実写版『美少女戦士セーラームーン』ファンブログ


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【第715回】帰ってきたゲス不倫の巻(小松彩夏『白衣の戦士』第5話)


 前回お祝いを言わせていただいた後、何かちょっとごたごたしているらしい川栄李奈さんだが、『家政夫のミタゾノ』第6話のメイド服姿は可愛かったです。




 話変わって『映画 賭ケグルイ』は3回目の週末が9位、興収2億8000万円は越えたが3億にはちょっと届かなかったらしい。でも何度も言うけどよくがんばった。トータル5億円は行くと思うけどな。お疲れ様でした。池田エライザさんはそのまま次は『貞子』ロードショーですね。応援してます。



 できればドラマ版で基本設定と主要キャラクターを頭に入れてから観たい作品だし、宣伝効果上も、ドラマ版を広く観てもらうことが何より劇場版集客につながる。30分番組だし、劇場版のプレリュードでもあるSeason2なんか全5話だから、まとめて観ても正味2時間強である。
 だが地上波テレビの放送日がバラバラで、注目していた私さえ、関東・関西より数日遅れのペースで中部地域で放送されていた事実をしばらく見逃していたくらいだ。浜辺美波の故郷である石川県では放送していないし、TVerとか、ネットの見逃し配信等のたぐいもやっていない。



 『賭ケグルイ』は漫画原作だけど、映像化作品は実写版もアニメ版もNetflixが放映権を押さえているようだ(昨年のシーズン1のみU-NEXTやdTVで配信されている)。地上波テレビのキー局は、深夜に一回だけドラマ本編をオンエアして、後は再放送もネット配信も行わず、CMもほとんど打っていない。そういう状況で、若年層を映画館に集め、これだけのヒットを記録したのです。で、劇場版を観てこの作品に興味を持ったら、ぜひNetflixにご加入してドラマ版とアニメ版をお楽しみください……というシステムになっている。加入する気になれない人(私だが)にとってはそこがネックだ。



 さて『白衣の戦士』も半分を過ぎて第6話まで進んだ。第1話からの視聴率推移は以下の通り。

10.3% - 9.3% - 9.3% - 8.4% - 8.3% - 7.2%


 いいじゃないか。ゆるやかな着陸態勢に入ったジェット機の高度メーターみたいで。乱高下もなく、理想的なソフトランディングが期待できるじゃないか。次は6.5%かな。というわけで前回やり残した第5話です。「不倫発覚!?ナースの恋愛事情とせつない恋の結末!!」(日本テレビ、2019年5月15日放送、脚本:梅田みか/照明:北條誠/撮影:坂本誠/演出:菅原伸太郎)。



 冒頭、いつもははるか(中条あやみ)だけが美脚を披露しているナースセンターだが、今日はなぜかみんながワンピース姿。四季総合病院に、イケメン俳優の「ハマテツ」こと浜中徹也が入院するということで、ナースたちがみんな色めき立っているのだ。
 以下、静止画で観るとより明らかになると思うが、構図や演出がドラマというよりバラエティのコントっぽい。すごく丁寧に作ってあるコントを見せられているような、なんかお得な気分になるのは私の錯覚か。


はるか「おはようございま~す!」



雪乃・絵里奈・貴子「おはよう!」



はるか「あれ? みなさん今日、早くないですか?」



はるか「それに何かいつもと雰囲気、違うような……」



はるか「えぇ~っ!?」



雪乃・絵里奈・貴子「え?」



はるか「何で皆さん、ワンピースの白衣着てるんですか?」



雪 乃「何でって、理由なんかないよね?」
絵里奈「ねぇ!」



はるか「でもいつもはパンツのほうが動きやすいって」



貴 子「誰がそんなこと言ったのよ。白衣の天使は基本ワンピースって決まってるでしょ?」



はるか「う~ん?」



夏 美「おはようございま~す」



雪乃・絵里奈・貴子「おはようございます」
はるか「三原さん!」



はるか「何か みんなの様子が変なんです……ん?」



はるか「え~っ!」



夏 美「どうかした?」



はるか「夢かな!?」
斎 藤「昨日 外来から来た入院名簿に、浜中徹也の名前があったんだって」



はるか「えっ 浜中徹也って、あのイケメン俳優のハマテツ!?」



斎 藤「そうそう、今日うちに入院して来るらしいよ」



はるか「そういうことか。何で教えてくれなかったんですか?」



貴 子「立花ちゃんはいいじゃない。いつもワンピース着てんだから」



はるか「そういう問題じゃ……」



絵里奈「ハマテツ、カッコいいだろうなぁ」



雪 乃「はぁ~、早く脈拍取りたぁい!」



貴 子「私はだんぜん、入浴介助!!」


 ていうことなんだけど、入院してきたのは有名イケメン俳優と同姓同名の普通の人、ということでこの話はこれで終わり。一応、次の第6話冒頭への伏線的意味あいも少しはあるが、基本的にはそれだけのエピソードだった。でもワンピースの白衣で色めき立っているこまっちゃんを見せてくれたので感謝しなくちゃいけない。



