実写版『美少女戦士セーラームーン』ファンブログ


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【第429回】プリンセスこまめに営業中の巻(沢井美優)

 

 

 

1. 歌姫モデルの現在(清浦夏実リターンズ)

 


なんとなく書きそびれていたが、うさぎちゃんのクラスメートの桃子こと清浦夏実の話。突然ブログで「次のライブを最後に私は(当分)歌いません」と宣言したのが去年の春であった(ここ)。
その後はもっぱら地元、千葉でベイエフエムを中心に音楽番組のDJとして活躍、リスナーからも好評のようだ。でも、離れた場所に住むファンとしては、単純に「ながらく休業中」という印象が強い。ぼつぼつ更新されていたブログも、番組ネタとドメスティックな話題が多くて、番組を聴けない名古屋で読んでいても、いまいちピンと来なかった。
それがこの春の大学卒業を機に、なんとなくソワソワしている。まず2013年4月18日づけのブログ。タイトルは「すこぶる順調」。

 


なんか最近仕事が順調です。
昨日も仮歌をとったのですが、これがなかなかかっこ良くて。
大体今までの流れは
曲を聴く→歌詞を書く→仮歌を入れる→
オケをレコーディングする→歌をレコーディングする→MIX→マスタリング
と、いうのが私の曲が出来るまでのスタンダードな流れでして、
歌に関しては徐々に固めていって
最終的に「いいものできたー!」って感じだったのですが、
この曲は仮歌の段階ですごく掴めた感じがしています。
こんなにすんなり身体に入るのは初めてだったなぁ。
オーダーメイドの服を着るような感じ。
すごく可能性を感じています。
この曲のことはまた完成したときにお話をしますね。
明日もお仕事が楽しめますように!
「すこぶる順調」2013年4月18日


別に「歌手活動の封印を解きます」みたいな発言もなく(FM番組で言っているなら別だが)さらりとレコーディングの話題である。これは実質的な音楽活動の再開宣言と受けとって良いのかな。
さらに先日、2013年7月4日のブログ。この日は清浦さん23歳のお誕生日だったわけだが、「またひとつでっかくなっちゃった!!!」という報告とともに、次のようなメッセージが届けられた。
ご存じない方のためにちょっと注釈しておくと、彼女は、歌手としては日本ビクター系列のフライングドッグに所属している。もともとビクターのアニメ関連コンテンツ部門から発展した会社で、現在も基本はアニメの音楽・主題歌を扱っており、彼女自身も、これまで出したシングル曲のすべてがアニメのテーマ曲である。先輩には菅野よう子と坂本真綾がいて、年齢的に近いところで声優・歌手の中島愛がいる。みなさん、十把一からげに「アニソン」と括られがちなジャンルにおいて、個性と才能を発揮して、それぞれにユニークな地位を築かれた方々である。ひょっとすると清浦夏実は、そういう人たちと自分を引き比べて悩んでいたのかもしれない。


ひょんな流れで17歳でCDデビューをして、
いただいたお仕事を一生懸命頑張って参りましたが、
何の為に頑張るのか、未来を見ずに、
考える猶予もなく進んできてしまっていました。



頑張っていても、
アニメシーンでは端っこの方で、
かといって音楽シーンにも入れなくて、
自分の位置に歯がゆく思う事もありました。

でも、それも今思えば
私にしか出来ない稀有なポジションなのかもしれません。

そして段々、作詞やレコーディングをしていくと
もっといろんな音楽を作りたいという欲も出てきました。
こんな風に考えられるようになったのは
作品を楽しみに待ってくださる皆さんがいてくださったからです。

自分の思っている事をうまく伝えられず、
ぐずぐずしていた10代の私に見せてあげたいくらいです!

