実写版『美少女戦士セーラームーン』ファンブログ


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【第616回】見た目・しくじり・セーラーコスモスの巻


昨日のテレビ東京、金曜8時ドラマ『釣りバカ日誌 Season2 〜新米社員 浜崎伝助〜』第5話(2017年5月19日)に大久保聡美がちょこっと出るっていうのでチェックしたんだけど、この受付嬢で間違いないですか?ちょっと遠くてさ。

1. 早くも殿堂入り



 沢井美優原理主義だとか、大山アンザあってのセラミュだとか、その都度いい加減なことを言ってすまん。でもやっぱり今回の発表で、大久保聡美こそ究極のセーラームーンであることが証明された(当社比)。セーラームーンミュージカル史上、異例の再登場。しかもセーラーコスモスを演じる。すごい。
 セーラーコスモスというのは、ちびちびの正体で、未来の進化したセーラームーン……ってことで良かったでしょうか。前に書いたとおり、なにぶん私は「スターズ」あたりはおろそかにしていて、しかもセーラーコスモスはアニメに出て来ない、原作だけのキャラクターなのだ。「すごい」と言いながらうろ覚えなんて、私っていい加減。



 ともかく、セーラームーンは月の化身で地球を守る守護神だが、セーラーコスモスは、もう「コスモス」というくらいだから、宇宙全体の守護女神である。途方もない時間をかけて進化したセーラームーンの究極バージョン。なんて、ほとんどネタバレで、できれば公演まで伏せておきたいキャラクターなんだろうけど、そうすると大久保聡美が出ることもアナウンスできないし、困ったものである。
 早くも小山百代とか松浦雅がお祝いの言葉を寄せているが、特に松浦雅のインスタグラム(百日紅さんにコメント欄で教えてもらった)が良かった。



なんだろなぁ、この言葉を使うのは恐れ多いけど
私にとってセラミュは、
初めて「役が乗り移る」という経験をした作品でした。
あの頃、聡美のためなら命を投げ出しても構わないと
本番以外の時間も本気で思っていたし、
今もずっと心の深いところで繋がっている親友。
いや、戦友!!

 
 まるで丸山真哉プロデューサー作詞の「Friends」みたいなことを言っているけど、おそらくこれが真実である。三石琴乃であれ大山アンザであれ沢井美優であれ、セーラームーン/月野うさぎを演じる者には、戦士全員の間に、こういう「今もずっと心の深いところで繋がっている親友」という連帯感を生み出せるような、何か特別な資質が必要なのだ。
 ともかく『ミュージカル美少女戦士セーラームーン -Le Mouvement Final-』、もうこれは東京か愛知県公演になるか分からないが、観に行かなくちゃ。


2. 番組自体がしくじりか?



 テレビ朝日の『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(2017年5月14日)に泉里香が登場した。ゲストは脳科学者の茂木健一郎。



 彼が何をしくじったのかというと、ちょっと前にツイッターで「日本のお笑い界は終わっている、オワコンだ」という趣旨の発言をして、それがネットの話題になってマスメディアにも取り上られ、松本人志など大物お笑い芸人からきついお灸を据えられた、ということである。それがそんなに前の話ではないので、しくじりたてホヤホヤの先生として登場だ。



 泉里香は教室の最前列の真ん中という、やたらとカメラに写りやすいポジションで、最近話題の「モグラ」として優遇されていることがあからさまに分かった。何しろ茂木健一郎の第一声が「泉さんボクのこと知っていますか?」だもん。





 「知ってます」と答える里香に「何やってる人ですか?」と重ねて訊ねる茂木健一郎は、葉加瀬太郎ふうにバイオリンを弾くフリをして誘導を試みる。だがそんなつまんないボケは拾わず、普通に「脳の人です」と返す泉里香は正しい。