 さて、ナースセンターにやってきた妙にガタイの良い男、四季総合病院の事務職員、西野(佐伯大地)。どういう筋の者か。『家売るオンナ』第1シーズン第7話で、庭野(工藤阿須加)がやたらと声の小さいお嬢さま(多岐川華子)と見合いをする。






 サンチーから「デートするなら得意分野に誘え」とアドバイスを受けた庭野は、住宅展示会場に華子お嬢さまを誘う。そこに登場した物件案内の不動産屋を演じていたのが、この佐伯大地だった。まわりくどい話ですみません。






 庭野は結局、同業者の手慣れた仕事ぶりに感心するわ、声の小さな華子さまが何を言っているか聞き取れないわで、デートは不発に終わる。まあとにかく、このとき不動産会社の人だ。
 佐伯大地は『美咲ナンバーワン!!』(2011年、日本テレビ系)にも出ていたそうだ。


『美咲ナンバーワン!!』第4話
塚地武雅・財前直見(『白衣の戦士』第3話ゲスト)・小松彩夏・田中圭


 で、『美咲ナンバーワン!!』の動画をちょっと観直したら、元ナンバーワンホステスの高校教師、香里奈のクラスの生徒のひとりに、今とはだいぶ違って華奢な佐伯大地くんがいた。一方、小松彩夏は香里奈の元の職場であるクラブのホステスで、同一画面に収まった場面は、ざっと見た範囲ではなかったので省略。今回は小松彩夏の彼氏役としてしっかり共演したわけだ。



西 野「失礼します……本城師長いらっしゃいますか?」



はるか「あ、 え~と……」



雪 乃「立花さん、大丈夫」



雪 乃「お疲れさまです」


西 野「お疲れ……この書類に、師長のハンコもらいたいんだけど」



雪 乃「師長、今いないんだけど」


西 野「あ そうなんだ」



はるか「何かあの人藤井さんと親しそうですね」
夏 美「そりゃあね~、事務部の西野さんは」



夏 美「雪乃の彼氏なの」


はるか「か、 彼氏い!?」



夏 美「シ~! 声が大っきい!」



斎 藤「彼氏さんなんだぁ」


はるか・夏美「シ~!」
斎 藤「すいません」



はるか「でも藤井さん、このあいだ合コンに行ってましたよね?」



夏 美「ああ、あれは私のためにセッティングして、盛り上げてくれただけだから」



夏 美「ああ見えて雪乃は結構、一途なんだよね」



はるか「そうなんですか~?」



西 野「それ 似合うね」



雪 乃「えっ そう?」


西 野「うん」



西 野「じゃあ」


雪 乃「うん」



貴 子「このこのこのこのこのっ!」



貴 子「ちょっと何イチャイチャしてんのよお」
雪 乃「もう、やめてください」



はるか「二人が付き合ってるのって、みんな知ってるんですか?」
夏 美「病院内の噂は、とにかくあっという間に広まっちゃうの。すぐバレちゃうから、秘密なんて作れないんだよね」



貴 子「そうそうそうそう」



貴 子「何科のドクターがどこのナースと付き合ってるだとか、恋愛事情はみぃんな知ってるの」



貴 子「申し送りされるようなもんなのよ」



はるか「申し送り…… こわっ」



斎 藤「やっぱり院内恋愛って多いんですか?」



貴 子「そうねぇ、ナースもね、出会いがあるようで、なかなかないからね」



貴 子「…って斎藤 普通に女子の恋バナ入ってんじゃんかよ、 この、この〜!」


はるか「確かに。院内恋愛か~」



はるか「ふふふふ」


 改めて説明しておくと、このドラマは総合病院を舞台に、中堅ナース夏美(水川あさみ)と、その指導を受けているけど失敗ばかりの新人ナース、はるか(中条あやみ)という看護師二人の恋の行方を追うロマンチックラブコメディである。平成どころか昭和の少女漫画みたいなラブコメで、今どきこんな作品を制作する日テレの度胸を私は買っている。