これからは、
たとえ自分が死んでも、
何年も先の未来でも聴いてもらえる作品を作っていきたいと思っています。

そして23歳は、夏実の『実』を実らせて、
皆さんが応援してよかった!と思えるような素敵な大人のレディになりたいです!
「23歳。」2013年7月4日


そして現在、ブログでは「23歳の夏休みの宿題」として、デビュー作から順々に自作解説を書いている。これがまた、ちょっとすごい内容。例えばセカンドシングル『旅の途中』(アニメ『狼と香辛料』オープニング曲)について。


このシングルはアニメの人気のおかげで火が付き、
当時出荷が追いつかなくなる状況になったそうです。
その話を聴いて、「この結果は自分の力ではないのだ」
と、18歳の私は悔しくて泣いたのをよく憶えています。
「清浦夏実クロニクル2」2013年7月22日


アニメの人気で主題歌CDも売れ行き順調。それを喜ぶどころか、自分の非力さに悔し涙を流したという、いかにも清浦夏実な話である。何も泣くことはないと思うが、でも、この子のこういうところが私は大好きだ。
ともあれ、こうした過去の総括も、再始動に向かっての露払いみたいなものだろう。年内には新曲が聴けることに期待したい。カンバック清浦!



てことで、これからの桃子に注目しつつ、今回はプリンセスのお仕事ふたっつ。

2. 錦糸町のプリンセス


まずは2013年7月13日にテレビ朝日の土曜ワイド劇場で放送された西村京太郎スペシャル「秩父SL・3月23日の証言〜大逆転法廷!!沿線の洗濯物に秘密が 十津川警部VS黒い帽子の女!」(プロデューサー:高橋浩太郎exテレ朝・河瀬光ex東映/脚本:坂田義和/撮影:原秀夫・岩田憲/照明:木川豊/監督:村川透)。



西村京太郎の十津川警部シリーズって、とにかくむちゃくちゃ本数が多くて、三橋達也(初代)/高橋英樹(二代目)主演の土曜ワイド劇場「西村京太郎トラベルミステリー」(テレビ朝日・東映)と、渡瀬恒彦の「西村京太郎サスペンス」(TBS・テレパック)の二大シリーズを中心に、これまでミステリーあるいはサスペンスドラマで十津川警部を演じた俳優は10人を下らないという。すごいですね。
ただ私はトラベルミステリーはあまり観ない。観てても、時刻表トリックの意味がよく分からないんです。もともと時刻表の見方が分からなくて、ふだん出張とかでいろいろ調べても、思った時間に行くべき目的地に行けたためしがなかったくらい。でも最近は、ネットの路線検索で出発地と目的地を入れれば簡単に行き方を教えてくれるので、迷わなくなった。便利な時代になりました。って何の話だよ。



そんなトラベルミステリ音痴の私にも、今回の話はすごく分かりやすかった。練馬区で殺人が起こり、取り調べを受けた容疑者のイラストレーター戸川雅夫(窪塚俊介)はあっさり罪を認める。殺害状況と自供内容はよく一致し、現場から指紋も検出され、事件はスピード解決。あとは裁判の日を待つばかり。
と思っていたら、なんと裁判の直前になってアリバイの証人が現れた。殺害当日、容疑者が熊谷駅で秩父鉄道のSLに乗り、さらに終点の三峰口の改札で駅員と話している姿を、知人のカメラマンが目撃していたのである。



恋人らしい女と二人連れだったので、声をかけるのをためらったが、容疑者に間違いないという。もし証言どおり彼がその日、秩父鉄道で蒸気機関車の旅を楽しんでいたのなら、練馬での殺人は不可能だ。
十津川(高橋英樹)はひとまず、問題の熊谷初のSLに乗ってみる。



パレオエクスプレス。なんでこんな汽車が熊谷駅から出ているのか、私は知らなかったんだが、こっちよ!研究員に聞いてみたら、前回のコメント欄のようなご返事をいただいた(丸投げ)。こんな列車をアリバイに使うとはまた派手だ。しかもこんな派手なアリバイがあるのに、それを隠していたのはなぜか。改めて取り調べても、容疑者は黙秘を貫き、一緒にいた女が誰であったのかさえ語ろうとしない。恋人を巻き込むまいとかばっているのか?しかし証言がなければ、彼は殺人容疑を免れないのである。
十津川は不審に思いながらも、とにかく同行の女の身元を割り出そうとする。しかし女は「つばの広い黒い帽子」をかぶっていたそうで、目撃者もその顔をよく見てはいない。苦労のすえ、ようやく容疑者が最近、錦糸町のクラブに通い詰めていて、そこのママを熱心に口説いていた、という情報を得る。十津川はさっそく、そのクラブCHARME(シャルム)に向かう。店のドアには求人チラシが。



