実写版『美少女戦士セーラームーン』ファンブログ


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【第869回】しょうじきもんに還るの巻(泉里香『正直不動産』最終話)

東京女子流 6thオリジナルアルバム『ノクターナル』2022年8月3日リリース


 ここでアルバムを取り上げようが誉めようが、まったく販売促進効果などない。わかっちゃいるが、ほんとうに多くの方々に聴いていただきたい。今年のJ-POPでは名古屋支部イチオシの作品なので。サブスクでもなんでも、聴いてみてください。



 名古屋の夏の風物詩「世界コスプレサミット」で世界のみなさまを迎える河村たかし名古屋市長のコスプレ。「アイムおそ松くん」もう何が何だか。



 愛知県の大村知事は「ハウルの動く城」のハウルだそうだが、こっちもこっちで、ね。ともかく、名古屋のコスプレサミットは、2020年と2021年はオンライン開催だったが、今年は久々のライブ開催である。今年も新たなクオリティーのセーラー戦士が出現することに期待したい。



 さて『正直不動産』レビューもいよいよ最終回です(第10話「正直不動産、誕生」2022年6月7日放送/原案:夏原武/原作:大谷アキラ・夏原武・水野光博/脚本:根本ノンジ/照明:長谷川誠/撮影:金澤賢昌/プロデューサー:宇佐川隆史・清水すみれ/演出:川村泰祐/制作:NHK・テレパック)。



 タワマンから下町の安アパートに移り住んだ永瀬(山下智久)。その所在を突き止めた美波(泉里香)は、夜な夜な晩ご飯を作ってやって来るようになった。断ればみんなにいまの侘びしい住居をバラされるので、永瀬としては受け入れざるをえない。もう異常者だね。美人すぎるストーカー。ただし食事が終われば、泊まってゆくようなそぶりもみせず、きっぱり帰って行くようだ。

 



美 波「う~ん、それ大変ですね」



美 波「お代わりは?」



永 瀬「ああ、じゃあ半分ぐらい」



美 波「は~い」



永 瀬(いつの間にか、うちで晩ごはんを食べるのが日課になっている)



美 波「どうぞ」
永 瀬「いや半分ではないけど……」



美 波「それで永瀬さん、例の答えは?」
永 瀬「えっ?」



美 波「私と結婚を前提に」



美 波「おつきあいしていただけませんか?」



永 瀬「あ~ それが 実は あの、今うちの会社がバタバタしてまして、もうちょっとだけ待ってもらえます?」



永 瀬「あの……しっかり、じっくり考えたいんで」



美 波「考えたいってことは、ナシではないってことですね?」



永 瀬「えっ? う~ん、まあ」



美 波「分かりました。 待ちます」



美 波「ただ確認なんですが、月下ちゃんとは何もないんですよね? ほらこれ」



永 瀬「えっいつの間に? こわ~」
美 波「今そこに引っ掛かってる場合ですか?」



永 瀬「こいつはただの後輩です」



永 瀬「1ミリも」



永 瀬「いや 1ミクロンも」



永 瀬「いや 1ナノミクロンも」



永 瀬「そんな気ありません」



美 波「うん。嘘ついてない目ですね。信じます」


 美波は、相手の目を見れば正直者かウソつきか分かるようだ。最終回に近づくほど美波の特殊能力というか、おかしな特性は増えてゆく。「怒ると秋田弁」「仕事が早い」「尾行が上手い」「料理が上手い」「相手のウソを見抜く」いったいどういうキャラクター設定になっているのか。



 さて最終回、ミネルヴァ不動産が執拗な全面抗争をしかけてきて、社員も引き抜かれた登坂不動産は顧客もガタガタ。なのにあいかわらずの正直トークで成績をあげられない永瀬は、ついに神頼み。



 大枚五百円玉を賽銭箱に放り込んで、かつての軽快な(そして嘘八百の)営業トークが戻るよう祈願する。



 元はと言えば、担当していた土地にあった石碑と祠を、邪魔だから勝手に撤収しようとした罰が当たって、ウソのつけない身体にされたのである。



永 瀬「祠と石碑を壊してごめんなさい」



永 瀬「そろそろ元に戻してください。会社が大ピンチなんです」



永 瀬「お願いします」


 するとその帰り道、どこからか一陣の風が吹いてくる。それを浴びた永瀬の身体から、白いエクトプラズムみたいなものが抜けて、そのまま空に消え去る。これが正直の神様か?



