実写版『美少女戦士セーラームーン』ファンブログ


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【欠席届】2ヶ月ぶりのお休みっす、の巻

 すみません本日のブログは完全休業。いろいろやりくりしてきたが、力尽きた。一度サボるとサボりぐせがつくので頑張ってきたが、もう限界。



 ところで世間では、映画『鬼滅の刃 無限列車編』の興行成績がいきなり最初の3日で動員360万人、興収46億円とか、たいへんなことになっていて、日本経済の救世主とまで言われている。



 ちなみに、ここしばらく春休み公開で固定していたドラえもんの新作『映画ドラえもん のび太の新恐竜』は、8月7日公開になって(いまもまだ上映しているスクリーンはあるが)現時点でトータル動員209万人、興行収入31.7億円を記録した。いつものように春休みに通常の形式で公開すれば50億円は堅いと言われていた作品ではあるものの、かなり健闘したと思う。なかには『名探偵コナン』や『アンパンマン』のように一年延期にすればもうちょっと数字が跳ねたのに、とか書いている記事を見かけたが、そのぶん、ただでさえ赤字体質の日本のアニメ業界でアニメーターの仕事が減るってことをどう考えているのだろう。私は数ヶ月ずらして公開に持ち込んでしっかりヒットさせた関係者の英断を讚えたい。来年も制作してください。



 ともかく『鬼滅の刃』のとんでもないヒットぶりは、わざわざここでふれることもないけど、すごい。東宝のシネコンの403館で、しかもそれぞれの映画館が複数スクリーンを利用して時間差で上演スケジュールを組んでいることも話題になっている。このへん、ニュースは正確な数字を伝えてくれていない。日本の映画館のスクリーン数を合計するとおよそ3,600スクリーン。そのうち現在『鬼滅の刃』にどれだけのスクリーン数が割かれているかについては、調べた限りでは報道されていなかった。しっかりしてくれよ。



 ちょっとケースは違うが、2017年の夏に韓国で『軍艦島』という映画が公開された。韓国国内に2700あまりのスクリーンが存在するうち、その7割を占める2100のスクリーンで上映されて、上映5日で400万人の観客を動員して記録的なスタートとしたものの、観客の評判がすこぶる悪く、最終的な観客動員は650万人、収益は23億円程度で、製作費(トータルおよそ26億円)の回収にも至らなかった。そういう例もあるので、『鬼滅の刃』があとどれだけ伸びるか、もう少し見てみないと分からないね。前例のない事態だけに、関係者も注目しているだろう。ご存知のようにアメリカの映画興行業界は、大作の公開が延期されたり配信に回されたりして壊滅状態に近くて、日本における『鬼滅の刃』の健闘ぶりにものすごく注目している。『ニューズウィーク』誌の報道によると、先週末の全世界の映画の興収を合計したより、『鬼滅の刃』一本が稼いでいるらしくて、やれ国際化だ日本の文化はガラパゴスだと言っている連中に聞かせてやりたいような話である。
 


 ざて、このブログでも何度か触れてきたが、この年末から年始にかけて、北川さんの出演作品とセーラームーンの劇場版が次々に公開されることになっているので、備忘録がわりにまとめておく。

『ドクター・デスの遺産 —BLACK FILE―』(2020年11月13日公開予定)



 北川さんにとっては『ヒポクラテスの誓い』に続く中山七里原作作品。綾野剛共演。綾野剛もしばしばサバもぐ演技をするので、この二人の濃厚なぶつかり合いがどういう化学反応を起こすかがポイント。以前、当ブログでもとりあげたが、最大の見どころは居酒屋における二人の焼き鳥の奪いあいであろう。

『約束のネバーランド』(2020年12月18日公開予定)



 ここしばらくの「実写版」のなかでも、最もデンジャラスな一本。正直観るのが怖いが、でも『君の膵臓をたべたい』では実質的には共演しておらず、『センセイ君主』ではなんかよく分からないトレーニングシーンのみで共演した浜辺美波と北川景子が、はじめてガチンコでぶつかり合う。おそらく二人の対峙するシーンがラストのクライマックスとなるであろう。

劇場版『美少女戦士セーラームーン Eternal 』



 前編(2021年1月8日)と後編(2021年2月11日)に分かれて公開。武内直子の監修による『セーラームーンCrystal』のスタッフ、キャストによる劇場版。『Crystal』でも、ダーク・キングダム四天王が原作より一歩踏み込んだ描き方をされていたが、今回もメヘレニアやアマゾネス・カルテットに新解釈が見られるかどうかがポイント。あと興行ですね。どの程度の観客を集められるのだろうか。

『ファーストラヴ』(2012年2月予定)



 原作は島本理生の直木賞受賞作。原作の主人公は「臨床心理士」だった。臨床心理士はユング心理学で有名な河合隼雄が、心理療法家を国家の管理する資格にしたくなくて、あちこち奔走して「日本臨床心理士資格認定協会」を設立して定めた民間の資格だったが、河合の死後10年して、国家資格としての「公認心理師」が設立されてしまい、おそらくこれからは公認心理師が主流になっていくのだろう。そういう時代の流れを象徴するかのように、北川景子のもつ資格は公認心理師にされている。それが’どうしたという話ですみません。



 以上。それではまた次回。