実写版『美少女戦士セーラームーン』ファンブログ


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【第824回】ハナさんノドを焼くの巻(泉里香『高嶺のハナさん』第9話)


 そんなものがあることを今回初めて知ったのだが、角川書店「ザ・テレビジョン」主宰の第108回ドラマアカデミー賞(2021年4月〜7月期)が発表されたそうです。



ドラマアカデミー賞、助演男優賞、頂きました。
北川景子さんはじめ共演者の皆様、
スタッフの皆様、
そして視聴者の皆様のお力で
頂けた賞です。
本当に感謝しています。
ありがとうございます!!
これからも紘一精神を忘れずに生きていきます!
至誠に悖るなかりしか!!


 永山瑛太インスタグラムより。「紘一精神」ってなんだよ(笑)。
 話は変わって、私はアイドルのライブに行くときは、本当は歌と踊りを楽しむだけで十分なのだが、でもライブへ行って物販で何も買わない客というのは、居酒屋に入ってドリンクを注文しない客みたいなものらしい。仕方がないので、かさばらない写真セットとかをちょこちょこ買うようにしている。


「さくら学院 The Final ~夢に向かって~」より
2021年8月31日 中野サンプラザホール


 最近ネットで読んだ記事のなかで面白かったのが『ゲームビジネス』に掲載された「逆方向のアイドルビジネス「さくら学院」の「成功」と「閉校」の理由とは」という記事(これ)。最近「閉校」したアミューズのアイドルユニット「さくら学院」の総括記事なんだけど、比較のために挙げられたデータをみると、いまは本当に、CD売り上げ枚数とライブの動員数って関係ないんだな、と実感する。さっきも書いた通り、いまのアイドルというか音楽業界のビジネスモデルは「ライブ動員数を増やし、来場者にグッズを買わせて客単価を上げること」で、チャートアクションとかは、実はまったくどうでもいい、ただの景気づけなのだ。


AKB48(東京ドームシティーホール2018年1月)


 2021年現在、AKB48のCD売上は100万枚以上を維持していますが、テレビ露出量はだいぶ減り、コンサート会場の規模も3000人程度に縮小しています。


乃木坂46(東京ドーム2017年11月)


 一方、現在人気の乃木坂46は数万人規模のドームコンサートを年に複数回行えますが、CD販売枚数は50~60万枚に留まっています。


ももいろクローバーZ(埼玉メットライフドーム2019年8月)


 ももいろクローバーZのCD売上は長らく3万~5万枚レベルですが、毎年、西武ドーム(キャパシティ:3万8000人)とさいたまスーパーアリーナ(同:1万2000人~3万7000人)でのライブをコンスタントに行えており、動員力を維持しています。


モーニング娘。'18(日本武道舘2018年12月)


 モーニング娘。'21のCD売上は11万枚程度で、ライブ会場は武道館や代々木第一体育館(同:1万2000人)となっています。女性ファンの比率が増えたことが、復活の要因とされています。なお、大型ライブの象徴でもある武道館のキャパシティは、エンドステージで6000人~7000人。センターステージで1万人とされています。


Perfume(東京ドーム2020年2月)


 さくら学院にとって、いろいろな意味で先輩であるPerfumeは、世界的な知名度を持ち、東京ドームライブを行う一方で、CD売上は5万枚程度です。(根岸智幸「逆方向のアイドルビジネス「さくら学院」の成功と「閉校」の理由とは」『Game Buisiness Jp』2021年9月1日


 さくら学院はもうここ5年くらい、シングル曲は発表せず、インディーズで年に1枚アルバムを出しているだけで、握手会などの接触イベントも、ほぼ行なわないが、ステージのクォリティーをキープして、保護者感覚で(笑)ライブに必ずやって来て色々と購入してくれる筋の良い顧客を掴んで、ビジネス的には十分成りたっていた、とのことである。


アミューズ在籍時代の小松彩夏さんと


 ただここは、リアル11歳〜15歳までの「成長期限定ユニット」で、実生活で中学を卒業すると同時にグループも卒業する決まりになっている。そういう年代の子どもたちに、ちゃんとしたステージをさせるために、地方在住の子も含めて毎週末、東京のスタジオに集めて厳しいレッスンをして、夏休みなどにはみんなで長期合宿をやったりしている。ところが、コロナ禍に入ってからそのレッスンが十分に行なえず、提供できるステージの質を担保できなくなった。それが今回の「閉校」の最大の理由なのだそうだ。残念である。


閉校式にサプライズ登場した第1期卒業生の松井愛莉・武藤彩未・三吉彩花


 さて、また話は変わって、このブログはしばらくお休みいただいたんだけど、その間いろいろなニュースがあって、いちばん驚いたのは『ルパン三世』PART6のこと。小林清志が勇退して、大塚明夫に代わると言う話題も感慨深いけど、今度のPART6は、シリーズ構成が大倉嵩裕、脚本に湊かなえ、芦辺拓、そして押井守の名前が見えたので興奮した。押井守だって。



 『カリオストロの城』の次に制作されるはずだった、幻の押井守のルパン三世って、Wikipediaに『押井版ルパン三世』という項目が出来るくらい有名なので、ご存知の方も多いだろう。予定されていたスタッフは以下のとおり。



