【試合情報】このたび、11月21日(日)に行われる「2021明治安田生命J3リーグ第28節 vs.カマタマーレ讃岐」に、小松彩夏さんの来場が決定しましたのでお知らせいたします。
■小松彩夏さんコメント
大好きな【いわてグルージャ盛岡】のホーム戦の応援に参加させて頂くことになりました小松彩夏です。 久しぶりの生での観戦!本当に楽しみにしています。残り4試合!サポーターのみなさんと一岩となって私も全力で応援したいと思います! 11/21(日)は北上総合運動公園北上陸上競技場でお待ちしてます!
(いわてグルージャ盛岡公式サイト)
岩手では「一丸となる」と言わずに「一岩となる」って言うのかな、なんてことはともかく、これ先週のニュースでした。やばい。最近いろんなことが遅れ気味で、昨日も、なんかブログ書いている途中でまた寝オチしてしまった。歳のせいかなあ。というわけで今回はさっさと本編に行きます。
弱木とあこがれのライン交換ができたうえに、「よかったらオススメの漫画お貸ししましょうか?」のメッセージまで届いて会社でもルンルンの華(泉里香)。その様子を不審に思ったチャラ田(猪塚健太)は、画面を盗み見てしまう。
そして次の土曜日、華は弱木を訪問することになった。アパートには行ったことがあるし、一晩過ごして弱木に膝枕したこともある。しかしそれはチャラ田とイチゴ(香音)も参加したタコパナイト(第6話)でのこと。こんどは一人で訪問。二人きりの部屋である。いよいよ部屋の前でドキドキ。前へ行ったり後じさりしながらついにノック。そしてそんなハナさんを密かに見張るチャラ田。
というところまでが前回だった。そしていよいよ最終話、第12回である(2021年6月26日、BSテレ東、原作:ムラタコウジ/脚本:岡庭ななみ・内藤亮瑛/照明:丸山和志/撮影:神田創/監督:内藤亮瑛/プロデューサー:瀧川治水・清家優輝)。それにしても弱木(小越勇輝)のセンスは分からないし、それを可愛いというハナさんも分からないといえば分からない。
弱 木「はい」
弱 木「高嶺さん、おはようございます」
華 「おはよう」
華 (ファイト? どういうメッセージ?)
華 (チンアナゴ? かわいい~)
弱 木「お待ちしてました どうぞ中へ」
華 「おじゃまします」
いやな奴だねえ。原作のチャラ田もロクなもんではなかったが、もうちょっと能天気で、こんなにねたみ深くストーカーみたいな真似をすることはなかった。でもドラマのチャラ田は、このあたりからどんどん邪悪キャラになる。そのへんがイチゴとの分岐点、って話は前にしたが、前回、第11話にはこんな象徴的なシーンがあった。商品企画部に移り、意欲満々でプレゼンの自主トレをするイチゴと茶化すチャラ田。もちろん原作にはこんな場面は出てこない。
莓 「商品企画部の天井苺です」
莓 「本日はお忙しいなか、ありがとうございます」
莓 「商品企画部の天井苺です。新商品の提案をさせていただきます」
莓 「食事に関しての悩みを……」
更 田「すげえな」
更 田「弱木を振り向かせるために、転属までするとはな」
莓 「違いますよ」
更 田「はっ?」
莓 「自分のためです」
莓 「ドア、閉めてもらっていいですか」
莓 「男女500人にアンケートを取った結果、一番多かった回答が」
莓 「献立を考えるのが大変!」
素敵な笑顔ですね。可愛いにヤル気が加わって、イチゴちゃん絶好調。それに較べてチャラ田はもうダメダメ。
話を弱木とハナさんに戻す。弱木は冷蔵庫からコーラを出す。お子ちゃまの弱木は、普段は家でジュースを飲んでいて、シュワシュワしたコーラなんか、ビールと同じオトナの飲物と思っているんだけど、本日は高嶺さんをおもてなしするので、ちょっと背伸びしてコーラである。
一瞬、いつもジュースを飲む前みたいにペットボトルを振ってしまいそうになり、はっと気づいて止める。
弱 木「どうぞ」華 「ありがとう」
さっそく弱木が本棚から取り上げたのは、神無月愛菜『薔薇の女王』(KOHARUBIYORI COMICS)というマンガ。やっぱり趣味がよくわかんないね。こんなの読んで、自分に重ねて喜んでいるのか弱木は。ちょっと変態だぞ。
弱 木「僕がいま一番ハマってるのがこれです」
華 (『薔薇の女王』?)
