そもそもXのアカウントも取っていない私が、時々ニュース速報的にどこかから飛びこんでくる情報にもの申すというのもアレだが、2024年10月26日午前0時39分、小松彩夏に何があったんだ? 産気づいたのか? こまっちゃ〜ん!
分かんないのでさっさと本題に。NHK総合ドラマ10『正直不動産2』第7話「無限ループ地獄」レビューである(2024年2月27日放送、原作:大谷アキラ・夏原武・水野光博/脚本:清水 匡/照明:長谷川誠/撮影:山﨑一央/演出:金澤友也/プロデューサー:樋渡典英・室谷拡/制作:NHKエンタープライズ/制作・著作:NHK・テレパック)。
財地(山下智久)と美波(泉里香)の後についた馬
月下咲良(福原遥)
ひだまり荘。「泉里香が荷物をまとめて下宿に押し掛けてきた」って、なんだかアダルトビデオのタイトルのような気もする。最終選考に残った者のみに許される特典である。
永 瀬「お代わり」
美 波「は〜い」
永 瀬「結局食べちゃうんですよね。榎本さんの料理って」
永 瀬「で食べ出すと止まんない」
永 瀬「なんかこう、明日への活力が湧いてくるっていうか、諦めかけてたタワマンも夢じゃないって気がしてきます」
美 波「どうぞ」
この冒頭シーン、山Pの主観で撮ったVR映像にしてブルーレイBOXの特典ディスクに入れて発売して欲しかった。ついでにここから後は違う展開にして欲しい。
美 波「あっ、後片づけはお願いしますね」
美 波「私の分も流し台に置いておきましたので」
美 波「では」
美 波「おやすみなさい」
永 瀬「おやすみ……」
永 瀬「……うまっ」
でもこれもいいかな。ピンクのカーテンの向こうに泉里香がいる、とを思いながら美味しいご飯をいただくというのも一興である。特典ディスクでは、ここはご飯を食べ続ける山Pと、パジャマに着替える泉里香を分割画面で、というのはどうでしょうか。
カーテンの向こう側……すみません。さてもちろん今回も、カモと見定めた客(大鶴義丹)にワンルームマンション投資を勧める神木(ディーン・フジオカ)と、「そもそもマンション投資なんて、サラリーマンが片手間に手を出すものじゃないんです!」と待ったをかける正直不動産の永瀬(山下智久)の対決を軸に、サイドストーリーを挟んで物語は進むが、それ、もうぜんぶ省略。
大鶴義丹が「神木さんはデータ的には千八百万円以上になる可能性があるって」とか言うと、永瀬は「数字は嘘をつきません。ですが嘘つきは数字を使うんです」と返す。なかなかの名台詞だと思うが、ともかく、あらすじ紹介はこの際ぜんぶ飛ばして(おいおい)今回も最後は一件落着ということで、永瀬は咲良(福原遥)を連れて祝杯をあげに行く。自宅アパートで美波(泉里香)が晩ご飯を作って待っているのにね。
美 波「まぁた連絡も寄越さねえで」
美 波「でも仕事への情熱は」
美 波「満点ですね」
可愛い。こんなふうに奥さんが仕事への情熱を評価してくれるって、それだけで嬉しいですね。
一方、永瀬と咲良はもちろんいつもの「しょうじきや」である。泉里香を家に待たせて、福原遥と酒を飲むって……。
永 瀬「神木さん、まさかここまでおおごとになることを見越して仕掛けてたのかな?」
咲 良「神木さんはどうしてそこまでするんですかね」
永 瀬「……」
咲 良「とにかく、私たちは私たちなりに頑張っていきましょう」
永 瀬「そうだな」咲 良「はい。いただきまぁす」
永 瀬「いただきます」正 「いらしゃ〜い」
直 子「いらっしゃい」永 瀬「あ」
美 波「今日はお仕事じゃなくこちらでお食事ですか」
美 波「メールのひとつでもいただければ良かったのに。ごきげんよう」
咲 良「ごきげんよう」
いいですね。マル秘の密子さんとお姉さんの鞠子さんが「ごきげんよう」。美人姉妹二人で目の保養をしながら酒が飲めるって、それってまるで……
どうしたんだろう。今日の私は自分でもちょっと下品だと思う。疲れているのかな。
それにしても美波さん、来るの早っ! とか思っていたら、実はこのような事態を予測して、手はすでに打ってあったのである。
永 瀬「今日、ちょうど仕事が落ち着きまして……」美 波「生ビールひとつ」正 「生いっちょう!」
直 子「なんかまずかった? いや美波さんにさ、永瀬さんが来たら連絡くれって言われていて」
直 子「テステス」永 瀬「あ繋がってる」
美 波「こちら榎本。どうぞ」永 瀬「あスパイ活動だ。こわ」
永 瀬「うわ、デカ」
咲 良「あのぅ、ちょっと聞いてもいいですか?」美 波「何を?」咲 良「あ、いやこの前、お二人で仲良くご出勤されているところを見てしまって」
永 瀬「月島それ以上は訊くな」
咲 良「いえ。この際なんでちょっと訊きます」永 瀬「駄目だ訊くな」
咲 良「お二人は一緒に暮らされてますよね!」
美 波「えぇぇ今それ訊いちゃうぅぅぅ?」咲 良(テンション上げ気味に)「ええ〜」
永 瀬「いや、その、一緒に暮らしているというか」
(風)
永 瀬(ラップっぽく)「そうさ♪ただいま絶賛同棲チュウ!「おやすみ♡」のチュウはおあずけチュウ♪」
永 瀬「今どき流行らない押し掛け女房だけどな」
美 波「何だべなその言い方!」咲 良「女房!」
永 瀬「あ、今のは言葉のアヤです」直 子「そうだったのぉ、おめでとう!」正 「ついにか」
美 波「おめでたいかどうかはまだ分かりません。現在、最終選考中ですので」
咲 良「嬉しいですねぇ」
永 瀬「早く嘘つける体に戻りたい」
「しょうじきもん」の大将、正(湯江タケユキ)と奥さんの直子(伊藤麻実子)も咲良と一緒になって大喜び、というお話でした。
う〜ん。最終選考に残って、泉里香と同棲しているのに、お休みのチュウも出来ない。なのにわりとすっきりさわやかな山P。このあたりに、逆に私がモヤモヤを感じるのか、なんか今日は盛り上がらなかったな。仕方ない。今日は投票してからちょっとした休日お仕事だ。それでは。