カウンターで「いらっしゃいませ」と愛想を振りまく女の子(沢井美優)の役名が分からないので、以下「うさぎ」としておく。

 


うさぎ「いらっしゃいませ。どうぞ」
十津川「あれ、ママは?」
うさぎ「煙草を買いに。すぐ戻ります」



十津川「ああ、この間、ママと似た人を見かけたんだよ。つばの広い黒い帽子を被っていてさ」



うさぎ「だったらママじゃないですか?ママは日焼けをするのが嫌だって、つば広帽子を幾つも持っていますから」
十津川「ああ」


カウンターからボーイが「お前あいかわらずしゃべりすぎなんだよ」みたいな表情でうさぎを睨みつけている。どうもこの子、気だては良くて話し好き、というか、スキャンダルやゴシップ話が大好きで、つい余計なことまでぺらぺらしゃべってしまうタイプらしい。と、そこへママの理恵(秋本祐希)が帰ってくる。


 


理 恵「いらっしゃいませ」
十津川「篠田理恵さんですね。ちょっとお話うかがいたいんですが」



理 恵「あなた何話したの?」
うさぎ「いえ、何も……」


いきなり「あなた何話したの」である。こいつ何か喋ったな、と目をつけられているのだ。日頃どんだけおしゃべりなんだよ。しかも、ここで釘を刺されてもなお、好奇心を抑えられないらしく、うさぎはこの後の十津川警部とママのやりとりも、なんだかんだと耳をそば立てて聞いているのである。


十津川「あの、戸川雅夫さんご存知ですよね。こちらの店によくいらしてた」
理 恵「ええ」
十津川「単刀直入におうかがいします。3月23日、戸川さんと一緒にパレオ・エキスプレスに乗っていらっしゃいませんでしたか?」
理 恵「パレオ・エクスプレス?」
十津川「ええ、秩父鉄道を走っているSLです。戸川さんその日、女性と一緒だったそうなんですが」



理 恵「私ではありません。私は戸川さんにもSLにも興味はありませんから」




十津川「あなた、黒いつばの広い帽子をお持ちでしたよね」



(キッとうさぎを睨むママ)



十津川「では3月23日、午前10時頃あなたはどちらにいらっしゃいました?」
理 恵「憶えていません」
十津川「正直に話していただけませんか、あなたにご迷惑は」
理 恵「違うって言っているでしょ!」

 


と、そこへお客さんたちがぞろぞろ入って来る。そそくさと出迎えるうさぎ「いらっしゃいませ」。ママも十津川にきっぱり「帰ってください」と背を向け、お客さまの接待へ向かう。
十津川警部の感触では、やはり真犯人は容疑者のイラストレーター戸川雅夫(窪塚俊介)で、熊谷で蒸気機関車に乗ったと見せかけたのはアリバイ作りに間違いないが、それを隠す意図はわからない。この事件には、何かしらもう少し奥がありそうだ。

 


十津川「戸川と一緒にパレオ・エクスプレスにいたのは篠田理恵と思うんだが、アリバイ作りに協力した後ろめたさからか、認めようとしない。警察には頑として口を割らない気だ」
理 恵「そうですか……」



理 恵「あの、お店には従業員募集の貼り紙があったんですよね」


おずおずと申し出たのは、若くてきれいな久保田あかね刑事(伴杏里)。『謎解きはディナーのあとで』第一話で、名もなき犯人、通称「白い靴子さん」を演じた方である。



ということで、久保田刑事は新人ホステスに扮して潜入捜査へ。いや申し出たのが山村紅葉でなくて本当に良かった。というか十津川警部シリーズって、ふつうの刑事がこういう潜入捜査をやってしまえるようなファンタジックな世界観の話だったのか。まあいいや。ともかくそのおかげで、再びクラブ「シャルム」が登場、われらがプリンセスは、久保田刑事に貴重な情報を提供する口の軽い女として、もうちょっと活躍するのでありました。

 