 夏美は34歳独身で、35までに相手を決めたいと思い、貯金をはたいて結婚相談所に入って候補者の選定に入った。そしたら職場のバツイチ師長(沢村一樹)が、自ら夏美のお相手候補に名乗りを挙げ、もともと信頼していた上司だけに、だんだんと気になりつつある。



 一方、中条あやみの演じるはるかの相手は、同期の新人男性看護師の斎藤(小瀧望 from ジャニーズWEST)。とても優秀で、おっちょこちょいのはるかは最初ライバル視していたのに、気がつけばがすごく意識しているという、青春恋愛ものの王道。斎藤が超鈍感で、はるかからモーションをかけられても気付いた様子もないというあたりもベタだ。



 だから斎藤が、もらったチケットが二枚余ったからと、休日にはるかを映画に誘ったのは、本当にその通りの意味だったんだけど、デートと解釈したはるかは勝手に喜んだりドキドキしたり。



 映画を観終わった二人は、シネコンで偶然、主任の村上真由(片瀬那奈)がデートしている現場を目撃してしまう。しかも相手の男は同じ四季総合病院の脳外科医、清水(東根作寿英)。



 東根作寿英は、『家売るオンナ』第1シーズン第6話で、不倫している老舗和菓子屋さんの御曹司を演じていた。愛人(小野ゆり子)のために思い切ってマンションを買ってやろうとしていたが、自宅から通いやすい物件ばかり探していて、愛人の方はもうそんな「便利な女」扱いにだいぶ嫌気がさしていた。




 今回の東根作寿英も、もう夫婦関係が冷めているフリをして病院では真由とつきあいながら、実は奥さんがもうすぐ出産、という堂々たるゲス不倫ぶり。そんな清水先生に怒りの鉄拳を見舞おうとするはるかと、それを止める夏美がふと気付くと、真由も遠くに立ちつくして、清水先生と奥さんの仲むつまじい様子を見つめていた。










 その日から真由は、いつもの主任らしからぬ単純ミスを連発してしまう。はるかと夏美は、そんな主任の様子がいたたまれない。



 このあたり、昔だったら普通だけど、昨今の視聴者からは不倫肯定だとか擁護だとかバッシングを受けそうな展開で、やはり令和の新ドラマとは思えない。
 師長(沢村一樹)も、何があったのか分からないまま、主任の様子が心配で、夏美に相談する。



本 城「これで主任を誘って、二人でご飯でも行ったらどうかな?」



夏 美「これって?」



本 城「前に、ほら『月刊ナース』に僕の川柳が入選して、載ったことあったでしょ?」



本 城「その時の謝礼なんだけど、忘れててロッカーに入れっ放しだったんだよね」



夏 美「えっ 『よろこ火』って、あの有名な高級鉄板焼きじゃないですか!」



夏 美「いいんですか? 私たちで使っちゃって」



本 城「もちろん。主任の気分転換になればいいかなと思って」


 なかなか太っ腹である。ちなみに『月刊ナース』に入選した川柳は「女性より 女子力あるよ ナースマン」という作品だそうだ。ともかくそんなわけで、夏美は真由を高級鉄板焼きに誘う。




真 由「う~ん! おいし~い!」



夏 美「あ~! 主任に喜んでもらえてよかった~!」
真 由「ありがとう」



はるか「ん~! こんなおいしい肉、食べたことない~!」



雪 乃「ホンット おいしい!」


絵里奈「ね~」



夏 美「だから何でアンタたちも来てんのよ?」
はるか「だってぇ、ずるいじゃないですか、三原さんと主任だけ!」
雪 乃「師長も太っ腹ですよね。こんな高級なお店の食事券ポ~ンとくれるなんて」
絵里奈「こんなとこ滅多に来られないですよ」



夏 美「あのね、はみ出した分は、割り勘だからね」



絵里奈・雪乃「えっ?」


真 由「まぁまぁまぁ。師長にカンパ~イ」


夏 美「カンパ~イ」


 しかし奥のテーブル席で、人目もはばからずいちゃつくカップルがいて、ナースたちをいらつかせる。しかも男のほうの正体は、雪乃の彼氏、西野だった。浮気相手の女の方は、元NMB48の矢倉楓子。一時期はAKB48を兼任もした人気メンバーの一人だそうです。2018年4月のグループ卒業コンサートをもって芸能界から引退したが、およそ一年のブランクを経て、この作品で活動を再開されるとのこと。文字通り修羅場からの復帰となるが(笑)がんばってください。



