老舗のマクドナルドにケンタッキー、ロッテリア、モスバーガー、さらにはコメダコーヒーまで参加して「月見戦争」だそうである。「月見バーガー」という商品がそんなに人気とは知らなかったが、モスがセーラームーンとコラボしたそうなので、いちおう行ってみようか。
沢井チャンネルのもぐもぐ実写版観賞会も、あっという間に7話、8話を終えてしまった(2020年9月16日)。こっちもなかなか追いつかない。YouTubeと言えば、鈴村監督のグラサンナイトに小松彩夏がゲスト出演した回も、コメント欄で教えていただいて、そのうち紹介しようと思いつつ放置してある。沢井さんと泉さんはWOWOWのドラマもあった。こうなると、遅れているとか追いつこうとか考えるのは辞めて、マイペースで行きます。もうWOWOWドラマのレビューなんて、いつやれることやら。
WOWOWドラマW『雨に消えた向日葵』
第2話 2022年7月31日
第3話 2022年8月7日
第4話 2022年8月14日
最終話 2022年8月21日
ちなみに、もうすぐ『高嶺のハナさん2』が始まりますが、そしたらそっちに専念して、このリュウソウジャーのスピンオフ作品『THE LEGACY OF The Master's Soul』レビューはしばらく放置するからね。みんな、こんなもの読んでいないで、DVDやブルーレイを買うか借りるか、東映特撮ファンクラブに入会してください。
と言いつつレビューだ。前回の最後に登場した謎の元気少女ハナ(駒井蓮)。なんでもマスターレッドを尋ねてきたのだそうで、マスターブルーとマスターピンクの二人は、ハナをマスターレッドのところへ案内してやる。
ハ ナ「マスターレッド!」
ハ ナ「会いたかったぁ!」マスターレッド「何だこれは」
マスターピンク「何だって、知り合いでしょ」マスターレッド「知り合い?」
ハ ナ「私、ハナって言います。その節はほんとうにありがとうございましたっ!」
マスターレッド「覚えがない」
マスターピンク「そうだ、この人、忘れっぽいんだった」
マスターブルー「お前を探してたんでな、連れてきたんだ」
ハ ナ「前にマイナソーに襲われたところを、赤いリュウソウジャーに助けて貰ったんです」
ハ ナ「カッコ良かったぁ!」
マスターレッド「……憶えがない」
マスターピンク「想い出して。赤いリュウソウジャーってあんたしかいないでしょ」マスターレッド「憶えがない」
マスターブルー「ま、ともかく会えて良かったな、ハナ」
ハ ナ「まだです。とうっ!」
ハ ナ「まだ感謝が伝えきれない」
ハ ナ「あっ、そうだ。何かプレゼント持ってきます」マスターレッド「要らん」
ハ ナ「そうだ。あっちにキレイなお花があった。摘んできます」マスターレッド「要らん!」
マスターピンク「何だか台風みたいな子ね」マスターブルー「助けた子の顔ぐらい、覚えておいたらどうだ」
マスターレッド「そんなことよりも……長老から伝言だ」マスターピンク「伝言?」
マスターレッド「世界が闇に包まれる不吉な予兆を感じた。もしかしたらドルイドンが戻ってくるのかも知れない」
マスターブルー「いよいよその時が来たか」マスターピンク「後継者選びを急がせたのも、このためだものね」
マスターブルー「そういえば、以前お前が連れて歩いていた、ナダはどうした。おれはあいつが、お前の跡を継ぐと思っていたんだが」
マスターレッド「あいつは居なくなった」マスターピンク「何で? うまくいってたじゃない」
マスターレッド「純粋なやつだったがな、強さばかり求めていた。今ごろどこでなにしているやら」
ハ ナ「きゃあっ」
マスターピンク「マイナソー」
マスターレッド「逃げろ!」
マスターピンク「このマイナソー、強い!」
マスターピンク「あの型!」
マスターレッド「身体が……」
三 人「リュウソウチェンジ!」
ハ ナ「赤いリュウソウジャー……」
やっとリュウソウジャーに変身。しかし怪人は三人と数回剣を交えただけで、すぐさま退却。その間わずか20秒、その後はとくに変身もなく話は終わる。これはもう、視聴ターゲットに小さいお友だちは入れていませんね。
マスターレッド「ケガはないか?」ハ ナ「はいっ!」
マスターブルー「もしかして、あの技……」マスターピンク「うん。イスカの技に似てる……」
イスカがさっき仲間を容赦なく倒した新しい技、剣を一閃させると、みな金縛りにあって動けなくなってしまう、それと同じ技を、さっきのマイナソーは使ってみせた。ひょっとしてあのマイナソーは、イスカの強くなりたい、負けたくないという負の感情が暴走して生れたものか。マスターピンクの表情は暗い。
マスターレッド「マイナソーの特殊な技、あれを破る方法を見つけないとまずいな」マスターブルー「マユに訊いてみるか」
マスターレッド「マユ?」マスターブルー「ああ、かつての俺の弟子だ」
マスターブルー「マユは、各地のリュウソウ族の技を研究していた」
マスターブルー「なにか打破する方法を知っているかもしれない」マスターレッド「あの技、リュウソウ族のものなのか?」マスターブルー「ああ」
マスターピンク「イスカの使っていた技とは、たぶん同じ」
マスターピンク「イスカがマイナソーを生んだのかも……」
マスターピンク「私はイスカを追う」
マスターブルー「分かった。おれはマユの研究室に行ってくる」
マスターレッド「おれはマイナソーの行方を」
ハ ナ「赤いリュウソウジャー……やっと見つけた」
ね。最初のほうで出てきたように、マスターブルーは、そんなに用もないのにマスターピンクの顔が見たくてちょいちょい会いに行く。だから、二人は息が合っている。でもマスターレッドは、マスターブルーにマユという優秀な弟子がいたことも知らない。マスターピンクとマスターブルーは、マスターレッドの弟子にナダという有力なリュウソウジャー候補者がいたことは知っていたけど、いつのまにか居なくなってしまったところまでは知らなかった。このへんの距離感というか、要するに、マスターピンクとマスターブルーの関係性を、明示せず、会話でなんとなく感じさせるあたりが、ちょっとオトナの特撮ドラマである。
そして、どうやらただ助けてもらったという関係ではないらしいハナ。「赤いリュウソウジャー」へのこだわりはなんなのか。といったあたりで。今回はこのくらいで。またね。