理 恵「チアキちゃん、ちょっと」



久保田「はい」



理 恵「あのね、念のために言っておくけど、刑事さんが来て、私のこと、あれこれ聞くかも知れないけど、どんな質問にも一切、答えないで」
久保田「はい」
理 恵「いいわね」
久保田「分かりました」



╳    ╳    ╳

久保田「あのさぁ、昨日ママから“刑事さんたちには何も言わないように”って言われましたけど、あれはどういう……」



うさぎ「それはね、ウチに来てた戸川さんていうお客さまが事件を起こして逮捕されたのよ。そのことで刑事が来て、ママに“事件があった日、戸川さんと一緒に居なかったか?”って」



久保田「それで?」



うさぎ「ママはお金持ちな人としか付き合わないから、違うと思うんだけど」
久保田「その戸川さんていう人に恋人は?」
うさぎ「いないでしょ。いつか訊いたことがあるの」


╳    ╳    ╳

うさぎ「恋人はいらっしゃらないの?」
戸 川「高校の時に同級生に好きな人がいたけど、告白できなかった」



うさぎ「そうなんだ」
戸 川「その子いまや売れっ子のモデルになっててさ」


╳    ╳    ╳

うさぎ「“自分とはえらい違いだ”ってぼやいていたわ」



久保田「じゃあ、その戸川さんと一緒にいた女性は……」



うさぎ「ホント言うとね、ひょっとしたらママかも知れないの」
久保田「えっ」
うさぎ「事件の前の日、戸川さんが店にきたとき……」


╳    ╳    ╳

戸 川「じゃあ明日、熊谷駅で」
理 恵「ええ」



戸 川「ごちそうさま」
理 恵「いつもどうも」
うさぎ「ありがとうございました」




╳    ╳    ╳


うさぎ「……ママと戸川さんが待ち合わせをしていたのは確かなのよ」


これで、帽子の女が理恵ママであることはほぼ確実になった。では戸川はなぜ、そうやって偽証を頼み込んで作ったアリバイを伏せ、殺人の罪を自白して裁きを受けようとしているのか。その真意は?
ということだが、沢井美優の出番がここまでなので、そういうことに興味のある人は再放送のときに見るか原作を読むかしてください。ごめんね。


3. 高梨さんリターンズ


前々回に紹介したNHK教育テレビ/NHKワンセグのショートドラマ『高梨さん』第15話だが、まだ沢井美優の出番に続きがあったので驚いた。ていうか、ご本人がブログで第15話と第17話に出演って書かれていましたっけ。その第17話「気になる彼は……」がこのたび、2013年7月22日に地上波で放送された(制作統括:小宮善彰・神山明子/原作:大田基之/脚本:吉田ウーロン太/演出:瑠東東一郎)。



沢井美優の役は、第15話と同じ韓流ドラマ『愛のサムギョプサル』のヒロインである。高梨さんは本放送を見逃したらしく、このあいだの第15話では、東幹久の家にあったDVDを鑑賞していた。でも、どうやら地上波でも再放送されたらしくて、今回は自宅でテレビを観ている。



高梨さんは、大部分はDVDで鑑賞ずみであるが、なにせ肝心の最終回を見逃してしまったので、今回もテレビに齧りつくように熱心に観ている。でもやっている内容は、当たり前だが一緒である。主人公の二人は、あいかわらず川岸で焼き肉を食べながら、お互いの真情をさぐるディスカッションに余念がない。

 


ミョンサン「ずっと言えなかったことがある」



ヨンミ「何?ミョンサン(もぐもぐ)」
ミョンサン「俺は……俺は……本当は」


 


ほんとに前と一緒だな。ちょっとがっかりであるが、ともあれ、次回はいよいよ最終回。いったい二人はどうなるのでありましょうか。高梨さんもドキドキである。
だが、その最終回オンエアの当日、とてつもない大事件が起こる。



放送前、高梨さんは、近くの大型スーパーマーケットに買い物に向かったんだけど、何かの拍子で商品を床に落としてしまう。すると、その場に居たスマートなクマの着ぐるみの人が、落とし物を拾ってくれた。いったい何の宣伝活動であろうか。