監督・脚本/押井守
脚本/伊藤和典
アート・ディレクション/天野喜孝
画面構成/金田伊功
原画/森山ゆうじ 山下将仁 北久保弘之 森本晃司 庵野秀明
演出助手/片山一良


 原画に庵野秀明の名前が挙げられているのは宮崎駿が「画が上手い」と推薦したからだそうです(笑)。それにしても押井守は、その後のオファーを断ったはずなのに、なぜ今になってルパンを引き受ける気になったのか。というわけで、ながらく『ルパン三世』なんて観ていなかった私も、今度のPART6は楽しみにしています。



 じゃ、ぼちぼち『高嶺のハナさん』第9話レビューに戻りますかね(2021年6月5日、BSテレ東、原作:ムラタコウジ/脚本:宮本勇人・内藤亮瑛/照明:丸山和志/撮影:神田創/監督:内藤亮瑛/プロデューサー:瀧川治水・清家優輝)。



 人生で初めて自分を振った男、弱木が気になって、会議室を覗きに来るイチゴちゃん(香音)。会議室のなかでは、COP(クールジャパンお菓子プロジェクト)のプレゼンの期日も迫るなか、企画も決まらないのに相変わらず楽しそうな高嶺さん(泉里香)と弱木(小越勇輝)。



 弱木がコーヒーを淹れてくれたことが嬉しくて、熱々のコーヒーを一気飲みしてバカ騒ぎする二人を、うらやましそうに見ているイチゴの背後から忍び寄るチャラ田(猪塚健太)。なんかキャストの少ないドラマである。



弱 木「よかったら」



 華 「ありがとう」
弱 木「はい」




 華 (わ~い! 弱木くんが私にコーヒーを)




 華 (いっただっきま~す!)



弱 木「ちょっちょっ、それ、ちょっと」



弱 木「だっ大丈夫ですか!?」



弱 木「えっ!? ちょっと高嶺さん!」



弱 木「あぁぁぁ、ちょっと」



弱 木「あっ、高嶺さん!」



 華 「ぜんっぜん大丈夫」




 華 眠気覚ましにノド焼きたかったところだから



弱 木「どちら様ですか?」



 華 いい熱さだった~



 華 はぁはぁはぁ……
弱 木「高嶺さん、大丈夫じゃないですよ」



 華 ひっひっひっひっひっ
弱 木「大丈夫ですか? えっ ちょっと」



 華 コォッ、コォッ、コォッ、コォッ、コォッ
弱 木「えっ、それは誰ですか? 高嶺さん、えっ、ちょっと!?」





 華 ひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっ
弱 木「冷やしたほうがいいんじゃないですか?」




 華 はっはっはっはっはっ
弱 木「よく声出ますね」



弱 木「大丈夫ですか? えっ なに? 今度は誰?」



弱 木「新しいのがいっぱい出てくる! 高嶺さん、1回 落ち着きますか!?」



弱 木「高嶺さんこっち見てください」



弱 木「こっち、高嶺さん、高嶺さん」



更 田「天井……」



更 田「さてはフラれたな」



 そしてまたコンビニでやさぐれるイチゴちゃん。あいかわらず可愛いけどやばい。おじさんそういうコンビニ酒、付き合ってあげてもいいけど(付き合わせていただきたいけど)まあ、当分は止めておこうね(何を言っているのか)。




 莓 「私レベルの女子がコクってくれるチャンスなんて、もう来ねえぞ」



 莓 「後悔したって知らねえぞ」



 莓 「クソが! 弱木のヤツ!」



 莓 「コクったのに……」


 
 そしてハナさんと弱木は、もうプレゼンの日が近い、とにかく企画を何とかしなくちゃ……なんて焦る様子は一向になくて、ただ、二人の楽しい日々もそろそろ終わりだなあと、しみじみ実感している。



本当にすごいコンビだね、この人らは。弱木は、高嶺さんがいるから何とかなる、と信頼しているし、ハナさんも、私がいるから何とかできる、という基本的な自信があるのだろう。うらやましい限りです。



 華 (こうやって一緒に帰れるのも、残りわずかか……)



弱 木「あの……ぼくたちの案が採用されたら、ぼくと高嶺さんのチームは、継続になるんですか?」



 華 「社を挙げて取り組むことになるから、もっと大きなプロジェクトチームが作られるんじゃないかな」



弱 木「そうですか……」




弱 木「では、ぼく、向こうの駅なんで……お疲れさまでした」



 華 「お疲れさま」




╳    ╳    ╳




 華 「あと5日かぁ……」


さあどうする、このままで良いのか? というところで今回はこれまで。しかし、レビューが必要とも思えないドラマのレビューをこんな調子でタラタラやっていて良いものか、改めて心配になってきます。もういいよ、と言うご意見があれば止めますが、どうでしょう?



というわけで、明日はセーラームーンミュージカル『かぐや姫の恋人』千秋楽である。私は初日を見逃してしまったぞ。ストリーミング配信へGO!




P.S
本日のブログの姫のことば、ごめんなさい、具体的にどちらに向かって何を語ってくださっているのか、私にはちょっと分からなかったけど、SNS全盛のきょうび、ブログの文章でメッセージを送ることを大切にしてくれてありがとうございます。

芸能生活20周年おめでとうございます
これからも勝手に応援しちゃいます