 女 「う~ん!これ、おいし~い! みっくんも食べて。はい、ア~ン」
 男 「ア~ン……うま〜い」
 女 「も~うやだ、みっくん、ついてるぅ」



はるか「ははは……ア~ンって」
夏 美「もうちょっと場所をわきまえて欲しいけど」
真 由「ホントよね」


 女 「ねぇ、こないだ行った温泉、また行こうよ。お泊まりで」



はるか「まったく……どこにでもいますよね、ああいうバカップル」
夏 美「ちょっと!」



夏 美「確かに、だいぶ生々しいけど」
 男 「お泊まり? いいよ、いつにしよっか?」
 女 「う~ん いつがいいかな?」



雪 乃「まさか……」



夏 美「雪乃? どうかした?」



雪 乃「あぁ、いえ……」



 男 「え~っと 来週はね……あっ、ちょうど土曜日、OKな日だよ」



 女 「え~っ ラッキー!」



 男 「 そろそろ行こっか」


 女 「うん。ごちそうさま」




雪 乃「……ミツル……」



西 野「雪乃!」



西 野「主任! あっ 三原さんたちも」



西 野「……どうも」



雪 乃「ちょっと、どういうこと?」



西 野「ち、違うんだよ! 彼女は仕事関係でメシ食ってただけでさ」



雪 乃「仕事関係?」



 女 「みっくん、だぁれ? この人たち」



西 野「あはは……こちらは、うちの病院のナースの皆さんだよ」



西 野「ちょっと、今日は仕事の話があるから、先に帰っててもらえるかな?」


 女 「え~!」




 女 「……うん……」



西 野「ちょちょちょ、ここじゃ あれだからさ、ほか行って二人で話そうよ」



雪 乃「さっき彼女と温泉に行こうって言ってた日、私が夜勤の日だよね」



西 野「えっ?」



雪 乃「いつもそうやって、私がいない日に浮気してたってこと?」



西 野「そんなの違うよ! 浮気なんて誤解だって」



雪 乃「私を裏切ってたってこと?」



西 野「何だよ、お前だって合コンとか行って、いろいろ遊んでんだろ。このくらいお互いさまじゃねえか!」



はるか「そんなことないです!」
夏 美「立花さん!」



西 野「しょうがねえだろ! 休みだって合わないし、お前が夜勤の時 こっちは暇だし、ちょっと遊びたくなるだろ」



雪 乃「そんなの最初から分かってたことじゃない。私、ナースなんだから」


西 野「でも雪乃、ナースなのに、ぜんぜん優しくねえじゃん!」



西 野「もっと尽くしてくれると思ったのにさ」



西 野「ぜんぜん白衣の天使じゃねえじゃん!」




夏 美「立花さん!」












 はるかの元ヤン魂が炸裂したところで、場面は一転、『なすがまま』で反省会。でもみんな、店を出る前にちゃんと肉は残さず食べたんだろうな。もったいないぞ。



夏 美「もう! 何やってんの!?」



はるか「すいません、体が勝手に動いちゃって」



はるか「だって あいつが、西野さんがあんまりひどいこと言うから!」



夏 美「だからって、あんたが殴るのは筋違いでしょ?」
真 由「そうよ立花さん。私だって、彼を殴ってやりたいって気持ちは同じ。でもそれを抑えるのが大人でしょ?」



はるか「はい、すいません」



雪 乃「最近、何となく彼の様子がおかしいから、怪しいと思ってたんです。でもまさか、あんな最低男だったとは」



夏 美「だいたい、世の中の男はナースに幻想を抱き過ぎ! な~にが、ナースなのに優しくないだ!」
真 由「そうそう、どうしても白衣の天使のイメージで来るからねぇ」



はるか「ナースの恋って難しいんですね」



夏 美「そうよ。仕事終わって彼の前まで、ずっと天使でいられるかっつうの!」



絵里奈「でも、私は ちょっともったいない気がするけどなぁ」
雪 乃「えっ?」



絵里奈「だって 一年近く付き合ってたんですよね?」



絵里奈「西野さん、条件悪くないし、浮気一回ぐらい目をつぶってもいいんじゃないかなって」



はるか「あ…… あの……私、彼氏もいないし、恋愛のこと 全然よく分かんないんですけど」



はるか「でも、好きな人には自分一人だけを見てて欲しい、って思いませんか?」



はるか「相手が誰だって、どんな恋だって、女はやっぱりそれが一番大事だと思うんですよね」



雪 乃「確かに……それが一番かも」



絵里奈「そうだね」



雪 乃「嬉しかったよ。立花さんが彼を殴ってくれて」