お礼を言ってその場を立ち去る高梨さんが、ふともう一度ふり返ると、クマの人は、暑さのあまりか着ぐるみの頭部を脱いでいた。その顔を見て、腰を抜かすほど仰天する高梨さん。

 


高梨「ミョンサン!?」

 


茫然自失の状態で帰宅する高梨さん。
家に帰ると、いよいよ『愛のサムギョプサル』最終回がはじまる。
前回までは、肉が食べごろに焼けると、自ら箸で愛するヨンミの口へ運んでやっていたミョンサンだが、さすがに最終回ともなると、やや興奮気味なのか、焼けた肉をガツガツ自分の口に放り込んでは手酌で呑んでいる。

 


ミョンサン「俺は君の父親に復讐するためにミョンサンになりすましたんだ」
ヨンミ「ミョンサン、冗談でしょ(もぐもぐ)」



ミョンサン「すまないヨンミ。でもお前を本当に愛して……」
ヨンミ「いや!そんな話をされて何を信じればいいの(もぐもぐ)」
ミョンサン「俺の両親はお前の父親に殺されたんだ!」
ヨンミ「お父様を悪く言うのはやめて(もぐもぐ)」



ヨンミ「私だってあなたに騙されて人生がめちゃくちゃよ(もぐもぐ)」



だがしかし、高梨さんの心は上の空。せっかくの最終回なのに「ミョンサンがうちの近所のスーパーで、クマの着ぐるみを着てバイトしている」と思っただけで、もう夢見心地。



でもまた、なんでこんなところにミョンサンが。ひょっとして、実はあまりお金がないので、撮影の合間に日本に出稼ぎにきているのかも、などと妄想しているうちに、『愛のサムギョプサル』は終ってしまった。またまたラストシーンを見逃してしまったわけだ。

 


高梨「あ、えっ、どうなっちゃったの」


残念でしたね高梨さん。
そういえば最近の韓国のテレビドラマ界は荒れているようだ。脚本家やスターのギャラが高騰して制作費が圧迫されるなか、不良外注会社が跋扈して低料金で制作を請け負い、最終的にはバックレて、けっこう人気ある俳優も、ギャラ未払いで訴訟を起こしたりしているらしい。かつて光州事件を取り上げたドラマ『砂時計』(1995年)で平均視聴率45%を叩きだしたカリスマ演出家・プロデューサーのキム・ジョンハク(金鍾學)も、最近はなかなか上手く行かず、セット代やギャラの未払いに追いつめられて自殺してしまったみたいだ。
といって、韓流スターが日本のスーパーで着ぐるみのバイトをやるわけもないわけだが、もう高梨さんのアタマの中では、あの人はミョンサンであると認定されてしまった。なので最終的には、きっちり化粧して、プレゼントの花束をもって、ハングル講座のテキストも抱え、韓流ファンであることをアピールしつつ、クマの着ぐるみのもとを再訪するのである。



それで「アンニョンハセヨ」とか言いながら色紙にサインして貰おうとするんだが、もう沢井美優は出てこないので、悪いけど後は省略します。



 

4. マーキュリー・ライジング


さて、今回もごちゃごちゃ書いているうちにDVDレビューをやっている余裕がなくなっちゃった。来週はなんとか再開したいです。
最後はやはり、泉里香の『仮面ライダー鎧武』出演をひとこと寿ぎたい。ライダーのセミレギュラーである。まあ皆さん同意見だろうが、沢井美優ならOK、あと小松彩夏でもアリだ。しかし里香の特撮番組復帰は、まずあり得ないよな、と勝手に思い込んでいただけに嬉しい。
仮面ライダーのお姉さん役というと、なんといっても小林靖子脚本作品『仮面ライダー電王』(2007年)の、野上良太郎の姉、愛理(松本若菜)の印象が強い。
『電王』で野上良太郎を演じた佐藤健は、身長(公称)170cmとライダー俳優としては小柄だったけど、そのおかげで松本若菜の「お姉さん感」が引き立つ結果になったと思う。今度ライダーをやる佐野岳も、だいたいタイプとしては同系列みたいに見えますので、ぜひ泉里香をバックアップして、出番を増やしてやってほしい。というわけで、本日は『ショムニ2013』第3話の画像とともにお別れです。