実写版『美少女戦士セーラームーン』ファンブログ


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【第867回】小松彩夏生誕記念『ブラック/クロウズ』レビューの巻


 国葬だそうだ。国葬令は戦後失効しているはずだが、まあ天皇崩御の際は必要だろうな。あれは大喪の礼か。でも国葬だね。それ以外では佐藤栄作か。非核三原則で世界平和に貢献してノーベル平和賞をとった人だ。あれ以来か。と思ったら、佐藤栄作は国葬ではなくて「国民葬」であった。ちなみに日本以外で非核三原則を宣言した国はウクライナだけである。



 ところで、前回の私の壊れかけのレイディオ、ではなくて、潰れかけのMacBookの話の続きだが、結局バッテリー交換してもらうために、名古屋栄のAppleストアに持ち込んだ。するとスタッフさんに「この型は7月いっぱいでヴィンテージ入りなんで、ぎりぎりの所でしたね」と言われた。「ヴィンテージ」って分かりますか?「8月からは交換部品が保証できなくなる」という意味だそうです。なんてお洒落な表現。今回修理に出したのは2016年型なので、6年で賞味期限切れってことか。まだまだ使えるのにね。やっぱりインテル搭載機種を駆逐する方向かな。



 私はApple製品のトラブルに関しては、多少の手間がかかっても、名古屋駅のビックカメラやヤマダ電気の対応コーナーではなく、栄のApple名古屋に行く。店員が面白いからである。みんなけっこうApple製品のヘビーユーザーなので、最近の新製品の値段の高さや、円安を理由にした日本のショップだけの値上げについては、変な話だがショップのスタッフもたいへん困惑し、怒っている。「私たちだって、店員である前にひとりのユーザーなんです」なんて言われて笑ってしまった。



 私が最初に24回払いで買ったパソコンはPC9801VXという機種で、1987年のことだった。当時『ロボコップ』の1作目が公開されて、ロボコップだってMS-DOSのコマンドで動いていた時代だった。仕事の都合でMacintoshに切り替えたのは1994年からである。だいぶ経ったなぁ。



 すみません。本題です。小松彩夏様は7月23日にお誕生日を迎えられて36歳になる。杉本彩様がクイン・ベリルを演じていた年齢だ。ていうかデビュー20周年だそうで、東京ではバースデーイベントが開催されて、第2部スペシャルゲストに沢井美優が来ると言うんだから、これは行って当然という気もするが、すみません暑いし終末はゆっくり休養したいのでさぼります。小松彩夏さん、お誕生日お祝い申し上げます。



 というタイミングでもあり、今回はちょっと前にコメント欄で教えていただいたドラマ『ブラック/クロウズ〜roppongi underground〜』のレビューをやってみる。これは共同テレビが制作し、2022年6月29日(28日深夜)と7月5日(6日深夜)の午前1時に、前後編の2回に分けて関東ローカル限定で放送されたドラマである。私はTVerで観た。



 舞台は東京・六本木の雑居ビル地下にある非合法カジノ「ウルトラヴァイオレット」。主人公は若い支配人の神崎康樹(小関裕太)。彼はある目的のためにこうやって裏社会に生きている。



 美容師見習いの詩歩(松井愛莉)は、「ギャラ飲み」(女の子がお金をもらって合コンに出ることをそう言うらしいです)で知り合ったIT企業家にエスコートされて、初めて闇カジノを知る。そしてその怪しい魅力に引き込まれ、ウルトラヴァイオレットの新米従業員となる。



 従業員の仲間には、詩歩と同じウエイトレスで女優の卵のあゆみ(森カンナ)、黒服でディーラーの新家紘人(三浦獠太)なんかがいる。
 というキャラクター設定と物語はフィクションだが、劇中における闇カジノの描写や人物や事件は、元文春記者、いまはフリージャーナリストの赤石伸一郎氏(このドラマの「原案」としてクレジット)が過去に取材を重ねてきた実話の数々に基づいている。企画の安永英樹氏も元は報道畑の人で、いわば実話に基づくリアル『賭ケグルイ』みたいなテイストである。脚本は守口悠介、演出は佐藤さやか。そしてプロデューサーに、このブログでは久しぶりだな高丸雅隆




 ある日オーナーの大友(萩原聖人)が店にやって来て、手塚(袴田吉彦)という紳士を神崎たちに紹介する。手塚は、自分も近くカジノを開こうと考えていて、その準備としてまず今から一ヶ月「ウルトラヴァイオレット」の経営権を借り受け、オーナーの仕事を体験することにした、というのだ。



 手塚は、その一ヶ月の間も、ウルトラヴァイオレットの店員たちには変わらずこの店で働いて、力を貸して欲しい、と申し出る。こうしてウルトラヴァイオレットは一ヶ月限定で「ロイヤル・バカラ」としてリニューアルし、引き続き賭場を開くことになる。



