぱり違うと思う(前回コメント欄参照)


資料画像】『悲しき天使』より


相変わらず土・日がけっこうバタバタだし、どうしようかな、と思っていたら、格好のセーラームーンネタが飛び込んできたので、今週はこれでお茶を濁すね。ごめんなさい。


【2012年07月06日:毎日新聞デジタル】



<セーラームーン>13年夏に向け新アニメ制作決定 主題歌はももクロ


92〜97年に放送された人気アニメ「美少女戦士セーラームーン」が13年夏を目標に新アニメが制作されることが6日、東京・六本木の「ニコファーレ」で行われた同アニメの20周年記念トークイベントで発表された。パリで開催中の「Japan Expo(ジャパンエキスポ)」に出演した5人組アイドルグループ「ももいろクローバーZ(ももクロ)」が現地から生中継で発表した。主題歌はももクロが担当する。詳細は公式ページで発表されるという。



トークショーには「美少女戦士セーラームーン」の月野うさぎ(セーラームーン)役の声優の三石琴乃さん、地場衛(タキシード仮面)役の古谷徹さん、原作者の武内直子さんの担当編集の講談社の小佐野文雄さんが登場し、作品の誕生秘話などを語った。



 「美少女戦士セーラームーン」は少女マンガ誌「なかよし」(講談社)に連載された武内直子さんのマンガが原作。ドジで泣き虫な中学2年生の月野うさぎが愛と正義の美少女戦士セーラームーンに変身し、仲間の美少女戦士たちと活躍する変身美少女アクション。 



……おさPまで出た。
ていうか、おさぶのトークが一番おもしろかった。


そもそも、セーラームーン20周年記念イベントに、現在JAPAN EXPO参戦のためパリに出向中のももいろクローバーZが特別参加……という時点で「なんだそりゃ」的なニュアンスがあったが、そうですかそういうことでしたか。
ところで、最近パラパラと立ち読みした雑誌に、ももいろクローバーZのことを「柴咲コウや北川景子など、人気女優を多く擁するスターダストプロモーションが初めて手がけるアイドルグループ」みたいに紹介した記事があったが、そりゃ違うだろ。ももクロの源流は、セラミュもしくはその母胎「さくら組」にさかのぼることができる(私の勝手な思い込みだが)。



『桜っ子クラブ』(1991年4月〜1994年8月、テレビ朝日系、土曜午後3時)というバラエティ番組があった。光GENJIの内海光司が司会をやって、まだ森且行が在籍していたころのSMAPや、まだ長瀬智也がいなくて小島啓が在籍していたころのTOKIOがレギュラーをやっていた、いにしえの番組である。


 


この番組は、新人アイドルたちによる「桜っ子クラブさくら組」という専属のアイドルユニットをもってていた。
で、この「桜っ子クラブさくら組」に所属していた子たちが、初代セーラームーンミュージカルのメインキャストになる。大山アンザ(セーラームーン)、森野文子(セーラーマーキュリー)、中山博子(セーラーマーズ)、かのこ(神山法子:セーラージュピター)、鈴木奈々(セーラーヴィーナス)といった面々ですね。そのうち大山アンザ、森野文子、鈴木奈々の所属事務所はスターダスト・プロモーションである。


スターダスト所属


スターダスト所属



最近は同姓同名の「鈴木奈々」という若い人がいるようだ


ついでに、こういう方々も「桜っ子クラブさくら組」出身であるので、知らなかった人は憶えておいてね。何の役にも立たないが。



スターダスト所属


スターダスト所属


ジェイピイルーム所属


研音所属


だんだんスターダストに関係なくなってきたので、話を戻すと、大山アンザと森野文子の「うさぎ&亜美」のコンビは「MOMO」という内部ユニットを組んでいた。



というわけで、あれからおよそ20年が過ぎた2010年、スターダスト・プロモーション芸能3部(3年B組)からメジャー・デビューを果たした「ももいろクローバー」というアイドルグループを知ったとき、私がまっさきに「MOMO」を、そしてセーラームーンミュージカルを思い出したとしても、誰が責められよう(責められたこともないが)。彼女たちのメジャー・デビュー曲は『行くぜっ!怪盗少女』というタイトルだったが、これはMOMOの2人(大山アンザ、森野文子)が1992年に出演したドラマの題名『進め!地球防衛少女隊』をなんとなく連想させたし(いい加減な根拠)、なによりも各メンバーのイメージカラーが決まっていることに衝撃を受けた。
しかも私が彼女たちを知った少し後に、ももいろクローバーからは青の戦士(早見あかり)が「自分はアイドルに向いていないんじゃないか」という理由でグループを脱退し、ソロ活動に入ってしまったのにも驚いた(2011年4月)。初代セーラーマーキュリー森野文子が「アイドルをやっていることに矛盾を感じ始めた」と発言して、セラミュ以降は映画や舞台関係に仕事をシフトしていったのを連想せずにはいられなかった。
ついでに言うと、その後、アイドル河辺千恵子が料理研究家の越智千恵子になってからスターダストと「提携」したんだけど、その関係はいつの間にか消えてしまった。
そして先日、泉里香がペット系からの脱皮を目指して(推定)、スターダストプロモーションに移籍した。いったいスターダストには青の戦士にまつわる何があるというのか。何もないのだろうけどね。



まあとにかくそういうわけで、来年セーラームーンの新アニメがお目見え、主題歌はももクロ、ということではあるが、スターダストプロモーションのアイドル路線は、決してももクロが最初ではなく、セーラームーンと共に歩んできた歴史がある、という都市伝説のお話でした(都市伝説なのか?)。


でもまだ2012年7月なんだが、本当に来年アニメ化されるんだろうな。





これだけ「スターダスト」という単語を連呼しながら、今回この人をほとんど絡められなかったので最後に一枚。やはり慌てて記事を書くとこういう不備がある。