 
 どうもそういうことらしくて、気がつけば永瀬は、ウソつき放題の元の体質に戻っている。で営業成績をガンガン取り戻すんだが、心は晴れない。ここで2018年に解散した「アイドルルネッサンス」の比嘉奈菜子が登場。





 ひとり暮らしの若い女の子(比嘉奈菜子)にまんまと面倒な物件を押しつけようとしたところ、月下咲良(福原遥) に妨害されるが、怒るどころか言い返しもしない永瀬。むしろ内心ホッとしているのではないか。



咲 良「永瀬先輩。さっきのお客様、契約しないそうです」



永 瀬「何で」



咲 良「あそこが事故物件だってこと隠してましたよね?」



咲 良「最近、全部その方法で成約とってませんか?」



咲 良「本当にそれでいいんですか?」



咲 良「私は、今の永瀬先輩は尊敬できません」



 と、仕事面ではかえってブルーだが、美波に関しては、あまり後ろめたさを感じているように見えない。というか、むしろこれでウソをつけるようになった、チャンス到来、とばかりにイケイケである。もっとも、ほとんど押しかけ女房状態のくせに何も許さない美波も美波だと思う。だって泉里香が毎晩、ご飯をもってきてくれるんだよ。それなのに指一本、触れることが出来ないっておかしくないか? ウソついてでも固いガードを越えたくならないかい。私の考え方は間違っていますか?



永 瀬「榎本さん」



永 瀬「すいません……お待たせしました」



╳    ╳    ╳



永 瀬「榎本さん、あなたと過ごしていく中で」



永 瀬「あなたの優しさや、すてきなところ、たくさん知ることができました」



美 波「……永瀬さん」



永 瀬「僕の人生はもう、あなたなしでは考えられません」



永 瀬「僕と結婚を前提につきあってください」



永 瀬(もちろん結婚なんて、する気ゼロで~す)



永 瀬(このキラーワードさえ出しときゃ簡単に落ちるっしょ)



美 波「永瀬さん、私のこと、バカにしてます?」



永 瀬「はい?」



美 波「私は永瀬さんの正直なところが好きだったんです」



美 波「今のあなたの言葉からは真実が一つも感じられません」



美 波「帰ります」



永 瀬「あ……」


 というわけで、美波にはやはり、目を見れば目を見れば正直者かウソつきか分かる能力があるのだね。
 で、ドラマ的にはここらへんから本題に戻ってミネルヴァ不動産の花澤涼子 (倉科カナ)との、ウソをつかない正直真っ向勝負とか色々盛り上がって行くわけだが、泉里香の最後の登場は、メインの物語が大団円を迎えた後、「しょうじきもん」のテーブルで、大将の正(湯江タケユキ)と奥さんの直子(伊藤麻実子)が固唾を呑んで見守るなかのご対面だ。しかし久しぶりだな「しょうじきもん」。




永 瀬「この間は 大変失礼しました。あなたの言うとおり、あの時の僕の言葉は薄っぺらいもんでした」



永 瀬「だから今日は、正直な気持ちをお伝えさせてください」



 正 「もしかしたら、永瀬ちゃんプロポーズするんじゃないか?」



直 子「絶対そうだよ。 頑張れ」



 正 「頑張れ、頑張れ」



永 瀬(とかいって実はもう、嘘がつけるんですよ~ん)



永 瀬(よし。適当に結婚のことはごまかして、大人のおつきあいしちゃおう」



永 瀬「榎本さん、いや美波さん、い~や美波」



美 波「はい」



永 瀬「僕もあなたのことが大好きです」



永 瀬「だから、結婚を前提に……」




(正直の風が吹く)



永 瀬「する気なんて 1ミリもありませ~ん」



美 波「は?」



永 瀬(あれ? どうなってんだ?)



永 瀬「ていうか、そんな結婚を前提とか堅苦しいこと言ってないで、もっとライトな関係でいいじゃありませんか」



永 瀬「とりあえず今夜は一緒に過ごしましょう」



永 瀬「ほら、事前に体の相性とか、そういうのを確認しておいた方が」



美 波このスケベじっこが!




永 瀬「うわっ」





美 波「ふん」



美 波へば




永 瀬「祟り消えてな~いし!」


 説明しよう。「スケベじっこ」とは……説明しなくても分かるか。翻訳すれば「エロじじい」。「Yahoo!知恵袋」に「スケベじっこ、とはどういう意味ですか?」と質問している人がいて、てっきりこの『正直不動産』の視聴者かと思ったら、2010年の書込だった。その答えによると「じっこ」は「おじいさん」の意味で、秋田弁ではほかにも「あめっこ(飴玉)」「じぇんこ(お金:銭っこ)」「ぼっこ(男の子:坊っこ)」のように、名詞の語尾に「〜っこ」をつける例があるらしい。
 さて、というわけで、これが続編への引きとなるか、正直の神はまだ永瀬を離れたのではなかった、というオチがついて『正直不動産』は全10話終了である。あ、でももうワンシーン泉里香の出番があった。ずっとドラマで美波の相方だった光友銀行融資課の同僚、亜衣(五島百花)と一緒にランチしながら、次の恋愛、というか結婚相手探しに向けて抱負を語る美波。



美 波「条件は1つだけ」



美 波「正直すぎない人」


 以上、『正直不動産』でした……と言いたいところだが、実はこの最終回のオンエアの翌週、2022年6月14日の同じ時間に「正直不動産 感謝祭」という、なんか打ち上げ番組のような特番が組まれた。



 最終回エンディングに「来週は感謝祭 お楽しみに」だって。で、泉里香、山P、長谷川忍の三人が番組を語ったりしているのだ。せっかくだからこれもレビューしておくか、どうしようかなぁ。



 ということで今回はこれまで。みなさん良きお盆休みを。