実写版『美少女戦士セーラームーン』ファンブログ


最新記事〕 〔過去記事〕 〔サイト説明〕 〔管理人

【第819回】イチゴの気持ちの巻(泉里香『高嶺のハナさん』第7話)


 1983年4月4日放送『おはよう朝日です!』に出演中のイチゴちゃんママ。ABCセンター前にて(動画をあげてくれた人ありがとう)。トークではこの頃から、なかなかクセの強いキャラを見せつけていた。歌ったのは「ラスト・キッス」。坂上とし恵の曲のなかでは、私はこれが一番好き……というより、ほかの曲が記憶にない。すみません。最近TBSオンデマンドで視聴可能な『8時だョ! 全員集合』第675回でも、同曲を歌う坂上さんを視聴することができる。



 1983年4月9日、福生市民会館での収録。まだまだ聖子カット全盛の時代なんだけど、当の聖子ちゃんやあるいはキョンキョンが同時期に出したシングルのジャケットを見ると、本家はとっくに髪をばっさり切って次のステージへ進んでいることがわかる。


1083年4月27日発売


1083年5月5日発売


 閑話休題。昨年(2020年8月)ネットに出た「モデルの香音、父・野々村真の激甘な子育てを明かす」という記事。こういうのを読むと、イチゴちゃんのキャラはダテじゃないね。『Lmaga.jp』( 2020年8月6日)より



 野々村真の娘で、モデル・タレントの香音(かのん)が、8月6日放送の『ダウンタウンDX』(読売テレビ)にゲスト出演。甘〜い父と娘の関係について語る。



 女優として活躍する清原果耶とのコンビ「かやかのん」でも人気の香音。「私のお願いを父が全部叶えてくれる」と明かし、子どものころに「ドラムがやりたい!」と言えば、100万円のドラムセットが用意され、地下に音楽専用の部屋まで作ってくれたという。



 さらに、「インスタ映えスポットを作りたい!」と頼めば、自室はピンク、弟の部屋はブルーと、家中の壁の色を塗り替えてくれたと語り、子どもに甘い野々村真の素顔を暴露した。


 それから『高嶺のハナさん』放送開始に併せてネットに出た斉藤貴志によるインタビューも、なかなかイチゴちゃんだった。ちょこっと抜粋。(『Yahooニュース』2021年3月27日



斉 藤「小さい頃から『かわいい』と言われ続けている人生かと察しますが、『他のことで誉めてよ』みたいに思ったりはしませんか?」
香 音「全然なりません(笑)。むしろ、いくつになっても『かわいい』と言っていただけると、うれしくなります。『かわいくなったね』も、進化したところをちゃんと見てくださっているんだなと」


╳    ╳    ╳



斉 藤「ティーンがなりたい顔」に挙げられる香音さんには、コンプレックスはないですか?」
香 音「あります。丸顔なのと、食べたらすぐ顔に出てしまうのは、ずっとコンプレックスです」
斉 藤「今も解消されてないんですか?」
香 音「顔が丸いのは、骨格のせいでもあるので。でも、食べすぎた日はむくまないようにお風呂に長く浸かったり、半身浴やマッサージをちゃんとして、マイナスを取り返すことを心掛けてから、コンプレックスとの向き合い方がわかるようになりました」


╳    ╳    ╳



斉 藤「モットーや座右の銘もありますか?」
香 音「座右の銘は小学生の頃から『明日やろうはバカ野郎』です。プライベートのことも勉強もそう」


╳    ╳    ╳



斉 藤「『高嶺のハナさん』で演じるのは、お菓子メーカーのアイドル的な社員の天井苺」
香 音「計算で男性たちを手玉に取る女の子です。見た目はすごく甘いし、あざとくてかわいいんですけど、中身は真っ黒(笑)。“ブラックいちごちゃん”と呼んでます。でも、家では干物女子というか、ずっとジャージでいるのでギャップがあって」


╳    ╳    ╳



香 音「私に『ブラックなイメージはない』と言われますけど、そんなことはないですよと(笑)。『この子は本当は真っ黒なんじゃないか?』と思われるくらいの演技をしたいです」


