実写版『美少女戦士セーラームーン』ファンブログ


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【第875回】秋だ月見だプリンセスだの巻(『騎士竜戦隊リュウソウジャー THE LEGACY OF The Master's Soul』レビュー:その3)


 老舗のマクドナルドにケンタッキー、ロッテリア、モスバーガー、さらにはコメダコーヒーまで参加して「月見戦争」だそうである。「月見バーガー」という商品がそんなに人気とは知らなかったが、モスがセーラームーンとコラボしたそうなので、いちおう行ってみようか。



 沢井チャンネルのもぐもぐ実写版観賞会も、あっという間に7話、8話を終えてしまった(2020年9月16日)。こっちもなかなか追いつかない。YouTubeと言えば、鈴村監督のグラサンナイトに小松彩夏がゲスト出演した回も、コメント欄で教えていただいて、そのうち紹介しようと思いつつ放置してある。沢井さんと泉さんはWOWOWのドラマもあった。こうなると、遅れているとか追いつこうとか考えるのは辞めて、マイペースで行きます。もうWOWOWドラマのレビューなんて、いつやれることやら。


WOWOWドラマW『雨に消えた向日葵』


第2話 2022年7月31日


第3話 2022年8月7日


第4話 2022年8月14日


最終話 2022年8月21日


 ちなみに、もうすぐ『高嶺のハナさん2』が始まりますが、そしたらそっちに専念して、このリュウソウジャーのスピンオフ作品『THE LEGACY OF The Master's Soul』レビューはしばらく放置するからね。みんな、こんなもの読んでいないで、DVDやブルーレイを買うか借りるか、東映特撮ファンクラブに入会してください。
 と言いつつレビューだ。前回の最後に登場した謎の元気少女ハナ(駒井蓮)。なんでもマスターレッドを尋ねてきたのだそうで、マスターブルーとマスターピンクの二人は、ハナをマスターレッドのところへ案内してやる。



ハ ナ「マスターレッド!」



ハ ナ「会いたかったぁ!」
マスターレッド「何だこれは」



マスターピンク「何だって、知り合いでしょ」
マスターレッド「知り合い?」



ハ ナ「私、ハナって言います。その節はほんとうにありがとうございましたっ!」



マスターレッド「覚えがない」



マスターピンク「そうだ、この人、忘れっぽいんだった」



マスターブルー「お前を探してたんでな、連れてきたんだ」



ハ ナ「前にマイナソーに襲われたところを、赤いリュウソウジャーに助けて貰ったんです」



ハ ナ「カッコ良かったぁ!」



マスターレッド「……憶えがない」



マスターピンク「想い出して。赤いリュウソウジャーってあんたしかいないでしょ」
マスターレッド「憶えがない」



マスターブルー「ま、ともかく会えて良かったな、ハナ」



ハ ナ「まだです。とうっ!」



ハ ナ「まだ感謝が伝えきれない」



ハ ナ「あっ、そうだ。何かプレゼント持ってきます」
マスターレッド「要らん」



ハ ナ「そうだ。あっちにキレイなお花があった。摘んできます」
マスターレッド「要らん!」



マスターピンク「何だか台風みたいな子ね」
マスターブルー「助けた子の顔ぐらい、覚えておいたらどうだ」



マスターレッド「そんなことよりも……長老から伝言だ」
マスターピンク「伝言?」



マスターレッド「世界が闇に包まれる不吉な予兆を感じた。もしかしたらドルイドンが戻ってくるのかも知れない」



マスターブルー「いよいよその時が来たか」
マスターピンク「後継者選びを急がせたのも、このためだものね」



マスターブルー「そういえば、以前お前が連れて歩いていた、ナダはどうした。おれはあいつが、お前の跡を継ぐと思っていたんだが」



マスターレッド「あいつは居なくなった」
マスターピンク「何で? うまくいってたじゃない」



マスターレッド「純粋なやつだったがな、強さばかり求めていた。今ごろどこでなにしているやら」



ハ ナ「きゃあっ」





マスターピンク「マイナソー」



マスターレッド「逃げろ!」







マスターピンク「このマイナソー、強い!」




マスターピンク「あの型!」





マスターレッド「身体が……」





三 人「リュウソウチェンジ!」





ハ ナ「赤いリュウソウジャー……」


 やっとリュウソウジャーに変身。しかし怪人は三人と数回剣を交えただけで、すぐさま退却。その間わずか20秒、その後はとくに変身もなく話は終わる。これはもう、視聴ターゲットに小さいお友だちは入れていませんね。



マスターレッド「ケガはないか?」
ハ ナ「はいっ!」



マスターブルー「もしかして、あの技……」
マスターピンク「うん。イスカの技に似てる……」


 イスカがさっき仲間を容赦なく倒した新しい技、剣を一閃させると、みな金縛りにあって動けなくなってしまう、それと同じ技を、さっきのマイナソーは使ってみせた。ひょっとしてあのマイナソーは、イスカの強くなりたい、負けたくないという負の感情が暴走して生れたものか。マスターピンクの表情は暗い。



マスターレッド「マイナソーの特殊な技、あれを破る方法を見つけないとまずいな」
マスターブルー「マユに訊いてみるか」



マスターレッド「マユ?」
マスターブルー「ああ、かつての俺の弟子だ」



マスターブルー「マユは、各地のリュウソウ族の技を研究していた」



マスターブルー「なにか打破する方法を知っているかもしれない」
マスターレッド「あの技、リュウソウ族のものなのか?」
マスターブルー「ああ」



マスターピンク「イスカの使っていた技とは、たぶん同じ」



マスターピンク「イスカがマイナソーを生んだのかも……」



マスターピンク「私はイスカを追う」



マスターブルー「分かった。おれはマユの研究室に行ってくる」



マスターレッド「おれはマイナソーの行方を」



ハ ナ「赤いリュウソウジャー……やっと見つけた」


 ね。最初のほうで出てきたように、マスターブルーは、そんなに用もないのにマスターピンクの顔が見たくてちょいちょい会いに行く。だから、二人は息が合っている。でもマスターレッドは、マスターブルーにマユという優秀な弟子がいたことも知らない。マスターピンクとマスターブルーは、マスターレッドの弟子にナダという有力なリュウソウジャー候補者がいたことは知っていたけど、いつのまにか居なくなってしまったところまでは知らなかった。このへんの距離感というか、要するに、マスターピンクとマスターブルーの関係性を、明示せず、会話でなんとなく感じさせるあたりが、ちょっとオトナの特撮ドラマである。
 そして、どうやらただ助けてもらったという関係ではないらしいハナ。「赤いリュウソウジャー」へのこだわりはなんなのか。といったあたりで。今回はこのくらいで。またね。