はるか「えっ?」



雪 乃「私にはできなかったから」



雪 乃「おかげで すっきりした。ありがとう」



はるか「藤井さん……」



夏 美「たまには あんたもいいこと言うじゃん?」



はるか「えっ!?  三原さん、いま私のこと褒めてくれました?」



夏 美「ちょっと、ちょっとだけね」
はるか「褒めてくれましたよね!?」
夏 美「ちょっとだけ」
はるか「ですよね!?」



真 由「好きな人には 自分一人だけを見ててほしい、か……」


 初めて三原さんに誉められたと喜ぶはるか。でもこれって、看護師のお仕事に直接かかわることではないのだが。
 このあと話はまだいろいろあるのだが、奥さんの出産を機に、真由も清水先生にきっぱり別れを告げる。



 不倫の関係を清算した真由もしっかり者の厳しい主任ナースに戻って、ナースステーションに元通りの日常が帰ってくる。ただ以前とひとつだけ変化したのは、合コンへの参加者が一人増えたことだ。エピローグ。



西 野「本城師長」
本 城「ん?」



西 野「備品請求書にハンコ頂けますか?」



本 城「ハンコ?」



はるか「あ~!」



西 野「え……ちょ……」



本 城「西野君 何か やらかしたの?」
西 野「え… いやいや…」






真 由「他に何かうちのナースにご用でも?」



西 野「いいえ! すいませんでした!」




真 由「さぁ、みんなで清掃しましょ」
一 同「はい!」



柳 楽「どうやら西野君と藤井さん、終わったみたいですね」



本 城「今のってそういうことだったんですか?」



柳 楽「彼女たちが団結すると強いからねぇ」



柳 楽「よ~く覚えといて」
高 木「はい 覚えておきます」



本 城「僕ら、 完全に蚊帳の外だね」


斎 藤「はい。最近、ちょっとはなじんで来たかなと思ってたんですけど、まったく入れません」



本 城「ナース業界は、まだまだ女の園だから」
斎 藤「はい」



本 城「じゃ 皆さん、お疲れさまでした」
一 同「お疲れさまでした」



雪 乃「ねぇねぇ、さっそく合コンの話来たんだけど」



夏 美「わぁ、さすが雪乃、仕事早い!」
絵里奈「いいですねぇ。合コン」



はるか「私も もちろん参加します!」
夏 美「え~ 立花さんも来るの? また ぶち壊さないでよ」



はるか「そういう三原さんこそ、もう藤井さんはいい男がいても、回したりしませんからね。自力で頑張ってくださいよ、自力で」



夏 美「何よ、私はいつだって自力で頑張ってるの。 精いっぱい!」



真 由「その合コン、私も参加します!」



雪 乃「え…何で急に主任が合コンに?」



真 由「え? 何でって私、独身よ? 何か文句ある?」



雪乃・絵里奈「いえ…」



真 由「あっ! みんな分かってるわよね? 私には時間がないんだから、いい男がいたら こっちに回す!」



夏 美「ちょ… それ 私のセリフ」


 というわけで、前回第4話で合コンのセッティングとかやっていた雪乃(小松彩夏)が、そんなことやっている間に本命の彼氏に浮気されていた、という話でした。そして、人気俳優と同姓同名の入院患者がやって来てみんなカン違いする、という今回の冒頭を受けて、次回第6話では、夏美が以前お見合して結局プロポーズを断った相手と同姓同名の人物が入院してきた、と思ったら今度はズバリ当人だった。しかもまだ夏美との結婚を諦めていなかった、というお話でございます。小松彩夏の出番は少ないので軽うく流すことになりそうです。では今回はこれまで。
 


 『騎士竜戦隊リュウソウジャー』の話題。すでにマスターレッド(黄川田将也 第5話、第6話)とマスターブルー(渋江譲二 第9話)は再登場ずみなので、残るマスターピンク(沢井美優)は、いったいいつになったら再登場するんだということであるが、6月23日放送の第14話で、6人目の戦士リュウソウゴールド(アミューズ所属の兵頭功海)の登場がアナウンスされていて、多分その前に出てくるのではないかなと思う。特に6月2日放送予定の第12話「灼熱の幻影」は加藤弘之が監督ということである。ぜひとも実写版セーラームーンの理科の加藤先生の演出で、沢井さんに再登場してもらいたい。……と思ったが、そうこうしているうちに第13話がオンエアされ、予告編を観た限りでは、まだマスターピンクの再登場はなさそうである。とほほ。