 しょうがないのでオードリー若林が「噛み合わねえな」と突っ込んでなんとか収めようとする。なんかもうこの時点で番組が終わってしまったような気がする。ダメ押しとして、真ん中へんに行くまでには「もうちょっと頭の中で考えてから発言しよう。この番組に出るのも早すぎた。すぐに発言しようとせず、もっと時間をかけて考えようよ」という結論も出てしまった。しかもそういうことを、初ゲストの泉里香が脳科学者に指南するんだから、ほとんど馬鹿みたいな番組である。






 と、この番組についてはその程度しか言うことがないな。泉里香のセーラー服と笑顔が観られただけで良しとしよう。



3. 「プニュズ」からのダブルジュピター



 ところで先日、テレビのバラエティ番組で、渡辺直美がルナのワンポイントが入ったTシャツを着ていた。チラッとみかけて、何だろうなあれ、と思ったんですよ。そしたらセーラームーンの公式サイトにも出ていた。渡辺直美がプロデュースしている肉厚女子向けの「プニュズ」というブランドとセーラームーンのコラボだそうである。



 なかなかインパクトのあるボリューム感だが、渡辺直美は実写版セーラー戦士たちと同世代で1987年生まれの29歳、アニメ第1世代にあたるので、セーラームーンとのコラボは、わりかし自然な発想なのだろう。
 で、これが桐谷美玲(1989年生まれ、27歳)、ブルゾンちえみ(1990年生まれ、26歳)あたりまで下がってくると、どんな感じだろうか。物心ついたときには、アニメ版のピークはやや過ぎていて、2003年の実写版の時には中学生になっている。だから現場で安座間美優と一緒になっても、「まこちゃんだ!」なんて思ったりはしないのだろうな。



 というわけで『人は見た目が100パーセント』第6話(2017年5月18日放送、脚本:阿相クミコ・相沢友子/撮影:五木田智/監督:永山耕三)です。今回は脚本が相沢友子の単独執筆じゃなかったせいか、ちょっと毛色が違うように思う。研究発表風の冒頭もなかったし。
 朝。寝相の悪い純(桐谷美玲)は、起きるとき枕元から分厚い洋書を落として、メガネを潰してしまう。




 メガネのツルは伸びきっている。しかたがないので片方を手で押さえながら出勤。




 こういうときに都合悪く挨拶してくるのが、純がひそかに心ときめかせている美容師の榊(成田凌)。



 純は榊のことが大好きなのだけれど、こういう恥ずかしいシチュエーションのときに来られるとすごくつらい。




 と、バイトのお姉さんが配っていたティッシュに「メガネ修理特別セール」の文字が、ちょうどそこの建物を入った所にあるお店らしい。




 用事ができたからと言って、慌ててメガネ修理店の入っているビルに向かう純。ところが榊のせいでテンション上がりすぎていたために、清掃の人がぴかぴかに磨いていたガラスに気づかず激突してしまう。







 気絶した純は、榊の手で近くの病院に担ぎ込まれる。しかたなく同僚の満子(水川あさみ)と聖良(ブルゾンちえみ)に、入院中であることと、会社を休むことを連絡する。




 あの改めて申し上げますが、このドラマは「桐谷美玲が男にさっぱり相手にされない地味な理系女子」という設定の時点で、すでにファンタジーなので、社会人のみなさんも「そんなことで会社休むなんて、しかも自分から直接上司に連絡しないなんて舐めてんのかコラァ!」とか怒り出さないでくださいね。
 というわけで、純が休むことを上司の國木田修(鈴木浩介)はチーフマネージャーの松浦栄子(室井滋)に伝える。今回最初の安座間美優登場シーン(セリフなし)。