 さて前置きが長くなったが、そんなイチゴちゃん(香音)がタコパの夜、眠っている弱木(小越勇輝)についキスしそうになったところを、ハナさん(泉里香)は見てしまう。





 でもふっと立ちあがった弱木は、イチゴの気持ちに気付かず、寝ぼけた状態でトイレに行き、そのまま高嶺さんの膝枕で寝てしまう。




 弱木の行動の意味が分からず(意味はない)混乱するハナさん。弱木にキスしようとしたのがばれて(弱木は気付いていないが)恥ずかしくて会社を休んじゃったイチゴちゃん。華は華で、どうにも気持ちの整理がつかず、弱木を喚び出して問いただす。とにかく二人とも弱木君に振り回されてしまっている。ハナは弱木を喚び出して問いただす。



弱 木「あの……確認したいことっていうのは?」



 華 「COPがね、進んでないから、上司としてちゃんと指導しないと。なんか……天井さんと、キスしてたみたいだし」



弱 木「キス?」



 華 (ウソぉ! 私なに聞いてんの!?)


╳    ╳    ╳



 莓 (うぅぅぅ……気まずくて会社休んじゃった)



 莓 (私がキスしようとしたこと、弱木が覚えてたらどうしよう)



╳    ╳    ╳



 華 「タコパの夜にキスしてたみたいだから」



弱 木「僕が天井さんとキスなんてするわけないじゃないですか。好きでもない人とキスなんてしませんよ!」



 華 じゃあ膝枕はどうなの!



弱 木「えっ?」



 華 (えっ?)



弱 木「あの……その件に関しては、ちゃんとお伝えしなければと思っていたのですが」



 華 (すごく嫌でした、とか?)



弱 木「取り返しのつかないことをしてしまったと、もう身を引くべきなのではないかと反省しております」



弱 木「本当に申し訳ない所存です」



 華 (身を引くって……なに言ってんの弱木くん?謝るのは弱木くんじゃなくて私のほうなのに)



 華 「それで、弱木くん……」



弱 木「でも僕は、かなうなら高嶺さんの隣にずっといたいです!」



弱 木「ずっと隣にいたいです!」



 華 「なに腑抜けたこと言ってんの!」



 華 「午後の会議の資料、隅から隅まで読み直すように!」



 華 「何を質問されても答えられるようにしておくのよ!」



 華 「いい? あなたをCOPのパートナーとして選んだのは 私なのよ!私の許可なく離脱するなんてことはそもそも ありえないんだからね!」



 華 「だから」



 華 「ずっと隣にいなさい!」



弱 木「……はい!」

 
 弱木とハナさんがだんだんと結ばれてきて、それを予感しながらイチゴちゃんは恋に、というより自分自身に真剣になる。というあたりで、ドラマは第8話(2021年5月29日、BSテレ東、原作:ムラタコウジ/脚本:岡庭ななみ/照明:丸山和志/撮影:神田創/監督:塚田芽来/プロデューサー:瀧川治水・清家優輝)へ。



 この回は、イチゴがついに弱木に告白するというビッグイベントがあって、ある意味イチゴのメイン回でもある。なので今回、冒頭に香音の話をいろいろ出したんだが、またそっちに時間を使いすぎてしまったので、あとひとつだけトピックに触れて、今回はここまで、第8話レビューは次にするね。すみません。



 第8話では、第1話からずっと助監督を務めていた塚田芽来が監督にクレジットされている。昨年『浦安鉄筋家族』撮影時のあるアクシデントがきっかけで、主演の佐藤二朗にSNSで年齢までさらしものにされていた人である。



 このツイッターが昨年7月で、この時点で30歳。泉里香よりもちょっと若い。そういう意味ではイチゴちゃんがメインの第8話は、監督昇格作品として適任だったのかも知れない。あるいは単純に、ローテーションというかスケジュールの都合もあって、ちょっとこいつに一度、監督やらせてみるかというお試し的ニュアンスだったのか。



 いや、別に知り合いってわけでもないのだが(当たり前だ)助監督から監督に抜擢された若手の第1作目って感じで、次回は第8話をサクッとレビューしてみよう。ではまた。



 ところで、イチゴちゃんと仲良しの永野芽郁さんがコロナ陽性だそうですね。『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』が好評なだけにちょっと心配ですが、ちょうどオリンピックも始まったので、穴埋めには適当になにか競技中継でもオンエアしてもらっておいて、あせらず治療に専念してください。