「愛の惨劇」「愛の憎悪」「愛の闘争」「愛の病巣」「愛の再来」……
華 (こっ、これは)
「オレ……この会社もう辞めます」
「お前なんか辞めちまえ!!!」
「な……何するんですか……?」
「草木……これでも辞めるのか」
華 (開始2ページでキスしたんですけど)
華 (弱木くんって、こういうのが好きなの!?)
華 (休日に弱木くんの部屋で、弱木くんと2人きりで漫画を読んで)
華 (夢なのかなぁ……)
ドンッ
華 (ひぃ~つ)
「6度目のキスはないぞ」
華 (またキスした~)
「あっ」……2巻へ続く……
華 (私には刺激が強すぎる……)
弱 木「あっ、すみません」
弱 木「すぐにお注ぎします!」
華 「あっ、もういい……」
弱 木(振りながら)「すぐお注ぎするので」
華 「あっ、危な……」
サービスショットにしても意味不明な展開だが、ここは原作どおりである。たぶん、別にエロティックな意味はないと。少なくとも原作には。
弱 木「もももも、申し訳ありません!」
弱 木「オレンジジュースを飲むときのクセでつい!」
弱 木「あっティッシュティッシュ!」
華 (いつもオレンジジュース飲んでるもんね!)弱 木「大丈夫ですか? 高嶺さん!」
で、コーラまみれなので、近所の銭湯へ行って身体を洗って、それからコインランドリーで服を洗濯して、という話になる。
ただしドラマではこのシーンは省略されていて、次のカットでハナさんはいきなり銭湯から出てきている。が、それでは納得いかないみなさんもおられるでしょうから。『ゲキカラドウ』第6話(2021年2月10日深夜)から画像を補填しておきます。どうです、良心的なブログでしょう。
そういうわけで、お風呂を出たら弱木の服に着替えて、銭湯のおとなりにあるコインランドリーに向かって弱木を待つ。
ロケ地は中野区の「千代の湯」。ドラマ好きな人にとっては、『ドクターX』大門美知子の行きつけの銭湯として有名である。かどうかは知らないが。
華 (弱木きゅんまだかな?)
華 (粗相した側が待たせるんだ。ウフッ)
なぜ待たせるかというと、おわびに「ガリガリ君」を買いに行ったのだ。風呂上がりのアイス。だが、ここで原作にはない場面が割り込む。弱木のアパートを監視していたチャラ田が、ついに辛抱たまらず弱木に干渉してくるのである。卑怯だぞチャラ田。
更 田「弱木」
弱 木「チャラ田さん。どうしたんですか?」
更 田「週明けまでに高嶺とまとめなきゃいけない案件があってな」
弱 木「えっ?」
更 田「高嶺がどうしても外せない用事があるっていうから、今晩やるんだ」
更 田「それで迎えにきたってわけ。たぶん徹夜になるだろうな~」
更 田「お前、これ以上、高嶺困らせるな」
更 田「努力したところで、お前なんかが高嶺にふさわしい男になれると思ってんの?」
╳ ╳ ╳
弱 木「お待たせして済みません」
弱 木「こちらお詫びのしるしです」
華 「粗相した側なのに、自分もちゃっかり銭湯入ったんだね」
弱 木「あっ……」
華 (そういうとこがかわいいんだよな~)
華 「アイスで許されると思ったんだ?」
弱 木「いや……」
華 (許しちゃう! 許しちゃう!)
華 「自分もちゃっかり アイス食べてるし」
華 (一緒に食べられて幸せが過ぎる~!)
華 「何か言いたいことあるの?」
弱 木「仕事だけじゃなく、プライベートでも迷惑かけてばかりですみません」
華 「ホントそうね」
華 (いいんだよ~!)
弱 木「僕……」
弱 木「高嶺さんをあきらめます!」
衝撃の発言。そして弱木はスタスタと立ち去ってしまったのだ。本当は今日、チャラ田はハナさんとアポなんかないのに、さっきの発言を聞いて、弱木はチャラ田がハナを呼びに来ると思って、身を引いたのだろう。
幸福の頂点から一転して不幸のどん底へ。すべての原因はドラマ版オンリーのチャラ田の性格にある。そのためこのシーンは、原作とはまったく違う流れになってしまった。
真逆になっちまったじゃないか。私は原作の方が好きだね。
まあしかしドラマはここまでが最終回の前半なので、ここでいったん別れさせて、後半のクライマックスに行かなければならない。そのために悪役に回されたという意味では、チャラ田にも同情の余地がある。では今回はこんなところで。