栄 子「それじゃ私は今日はもう戻らないからね」



國木田「かしこまりました」



栄 子「あと何かあるかしら?」



國木田「研究室の城ノ内さんですが」



國木田「通勤途中にガラスに激突して、検査で入院することになりましたので、今週はお休みをいただきたいと」



栄 子「いちいち報告しなくてもいいのよ」



栄 子「だいたい、いてもいなくても変わらないんだから」



栄 子「一週間と二週間だろうとお休みしてもらってかまわないわ」


 一方、満子(水川あさみ)と聖良(ブルゾンちえみ)は病院の純(桐谷美玲)をお見舞に行くんだけど、彼女が、たまたま近かったからという理由で担ぎ込まれたのは、家具とか内装がムダに豪華なセレブ御用達の病院であった。



 そのわりに相部屋なんだけど。入院してくる患者さんたちも、みな微妙に自意識過剰な方ばかり。始めは純ひとりだったのが、間もなくやって来たのがグラビもこなすモデルさん、つまり「モグラ」女子。泉里香じゃないよ。演じているのは藤本泉だった。





 いつもマネージャーがついていて、モデルらしく、なんかヨガとかやってる。次に松葉杖をつき「なんだ個室あいてないの?」と文句を言いながら入ってきた女社長(楠見薫)。



 秘書なのか、若い男二人を連れている。というか、この二人はブルゾンちえみのユニット、いわゆる「withB」(徳田浩至・杉浦大毅)である。



 いちおう女社長をベッドに落ち着かせたwithBが病室を出て行こうとすると、ちょうど純の見舞いに来た聖良(ブルゾンちえみ)と出くわしてしまう。

 



 ここ、明らかにお互いちょっと照れていて、半笑い気味の雰囲気なのがおかしかった。
 まあそのへんはいいのだが、ブルゾンちえみと水川あさみが見舞いに来て、すごいところへ入院したみたいな話をしているところにもう一人、女性の患者さんが、恋人らしき男性にエスコートされて入って来る。




 自動車事故のむち打ち症かなにか、首にギプスを嵌めているこのお方がなんと、「きれいな渡辺さん」こと渡辺舞ではないか。






 つまり今回の『人は見た目が100パーセント』第6話って、安座間美優と渡辺舞という、セーラージュピターが二人も楽しめるスペシャルバージョンだったのだ。いよっ!



 って喜んでいる人はそんなにいないだろうね。渡辺舞はエスコートしてきた男とラブラブで、見つめ合って相部屋のカーテンを閉めてしまう。







 すみません、渡辺舞が出てきたのでついまたムダをしてしまった。一気にラストまで行きます。



 今回のテーマはルームウェア。水川あさみとブルゾンちえみは、桐谷美玲の家から着替えを持ってきてあげたのね。だけど、これがダッサいジャージ。こんなのはこの病院に似合わないし、成田凌が見舞いに来てくれたとしても、そんな格好じゃとても会えない。なので、お洒落な部屋着を研究して、買ってきてもらう、という話になります。で、結局ブルゾンちえみも、自分用に同じルームウェアを通販で買ってしまうのだった。



景 子「佐藤さん」



景 子「荷物、届いてますよ」



聖 良「あっどうも、ありがとございます」



景 子「ジェラートピケ買ったんですか? 私も持ってますよ」



聖 良「そうですか、それはどうも!」



聖 良「お世話さまでした」




 純 「佐藤さんも買ったんですか?」
満 子「そっかそっか、彼氏がいつウチに来ても良いようにね」



聖 良「何言ってるんですか、友達に頼まれたやつですよ友達に」



満 子「そうなのぉ」


 これね、観ているうちにブルゾンちえみがどんどん可愛くなってきますからね。それにしても、yamabosiさんもコメント欄に書かれていたとおり、安座間美優の立ち位置がよく分からない。でも彼女がラストをこうやって閉めてくれることで、全体的にオシャレにまとまる効果はあると思う。安座間さんもしっかり大人の仕事をするようになった。


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 以上のネタをマクラとしてから本題に入ろうと思ったが、ちょっと配分を誤ったな。仕方ない。次回は一気にAct.14レビューを完結までもっていく所存であります。よろしく。じゃあ今日はこのくらいで。




いまの内部太陽系 新たな伝説を作れ!