詩 歩「すごい客入りですね」
紘 人「あれでしょ」



詩 歩「え? 白川陽子?」
神 崎「誰です?」



詩 歩「知らないんですか?」
紘 人「ミリオンセラー歌手ですよ。平成の歌姫」



詩 歩「確かクスリで一度、捕まったりしませんでした?」



あゆみ「リベンジポルノとかもあったよね。それで引退寸前まで追い込まれたし」



詩 歩「何であの白川陽子がこんな所に?」



紘 人「落ちぶれて、でもお金は必要。リッチなおじさまに面倒みてもらってる。まあよくあるパターンっしょ」
神 崎「芸能人を利用して客から金ひっぱってるわけだ」



手 塚「音楽プロデューサーの山口さん」
陽 子「白川陽子です」


 もと平成の歌姫といえば、当然アイドル愛野美奈子を連想するが、その後はクスリで捕まり、リベンジポルノでも話題になったというのだから大変というか、ムチャクチャである。



 小松彩夏は三浦春馬と松井愛莉の土曜ナイトドラマ『オトナ高校』第1話(2017年10月14日、テレビ朝日)にゲスト出演していたが、それ以来の共演ということになるかな。
 『オトナ高校』は、日本の少子化対策のために政府が作った学校で、30歳以上の童貞や処女を集めてオトナの性教育をするという話だが、松井愛莉が先生というキャスティングが意外であった。相変わらず清楚でキュートな笑顔を振りまきながら、童貞(三浦春馬)や処女(黒木メイサ)を相手に「セックス」という単語を連発するのである。



さくら「セックスの機会を失い続けた場合、いちばん怖いのは、セックスをゴールと考えてしまう、間違った恋愛観に至ることです」



さくら「セックスはゴールじゃない。スタートラインに過ぎないのです」



さくら「とっととセックスして、“この人違う”って思ったら、さっさと別れて次の相手を探せばいいんです」



さくら「だとしたらまずは始めること。レッツ・ビギンです!」


 こういう役を堂々と演じる松井愛莉を意外に感じたし、周囲がよく認めたな、と思った。でも、昨年ショートヘアにしたのも、長らく髪を切ることを許してくれないマネージャーを粘り強く説得して、とうとう自分の切りたいように切った、とか言っていたし、けっこう意志の強い子なのだろうね。



 脱線しました。違法カジノに現われたかつての歌姫を遠目に、同僚たちとゴシップ談義をしていた詩歩であったが、化粧室に行ったら、その白川陽子とばったり出会ってしまう。でも自分から近寄って、思わず「ファンでした」なんて言うあたり、けっこう本音っぽくもある。



詩 歩「あのう……」



詩 歩「ファン、でした」



陽 子「どうも」



詩 歩「すいません、店員のくせに」



陽 子「あぁ、いいの。私も店側の人間だし」



詩 歩「へ?」



陽 子「ジャンケットなの、私」



詩 歩「ジャンケット?」



陽 子「新人さん?」



陽 子「まあ客引きみたいなもん」



詩 歩「ごめんなさい。勉強不足で……あ、私、元あった店からヘルプで来てる詩歩です」
陽 子「ああ、ウルトラヴァイオレット……格好いいよね。神崎さんだっけ」



詩 歩「えっ、あっ、でもすっごい、変な人ですよ」



陽 子「そういうところも良いな」



詩 歩「手塚さんのほうがよっぽど良い支配人じゃないですか」



詩 歩「紳士的で、うらやましいです」



陽 子「……どこが……」
詩 歩「えっ?」


 小関裕太と松井愛莉といえば、現在アミューズの俳優部門の若手エース級二人である。そういうドラマに小松彩夏が出演して、ここまでがっつり絡んだ芝居をしているとは思わなかった。しかも松井愛莉が小松彩夏の「ファンでした」という設定で、こまっちゃんは姐さんの立ち位置。事務所を去った先輩に対する態度として最上級な気がする。これがアミューズという会社のフトコロの深さなのか、円満退社しても、なお気にかけてもらえる小松彩夏の人徳なのか、はたまた高丸雅隆プロデューサーの実力か。何にしても松井愛莉は可愛い。



 その小松彩夏の顔にうっすらとアザの跡が見える。もちろん袴田の仕業である。



 一方、カジノではカードでイカサマをやっている客。演じているのは三嶋健太。



 その現場を押さえた手塚は、ふだんの紳士然としている態度を豹変させ、本性をあらわす。



手 塚「失礼します。この手見せていただけますか」
 客 「なんだよ急に、普通にやってるだけじゃねえか。放せよ」



手 塚「では、悪いのはこの手ということか」



 客 「はぁ⁈」



(悲鳴)





手 塚「それともカードが見えているその眼が悪いのか?」




陽 子「止しなさい!」




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手 塚「よく止めてくれた……お前が私を止められるなんてな」



手 塚「いつからそんなに偉くなった!」



 いや、思ったよりこまっちゃんの出番が多いので、ちょっとこのへんで一区切りとして、後半は次回に回します。では、改めまして小松彩夏さん、お誕生日&デビュー20周年、おめでとうございます。